MISC - 上原 巌
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連載:森林療法最前線 東京・高尾の山での癒し+道づくりのワークショップ
上原 巌
現代林業 2008年1月号 36 - 41 2008年01月
記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他) 出版者・発行元:全国林業改良普及協会
2007年6月に東京・高尾の分収林において、リラクセーションや道づくりのワークショップを行い、そのワークショップ中の唾液アミラーゼの変化や心理変化の様子を報告した。ワークショップの結果からは、通常の山林においても作業療法やリラクセーション環境としての利用が可能であることが示された。
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国民参加の森林づくりシンポジュウム 子どもと森をつなごう
上遠恵子,上原 巌,小西貴士,岡 信一,佐田智子
グリーンパワー 2008年01月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他) 出版者・発行元:森林文化協会
2007年10月27日に松山市愛媛県武道館で開かれた「国民参加のシンポジュウム 子どもと森をつなごう」において、ドイツにおける「森の幼稚園」(Waldkindergarten)の事例における保育効果や、日本における可能性を基調報告したほか、身近な森林環境を利用した子どもの保育・教育についてパネルディスカッションをした結果をまとめた。
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連載:森林療法最前線 北海道における森林療法の取り組み②
上原 巌
現代林業 2007年12月号 36 - 39 2007年12月
記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他) 出版者・発行元:全国林業改良普及協会
北海道における森林療法の取り組みとして、鶴居町の山崎山林での事例と中頓別町における事例を取り上げた。
山崎山林は、私有林であるが、天然落葉広葉樹林下にトドマツ、アカエゾマツの植栽なども行い、複層林化を目指しているほか、タンチョウヅルの飛来する湖沼や、アイヌのチャシ(砦・祭事場)などの遺跡も保存されており、林業施業を行いながらの保健休養事業を展開している事例である。
また、中頓別町では、地域の中頓別病院の医師が中心になり、地域の温泉資源、アカエゾマツを中心とした森林資源を活用したNPO法人による森林療法の活動が展開されており、地域における健康増進と森林活用の事例として記述した。 -
連載:森林療法最前線 北海道における森林療法の取り組み①
上原 巌
現代林業 2007年11月号 34 - 37 2007年11月
記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他) 出版者・発行元:全国林業改良普及協会
北海道における森林療法の取り組み事例として、上川郡下川町の事例を取り上げ、当地のNPO法人の活動概要とその特徴、また今後の可能性について報告した。
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学会報告:森林療法研究会全国大会
上原 巌
AROMA RESEARCH 18 ( 4 ) 94 - 95 2007年11月
記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他) 出版者・発行元:
2007年8月に長野県信濃町で開催された森林療法研究会の全国大会の内容について報告した。
大会では、10団体の発表と4件の個人発表が行われ、団体発表では、地域における健康増進、自然体験と森林療法のタイアップ、心療内科と自然療法のタイアップ、保養事業としての試みの4カテゴリーが発表され、個人発表では、身近な里山を活用した病院の事例、森林における音楽療法を行った事例、森林療法とホリスティック医学、森林療法の現状と課題についての発表が行われた。
大会全体のまとめとして、今後は森林療法に供する森林環境のあり方と、それを担う人材の確保について慎重に検討していく必要性があることが確認された。 -
連載:森林療法最前線 視覚障がい者との森林体験の事例
上原 巌
現代林業 2007年10月号 38 - 41 2007年10月
記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他) 出版者・発行元:全国林業改良普及協会
宮城県仙台市郊外の県立七ツ森森林公園を利用し、視覚障がい者を対象に森林体験を行った事例を報告した。
ワークショップを実施した結果、障がい者を対象とした森林体験では、森林環境の持つ多様な空間が体験できるよう、各障がいを考慮したインストラクションや説明を行う必要性があり、また単にユニバーサルデザインやバリアフリーといった要素にこだわるのではなく、できうる限り自然条件での体験ができるように企画、配慮を行うべきであることが視覚障がい者の参加者より示された。 -
連載:森林療法最前線 森林療法研究会の研修
上原 巌
「現代林業」 2007年9月号 32 - 35 2007年09月
記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他) 出版者・発行元:全国林業改良普及協会
森林療法研究会における、森林療法の担い手研修、実際の症例(化学物質過敏症)の研修会の2つの事例を取り上げ、現在における森林療法のニーズ、課題についても記述した。
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連載:森林療法最前線 著名人の森林保養②
上原 巌
現代林業 2007年8月号 38 - 41 2007年08月
記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他) 出版者・発行元:全国林業改良普及協会
ベートーベンのウイーン郊外の保養地バーデンでの滞在事例について、彼の日記の記述などから紹介した。また、夏目漱石、神谷美恵子、ベートーベンの3人の事例の共通点として、いずれも治療の困難な疾患や障がいの転地療養を目的として、自然・森林環境下での保養が行われ、その結果として、精神面での保養効果や安定化が得られたことをまとめた。
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著名人の森林保養① 連載:森林療法最前線
上原 巌
現代林業 2007年7月号 38 - 41 2007年07月
記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他) 出版者・発行元:全国林業改良普及協会
夏目漱石(1867-1916)、神谷美恵子(1914-1979)の2名の自然保養地での森林保養の事例を当時の資料をもとに記述した。
夏目漱石の事例では、大都市ロンドンから、スコットランドの保養地ピトロクリ(Pitlochly)に転地保養し、その滞在が好ましかったこと、神谷美恵子の事例では、結核の治療に軽井沢に転地療養し、回復したことなどを報告し、自然・森林環境における保健休養の意義を述べた。 -
ドイツの自然保養地ゲーレン
上原 巌
現代林業 2007年7月号 1 - 6 2007年07月
記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他) 出版者・発行元:全国林業改良普及協会
ドイツ北東の海浜保養地ゲーレンの概要をはじめ、当地のブナ林を主体とした自然保護区の森林環境について、また当地における保養散策、健康増進などについて、写真を織りまぜながら報告した。
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健全で美しい森林の効用 その保健休養機能の研究
上原 巌
新・実学ジャーナル ( 44 ) 1 - 3 2007年07月
記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他) 出版者・発行元:東京農業大学
森林環境の持つ保健休養機能について、その医療、福祉、カウンセリング分野等における事例、またそうした保健休養機能の高い森林環境の条件や、森林美学上の観点などについて記述した。
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連載:森林療法最前線 「住宅地における里山の再生と福祉利用の試み③」
上原 巌
[現代林業」2007年6月号 36 - 39 2007年06月
記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他) 出版者・発行元:全国林業改良普及協会
神戸市における、放置林に除伐、間伐、散策道づくりなどの保育・整備作業を行いながら、森林での保健休養(森林療法)を実施した結果、知的障がいを抱えた参加対象者には、多動行動や異常行動の減少が、また精神障がいを抱えた参加対象者には集団行動やリラクセーションに積極的に関わるなどの変容がうかがえ、両障がい者ともに、他者とのコミュニケーションが促進されるようになったことなどを報告した。活動にあたった地域のボランティア参加者にも、里山の整備を通して、それまでにみられなかった新たな地域コミュニティが形成されたこと、また新たな課題などもあわせて報告し、里山の再生を核とした福祉活動と地域づくりの1モデルとして提示した。
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連載:森林療法最前線 住宅地における里山の再生と福祉利用の試み②
上原 巌
現代林業 2007年5月号 34 - 37 2007年05月
記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他) 出版者・発行元:全国林業改良普及協会
神戸市郊外の住宅地に隣接するアカマツ・コナラ・アベマキを主とする二次林を再生しながら、当地における社会福祉施設(利用者は知的、精神、発達障がい者)における森林療法の取り組みの流れ、内容などについて記述した。
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森林環境の持つ保健休養の解明アプローチとその活用
上原 巌
森林技術 2007年5月号 22 - 23 2007年05月
記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他) 出版者・発行元:日本森林技術協会
九州大学で2007年4月に行われた第118回日本森林学会大会のテーマ別セッション:森林環境の持つ解明アプローチとその活用の内容(生理・心理分野などの基礎的研究、研究手法プログラム作成、臨床事例など)について報告し、森林環境の保健休養機能の持つ複雑な環境因子へのアプローチと、臨床研究の今後の2つの研究テーマの方向性、および社会における利用の可能性ついて記述した。
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連載:森林療法最前線 住宅地における里山の再生と福祉利用の試み①
上原 巌
現代林業 2007年4月号 34 - 37 2007年04月
記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他) 出版者・発行元:全国林業改良普及協会
兵庫県神戸市郊外に30年以上放置されていたアカマツ・コナラ林の二次林を整備しながら、社会福祉利用と地域住民の健康作りを目指したプロジェクトの事例を報告した。
放置林内のゴミ拾い、踏査、枯損木の除去、除伐、間伐、散策路作り、休養空間作りといった整備作業から、森林空間の整備の進行に伴って、レクリエーションなどのワークショップができるようになるまでの経過を報告した。 -
地域の森林環境を活かした健康づくりと福祉利用 -高知における森林療法の可能性- pp.1-26.
上原 巌
平成18年度 四国森林・林業研究発表集 2007年04月
記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他) 出版者・発行元:四国森林管理局
森林療法の概要と、現在までの国内各地での事例を取り上げ、地域の身近な森林環境を活用しての健康増進の方法やその効果、また適地の条件について報告し、さらに四国・高知における森林療法の今後の展望、可能性について述べた。
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連載:森林療法最前線 身近な森林環境を利用したメンタルヘルスと健康づくり-ビジネスマンを対象として-
上原 巌
現代林業 2007年3月号 34 - 37 2007年03月
記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他) 出版者・発行元:全国林業改良普及協会
都市部の企業から社員のメンタルヘルスの一環として、森林環境での保養の依頼を受け、森林療法のワークショップを行った結果を報告した。
ワークショップは、都市郊外の森林公園を利用して行い、午前中は個人で森林で過ごすプログラムを、午後はグループで過ごすプログラムを行う日帰り-1日の内容であった。
ワークショップの結果、12人の対象者(任意による参加者)には、緊張や興奮、疲労感、抑鬱感、不安感の緩和・減少と、爽快感の向上がそれぞれ認められ、特に不安感の減少効果が著しく認められた。
これらの結果から、身近な森林環境を利用しても、一般企業人を対象としたメンタルヘルス、健康づくりの可能性があること示された。 -
いわいずみ癒しマニュアル
上原 巌
2007年03月
記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他) 出版者・発行元:岩手県岩泉町
岩手県岩泉町における森林療法実践にあたっての指導者養成テキストとして作成した。
テキストの内容は、岩泉町の森林の概要と特徴、森林療法の概要、森林の保健休養機能についてこれまでにわかってきていること、森林の癒しの理由、森林療法の意義、環境設定、森林療法に必要とされるもの、実際のプログラム立案・作成・実行上の留意点について、プログラムの種類、町内のおすすめの森林環境などについて記述した。
A4版 46頁 -
平成18年度 国土施策創発調査 豪雪地帯における安心安全な地域づくりに関する調査
平成18年度 国土施策創発調査 豪雪地帯における安心安全な地域づくりに関する調査 検討委員会
2007年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他) 出版者・発行元:林野庁
平成18年度国土施策創発調査として実施された、「豪雪地帯における安心安全な地域づくりに関する調査」受託事業の報告書である。調査は、平成18年度の豪雪被害で浮き彫りとなった豪雪地帯の集落機能の低下や、雪処理の担い手不足等の課題に対処するため、平時の交流を基として緊急時の雪処理の担い手を含めた広域応援体制の活用・構築に関する検討を通じて、安心・安全で持続可能な豪雪地帯の形成を図ることを目的とした。
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連載:森林療法最前線 森林療法の医療グループ結成
上原 巌
現代林業2007年2月号 38 - 41 2007年02月
記述言語:日本語 掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他) 出版者・発行元:全国林業改良普及協会
「森林療法」に関心を持つ医療関係者の増加と、2006年6月に長野県軽井沢町で結成された森林療法研究会・医療部会の様子、天竜病院における、病院近接の県立森林公園を活用した森林療法の事例、東京の心療内科医による保養地の森林を活用した森林療法の事例、身近な里山を活用した知的、精神障がい者のデイケア・プログラムの事例などを報告した。