講演・口頭発表等 - 進藤 斉
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回転ドラム型製麹機が麹菌の生理と物質生産に及ぼす影響
〇横田林太郎、徳岡昌文、池下和裕、進藤 斉、佐藤和夫
日本農芸化学会大会2014 2014年03月 日本農芸化学会
開催年月日: 2014年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:明治大学生田キャンパス(川崎市)
回転ドラム型製麹機の回転動作とタンパク質発現の影響についてAsp.oryzae RIB40を用いた米麹製麹を行い検討した。
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生もと系酒母に存在するLactobacillus sakeiの亜硝酸還元機能解析
〇渡邉亮太、池田優子、池下和裕、徳岡昌文、進藤 斉、佐藤和夫
日本農芸化学会大会2014 2014年03月 日本農芸化学会
開催年月日: 2014年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:明治大学生田キャンパス(川崎市)
生もと系酒母中の乳酸菌から約50kDaの亜硝酸還元酵素を精製し、450アミノ酸からなるNADH peroxidaseと推定されることを明らかにした。
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ワインの高温劣化に伴うFurfuralの生成とトップノートへの影響
〇三木貴仁、小池裕子、佐藤和夫、進藤 斉、徳岡昌文、戸塚昭
ASEV日本ブドウ・ワイン学会2013 2013年11月 ASEV日本ブドウ・ワイン学会
開催年月日: 2013年11月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:山梨大学甲府キャンパス
ワインの高温劣化、特に国際船便移送における冷却設備の有無を想定し15℃と40℃で閾値以下のフルフラールを添加し検討した。高温ではフルフラールの存在により、エステル香がマスキングされることが明らかとなった。
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ワインの高温劣化に伴うNor-isoprenoidsの生成とトップノートへの影響
〇小池裕子、佐藤和夫、進藤 斉、徳岡昌文、戸塚昭
ASEV日本ブドウ・ワイン学会2013 2013年11月 ASEV日本ブドウ・ワイン学会
開催年月日: 2013年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:山梨大学甲府キャンパス
ワインの高温劣化、特に国際船便移送における冷却設備の有無を想定し15℃と40℃でNor-isoprenoidsを添加し検討した。高温ではNor-isoprenoids添加条件で、特に酢酸エステル香の低下が明らかとなり、高温貯蔵中に増加するNor-isoprenoidsが劣化指標となり得ることが示唆された。
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高温貯蔵に伴うワインフレーヴァー構成成分の変化
〇小池裕子、磯谷敦子、松丸克己、佐藤和夫、進藤 斉、戸塚昭
日本味と匂学会 2013年09月 日本味と匂学会
開催年月日: 2013年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:仙台市
高温貯蔵劣化によるワインフレーヴァー構成成分について、海外からの貨物輸送時の冷却設備の有無を考慮した条件を設定し、15℃と40℃で検討したところ、高温ではトップノートの華やかさが失われた。
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ワインの呈味に及ぼす脂質の影響
渡辺沙織,佐藤和夫,進藤 斉,池崎秀和,〇戸塚昭
ASEV日本ブドウ・ワイン学会2012年大会 2012年11月 ASEV日本ブドウ・ワイン学会
開催年月日: 2012年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:レンブラントホテル大分(大分県大分市
ワイン中に0.1g/L程度含まれる脂質のうち、ブドウ種子由来の脂肪酸と酵母由来の旨味とが官能評価上のコクに寄与する相乗効果について調べ、貯蔵によって、これがより強調されることを明らかにした。
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麹菌の気中菌糸形成を抑制した製麹法について
〇佐藤和夫,横田林太郎,和久田健吾,徳岡昌文,進藤 斉,岩下和裕,高橋康次郎
日本醸造学会大会 2012年09月 日本醸造学会
開催年月日: 2012年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:北とぴあ;東京都北区王子
焼酎用麹菌Asp.saitoiを供試し、気中菌糸の抑制を目的に、回転型の製麹機と常法とを比較した。走査型電顕観察により、回転型では気中菌糸生成が抑制されていることが明らかとなった。
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生もと系酒母における乳酸菌の機能
〇池田 優子、進藤 斉、高橋 康次郎、佐藤 和夫
日本醸造学会大会 2011年10月 日本醸造学会
開催年月日: 2011年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:北とぴあ(東京都北区)
乳酸菌の亜硝酸分解について調べたところ、Leuconostoc mesenteroidesとLactobacillus sakei共に亜硝酸を分解したが、L. sakeiの方が分解能が高く、特にpH4付近で顕著であった。
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酵母の再利用による繰り返し回分醸造
○佐藤 和夫、西村顕1)、進藤 斉、高橋 康次郎(農大醸造、1)白鶴酒造(株))
日本醸造学会大会 2011年10月 日本醸造学会
開催年月日: 2011年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:北とぴあ(東京都北区)
液化仕込における酵母の再利用は、8回目まで可能であったが、アミノ酸度が増加し、酒質の評価は低下した。また繰り返し使用の限度は醪酸度をモニターにより判定可能と思われた。
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麹菌の胞子形成を抑制した製麹方法について
○和久田 健吾、新井秀明、江連俊博、進藤 斉、高橋 康次郎、佐藤 和夫
日本農芸化学会2011年度大会 2011年03月 日本農芸化学会
開催年月日: 2011年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:京都女子大(京都市)
回転製麹により麹表面の気中菌糸と胞子形成が顕著に抑制されることが分かった。また、無回転条件よりも酸素消費速度が低下する傾向がみられたが、出麹の菌体量は逆に増大する傾向が見られた。
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生もと系酒母における乳酸菌による亜硝酸の分解について 国際会議
○池田 優子、渡辺 美葵、犬塚 晃介、麦生田 智博、渡辺 清香、金内 誠、進藤 斉、高橋 康次郎、佐藤 和夫
日本農芸化学会2011年度大会 2011年03月 日本農芸化学会
開催年月日: 2011年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:京都女子大(京都市)
生もと系酒母において亜硝酸は、硝酸還元菌の還元作用により硝酸塩から生成され、さらに分解されるが、本研究では、乳酸菌が亜硝酸を分解する可能性を検討し、麹から亜硝酸の分解能が高い株を分離し、Leuconostoc mesenteroidesと同定した。
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醸造物における有機酸モノエチルエステルの分布と熟成指標としての意義 国際会議
○芳賀 慎也、田沼 恵美、高木 勇生、佐藤 和夫、進藤 斉、高橋 康次郎
日本農芸化学会2011年度大会 2011年03月 日本農芸化学会
開催年月日: 2011年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:京都女子大(京都市)
熟成に伴い直線的に増加するコハク酸モノエチルと、新たに同様な増加が確認されたリンゴ酸モノエチル、クエン酸モノエチルを加えた3種の同時定量法を確立した。これらの生成は、有機酸、貯蔵温度が高く、低pHにおいてよく認められた。
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みりんの貯蔵による香気成分の変化
○田中 万祐子、進藤 斉、佐藤 和夫、高橋 康次郎
日本農芸化学会2011年度大会 2011年03月 日本農芸化学会
開催年月日: 2011年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:京都女子大(京都市)
貯蔵によるみりんの香気成分の変化について検討した。長期貯蔵したものは焦げ臭や古酒香が主体で5-Hydroxy-2-methyfurfural(5-HMF),Furfuralや5-HMFのdiethylacetal等が検出された。
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赤ワインの味の濃さに与えるSur lieの効果
○深瀬 達也、進藤 斉、高橋 康次郎、佐藤 和夫、戸塚 昭1(東農大応生科・醸造、1感性研
日本農芸化学会2011年度大会 2011年03月 日本農芸化学会
開催年月日: 2011年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:京都女子大(京都市)
Sur lieは発酵終了後に6ヵ月以上貯酒し、酵母の自己消化により旨味の付与、濃醇化をもたらす醸造法で、主に白ワインに用いられるが、赤ワインへの応用を検討したところ、M.W.1,000未満の画分中の窒素化合物量が最も増加し旨味に寄与した。
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発泡蜂蜜からの酵母の分離とその利用
○若林 芽衣1, 栗原 可那子1, 高橋 康次郎1, 佐藤 和夫1, 進藤 斉1, 臼井 俊行2(1 東農大・応生科・醸造,2 タカノ(株))
日本生物工学会2010大会 2010年10月 日本生物工学会
開催年月日: 2010年10月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地: 宮崎ワールドコンベンションセンターサミット
発泡蜂蜜から酵母を分離同定し、蜂蜜を原料とした酒類の醸造に応用した。蜂蜜の特徴を活かした製品開発に貢献できた。
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乳酸菌の焼酎製造への利用 国際会議
○廣田孝典、進藤 斉、佐藤和夫、高橋康次郎
日本農芸化学会2010年度大会(東京大学駒場キャンパス) 2010年03月
開催年月日: 2010年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
乳酸菌と酵母の併用について主に接種時期などから検討したところ、カプロン酸エチルなどの各種香気成分が高生成されることを明らかにした。
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延喜式の御酒における塩の影響 国際会議
○弓削薫子、進藤 斉、高橋康次郎、小泉武夫
日本農芸化学会2008年度大会;名城大学(名古屋市) 2008年03月
開催年月日: 2008年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
平安時代の仕込方法である「しおり」を再現し、仕込に使われる塩が微生物相に影響を与えることを明らかにした。
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泡盛醪中の乳酸菌の挙動 国際会議
○渡辺清香、金内誠、進藤 斉、角田潔和、小泉武夫
2007日本農芸化学会大会; 於;東京農業大学世田谷キャンパス 2007年03月
開催年月日: 2007年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
泡盛醪中の乳酸菌の挙動を調べ、初期はLeuconostoc属、後半ではLactobacillus属が多く認められること、また耐酸性、耐アルコール性を有することを明らかにした
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赤ワインにおけるSur lieの効果 国際会議
○早川麻由子、芹川直子、進藤 斉、小泉武夫、戸塚昭
2007日本農芸化学会大会 於;東京農業大学世田谷キャンパス 2007年03月
開催年月日: 2007年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
酵母の自己消化法を応用した醸造法で、一般にはフランスなどで白ワインに用いられる手法であるSur lieを国産ブドウに応用し、赤ワインの製造を行って酒質への影響を味覚センサを用いて検討した。製成酒は、風味が濃醇で良好であった。
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堆肥化過程高温期において分離した好熱菌群の同定と解析 国際会議
○吉田 直人, 鎗田 康二, 矢部 修平, 進藤 斉, 葉坂 勝, 小泉 武夫
日本生物工学会大会;於大阪大学豊中キャンパス 2006年09月
開催年月日: 2006年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
最高温度が80℃以上になる高温堆肥からgellan gum培地を用いて微生物分離を試みたところ、Geobacillus属を主体にコロニー外観の異なる13株を得た。
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差しもと時期の違いによる酵母の性質及び香気成分への影響 国際会議
○弓削 薫子、藤居 崇、進藤 斉、角田 潔和、小泉 武夫、西谷 尚道
日本農芸化学会2006大会;於京都女子大(京都市) 2006年03月
開催年月日: 2006年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
米焼酎での一次醪初期及び末期の差しもとを用いた小仕込み試験を行い酒質の影響を検討したところ、醪末期酵母は増殖能が劣るもののアルコール生成は高いことが認められた。
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大豆タンパク質分解物残渣からの微生物によるGABA生産 国際会議
○山崎 隆明、嵯峨野 泰成、進藤 斉、角田 潔和、小泉 武夫
日本農芸化学会2006大会;於京都女子大(京都市) 2006年03月
開催年月日: 2006年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
大豆タンパク質製造後脱脂処理した分解残渣を用いてグルタミン酸高生産を行い、次いでγ-アミノ酪酸 (GABA)生産を目的とした。各種種麹及びキムチから分離した乳酸菌KM-14とを組み合わせ培養したところ特に良好な結果が得られた。
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バニリン前駆物質高生産泡盛酵母の育種 国際会議
榎本 慶弘、相田 岳彦、○進藤 斉、角田 潔和、小泉 武夫
日本農芸化学会2006大会;於京都女子大(京都市) 2006年03月
開催年月日: 2006年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
泡盛醪中でのフェルラ酸、4-ビニルグアヤコール(4-VG)の増加を目的にこれらを高生成する酵母の育種を行った。独自設定した高酸度タイ米固化寒天培地をUV及びEMSの各変異処理後の選択培地に用いたところ、効率よい選抜が可能であった。
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古式泡盛製造法におけるもろみ中の乳酸菌 国際会議
○渡邊 清香、熱田 和史、進藤 斉、角田 潔和、小泉 武夫
日本農芸化学会2006大会;於京都女子大(京都市) 2006年03月
開催年月日: 2006年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
古式泡盛製法における、シー汁浸漬処理米を使用した醪の乳酸菌相を検討したところ、分離株は、酸及びアルコールそれぞれの存在下でも増殖能を有することが明らかとなった。
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生もとにおける「温み取り」操作の役割 国際会議
○平間 誠、阿部 裕一郎、進藤 斉、角田 潔和、小泉 武夫、西谷 尚道
日本農芸化学会2006大会;於京都女子大(京都市) 2006年03月
開催年月日: 2006年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
生もとの「温み取り」処理した酵母の細胞膜脂肪酸組成を測定し、パルミチン酸及びオレイン酸の組成比が増加し、温み取り処理により製成酒酒質が濃醇になることを示した。
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コンポストeDNAライブラリーからのキチナーゼ遺伝子の検索 国際会議
○矢部 修平、松尾 康宏、荒井 女留歩、進藤 斉、葉坂 勝、角田 潔和、小泉 武夫
日本農芸化学会2006大会;於京都女子大(京都市) 2006年03月
開催年月日: 2006年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
コンポストから直接抽出したDNAからライブラリーを作製し,キチナーゼ遺伝子を取得を試みた。Insert DNAは約2,198bpで,推定ORF中にはβ-N-acetylglucosaminidase のグリコシド加水分解酵素ファミリー20が存在し、推定産物はキチナーゼ活性を有することが示唆された。
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蒸留酒の熟成における血料紙の役割 国際会議
○加藤 淳, 宮崎 是彰, 進藤 斉, 角田 潔和, 小泉 武夫
日本生物工学会大会;於つくば国際会議場 2005年11月
開催年月日: 2005年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
中国の西鳳酒の製法を参考に豚血の代用として豚レバーを用い、石灰との混合物を蒸留酒原酒に添加することによって熟成への影響をミネラルを中心に調べた。
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ソバ麹を用いたソバ焼酎の製造 国際会議
○亀井 貴之, 丹羽 雄一, 進藤 斉, 角田 潔和, 小泉 武夫
日本生物工学会大会;於つくば国際会議場 2005年11月
開催年月日: 2005年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
ソバ麹の製造を行い、麹及び掛原料にそれぞれ米とソバ米を組み合わせることによって焼酎製造時の製成酒質への影響を調べた。
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芳香族アミノ酸添加条件下での焼酎麹菌によるフェノール化合物生成 国際会議
○白石 洋平, 中井 喬彦, 進藤 斉, 角田 潔和, 小泉 武夫
日本生物工学会大会;於つくば国際会議場 2005年11月
開催年月日: 2005年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
芳香族アミノ酸添加条件下で焼酎麹菌を液体、または固体培養し、フェノール化合物生成とその動向について検討した。
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コンポストeDNAライブラリーの作製及びセルラーゼ遺伝子の検索 国際会議
○松尾 康宏, 荒井 女留歩, 矢部 修平, 進藤 斉, 角田 潔和, 葉坂 勝, 小泉 武夫
日本生物工学会大会;於つくば国際会議場 2005年11月
開催年月日: 2005年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
高温コンポストからeDNAライブラリーを作製し、セルラーゼ遺伝子の検索を行い、活性を有するクローンを取得した。
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コンポスト高温期に表面を覆う白色菌の特性 国際会議
○矢部 修平, 高柳 弘泰, 進藤 斉, 角田 潔和, 葉坂 勝, 小泉 武夫
日本生物工学会大会;於つくば国際会議場 2005年11月
開催年月日: 2005年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
発酵初期に表面を覆い、発酵が良好であることの指標となっている白色菌相の出現条件を検討し、高温かつ高水分下でデンプンや多糖類添加条件のみで生育することが明らかとなった。
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高温堆肥からの超好熱菌の分離と性質 国際会議
○吉田 直人, 安田 有希, 矢部 修平, 進藤 斉, 角田 潔和, 葉坂 勝, 小泉 武夫
日本生物工学会大会;於つくば国際会議場 2005年11月
開催年月日: 2005年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
最高品温96℃の高温堆肥からDGGE解析し、さらにゲランガム培地を用いて超好熱菌を分離し、その性質を調べた。
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焼酎醸造における差しもと酵母の性質及び特性獲得に関する研究 国際会議
○藤居 崇, 弓削 薫子, 進藤 斉, 角田 潔和, 小泉 武夫, 西谷 尚道
日本生物工学会大会;於つくば国際会議場 2005年11月
開催年月日: 2005年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
米焼酎製造における差しもと酵母の性質を主としてメチレンブルー染色及びトレハロース含量を中心に検討した。
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Cladosporium sp. S-9由来β-1,3-glucan synthaseのクローニング 国際会議
○原川 広野, 進藤 斉, 角田 潔和, 小泉 武夫
日本生物工学会大会;於つくば国際会議場 2005年11月
開催年月日: 2005年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
β-1,3-glucan高含有糸状菌であるCladosporium sp. S-9由来のβ-1,3-glucan synthaseのクローニングを行った。
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泡盛もろみ中の乳酸菌の動態 国際会議
○渡邊 清香, 須田 貴之, 熱田 和史, 進藤 斉, 角田 潔和, 小泉 武夫
日本生物工学会大会;於つくば国際会議場 2005年11月
開催年月日: 2005年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
泡盛小仕込み醪中の乳酸量を測定したところ、約300ppmであった。またその醪から乳酸菌を分離し、諸性質を検討したところ、火落ち性は有さないことが明らかとなった。
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固液共存培地による清酒醪並行複発酵のモデル化 麹菌前培養による酵母との併存発酵 国際会議
〇進藤 斉、松本千佳、角田潔和、小泉武夫
日本醸造学会大会要旨集(於 東京都北とぴあ) 2005年09月
開催年月日: 2005年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
これまでに醪モデルとして確立した固液共存培地を用いて、麹菌体上に酵母が直接沈殿する併存条件を設定したところ、粘稠性を有する高泡が長期に亘って安定保持されることを見出した。本モデルは、米を使用していないことから、新たに清酒醪の高泡現象のうち、その安定保持への麹菌の関与について、部分的な解明へ応用できる可能性が期待された。
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Cladosporium sp. S-9由来細胞壁多糖の溶離条件 国際会議
○原川 広野、五十嵐 圭里、森 哲也、進藤 斉、角田 潔和、小泉 武夫
日本農芸化学会2005年度大会;於札幌コンベンションセンター(札幌市) 2005年03月
開催年月日: 2005年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
β-1,3-glucanを高含有する本菌株を溶菌誘導によって目的多糖を溶離させ、液部から直接回収する条件について検討し、lyzozymeによる溶菌処理が有効であることを示した。
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魚醤油中に存在する細菌胞子の低減 国際会議
○森 哲也、堀 恵介、進藤 斉、角田 潔和、小泉 武夫
日本農芸化学会2005年度大会;於札幌コンベンションセンター(札幌市) 2005年03月
開催年月日: 2005年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
醤油麹を用いて製造した魚醤油中にはBacillus属細菌の混入が認められ、これは醤油麹由来の耐熱性胞子として存在している。これらは魚醤油製品の劣化原因とはならないが、加工食品等への利用で食塩濃度が低下した場合には食品の変質、変敗の要因となることから、その保存及び殺菌条件を検討した。
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ソバ焼酎製造におけるソバ麹の製麹条件の確立 国際会議
○亀井 貴之、原 正臣、森 哲也、進藤 斉、角田 潔和、小泉 武夫
日本農芸化学会2005年度大会;於札幌コンベンションセンター(札幌市) 2005年03月
開催年月日: 2005年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
ソバ麹は、ソバ種皮が堅く麹菌の破精込みが悪いため製麹が困難であることから、掛け原料としてのみ利用が一般的であった。そこで全ソバ焼酎の製造を目的とし、むきソバを用いたソバ麹の製麹条件を検討した。
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アミノ酸添加条件下での麹菌によるフェノール化合物の生成 国際会議
○白石 洋平、藪下 祥子、森 哲也、進藤 斉、角田 潔和、小泉 武夫
日本農芸化学会2005年度大会;於札幌コンベンションセンター(札幌市) 2005年03月
開催年月日: 2005年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
麹を用いた酒類の香気改良を目的とし、アミノ酸添加条件下での麹菌による芳香性フェノール化合物生成への影響について検討した。
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製麹工程における栗香発現とアルデヒド類の動向 国際会議
○高橋 美絵、横山 太一、藤森 嶺、森 哲也、進藤 斉、角田 潔和、小泉 武夫、戸塚 昭
日本農芸化学会2005年度大会;於札幌コンベンションセンター(札幌市) 2005年03月
開催年月日: 2005年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
栗香は清酒醸造の製麹工程において、出麹の時点を官能的に判断する一手段として重要視されている麹特有の芳香である。この栗香を構成する主要香気成分と製麹時のアルデヒド類に着目し検討した。
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差しもと回数に伴う焼酎醪中での差しもと酵母のアルコール生成 国際会議
○藤居 崇、湊 千尋、森 哲也、進藤 斉、角田 潔和、小泉 武夫、西谷 尚道
日本農芸化学会2005年度大会;於札幌コンベンションセンター(札幌市) 2005年03月
開催年月日: 2005年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
焼酎製造時では差しもとが行われるが、小仕込み試験により差しもと回数に伴う酵母の発酵能、増殖能への影響について検討した。
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もろみ酢搾り粕の固体培養試験および抗酸化活性 国際会議
○渡邊 清香、藤居 崇、森 哲也、熱田 和史、進藤 斉、角田 潔和、小泉 武夫
日本農芸化学会2005年度大会;於札幌コンベンションセンター(札幌市) 2005年03月
開催年月日: 2005年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
泡盛蒸留廃液部は、もろみ酢として飲用されているが、濾過残査には未利用タンパク質が乾物中34%と多い。そこでこの粕に直接、麹菌を培養後し、乳酸菌も併用し機能性としての抗酸化活性を検索した。
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超高温コンポスト由来eDNAからの未知セルラーゼ遺伝子の検索 国際会議
○松尾 康宏、萩原 健太、矢部 修平、森 哲也、進藤 斉、葉坂 勝、角田 潔和、小泉 武夫
日本農芸化学会2005年度大会;於札幌コンベンションセンター(札幌市) 2005年03月
開催年月日: 2005年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
コンポスト由来eDNAを鋳型としたdegenerate PCRの結果、予想される増幅断片を確認した。この断片のクローンライブラリを作製し、ランダムに60株のインサートDNAを解析したところ、好熱性放線菌であるThermomonospora fusca由来のセルラーゼと96 %の相同性を示した1株を得た。
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赤ワイン用ブドウのカテキン類合成酵素遺伝子の発現解析 国際会議
○相馬 紀子、進藤 斉、角田 潔和、藤田 晃子、後藤 奈美、小泉 武夫、橋爪 克己
日本農芸化学会2005年度大会;於札幌コンベンションセンター(札幌市) 2005年03月
開催年月日: 2005年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
【目的】ワインの苦味・渋味成分のプロアントシアニジン類(縮合タンニン)及びその前駆体のカテキン類(カテキン、エピカテキン)の赤ワイン用ブドウにおける生成及び調節機構を解析することを目的として、カテキン及びエピカテキン合成酵素遺伝子の発現解析等を行った。種子・果皮とも、カテキン類・プロアントシアニジン類は幼果期にはすでに相当量が蓄積しており、大部分はオリゴマー・ポリマーとして存在し、これらが主に果実の生育初期に転写されること、蕾や花でも転写されることと矛盾しない結果であった。
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超高温コンポストにおける高温微生物叢形成と遷移 国際会議
○吉田 直人、矢部 修平、森 哲也、進藤 斉、角田 潔和、葉坂 勝、小泉 武夫
日本農芸化学会2005年度大会;於札幌コンベンションセンター(札幌市) 2005年03月
開催年月日: 2005年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
70℃から80℃のコンポスト発酵初期より直接DNAを抽出・精製後、遺伝子ライブラリーを作製し、同定と系統解析を行い、菌相がBacillus属からGeobacillus属へと遷移することが明らかとなった。
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超高温コンポストの深度別微生物群集構造の比較 国際会議
○矢部 修平、森 哲也、進藤 斉、角田 潔和、葉坂 勝、小泉 武夫
日本農芸化学会2005年度大会;於札幌コンベンションセンター(札幌市) 2005年03月
開催年月日: 2005年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
高温コンポストのハザカプラントの21 h発酵後の深度別ミクロフローラを直接DNAを抽出して行い、16SrDNAを対象にクローンライブラリーを作製し、RFLP解析によりグルーピングした。その各グループのクローンを解読した結果、表層、深層はFirmicutes 門であるGeobacillus 属、Bacillus 属が優占したのに対して、中層はThermus-Deinococcus 門であるThermus thermophilus が優占した。
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高生酸性泡盛麹菌の検索と応用 国際会議
○江上 裕士、熱田 和史、森 哲也、進藤 斉、大城 勤、角田 潔和、小泉 武夫
日本農芸化学会2005年度大会;於札幌コンベンションセンター(札幌市) 2005年03月
開催年月日: 2005年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
蒸留残渣飲料の高付加価値化を目的に泡盛製造に用いるクエン酸高生産黒麹菌を育種した。
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もろみ酢絞り粕への食品機能性付与について 国際会議
○藤居崇、森哲也、進藤 斉、角田潔和、小泉武夫、大城勤、熱田和史
日本生物工学会大会講演要旨集(於名城大学 名古屋市) 2004年09月
開催年月日: 2004年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
泡盛蒸留残査液部はもろみ酢として飲用されているが、二次排出物であるその濾過残査は有効活用されていない。そこで数種のLactobacillus属乳酸菌を添加、培養し最適条件の検討をしたところ、抗酸化性、血栓溶解活性を有する上、香味の改善も認められ良好であった。
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抗腫瘍活性を有するCladosporium sp. S-9由来多糖の分画と性質 国際会議
○原川広野、高橋亮、進藤 斉、鈴木和春、森哲也、角田潔和、小泉武夫
日本生物工学会大会講演要旨集(於名城大学 名古屋市) 2004年09月
開催年月日: 2004年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
β-1,3glucan高含有糸状菌として本株を分離選抜した。本株由来多糖の抗腫瘍活性画分の抽出、分画を行い、マウスに投与した。腫瘍抑制率はアガリクスの同画分との比較でも良好で当該画分の構成糖の90%以上は、Glcであった。
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Aspergillus awamori G-2の生産するエステラーゼの諸性質 国際会議
○塚田太一郎、熱田和史、進藤 斉、大城勤、角田潔和、小泉武夫
日本生物工学会大会講演要旨集(於名城大学 名古屋市) 2004年09月
開催年月日: 2004年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
泡盛古酒の特徴香であるバニリンはフェルラ酸を前駆物質として生成され、原料米からのフェルラ酸遊離にはフェルラ酸エステラーゼが関与する。本株の生産する本酵素化学的性質について検討し、本酵素は既知の酵素よりも低pHで活性が高く、分子量も異なり、新規酵素であることが示唆された。
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メナキノン低生産性納豆菌の分離及び変異株の造成 国際会議
○相羽由詞、前出佳美、森哲也、進藤 斉、角田潔和、小泉武夫
日本生物工学会大会講演要旨集(於名城大学 名古屋市) 2004年09月
開催年月日: 2004年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
納豆菌が生産するメナキノンと抗凝血薬のワルファリンは血液凝固に拮抗作用を示す。前報までにメナキノン低生産性納豆菌を自然界から6株分離した。本報ではこれにUV処理し更なる低生産性株の造成を試み、納豆を試作した。結果、市販納豆の1/15程度である85マイクログラムの低生産性株を取得した。
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超高温コンポスト中の温度上昇に伴うミクロフローラ解析 国際会議
○矢部修平、清野裕樹、吉田直人、進藤 斉、葉坂勝、角田潔和、小泉武夫
日本生物工学会大会講演要旨集(於名城大学 名古屋市) 2004年09月
開催年月日: 2004年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
超高温コンポストの初期温度の向上とミクロフローラについてDGGE解析を行い、深層から表層へ向かって温度上昇すること。50℃までの3.5hrにバンドパターンが急変し、80℃に達する20hにバンド数が激減することが明らかとなった。
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ウリカーゼを高生産する糸状菌の選抜とその酵素化学的性質 国際会議
○松尾康宏、矢部修平、森哲也、進藤 斉、角田潔和、小泉武夫
日本生物工学会大会講演要旨集(於名城大学 名古屋市) 2004年09月
開催年月日: 2004年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
ウリカーゼは、難分解性である尿酸の分解酵素であり、医薬など他方面で応用されている。本酵素を高生産する糸状菌を自然界から分離選抜したところ、Aspergillus oryzae A53を得た。本酵素を推定分子量は33kDaであり、ウリカーゼ遺伝子は903bp、301個のアミノ酸からなり、目的遺伝子の単離が確認できた。
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魚醤油中に存在する細菌胞子の同定 国際会議
○森哲也、堀恵介、進藤 斉、角田潔和、小泉武夫
日本生物工学会大会講演要旨集(於名城大学 名古屋市) 2004年09月
開催年月日: 2004年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
近年、魚醤油の風味改善に醤油麹などが用いられ、魚醤油独特の臭いの少ない製品が存在するが、細菌胞子の混入が認められ、それ自体は製品の劣化原因とはならないが、加工食品へ利用された際の食塩濃度低下により、変質が懸念される。そこで、混入菌とその原因を調べたところ、Bacillus subtilis等であり、原料の醤油麹に由来した。
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泡盛製造時におけるクワ樹皮由来抗菌性物質の特性とクワ樹皮添加泡盛の製造 国際会議
○白石洋平、秋元慈一、國武栄治、熱田和史、森哲也、進藤 斉、角田潔和、小泉武夫
日本生物工学会大会講演要旨集(於名城大学 名古屋市) 2004年09月
開催年月日: 2004年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
泡盛製造時に添加されるクワ樹皮黒変部位中の抗菌性物質の単離を行った。TLCにより2つのスポットに抗菌活性が認められ、それぞれ配糖体とフェノール化合物類であることが示唆された。小仕込み結果も良好であった。
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固液共存培地による清酒醪並行複発酵のモデル化 回収酵母菌体による回分発酵と含硫物動向 国際会議
○進藤 斉、三浦弘文、信木真一、角田潔和、小泉武夫
日本醸造学会大会要旨集(於 東京都北とぴあ) 2004年09月
開催年月日: 2004年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
SAM他種々の蓄積が予想される醪の発酵終了菌体を回収し、次仕込に過剰量用いた。醪では3~4回分までは、初期流動性及びALC生成が向上し、発酵期間は数日短縮された。上記回分以降では発酵経過に支障はないが製成酒中のSAM増加が顕著で苦味を感じ酒質も明らかに異なった。一方、本培地では初期ALC生成向上はなかった。一因として米粒溶解とCO2による流動性変化など物理的相互関与が示唆された。SAMは、いずれも低温で高蓄積された。
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粕醪取り焼酎の製造条件に関する研究 粕醪に乳酸、酵母添加の効果 国際会議
○秋元慈一、吉田裕司、森哲也、進藤 斉、角田潔和、小泉武夫、西谷尚道
日本醸造学会大会要旨集(於 北とぴあ 東京都) 2004年09月
開催年月日: 2004年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
粕取り焼酎のアルコール収得と香気の向上のために酵母と乳酸の添加の影響を確認した。酵母添加は良好な発酵経過となりアルコール収得は向上したが、中鎖脂肪酸エステルに代表される中留成分に大差はなかった。
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高エステラーゼ生産泡盛麹菌の検索 国際会議
○塚田太一郎、亀井貴之、熱田和史、進藤 斉、大城勤、角田潔和、小泉武夫
日本農芸化学会大会講演要旨集(於広島大学 東広島市) 2004年03月
開催年月日: 2004年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
バニラ香の主体であるバニリン高含有古酒の製造を目的に前駆物質であるフェルラ酸を原料米から遊離させる麹由来の本酵素の高生産株の検索を行った。酢酸α-ナフチル基質でナフトール生成を測定するエステラーゼ活性と酸生成の観点からAspergillus属7株を選抜した。
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酒粕焼酎醪の発酵条件が香気成分の生成に及ぼす影響 国際会議
○秋元慈一、額賀史恵、進藤 斉、角田潔和、小泉武夫
日本農芸化学会大会講演要旨集(於広島大学 東広島市) 2004年03月
開催年月日: 2004年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
市販酒粕焼酎の香気成分分析を行うと共に熟成粕と新粕での仕込を行い香気成分について検討した。粕取り焼酎では醪取り焼酎に比べて未同定ピークも含めて香気成分が多く検出され、官能的傾向と一致した。
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メナキノン低生産性納豆菌の分離 国際会議
○相羽由詞、土井幸子、進藤 斉、角田潔和、小泉武夫
日本農芸化学会大会講演要旨集(於広島大学 東広島市) 2004年03月
開催年月日: 2004年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
メナキノン低生産性納豆菌の獲得を目的に自然界からスクリーニングにより7株を得た。いずれもレシチナーゼ試験による安全性が確認され納豆製造への可能性が期待された。
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火腿より分離したAspergillus oryzae A-59由来Δ12Desaturase遺伝子の高発現 国際会議
○矢部修平、松尾康宏、真野佳子、森哲也、進藤 斉、和久豊、北本則行、角田潔和、小泉武夫
日本農芸化学会大会講演要旨集(於広島大学 東広島市) 2004年03月
開催年月日: 2004年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
これまでにΔ12Desaturase遺伝子を単離、解読した。また本株を宿主とするために硝酸還元酵素欠損株A59-N株を造成した。本報では当該遺伝子をA59-N株にて高発現させ菌体内リノール酸(18;2)の増加を確認した。
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赤ワイン用ブドウのAnthocyanidin reductase遺伝子(ANR)の構造と発現解析 国際会議
○相馬紀子、進藤 斉、角田潔和、藤田晃子、後藤奈美、小泉武夫、橋爪克己
日本農芸化学会大会講演要旨集(於広島大学 東広島市) 2004年03月
開催年月日: 2004年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
エピカテキン生合成酵素遺伝子ANRの構造と発現を明らかにすることを目的とした。ANRのmRNAはカベルネソービニヨンの果皮、種子において幼果期に蓄積されることが明らかとなった。
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泡盛製造時におけるクワ樹皮中の抗菌性物質の特性 国際会議
○國武栄治、進藤 斉、西川二郎、角田潔和、吉澤淑、小泉武夫
日本生物工学会大会講演要旨集(於熊本大学 熊本市) 2003年09月
開催年月日: 2003年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
製麹工程での主要汚染菌であるBacillus属に対するクワ樹皮中の抗菌性物質をペーパーディスク法により調べ、被験菌に対し阻止円形成することを確認した一方、泡盛酵母には、抗菌性を示さないことを明らかにした。
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エビ甲殻キチン分解酵素生産糸状菌の同定とその諸性質 国際会議
○木村文昭、進藤 斉、角田潔和、吉澤淑、小泉武夫
日本生物工学会大会講演要旨集(於熊本大学 熊本市) 2003年09月
開催年月日: 2003年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
エビ甲殻キチン分解を目的にキチナーゼ生産する糸状菌を自然界から分離選抜した。最終選抜株は、Aspergillus fumigatusであり、エビ甲殻添加培地で本酵素は高生産された。
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火腿より分離したAspergillus oryzae A-59由来Δ9,12Desaturase遺伝子の単離と解析 国際会議
○矢部修平、松尾康宏、真野佳子、森哲也、進藤 斉、和久豊、北本則行、角田潔和、小泉武夫
日本生物工学会大会講演要旨集(於熊本大学 熊本市) 2003年09月
開催年月日: 2003年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
不飽和脂肪酸を高蓄積分泌する火腿由来のAspergillus oryzae A-59由来のΔ12Desaturase遺伝子のORFを含む遺伝子を得た。その1次構造は466個のアミノ酸からなり膜貫通領域が認められないため、他種と異なる局在性を示すものと思われた。
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β-1,3glucan高含有糸状菌の抗腫瘍活性とその培養条件について 国際会議
○高橋亮、進藤 斉、鈴木和春、角田潔和、吉澤淑、小泉武夫
日本生物工学会大会講演要旨集(於熊本大学 熊本市) 2003年09月
開催年月日: 2003年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
β-1,3glucan高含有糸状菌を自然から分離、選抜した。このうち9株を供試し、抗腫瘍活性試験を行った。最終選抜株Cladosporium sp. S-9は、当該物質が対照のシイタケやアガリクス子実体とほぼ同等の含量で、同等の抗腫瘍活性を示した。
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固液共存培地による清酒醪並行複発酵のモデル化 酵母菌体増殖プロセスと含硫物動向 国際会議
○進藤 斉、三浦弘文、信木真一、角田潔和、小泉武夫
日本醸造学会大会要旨集(於 東京都北とぴあ) 2003年09月
開催年月日: 2003年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
清酒醪は段仕込により初期に増殖を必然的に伴う。しかし従来の醪のアミノ酸及び含硫物動向は、増殖と発酵の各プロセスを区別しておらず、本モデルでも検討対象外であった。そこで過剰量の酵母添加により増殖プロセスを廃し、モデルと醪との整合性を検討した。その結果、固形物付着存在下で増殖することが、更なるSAM高蓄積の一要因であった。また固形物が相対的に多い、すなわち低温・低麹歩合などで溶けの悪い条件下でも高蓄積傾向を示す既報と合致した。
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ワイン出荷管理への味覚センサの応用 国際会議
○市村真寸美、酒井一平、進藤 斉、池崎秀和、角田潔和、小泉武夫、戸塚昭
日本醸造学会大会要旨集(於 北とぴあ 東京都) 2003年09月
開催年月日: 2003年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
ワイン中のフェノール化合物は製品中で混濁沈殿を生じる原因となりうるため出荷時にオリ下げや濾過が行われ、官能評価により良否判定が行われる。この評価に客観性を持たせるためにセンサの応用を試みた。全フェノール値とセンサは良好な測定結果を示し、応用への可能性が期待された。
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醸造法を異にしたワインの成分の差異 国際会議
○酒井一平、進藤 斉、角田潔和、小泉武夫、戸塚昭
日本醸造学会大会要旨集(於北とぴあ 東京都) 2003年09月
開催年月日: 2003年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
国産のマスカットベリーAを用い、低温醸し法、加温抽出法、常法で醸造法の比較を行い、特にフェノール化合物の動向を調べた。加温抽出法では低温醸しと同様にフェノール化合物抽出効果が認められ、特徴的な香気と色調が確認され良好であった。
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Aspergillus oryzae A-59の脂肪酸蓄積と分泌に及ぼす菌体構成成分及び菌形態の影響 国際会議
○森哲也、佐藤望、進藤 斉、角田潔和、吉澤淑、小泉武夫
日本農芸化学会大会講演要旨集(於日本大学湘南キャンパス) 2003年03月
開催年月日: 2003年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
菌体構成成分と菌体の形態に着目し、脂肪酸の蓄積との関連を調べたところ、フィラメント状の菌体では、ペレット状、小球状菌体に比べ、脂肪酸蓄積量が他よりも高かった。
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泡盛の種麹製造時におけるクワ添加の微生物に与える影響 国際会議
○國武栄治、秋元慈一、進藤 斉、角田潔和、吉澤淑、小泉武夫
日本農芸化学会大会講演要旨集(於日本大学湘南キャンパス) 2003年03月
開催年月日: 2003年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
古式泡盛製造時に添加されたとされるクワ、フクギの樹皮から分離したAspergillus属数種を用いて、製麹試験を行った。クワ抽出液を添加すると汚染菌の代表菌種であるBacillus subtilisなどの増殖抑制効果が見られた。
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クワ及びフクギ樹皮の糸状菌相と製麹試験 国際会議
○秋元慈一、國武栄治、進藤 斉、角田潔和、吉澤淑、小泉武夫
日本農芸化学会大会講演要旨集(於日本大学湘南キャンパス) 2003年03月
開催年月日: 2003年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
古式泡盛製造時に添加されたとされるクワ、フクギの樹皮から糸状菌を分離し、菌相を調べたところ、Aspergillus nigerが主体であった。
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火腿より分離したAspergillus oryzae A-59由来Δ-9脂肪酸不飽和化酵素遺伝子の単離 国際会議
○矢部修平、尾崎達也、森哲也、進藤 斉、和久豊、角田潔和、吉澤淑、小泉武夫
日本農芸化学会大会講演要旨集(於日本大学湘南キャンパス) 2003年03月
開催年月日: 2003年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
本株の不飽和化に関与する遺伝子群のうちΔ-9desatureaseの単離を試み、555bpの遺伝子断片を取得した。これらの配列をもとに1342bpのORFを含む配列を得た。
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β-1,3glucan高含有糸状菌の検索 国際会議
○高橋亮、小野真紀子、進藤 斉、角田潔和、吉澤淑、小泉武夫
日本農芸化学会大会講演要旨集(於日本大学湘南キャンパス) 2003年03月
開催年月日: 2003年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
生体反応調節物質の生産を目的に主として根圏土壌、樹皮などの自然界から糸状菌358株を分離し選抜した。最終選抜株は、乾燥菌体1g当たり55mgで、アガリクス子実体よりも高含量であった。
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シー汁から分離したBacillus subtilisのα-amylaseについて 国際会議
○塚田太一郎、熱田和史、進藤 斉、角田潔和、吉澤淑、小泉武夫
日本農芸化学会大会講演要旨集(於日本大学湘南キャンパス) 2003年03月
開催年月日: 2003年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
シー汁中の細菌を平板希釈法により、好気性細菌38株を分離し、デンプン分解試験によりD-1株を選抜後、Bacillus subtilisと同定した。この株の生産するα-amylaseを精製し、酵素化学的性質を調べた。
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エビ甲殻成分分解微生物の検索 糸状菌及び細菌の分離 国際会議
○木村文昭、進藤 斉、角田潔和、吉澤淑、小泉武夫
日本農芸化学会大会講演要旨集(於日本大学湘南キャンパス) 2003年03月
開催年月日: 2003年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
エビ甲殻中のキチンを分解し、生理活性物質であるオリゴ糖生産などを目的としてその分解微生物を検索した。分解は糸状菌が良好で、最終選抜株はAspergillus属であった。
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固液共存培地による清酒醪並行複発酵のモデル化 固液界面に存在する酵母菌体内の含硫物 国際会議
○進藤 斉、小森賢一郎、中村菜通子、角田潔和、吉澤淑、小泉武夫
日本醸造学会大会要旨集(於 東京都北とぴあ) 2002年09月
開催年月日: 2002年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
前報で低温かつ菌体が濃厚寒天固体部直上へ沈殿しつつ発酵する条件では、ガラス器底へ沈殿する条件よりも菌体内SAMが高蓄積されることを明らかにした。本報では本モデルの固液界面存在酵母に着目し、更に醪中の酵母を分画しこれらの菌体内含硫物動向を検討したところ、
低温での米粒溶解低下に起因する固液界面付着酵母の相対的増加の関与が更なる一要因として説明しうることが明らかとなった。 -
甘藷焼酎の製造要因と香味成分及び官能評価の関係 国際会議
小正芳嗣、進藤 斉、角田潔和、小泉武夫、木田信、庄原修治、西谷尚道
日本醸造学会大会要旨集(於北とぴあ 東京都) 2002年09月
開催年月日: 2002年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
甘藷焼酎の製造要因の香味に関し、酵母、麹菌、原料芋、発酵温度、汲水歩合などを種々設定して製成焼酎への酒質の影響を調べた。原料芋品種、麹菌の種類、酵母などが品質に官能的に影響したが、汲水歩合や発酵経過の影響は小さかった。
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焼酎蒸留残査を用いた乳酸発酵による飲料化のための基礎試験(第2報) 国際会議
○吉田知佳津、進藤 斉、角田潔和、小泉武夫、西谷尚道
日本醸造学会大会要旨集(於北とぴあ 東京都) 2002年09月
開催年月日: 2002年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
甘藷焼酎及び麦焼酎の蒸留残査を用いてLactobacillus属の5株を供試し、乳酸発酵による飲料製造と機能性の向上を目的とした。L.bulgaricusを用いた条件で抗酸化活性が他の菌よりも高く、機能性に優れた飲料への活用が期待された。
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「低温醸し法」による赤ワインの醸造 国際会議
○酒井一平、進藤 斉、島田昇、角田潔和、小泉武夫、戸塚昭
日本醸造学会大会要旨集(於北とぴあ 東京都) 2002年09月
開催年月日: 2002年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
ブルゴーニュ地方のワイン醸造を参考にボルドーでも行われている低温醸し法は果皮からのポリフェノール抽出に効果がある。これを期待して国産のマスカットベリーAへの応用を試みたところ、風味豊かで渋味の柔らかい口当たり良いワイン醸造が可能であった。
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海洋資源からの酵母分離とその性質について 国際会議
○小室友香里、進藤 斉、角田潔和、吉澤淑、西川二郎、小泉武夫
日本農芸化学会大会講演要旨集(於東北学院大学 仙台) 2002年03月
開催年月日: 2002年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
海洋由来の実用酵母分離を目的に海水、海藻、魚介類、軟体動物などを分離源として、海水のpHと同等のpH8.5のアルカリ培地とpH5.5の一般的な培地を用いて分離試験を行った。アルカリ培地からは耐塩性株が多く分離された。
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温度変化によるAspergillus oryzae A-59変異株の脂肪酸合成及び分泌への影響 国際会議
○佐藤望、森哲也、進藤 斉、角田潔和、吉澤淑、小泉武夫
日本農芸化学会大会講演要旨集(於東北学院大学 仙台) 2002年03月
開催年月日: 2002年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
A-59を親株として、UV処理により不飽和脂肪酸分泌株U4株を得た。この変異株の培養条件を検討したところ、15℃の低温で分泌量が最も多く、同時に菌体内不飽和脂肪酸濃度も増加した。
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アカザ、クワより分離した糸状菌の性質(第2報) 国際会議
○名和雄介、進藤 斉、角田潔和、吉澤淑、小泉武夫
日本農芸化学会大会講演要旨集(於東北学院大学 仙台) 2002年03月
開催年月日: 2002年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
草麹製造にはアカザ、クワの樹皮や葉を用いる。この主要菌がAspergillus属であることを既に報告したが、その採取場所の地域性と菌相について、沖縄及び都内で採取した各植物を用い検討した。その結果いずれもAspergillus属であったが、菌数は沖縄の植物の方が高かった。
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焼酎蒸留残査を用いた乳酸発酵による飲料化のための基礎試験 国際会議
○吉田知佳津、進藤 斉、角田潔和、小泉武夫、西谷尚道
日本農芸化学会大会講演要旨集(於東北学院大学 仙台) 2002年03月
開催年月日: 2002年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
麦及び甘藷焼酎の蒸留残査の有効活用を目的にLactobacillus属の乳酸菌を添加して乳酸発酵させることにより独特の臭気、風味の改善を行い、飲料化を試みた。発酵終了液では、特有のえぐ味、苦味の低減が見られた。
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火腿より分離したAspergillus oryzae A-59の脂肪酸変換、分泌に及ぼす窒素源の影響 国際会議
○森哲也、佐藤望、進藤 斉、角田潔和、吉澤淑、小泉武夫
日本農芸化学会大会講演要旨集(於東北学院大学 仙台) 2002年03月
開催年月日: 2002年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
A-59を親株として、UV処理により不飽和脂肪酸分泌株U4株を得た。この変異株の培養条件として窒素源のを検討したところ、カザミノ酸添加で菌体当たりの脂肪酸量は最大となったが、分泌は低かった。
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熟成清酒における熟成清酒主要香味成分添加と官能評価 国際会議
○進藤 斉、宮川寛子、角田潔和、小泉武夫、吉澤淑
日本官能評価学会2001年度大会要旨集(於;東京農業大学) 2001年10月
開催年月日: 2001年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
熟成清酒中の主要香味成分であるグルコース、乳酸、クエン酸、酢酸イソアミル、フルフラールなどを清酒に添加し、官能評価を行った。酢酸イソアミル添加では、一般清酒同様に熟成酒でも甘味が増強された。フルフラール添加では上立ち香が低下する一方、酸味が増強される新規知見を得た。
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清酒の海外移送中に生じる酒質の変化について 国際会議
○森哲也、進藤 斉、角田潔和、小泉武夫、吉澤淑
日本官能評価学会2001年度大会要旨集(於 東京農業大学) 2001年10月
開催年月日: 2001年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
船舶による清酒輸出において温度制御装置のない海上ドライコンテナ輸送による酒質への影響を航路相手国別に一般分析、機器分析と官能評価を行った。赤道経由の高温航路では、純米酒にやや着色が見られたが、その他の一般分析では大きな差は生じなかった。全般に品質への影響(劣化)は許容される範囲内であった。
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固液共存培地による清酒醪並行複発酵のモデル化 培地形状及び発酵温度と含硫物の動向について 国際会議
○進藤 斉、松木理恵、角田潔和、吉澤淑、小泉武夫
日本醸造学会大会要旨集(於 東京都北とぴあ) 2001年09月
開催年月日: 2001年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
前報まで清酒低温醪の酵母内SAM高蓄積現象の解析を単純化のため、濃厚な寒天部と相対的に希薄な糖液からなる本培地を用い、含硫物を指標のモデル化を部分的に確立した。更にモデルの改良により低温かつ固体部に直接接触する両条件を満たした場合に高蓄積され、その妥当性を再確認するとともに酵母の存在環境の差異が、その諸性質と菌体内容物に影響を及ぼしていることが明らかとなり、固液混合である醪の並行複発酵の解析に寄与できるものと推察した。
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アカザ、クワより分離した糸状菌の性質 国際会議
○名和雄介、進藤 斉、角田潔和、吉澤淑、小泉武夫
日本生物工学会大会講演要旨集(於山梨大学 甲府市) 2001年09月
開催年月日: 2001年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
草麹に用いられるアカザ、クワなどの植物を添加して製麹したモデル麹より分離した糸状菌の性質の解明を行った。優占菌種はAspergillus属であり、酵素生産性も両植物に共通して良好であった。
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火腿より分離したAspergillus oryzae A-59の脂肪酸生産に及ぼす窒素源濃度の影響 国際会議
○森哲也、佐藤望、進藤 斉、角田潔和、吉澤淑、小泉武夫
日本生物工学会大会講演要旨集(於山梨大学 甲府市) 2001年09月
開催年月日: 2001年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
火腿より分離した本株の窒素源濃度他、Lard添加量、温度、期間など種々の培養条件について検討し、菌体中の脂肪酸量を測定した。その結果Polypeptonの影響を受け、C/N比が高い条件下で菌体中脂肪酸含量増加が認められた。
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Aspergillus oryzae A-59からの脂肪酸分泌変異株の造成 国際会議
○佐藤望、森哲也、進藤 斉、角田潔和、吉澤淑、小泉武夫
日本農芸化学会大会講演要旨集(於立命館大学 京都) 2001年03月
開催年月日: 2001年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
A-59を親株として、UV、NTG、EMSの各変異処理により分泌株を得ることを目的とした。パルミチン酸16;0を用いた寒天培地でのクリアゾーン形成にて1次選抜後、培養液中のヨウ素価測定により、最終選抜選抜株としてUV処理による菌体外へ不飽和脂肪酸を分泌する変異株を得た。
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Aspergillus oryzae A-59の脂肪酸生成および天然油脂への作用性 国際会議
○森哲也、進藤 斉、角田潔和、吉澤淑、小泉武夫
日本農芸化学会大会講演要旨集(於立命館大学 京都) 2001年03月
開催年月日: 2001年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
グルコースからの脂肪酸生産として培地の検討及び天然油脂の改質としてラード、オリーブ油、パーム油への作用性を調べた。初発グルコース10%条件で、生産は最大であった。またラードへの作用性が高く、脂肪酸含量が変わることなく、C18;2が増加した。
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平安時代の「しおり酒」に関する基礎試験 国際会議
渡辺さつき、○進藤 斉、角田潔和、吉澤淑、小泉武夫
日本農芸化学会大会講演要旨集(於立命館大学 京都) 2001年03月
開催年月日: 2001年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
延喜式に記載される代表酒として「御酒」の試醸試験を行い、食塩の利用法と酵素活性について検討した。酵母無添加で最大4回目までのしおり試験を行ったところ、食塩添加条件では対照の無添加に比べ、アルコール製成量が低かった。
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アカザ、クワより分離した糸状菌の同定と性質 国際会議
○名和雄介、進藤 斉、角田潔和、吉澤淑、小泉武夫
日本農芸化学会大会講演要旨集(於立命館大学 京都) 2001年03月
開催年月日: 2001年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
草麹の製造時に添加されるアカザ、クワの樹皮及び葉から糸状菌を分離し、分離菌による製麹試験を行った、主要菌はAspergillus属で、製麹試験の結果は良好であった。
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固液共存培地による清酒醪並行複発酵のモデル化と酵母の含硫物動向 国際会議
○進藤 斉、坂上千佳子、髙澤龍一、角田潔和、吉澤淑、小泉武夫
日本醸造学会大会要旨集(於 大手町JAホール 東京都) 2000年09月
開催年月日: 2000年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
これまでの研究から清酒低温醪では酵母内にSAMが高蓄積されるが、醪の温度は、発酵と米粒溶解の双方に影響を及ぼす。この解析を単純化するため、非温度非酵素依存条件的に糖とアミノ酸が徐々に培地中に供給される醪の並行複発酵を培地で物理的にモデル化し、含硫物動向を検討した。醪中での含硫物動向を解明するには、固液が共存し、ALCが15%まで生成される本モデルの有効性が期待された。
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低温感受性アルギナーゼ生産乳酸菌の同定と酵素の性質 国際会議
○阪口あゆ子、進藤 斉、角田潔和、小泉武夫、吉澤淑
日本醸造学会大会要旨集(於 大手町JAホール 東京都) 2000年09月
開催年月日: 2000年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
カルバミン酸エチルの生成抑制を目的として生もとから乳酸菌を分離し、Lactobacillus sakeiと同定した。アルギニン分解酵素であるアルギナーゼの活性を有することを確認した。
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Aspergillus oryzae A-59の脂肪酸変換に及ぼす添加脂肪酸の影響 国際会議
○森哲也、鈴木啓司、進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本農芸化学会(国際展示場 東京都) 2000年04月
開催年月日: 2000年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
糸状菌による油脂の改質を目的として、数種の脂肪酸の混合比を変えて液体培養したところ、少量の不飽和脂肪酸の添加は、脂肪酸の変換を抑制した。
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各種穀類を用いた穀芽酒製造の基礎試験 国際会議
○小宮美千代、進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本農芸化学会(国際展示場 東京都) 2000年04月
開催年月日: 2000年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
大麦、アワ、キビ、ヒエ、小麦、米を用いて穀芽を製造 し、これを用いて3倍量の温湯を加え糖化後、発酵試験を行ったところ1%以上のアルコール生成が認められた。
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清酒酵母の含硫物蓄積と発酵温度及び菌体内酵素活性 国際会議
○進藤 斉、高澤龍一、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本醸造学会大会(大手町JAホール 東京都) 1999年09月
開催年月日: 1999年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
清酒低温醪中の酵母菌体内に高蓄積されるSAMの蓄積には、菌体内のSAM生成酵素であるメチオニンアデノシルトランスフェラーゼの活性そのものは直接影響しないことを明らかとし、醪中のSAM全量の8~9割は菌体内に保持されたまま粕へ移行することが明らかとなった。
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種々のストレス下における酵母の酵素活性の動向 国際会議
○金子睦子、堀江一昌、進藤 斉、角田潔和、小泉武夫、吉沢淑
日本生物工学会(関西大学 大阪府吹田市) 1999年09月
開催年月日: 1999年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
協会7,10,11号酵母を用いて、温度、エタノールなど種々のストレス下で培養を行った。その結果、温度により酵母菌体内の活性は変化を受け、菌株間に相違が認められた。
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火腿より分離したAspergillus oryzae A-59の脂肪酸不飽和化について 国際会議
○森哲也、進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本生物工学会(関西大学 大阪府吹田市) 1999年09月
開催年月日: 1999年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
火腿より分離した本株を脂肪酸添加培地で培養したところグルコース存在よりも生育が早くかつ菌体量も多かった。この結果より、本株は脂肪酸合成よりも取り込み、 不飽和化が主であることが明らかとなった。
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火腿より分離したAspergillus ochraceusの脂肪酸不飽和化条件 国際会議
○森哲也、寺澤圭一、進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、小泉 武夫
日本農芸化学会(福岡マリンメッセ 福岡県福岡市) 1999年04月
開催年月日: 1999年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
火腿より分離したAspergillus ochraceus A-167を用い、不飽和脂肪酸生成の培養条件を検討し、定性を試みたところ、生成脂肪酸は、cis9-ヘキサデセン酸などであることが明らかとなった。
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各種麹菌を用いた固体培養法による無乾燥ビール粕の有効利用 国際会議
○進藤 斉、金井美樹、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本農芸化学会(福岡マリンメッセ 福岡県福岡市) 1999年04月
開催年月日: 1999年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
水分含量が高く腐敗しやすいビール粕の有効利用のために清酒醸造副産物である白糠を余剰水分の調整材に併用しAspergillus属の市販種麹を用い製麹したところ、 微生物乾燥が可能で、生成した麹は食物繊維に富むシリ アル様食品素材として有効であった。
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エタノールによる酵母の細胞膜構成タンパク質と酵素への影響 国際会議
○下山泰史、金子睦子、進藤 斉、角田潔和、小泉武夫、 吉沢淑
日本生物工学会(広島大学 広島県東広島市) 1998年09月
開催年月日: 1998年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
清酒酵母K-7,10,11を用い、エタノール存在下での膜構成成分変化を検討したところ、エタノール濃度の上昇に伴い、酸性ホスファターゼ、インベルターゼ活性は上昇したものの比活性に変化はない一方、膜中のリン脂質は増加したが、ステロール、蛋白量に変化はなかった。
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オナモミ(Xanthium strumarium)の葉の熱水抽出液に含まれる抗菌性物質の構造 国際会議
○金内誠、柴野倫子、進藤 斉、鈴木昌治、角田潔和、 吉沢淑、小泉武夫
日本生物工学会(広島大学 広島県東広島市) 1998年09月
開催年月日: 1998年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
オナモミの葉に含まれる抗菌性物質を抽出、精製、結晶化し、構造解析を行ったところ、分子量246のxanthatinであった。麹の汚染菌である枯草菌に対する本物質の最小阻止濃度は、12.5μg/mlであった。
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金華火腿より分離した糸状菌の生産する抗酸化性物質について 国際会議
○近野正司、阪口あゆ子、進藤 斉、*和久豊、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本生物工学会(広島大学 広島県東広島市) 1998年09月
開催年月日: 1998年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
金華火腿より分離したAspergillus ochraceus A-46の生産する抗酸化性物質を各種クロマトグラフィーによって精製したところ、抗酸化性物質は2種類分離され、定性試験の結果、いずれもフェノール化合物であることが明らかとなった。
(*ビオック㈱) -
非接触型液体性状センサによるMLFのオンライン管理 国際会議
○神谷博子、進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、江原勝夫*、 戸塚昭、小泉武夫
日本生物工学会(広島大学 広島県東広島市) 1998年09月
開催年月日: 1998年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
ワインのマロラクテック発酵(MFL)管理を目的として非接触型液体性状センサの応用を検討した。MLF乳酸菌の増殖に伴い、2振電圧、2振周波数、電気伝導度いずれも増加し、リンゴ酸、乳酸の濃度変化を本センサで管理することが可能で、応用への可能性が期待された。
(*は東工大 高分子) -
清酒醪の上槽圧力が製成酒中の含硫物量へ及ぼす影響 国際会議
○進藤 斉、渡辺愛佐子、二ノ宮啓輔、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本生物工学会(広島大学 広島県東広島市) 1998年09月
開催年月日: 1998年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
これまでに酒槽での清酒醪上槽中に製成酒中に含硫物 (SAM)が増加することを確認した。そこで清酒醪より、遠心分画により酵母のみを分離後、他画分を再度混合し酵母除去醪を調製、これを圧搾し、上槽圧とSAM量を検討したところ、酵母除去醪でもSAMは上槽中に経時的に増加することから、上槽中に酵母菌体内からSAMが漏出するのではなく固液分離による物理変化が要因として大きいものと推察した。
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Pichia ohmeri AN231の生産する抗酸化性物質の定性および局在性 国際会議
○森哲也、進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本生物工学会(広島大学 広島県東広島市) 1998年09月
開催年月日: 1998年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
野生酵母1500株の中から分離した本株の生産する抗酸化性物質を各種クロマトグラフィーにて生成したところアルデヒドまたはケトン基をもつフェノール系の化合物であり、細胞質中に存在することが明らかとなった。
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金華火腿より分離した微生物の生産する抗酸化性物質に関する研究 国際会議
○近野正司、飯田拓爾、進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本農芸化学会(名城大学 名古屋市天白区) 1998年03月
開催年月日: 1998年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
金華火腿より分離した糸状菌249株、酵母30株、細菌30株より、抗酸化性物質の生産菌の検索をTBA法により行った。最終選抜株はAspergillus ochraceus A-46でありGYP液体培地で72hr培養時に最大活性を示した。
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Penicillum solitumの生産する脂質分解酵素に関する研究 国際会議
○伊藤俊彦、鈴木香織、進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本農芸化学会(名城大学 名古屋市天白区) 1998年03月
開催年月日: 1998年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
Penicillum solitumの生産する脂質分解酵素の精製を行い、酵素化学的性質を決定した。またlipaseⅠのN末端配列10残基を決定し、本酵素は新規酵素と考えられた。
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斎民要術に記載される酒造法における醪の水分含量について 国際会議
○金内誠、森島正一郎、進藤 斉、鈴木昌治、角田潔和、 吉沢淑、小泉武夫
日本生物工学会(東京農業大学 東京都世田谷区) 1997年09月
開催年月日: 1997年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
斎民要術記載の麹をモデル製麹し、その記載に従い、酒造を行った。仕込水が醪中の50%と極端に少ないのが特徴であり、初期に産膜酵母がやがて発酵性酵母が優勢し最終アルコール生成量は10%であった。対照として20~80%の仕込も行ったところ60%以上では、乳酸菌が優勢しその後発酵性酵母がみられた。
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福島県平田村における各種酒類の貯蔵熟成試験 国際会議
○小林一三、岡田俊樹*、進藤 斉、角田潔和、小泉武夫 吉沢淑
日本生物工学会(東京農業大学 京都世田谷区) 1997年09月
開催年月日: 1997年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
冷涼な気候の福島県平田村に酒類貯蔵施設を設置し、清酒、泡盛、焼酎の貯蔵熟成試験を行い、一般分析及び熟成成分の分析及び官能評価を行ったところ、室温貯蔵区では熟成成分の増加が著しく、貯蔵施設内熟成区では官能評価での総合評価が高く良好な結果を得た。
(*は日本発酵機構余呉研) -
エタノールによる酵母の細胞膜構成成分への影響 国際会議
○下山泰史、進藤 斉、角田潔和、小泉武夫、吉沢淑
日本生物工学会(東京農業大学 東京都世田谷区) 1997年09月
開催年月日: 1997年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
協会7,10,11号の3株を用いて、培地中のエタノールを0~8%まで2%ずつ上昇させる継代培養を行い、プロトプラスト後、膜画分を調製、リン脂質量、蛋白量、ステロール量を測定した。アルコール濃度の上昇に従い、膜量は増加したが、3株間では増加の次期等が異なった。
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醸造用酵母のMAL4遺伝子発現におけるグルコースの影響 国際会議
○新井静、進藤 斉、大熊盛也、角田潔和、工藤俊章、小泉武夫、吉沢淑
日本生物工学会(東京農業大学 東京都世田谷区) 1997年09月
開催年月日: 1997年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
Saccharomyces cerevisiae1403-7Aを用い、染色体DNAを切り出し、MAL4ST遺伝子配列を決定し。既知のMAL6と比較したところ差異が認められた。
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清酒醪中の含硫物の動向と硫化臭発生に関する研究-酵母菌体内への含硫物蓄積と酒質への影響- 国際会議
○進藤 斉、久慈雄三、坂野和章、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本醸造学会大会(大手町JAホール 東京都) 1997年09月
開催年月日: 1997年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
協会酵母7種、ワイン酵母2種、当研究室保存清酒酵母7種の計16株を供試し、培養系で発酵温度とS-アデノシルメチオニン(SAM)蓄積能を調べたところ、清酒酵母はSAM蓄積量がワイン酵母に比べて高かったが、温度の影響は受けず、醪とは異なった。蓄積したSAMはアル添により緩やかに増加すること、また酒造場では上槽中経時的に増加し、清酒中では苦味を呈することを明らかとした。
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リパーゼ生産酵母の検索とその性質 国際会議
老田尚矢、相川晶子、進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本農芸化学会(東京農業大学 東京都世田谷区) 1997年04月
開催年月日: 1997年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
当研究室保存の野生酵母群1063株より、リパーゼ生産酵母の検索をトリブチリンを含む平板培養法及びOliveoilを含む液体培地も用いて遊離脂肪酸をKOHによる滴定法で行った。最終選抜株KSY-125-1は、同定の結果Candida mesentericaであった。
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野生酵母の生産する抗酸化性物質について 国際会議
○角田潔和、星隈明子、山田一木、進藤 斉、吉沢淑、小泉武夫
日本農芸化学会(東京農業大学 東京都世田谷区) 1997年04月
開催年月日: 1997年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
野生酵母AN231(Pichia ohmeri)の生産する抗酸化性物質の諸性質について定性的に検討した。本物質はアルデヒドまたはケトンを含むフェノール類で、培養液1mlの活性は、BHA5μg/mlと同程度であった。
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斎民要術に記載される麹のオナモミ抽出液の添加意義(第3報) 国際会議
○金内誠、高辻香織、岡田俊樹、進藤 斉、鈴木昌治、吉沢淑、小泉武夫
日本農芸化学会(東京農業大学 東京都世田谷区) 1997年04月
開催年月日: 1997年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
製麹に際して添加するオナモミの葉の熱水抽出液を石油エーテルで再抽出し、部分精製を試みた。またPaper disk法で各種供試菌の生育抑制効果を確認したところ、Bacillus属及びPichia属に対して効果があった。
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Penicillum solitumの生産する脂質分解酵素に関する研究 国際会議
○伊藤俊彦、近野正司、進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本農芸化学会(東京農業大学 東京都世田谷区) 1997年04月
開催年月日: 1997年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
Penicillum solitumの生産するリパーゼは、2種あり、 lipaseⅠは、分量120,000、Ⅱは70,000であった。熱安定性、至適pHなどは異なったが、いずれも豚脂に対して親和性が高かった。
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金華火腿より分離した微生物による生豚肉の発酵 国際会議
和久豊、進藤 斉、角田潔和*、小泉武夫*
日本農芸化学会(東京農業大学 東京都世田谷区) 1997年04月
開催年月日: 1997年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
火腿製造における微生物の役割を明確にすることを目的に、市販豚肉を塩漬け乾燥後、糸状菌、酵母、細菌をそれぞれ接種し、各菌株の役割を調べたところ、糸状菌が有効に作用しているものと推察された。
((株)ビオック、*は東京農大醸造) -
火腿由来の脂肪酸不飽和化微生物に関する研究 国際会議
○寺澤圭一、斎藤良子、進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本農芸化学会(東京農業大学 東京都世田谷区) 1997年04月
開催年月日: 1997年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
中国の発酵ハム、火腿より分離された糸状菌より脂肪酸の不飽和化へ関与する菌のスクリーニングをラードを含む平板培養法、液体培養により行った。選抜株の1つA-162は初発培地中にない不飽和脂肪酸を生成していた。
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清酒醪中の含硫物の動向と硫化水素臭に関する研究 国際会議
坂野和章、山田忠司、岡田俊樹*、○進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本農芸化学会(東京農業大学 東京都世田谷区) 1997年04月
開催年月日: 1997年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
液体培地における1行発酵系で、培地に添加した各種含硫化合物と硫化水素の発生について検討した。硫化水素発生中は、菌体内のS-アデノシルメチオニンは増加せず、発生終了後に増加し、硫化水素発生との関連性が示唆された。
(*は日本発酵機構余呉研)(演者交代で発表者進藤) -
中国発酵食品である火腿中の抗酸化性物質について 国際会議
○和久豊、石川智康、進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本生物工学会大会(名古屋大学工学部 名古屋市) 1996年10月
開催年月日: 1996年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
中国ハム、金華火腿を4部位に分け、これより抗酸化性物質の部分精製を試みた。糸状菌、特にPenicilliumが増殖していた肉の表面部位が最も活性が高かった、本物質は分子量1500以下で耐熱性を有し、7mMのαートコフェロールと同程度の抗酸化性を示した。
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醸造用酵母のMAL遺伝子発現におけるglucoseの影響について 国際会議
○安田貴之、大熊盛也、進藤 斉、角田潔和、工藤俊章、小泉武夫、吉沢淑
日本生物工学会大会(名古屋大学工学部 名古屋市) 1996年10月
開催年月日: 1996年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
主としてSaccharomyces cerevisiaeの実験室株のMAL遺伝子座位の発現調節の差異について、グルコース存在下での転写抑制を検討した。各MAL遺伝子にはグルコースによる発現抑制に差があることが明らかとなった。
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中国古書斎民要術に登場する麹に添加する植物抽出液の意義について 国際会議
○金内誠、進藤 斉、鈴木昌治、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本生物工学会大会(名古屋大学工学部 名古屋市) 1996年10月
開催年月日: 1996年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
中国古書、斎民要術の記述に従い、蒸煮、炒ごう、生の小麦の混合物にオナモミの葉の熱水抽出液を加えて製麹を行ったところ、水を加えて製麹した対照区に比べ細菌数が少なくBacillus属の増殖が少く植物抽出液中に抗菌性物質の存在が考えられた。
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清酒醪中の含硫物の動向と硫化水素発生に関する研究-醪の発酵温度と酵母菌体内の含硫物蓄積- 国際会議
○進藤 斉、麻布暁史、土井弥市、坂野和章、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本醸造学会大会(大手町JAホール 東京都) 1996年09月
開催年月日: 1996年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
清酒低温醪中の酵母菌体内には、含硫化合物であるSーアデノシルメチオニン(SAM)が、酒母タイプに関わらず高蓄積されていることを確認した。また蒸米酵素剤系で麹不要のモデルでもこれら一連の含硫物の動向は認められ並行複発酵でのみみられることを明らかにした。これらから低温醪でしばしばみられる硫化臭発生への関係が示唆された。
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モデル製麹した中国古代麹(神麹笨麹)による醸造試験(第2報) 国際会議
○金内誠、佐藤深雪、岡田俊樹*、進藤 斉、鈴木昌治、 角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本農芸化学会(京都女子大学 京都市) 1996年03月
開催年月日: 1996年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
これまでに斎民要術に登場する神麹、笨麹のモデル製麹を行った。そこでこれを用いて酒の試醸を行った。古書記載のように炊飯米と麹を用い、スターター無添加で仕込を行い、アルコールの生成及び麹の種類と酒質の違いについて報告した。
(*は日本発酵機構余呉研) -
野生酵母の生産する抗酸化性物質について 国際会議
○山田一木、坂井華子、進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本農芸化学会(京都女子大学 京都市) 1996年03月
開催年月日: 1996年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
抗酸化性物質を生産する酵母を当研究室保存野生酵母群、約1500株から検索した。最終選抜株AN231はPichia属であった。坑酸化性物質の生産は対数増殖期後期からであり、培養液1ml当たりの活性はBHA,5μg/mlとほぼ同じであった。
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清酒醪中の含硫物の動向と硫化水素臭に関する研究 国際会議
○坂野和章、麻布暁史、福井淳希、進藤 斉、岡田俊樹*、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本農芸化学会(京都女子大学 京都市) 1996年03月
開催年月日: 1996年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
清酒醪中の含硫物の動向、特に酵母菌体内のS-アデノシルメチオニン(SAM)の蓄積について検討するため、まず系の1純化をはかり、1行発酵系で検討した。培地にMetを添加すると酵母菌体内のSAMが増加し、低温下では高温側に比べSAM蓄積量が多かった。
(*は日本発酵機構余呉研) -
古式泡盛製造時におけるシー汁操作に関する研究 国際会議
○伊藤史郎、福島哉子、進藤 斉、角田潔和、照屋比呂子*、吉沢淑、小泉武夫
日本農芸化学会(京都女子大学 京都市) 1996年03月
開催年月日: 1996年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
古式泡盛製造時の特徴であるシー汁操作の意義について検討することを目的に実験室内で、モデルシー汁を調製し、製麹を行った。シー汁浸漬米を用いて製麹した麹は酸性域で作用する酵素の活性が高かった。
(*は沖縄工試) -
耐塩性を有する清酒酵母の造成 国際会議
○濱田浩成、進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本生物工学会大会(九州大学工学部 福岡県福岡市) 1995年11月
開催年月日: 1995年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
清酒酵母Saccharomyces cerevisiaeと醤油酵母Zygosaccharomyces rouxiiを細胞融合することにより、耐塩性を有する清酒酵母の造成を試みた。取得株は13%NaCl存在下でアルコールを親株の1.2倍生成した。
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酵母菌体脂質のエタノール耐性への影響 国際会議
○樋口雅規、進藤 斉、角田潔和、小泉武夫、吉沢淑
日本醸造学会大会(大手町JAホール 東京都) 1995年09月
開催年月日: 1995年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
清酒酵母協会7号、及び9号を用いて、アルコール耐性と酵母細胞膜脂質の脂肪酸組成について検討した。アルコール濃度を順次上げる継代培養でアルコール耐性はそれぞれ向上した。また各種脂肪酸を培地に添加し、培養 したところ、添加脂肪酸は構成脂肪酸の約7割を占めたが、エタノール耐性は上昇しなかった。
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清酒醪の発酵温度が及ぼす含硫アミノ酸の動向と硫化水素の発生 国際会議
○進藤 斉、久慈浩介、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本醸造学会大会(大手町JAホール 東京都) 1995年09月
開催年月日: 1995年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
清酒醪の発酵温度と硫化水素の発生について定量的に検討した。硫化水素は、醪期間中最大で総米1000g当たり32mg発生し、24時間当たりの最大発生量は、アルコール発酵に伴い、同時に発生する炭酸ガス当たりに換算すると1000ppmを超える高濃度であった。
本人が主として実施 -
魚臭の消去及び魚脂の分解に有効な糸状菌の検索 国際会議
○高直子、進藤 斉*、角田潔和*、小泉武夫*
日本農芸化学会(北海道大学農学部 北海道札幌市) 1995年08月
開催年月日: 1995年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
マグロの廃棄残滓活用を目的に魚臭の消去及び魚脂の分解に有効な糸状菌の検索を行い、最終株として味噌用のAspergillus oryzaeを選抜した。ペースト化した残滓にコーンスターチを加えて製麹すると官能的にも良好で脂肪の分解、酵素力価ともに高く、魚類調味料等広範への利用の可能性が示唆された。
(高知県商品計画機構、*東京農大醸造) -
中国古書「斎民要術」に登場する麹の醸造学的究明 国際会議
金内誠、進藤 斉、鈴木昌治、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本農芸化学会(北海道大学農学部 北海道札幌市) 1995年08月
開催年月日: 1995年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
斎民要術に登場する古代酒造用麹「神麹」と「笨麹」の自然発生によるモデル製麹を行い、醸造学的見地から検討した。優勢菌種は、Aspergillus属、Rhizopus属であり、酵素力価は酒造用に充分機能しうるものであった
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Penicillum solitumの生産するリパーゼの精製及び性状について 国際会議
○和久豊、進藤 斉*、角田潔和*、小泉武夫*
日本農芸化学会(北海道大学農学部 北海道札幌市) 1995年08月
開催年月日: 1995年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
Penicillum solitumの生産するリパーゼの精製及びその性状について検討したところイオン交換クロマトにより、2種の存在が認められ、分子量は120000と70000であった。またその作用性は豚脂肪に対し、特異的に高い活性を示した。
(㈱ビオック、*は東京農大醸造) -
「金華火腿」より分離した糸状菌からリパーゼ生産菌の分離と同定 国際会議
○進藤 斉、和久豊*、角田潔和、小泉武夫
日本農芸化学会(北海道大学農学部 北海道札幌市) 1995年08月
開催年月日: 1995年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
豚肉を加熱燻煙することなく製造する特徴を有する発酵ハム「金華火腿」より分離した糸状菌249株より、リパーゼ生産菌の分離を試み、Penicillium solitum P-51株を分離した。本株は、培養後72時間目から酵素生産を開始し、油脂等を添加しなくともリパーゼ生成が認められることから、本酵素は構成酵素であると推察した。
(*は㈱ビオック) -
熟成酒の香味成分の生成条件温度、糖、アミノ酸度、酸度、酸化還元電位の影響 国際会議
○牧野直子、進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本生物工学会大会(神戸国際会議場 神戸市) 1994年11月
開催年月日: 1994年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
長期熟成酒の香味成分の生成について、各種アミノ酸糖を添加したモデル清酒を調製し、加温貯蔵試験を行い検討した。経時的に3-DGが増加し、Glu、Leu無添加区分で特に増加した。同時に着色も進み、官能的にも重厚な熟成酒となった。
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清酒醸造における乳酸菌の役割アルギナーゼの諸性質 国際会議
○服部一成、進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本生物工学会大会(筑波大学 茨城県つくば市) 1993年11月
開催年月日: 1993年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
清酒生から分離したアルギナーゼ活性を有する乳酸菌KA-2を分離し、その酸性アルギナーゼの諸性質について検討した。活性は低温培養時のみ認められた。
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清酒醪の発酵型式が製成酒の香味に及ぼす影響について(第3報)発酵温度と酵母の菌体内アミノ酸 国際会議
○進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本醸造学会大会(大手町JAホール 東京都) 1993年09月
開催年月日: 1993年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
清酒醪の発酵温度と製成酒のアミノ酸組成及び酵母菌体内のアミノ酸組成について検討した。低温醪の製成酒ではMetの構成比が低い分、酵母菌体内のCys構成比が高かった。また各種醸造用酵母を用いて発酵温度と製成酒のアミノ酸組成について検討したところ、これらの傾向は2通の性質であったが、清酒酵母が特に顕著であった
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散麹、餅麹、粉麹に関する研究(第2報)粉麹の主要糸状菌の検索とその酵素生産性 国際会議
○岡田俊樹、進藤 斉、角田潔和、鈴木昌治、吉田集而* 小泉武夫
日本醸造学会大会(大手町JAホール 東京都) 1993年09月
開催年月日: 1993年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
伊豆青ヶ島に現存する芋焼酎用の大麦原料の麹の現地調査を行った。麹の最大の特徴は、粉状で製麹を行うことにあり、主要糸状菌は、Aspergillus属であった。周辺環境の菌相調査を行ったところ、各種糸状菌が分離された。また研究室内でモデル製麹を行ったところ、状貌菌相、酵素力価とも青ヶ島麹とほぼ同傾向を示した。
(東京農大醸造、*国立民族学博物館) -
酵母の菌体内脂肪酸組成のエタノール耐性への影響 国際会議
○大島秀隆、進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本醸造学会大会(大手町JAホール 東京都) 1993年09月
開催年月日: 1993年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
清酒酵母K-7,10,11を用い、エタノールを含む各種脂肪酸添加培地で培養し、酵母の膜脂肪酸組成について検討した。アルコール添加時は脂肪酸量は低下した。Kー11では膜に不飽和脂肪酸が多かった。
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清酒醪の発酵型式とアミノ酸の動向について 国際会議
○進藤 斉、大沢実、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
微生物栄養研究会(農大図書館視聴覚 東京農大) 1992年12月
開催年月日: 1992年12月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
清酒のアミノ酸組成は、醪の発酵温度の影響を受け、低温発酵では、Lys、Metなどのアミノ酸の構成比が低くなること、この現象には、酵母のアミノ酸取込の関与が示唆されることなどを報告。硫化臭の発生との関連について示した。
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散麹、餅麹、粉麹に関する研究(第1報)粉麹の性質とその周辺 国際会議
岡田俊樹、進藤 斉、角田潔和、鈴木昌治、吉田集而*、小泉武夫
日本生物工学会(大阪大学工学部 大阪府) 1992年11月
開催年月日: 1992年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
従来麹は、散麹、餅麹の2つに大別されてきたが、伊豆諸島最南端、人口200人の小島である青ヶ島にこれと異なり、粉のまま製麹する粉麹を確認し、現地調査を行った。原料は、浸漬大麦をふすまと混合し、大麦を強く焦がしたものを加え、タニワタリなどの大型の葉で覆って製麹していた。製麹には8日間を要し、種麹、友麹を使用しない自然発生で行われ、出麹は黒と黄色の胞子で覆われていた。酵素力価は、酒造用として充分に機能しうるものであった(現地調査同行)。
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清酒醪の発酵型式が製成酒の香味に及ぼす影響について(第2報)発酵型式と醪中のアミノ酸動向 国際会議
○進藤 斉、大沢実、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本醸造学会大会(大手町JAホール 東京都) 1992年09月
開催年月日: 1992年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
醪の発酵型式を品温経過で差別化し、醪中のアミノ酸動向を検討したところ、低温長期型の前緩後緩型醪では製成酒中のLys、Metの構成比が低く、従来説と異なる傾向を示した。これらは清酒醸造においては、酵母が取り込みやすいアミノ酸であり、特にMetは、醪期間中を通じて液部の濃度が一定で特異的傾向を示した。
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吟醸醪におけるCaの役割(第1報)低精白米の溶解に及ぼすCaの影響について 国際会議
堀江修二、土佐典照、進藤 斉、小泉武夫*、角田潔和*
日本醸造学会大会(大手町JAホール 東京都) 1992年09月
開催年月日: 1992年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
洗米浸漬水にα-amylaseを含む蒸留水、Ca加工水、Ca量の異なる井水を用い、乳酸緩衝液中での白米Ca量吸着とその蒸米溶解性から検討した。蒸留水浸漬では米中のCaは流出したが、Ca加工水では、米中のCa量が増加した。洗米水中にCaを多く含む場合、その蒸米の溶解性が良く電顕観察でも確認できた。
島根県工技センター、*は東京農大醸造 -
清酒醪の発酵型式が製成酒の香味に及ぼす影響について(第1報)製成酒の官能評価及び呈味成分 国際会議
○進藤 斉、佐藤英一、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本発酵工学会大会(広島国際会議場 広島市) 1991年11月
開催年月日: 1991年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
経験的に知られている醪の発酵型式4種と酒質の関係について官能評価を中心に検討した。発酵型式は、品温経過のみの差で差別化が可能で、中でも後緩型2種は相対的に淡麗傾向を示し、一般分析値が同値でも酒質は、異なった。これにはアミノ酸組成の影響が考えられた。