講演・口頭発表等 - 進藤 斉
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清酒醸造における乳酸菌の役割アルギナーゼの諸性質 国際会議
○服部一成、進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本生物工学会大会(筑波大学 茨城県つくば市) 1993年11月
開催年月日: 1993年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
清酒生から分離したアルギナーゼ活性を有する乳酸菌KA-2を分離し、その酸性アルギナーゼの諸性質について検討した。活性は低温培養時のみ認められた。
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清酒醪の発酵型式が製成酒の香味に及ぼす影響について(第3報)発酵温度と酵母の菌体内アミノ酸 国際会議
○進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本醸造学会大会(大手町JAホール 東京都) 1993年09月
開催年月日: 1993年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
清酒醪の発酵温度と製成酒のアミノ酸組成及び酵母菌体内のアミノ酸組成について検討した。低温醪の製成酒ではMetの構成比が低い分、酵母菌体内のCys構成比が高かった。また各種醸造用酵母を用いて発酵温度と製成酒のアミノ酸組成について検討したところ、これらの傾向は2通の性質であったが、清酒酵母が特に顕著であった
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散麹、餅麹、粉麹に関する研究(第2報)粉麹の主要糸状菌の検索とその酵素生産性 国際会議
○岡田俊樹、進藤 斉、角田潔和、鈴木昌治、吉田集而* 小泉武夫
日本醸造学会大会(大手町JAホール 東京都) 1993年09月
開催年月日: 1993年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
伊豆青ヶ島に現存する芋焼酎用の大麦原料の麹の現地調査を行った。麹の最大の特徴は、粉状で製麹を行うことにあり、主要糸状菌は、Aspergillus属であった。周辺環境の菌相調査を行ったところ、各種糸状菌が分離された。また研究室内でモデル製麹を行ったところ、状貌菌相、酵素力価とも青ヶ島麹とほぼ同傾向を示した。
(東京農大醸造、*国立民族学博物館) -
酵母の菌体内脂肪酸組成のエタノール耐性への影響 国際会議
○大島秀隆、進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本醸造学会大会(大手町JAホール 東京都) 1993年09月
開催年月日: 1993年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
清酒酵母K-7,10,11を用い、エタノールを含む各種脂肪酸添加培地で培養し、酵母の膜脂肪酸組成について検討した。アルコール添加時は脂肪酸量は低下した。Kー11では膜に不飽和脂肪酸が多かった。
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清酒醪の発酵型式とアミノ酸の動向について 国際会議
○進藤 斉、大沢実、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
微生物栄養研究会(農大図書館視聴覚 東京農大) 1992年12月
開催年月日: 1992年12月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
清酒のアミノ酸組成は、醪の発酵温度の影響を受け、低温発酵では、Lys、Metなどのアミノ酸の構成比が低くなること、この現象には、酵母のアミノ酸取込の関与が示唆されることなどを報告。硫化臭の発生との関連について示した。
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散麹、餅麹、粉麹に関する研究(第1報)粉麹の性質とその周辺 国際会議
岡田俊樹、進藤 斉、角田潔和、鈴木昌治、吉田集而*、小泉武夫
日本生物工学会(大阪大学工学部 大阪府) 1992年11月
開催年月日: 1992年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
従来麹は、散麹、餅麹の2つに大別されてきたが、伊豆諸島最南端、人口200人の小島である青ヶ島にこれと異なり、粉のまま製麹する粉麹を確認し、現地調査を行った。原料は、浸漬大麦をふすまと混合し、大麦を強く焦がしたものを加え、タニワタリなどの大型の葉で覆って製麹していた。製麹には8日間を要し、種麹、友麹を使用しない自然発生で行われ、出麹は黒と黄色の胞子で覆われていた。酵素力価は、酒造用として充分に機能しうるものであった(現地調査同行)。
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清酒醪の発酵型式が製成酒の香味に及ぼす影響について(第2報)発酵型式と醪中のアミノ酸動向 国際会議
○進藤 斉、大沢実、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本醸造学会大会(大手町JAホール 東京都) 1992年09月
開催年月日: 1992年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
醪の発酵型式を品温経過で差別化し、醪中のアミノ酸動向を検討したところ、低温長期型の前緩後緩型醪では製成酒中のLys、Metの構成比が低く、従来説と異なる傾向を示した。これらは清酒醸造においては、酵母が取り込みやすいアミノ酸であり、特にMetは、醪期間中を通じて液部の濃度が一定で特異的傾向を示した。
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吟醸醪におけるCaの役割(第1報)低精白米の溶解に及ぼすCaの影響について 国際会議
堀江修二、土佐典照、進藤 斉、小泉武夫*、角田潔和*
日本醸造学会大会(大手町JAホール 東京都) 1992年09月
開催年月日: 1992年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
洗米浸漬水にα-amylaseを含む蒸留水、Ca加工水、Ca量の異なる井水を用い、乳酸緩衝液中での白米Ca量吸着とその蒸米溶解性から検討した。蒸留水浸漬では米中のCaは流出したが、Ca加工水では、米中のCa量が増加した。洗米水中にCaを多く含む場合、その蒸米の溶解性が良く電顕観察でも確認できた。
島根県工技センター、*は東京農大醸造 -
清酒醪の発酵型式が製成酒の香味に及ぼす影響について(第1報)製成酒の官能評価及び呈味成分 国際会議
○進藤 斉、佐藤英一、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本発酵工学会大会(広島国際会議場 広島市) 1991年11月
開催年月日: 1991年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
経験的に知られている醪の発酵型式4種と酒質の関係について官能評価を中心に検討した。発酵型式は、品温経過のみの差で差別化が可能で、中でも後緩型2種は相対的に淡麗傾向を示し、一般分析値が同値でも酒質は、異なった。これにはアミノ酸組成の影響が考えられた。