講演・口頭発表等 - 辻井 良政
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アルファ化米の理化学的特性について
三木崇広, 高野克己, 矢冨伸治, 辻井良政
日本食品科学工学会第64回大会 2014年08月
開催年月日: 2014年08月 - 2015年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
アルファ化米の米飯は炊飯米に内部構造は似ていたが、粘りや還元糖量において低い値を示した。また、アルファ化米間においても傾向に違いがみられた。
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アスコルビン酸によるアントシアニンの退色促進について
江崎正信、 野口治子、辻井良政、 津久井亜紀夫、 高野克己
日本食品科学工学会第61回大会 2014年08月
開催年月日: 2014年08月 - 2015年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
デヒドロアスコルビン酸は、加熱が加わることによって,アントシアニンに対して強い退色作用を示すことが示唆された。
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雪冷熱エネルギーを活用した籾および玄米の食味保持について
三木崇広、辻井良政、 高野克己
日本食品保蔵科学会第64回大会 2014年06月
開催年月日: 2014年06月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
糊化特性試験、炊飯特性試験、米胚乳酵素活性量測定では冷蔵庫貯蔵に比べ雪室貯蔵は貯蔵前に近い値を示した。しかし、米飯物性値は初発に比べ硬くなり、付着性が低下する傾向を示した。以上の結果から、雪室貯蔵を行なったお米は冷蔵庫貯蔵よりも鮮度がより保たれていることがわかった。
発表者: -
米,小麦およびジャガイモのデンプン粒表層タンパク質について
丸山慶輔、野口治子、内野昌孝、高野克己、辻井良政
日本食品保蔵科学会第63回大会 2014年06月
開催年月日: 2014年06月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
未発酵および発酵8~12ヶ月で高いプロテアーゼ生産性を示す分離菌が得られた。セルラーゼ生産菌は未発酵のデンプンからは分離されず、発酵2ヶ月では4株、8~12ヶ月では16株、完成品では3株分離され、発酵8~12ヶ月の菌株で高いセルラーゼ活性を示した。
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米飯の食味および米胚乳酵素活性量に対する出穂後積算気温の影響について
辻井良政、川原真由美、高野克己
日本農芸化学会 2014年度大会 2014年03月
開催年月日: 2014年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
切り分けた米飯切片を溶解しヨウ素呈色の最大吸収波長の測定した結果、660nmの吸光度は、生米>内層>外層の順に吸光度が高くなった。すなわち、米飯の内層より外層の方がアミロペクチン分解物を多く含んでいることが推察された。
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蒸米および餅に適する糯米品種の特性について
渡邊 香、辻井良政、 高野克己
日本農芸化学会 2014年度大会 2014年03月
開催年月日: 2014年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
炊飯に比べ、水分の少ない状態で調製する蒸米では全体的に細胞壁の損傷が少なく、また、蒸煮中の細胞壁多糖分解酵素の活性量の違いにより、細胞壁の分解度に差が生じることが蒸米の硬さを左右しているのではないかと推察された。
発表者: -
稲の登熟温度が及ぼす米胚乳酵素活性量の変動の分析
辻井良政、後藤 元、 浅野目謙之、高野克己
日本食品分析研究会 2013年09月
開催年月日: 2013年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
α-アミラーゼ活性量と食味官能値(総合)との関係を見ると、2009年および2011年産米には有意な正の相関関係が見られた。2010年産米ではα-アミラーゼ活性量が低く、食味官能値(総合)との関係性は低かった。
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蒸米および餅に適する糯米品種の特性について-2報-
渡邊 香、北澤敦子、辻井良政、 高野克己
日本食品分析研究会 2013年09月
開催年月日: 2013年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
物性の異なる2品種を用いた蒸米の凍結切片の観察より、餅と蒸米では内部構造の違い、タンパク質の局在性に差異が見られ、物性に影響する要因が異なると推察された。
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米飯の食味および米胚乳酵素活性量に対する出穂後積算気温の影響について
辻井良政、岩淵 優、後藤 元、浅野目謙之、高野克己
日本食品科学工学会大会第61回大会 2013年08月
開催年月日: 2013年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
刈り取り適期期間以降の積算気温900℃付近では各品種とも米胚乳酵素活性量が高く、特に「外観」および「粘り」との関係性が高まって食味官能値(総合)が高まる傾向にあった。
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蒸米および餅に適する糯米品種の特性について
渡邊 香、北澤敦子、辻井良政、 高野克己
日本食品科学工学会大会第60回大会 2013年08月
開催年月日: 2013年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
蒸米適性の高い品種は精白米のタンパク質含量が多く、澱粉分解酵素の活性量が少ない特性を持つことが示唆された。一方、餅は硬くなりやすい加工特性を重視すると、タンパク質含量が少なく、澱粉分解酵素の活性量が低く、糊化特性値の高い特性であると示唆された。
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糯米の加工特性に影響する胚乳酵素作用の解析
渡邊香、辻井良政、飯島健、野口治子、内野昌孝、高野克己
日本食品科学工学会 関東支部大会 2013年03月
開催年月日: 2013年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
蒸米の経時的な切片の観察より、外側から糊化していく様子が確認された。また、米胚乳酵素は蒸煮中80℃程度まで作用することが示唆された。一方、蒸煮前後のアミノ酸量は変化しなかった。
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異なる米から調製した米飯の性状変化
渡邊香、川原真由美 、辻井良政、高野克己
日本農芸化学会 2013年度大会 2013年03月
開催年月日: 2013年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
米飯切片の観察で表面の溶出澱粉の状態を確認することが出来た。その表面の形状については、粘りの大きい米飯では厚いおねばと思われる澱粉層が米粒を覆っていた。また、アミラーゼ活性量の低下による澱粉分解量の減少による影響も推察された。
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糯米の産地および生産年における蒸米特性の変動について
辻井良政、井田温子、吉田有希、飯島健、野口治子、内野昌孝、高野克己
日本食品科学工学会 関東支部大会 2013年03月
開催年月日: 2013年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
同じ品種でも生産年によって、蒸米物性などの値に差異がみられた。α-アミラーゼ活性量と蒸米の付着性の間には、いずれの生産年も相関関係があり酵素作用の影響を確認でき、食品加工際の指標として利用できる可能性が示唆された。
発表者 -
米飯の食味および米胚乳酵素活性量に対する登熟温度の影響について
辻井良政、 小渕太智、 三由知英、 後藤 元、浅野目謙之、高野克己
日本食品科学工学会大会 第59回大会 2012年08月
開催年月日: 2012年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
登熟温度と米胚乳酵素活性量との間には相関があること証明した。米飯官能評価と胚乳酵素活性量との間に正の相関も確認でき、食味関わる米胚乳酵素活性量の登熟温度による影響が、米飯食味の変動に関係していると推察される。
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糯米品種間で蒸米の物性が異なる要因の解明
渡邊香、辻井良政、飯島健、 野口治子、 内野昌孝、 高野克己
日本食品保蔵科学会 第61回大会 2012年06月
開催年月日: 2012年06月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
蒸米では硬く粘りの大きい物性が好まれることから、タンパク質含量が多く、酵素活性量の低い品種が蒸米としての適性が高いことが示唆された。
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玄米の鮮度低下による蛍光強度増大に関わる成分について
辻井良政、小林美貴、浅野目謙之、高野克己
日本食品保蔵科学会 第61回大会 2012年06月
開催年月日: 2012年06月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
玄米の糠層だけでなく胚乳の細胞壁も蛍光発光しており、30℃で6ヵ月貯蔵した玄米の蛍光強度が最も強く、貯蔵温度および期間に依存して蛍光を発する物質の増加が考えられた。一つの成分はフェルラ酸の遊離量である。
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デキストラン硫酸ナトリウム誘導マウス大腸炎に対するα化米の抑制効果
紙谷ひとみ、清水純、辻井良政、矢富伸治、真野博
日本栄養・食糧学会 第65回大会 2011年06月
開催年月日: 2011年06月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
アルファ化米の投与によりDSS誘導の大腸炎が抑制されたことから、米には炎症性腸疾患の予防または改善に関与する成分が存在すると考えられた。
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米飯の食味形成に及ぼす澱粉および細胞壁分解酵素作用に関する研究
辻井良政
日本食品保蔵科学会 第60回大会 2011年06月
開催年月日: 2011年06月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(招待・特別)
米飯の食味形成について、これまでのアミロースやタンパク質含量といった理化学成分値量によりも、米の生理活性物質である酵素の炊飯過程中の作用が重要であることを初めて証明した。その酵素の活性量を利用した解析により、品種、産地、気候などの米の特性の酵素学的に証明する手法を確立した。
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米飯表層構造の解析および食味形成への影響について
本間俊充、鎌田和樹、辻井良政、 入澤友啓、野口治子、高野克己
日本食品保蔵科学会 第60回大会 2011年06月
開催年月日: 2011年06月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
良食味といわれる米飯は表層にアミロース画分が少なく、短鎖長が多い分子量50万付近のアミロペクチン分解物が多く、これが粘りの違い、すなわち食味の違いに影響しているのではないかと考えられた。
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米胚乳澱粉分解酵素作用による米飯表層澱粉の形成について
石川裕希、辻井良政、高野克己
日本農芸化学会2011年度大会(未開催) 2011年03月
開催年月日: 2011年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
鮮度の異なる米は、その米飯表層に形成される糊液層の性状や構造に差異があることが推察された。鮮度の高い米は胚乳内酵素活性が高値で、同米飯は粘りと付着性に富み、米飯表層の粘り形成に対する胚乳内在酵素の影響が考えられた。