講演・口頭発表等 - 進藤 斉
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「低温醸し法」による赤ワインの醸造 国際会議
○酒井一平、進藤 斉、島田昇、角田潔和、小泉武夫、戸塚昭
日本醸造学会大会要旨集(於北とぴあ 東京都) 2002年09月
開催年月日: 2002年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
ブルゴーニュ地方のワイン醸造を参考にボルドーでも行われている低温醸し法は果皮からのポリフェノール抽出に効果がある。これを期待して国産のマスカットベリーAへの応用を試みたところ、風味豊かで渋味の柔らかい口当たり良いワイン醸造が可能であった。
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海洋資源からの酵母分離とその性質について 国際会議
○小室友香里、進藤 斉、角田潔和、吉澤淑、西川二郎、小泉武夫
日本農芸化学会大会講演要旨集(於東北学院大学 仙台) 2002年03月
開催年月日: 2002年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
海洋由来の実用酵母分離を目的に海水、海藻、魚介類、軟体動物などを分離源として、海水のpHと同等のpH8.5のアルカリ培地とpH5.5の一般的な培地を用いて分離試験を行った。アルカリ培地からは耐塩性株が多く分離された。
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温度変化によるAspergillus oryzae A-59変異株の脂肪酸合成及び分泌への影響 国際会議
○佐藤望、森哲也、進藤 斉、角田潔和、吉澤淑、小泉武夫
日本農芸化学会大会講演要旨集(於東北学院大学 仙台) 2002年03月
開催年月日: 2002年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
A-59を親株として、UV処理により不飽和脂肪酸分泌株U4株を得た。この変異株の培養条件を検討したところ、15℃の低温で分泌量が最も多く、同時に菌体内不飽和脂肪酸濃度も増加した。
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アカザ、クワより分離した糸状菌の性質(第2報) 国際会議
○名和雄介、進藤 斉、角田潔和、吉澤淑、小泉武夫
日本農芸化学会大会講演要旨集(於東北学院大学 仙台) 2002年03月
開催年月日: 2002年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
草麹製造にはアカザ、クワの樹皮や葉を用いる。この主要菌がAspergillus属であることを既に報告したが、その採取場所の地域性と菌相について、沖縄及び都内で採取した各植物を用い検討した。その結果いずれもAspergillus属であったが、菌数は沖縄の植物の方が高かった。
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焼酎蒸留残査を用いた乳酸発酵による飲料化のための基礎試験 国際会議
○吉田知佳津、進藤 斉、角田潔和、小泉武夫、西谷尚道
日本農芸化学会大会講演要旨集(於東北学院大学 仙台) 2002年03月
開催年月日: 2002年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
麦及び甘藷焼酎の蒸留残査の有効活用を目的にLactobacillus属の乳酸菌を添加して乳酸発酵させることにより独特の臭気、風味の改善を行い、飲料化を試みた。発酵終了液では、特有のえぐ味、苦味の低減が見られた。
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火腿より分離したAspergillus oryzae A-59の脂肪酸変換、分泌に及ぼす窒素源の影響 国際会議
○森哲也、佐藤望、進藤 斉、角田潔和、吉澤淑、小泉武夫
日本農芸化学会大会講演要旨集(於東北学院大学 仙台) 2002年03月
開催年月日: 2002年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
A-59を親株として、UV処理により不飽和脂肪酸分泌株U4株を得た。この変異株の培養条件として窒素源のを検討したところ、カザミノ酸添加で菌体当たりの脂肪酸量は最大となったが、分泌は低かった。
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熟成清酒における熟成清酒主要香味成分添加と官能評価 国際会議
○進藤 斉、宮川寛子、角田潔和、小泉武夫、吉澤淑
日本官能評価学会2001年度大会要旨集(於;東京農業大学) 2001年10月
開催年月日: 2001年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
熟成清酒中の主要香味成分であるグルコース、乳酸、クエン酸、酢酸イソアミル、フルフラールなどを清酒に添加し、官能評価を行った。酢酸イソアミル添加では、一般清酒同様に熟成酒でも甘味が増強された。フルフラール添加では上立ち香が低下する一方、酸味が増強される新規知見を得た。
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清酒の海外移送中に生じる酒質の変化について 国際会議
○森哲也、進藤 斉、角田潔和、小泉武夫、吉澤淑
日本官能評価学会2001年度大会要旨集(於 東京農業大学) 2001年10月
開催年月日: 2001年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
船舶による清酒輸出において温度制御装置のない海上ドライコンテナ輸送による酒質への影響を航路相手国別に一般分析、機器分析と官能評価を行った。赤道経由の高温航路では、純米酒にやや着色が見られたが、その他の一般分析では大きな差は生じなかった。全般に品質への影響(劣化)は許容される範囲内であった。
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固液共存培地による清酒醪並行複発酵のモデル化 培地形状及び発酵温度と含硫物の動向について 国際会議
○進藤 斉、松木理恵、角田潔和、吉澤淑、小泉武夫
日本醸造学会大会要旨集(於 東京都北とぴあ) 2001年09月
開催年月日: 2001年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
前報まで清酒低温醪の酵母内SAM高蓄積現象の解析を単純化のため、濃厚な寒天部と相対的に希薄な糖液からなる本培地を用い、含硫物を指標のモデル化を部分的に確立した。更にモデルの改良により低温かつ固体部に直接接触する両条件を満たした場合に高蓄積され、その妥当性を再確認するとともに酵母の存在環境の差異が、その諸性質と菌体内容物に影響を及ぼしていることが明らかとなり、固液混合である醪の並行複発酵の解析に寄与できるものと推察した。
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アカザ、クワより分離した糸状菌の性質 国際会議
○名和雄介、進藤 斉、角田潔和、吉澤淑、小泉武夫
日本生物工学会大会講演要旨集(於山梨大学 甲府市) 2001年09月
開催年月日: 2001年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
草麹に用いられるアカザ、クワなどの植物を添加して製麹したモデル麹より分離した糸状菌の性質の解明を行った。優占菌種はAspergillus属であり、酵素生産性も両植物に共通して良好であった。
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火腿より分離したAspergillus oryzae A-59の脂肪酸生産に及ぼす窒素源濃度の影響 国際会議
○森哲也、佐藤望、進藤 斉、角田潔和、吉澤淑、小泉武夫
日本生物工学会大会講演要旨集(於山梨大学 甲府市) 2001年09月
開催年月日: 2001年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
火腿より分離した本株の窒素源濃度他、Lard添加量、温度、期間など種々の培養条件について検討し、菌体中の脂肪酸量を測定した。その結果Polypeptonの影響を受け、C/N比が高い条件下で菌体中脂肪酸含量増加が認められた。
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Aspergillus oryzae A-59からの脂肪酸分泌変異株の造成 国際会議
○佐藤望、森哲也、進藤 斉、角田潔和、吉澤淑、小泉武夫
日本農芸化学会大会講演要旨集(於立命館大学 京都) 2001年03月
開催年月日: 2001年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
A-59を親株として、UV、NTG、EMSの各変異処理により分泌株を得ることを目的とした。パルミチン酸16;0を用いた寒天培地でのクリアゾーン形成にて1次選抜後、培養液中のヨウ素価測定により、最終選抜選抜株としてUV処理による菌体外へ不飽和脂肪酸を分泌する変異株を得た。
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Aspergillus oryzae A-59の脂肪酸生成および天然油脂への作用性 国際会議
○森哲也、進藤 斉、角田潔和、吉澤淑、小泉武夫
日本農芸化学会大会講演要旨集(於立命館大学 京都) 2001年03月
開催年月日: 2001年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
グルコースからの脂肪酸生産として培地の検討及び天然油脂の改質としてラード、オリーブ油、パーム油への作用性を調べた。初発グルコース10%条件で、生産は最大であった。またラードへの作用性が高く、脂肪酸含量が変わることなく、C18;2が増加した。
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平安時代の「しおり酒」に関する基礎試験 国際会議
渡辺さつき、○進藤 斉、角田潔和、吉澤淑、小泉武夫
日本農芸化学会大会講演要旨集(於立命館大学 京都) 2001年03月
開催年月日: 2001年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
延喜式に記載される代表酒として「御酒」の試醸試験を行い、食塩の利用法と酵素活性について検討した。酵母無添加で最大4回目までのしおり試験を行ったところ、食塩添加条件では対照の無添加に比べ、アルコール製成量が低かった。
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アカザ、クワより分離した糸状菌の同定と性質 国際会議
○名和雄介、進藤 斉、角田潔和、吉澤淑、小泉武夫
日本農芸化学会大会講演要旨集(於立命館大学 京都) 2001年03月
開催年月日: 2001年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
草麹の製造時に添加されるアカザ、クワの樹皮及び葉から糸状菌を分離し、分離菌による製麹試験を行った、主要菌はAspergillus属で、製麹試験の結果は良好であった。
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固液共存培地による清酒醪並行複発酵のモデル化と酵母の含硫物動向 国際会議
○進藤 斉、坂上千佳子、髙澤龍一、角田潔和、吉澤淑、小泉武夫
日本醸造学会大会要旨集(於 大手町JAホール 東京都) 2000年09月
開催年月日: 2000年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
これまでの研究から清酒低温醪では酵母内にSAMが高蓄積されるが、醪の温度は、発酵と米粒溶解の双方に影響を及ぼす。この解析を単純化するため、非温度非酵素依存条件的に糖とアミノ酸が徐々に培地中に供給される醪の並行複発酵を培地で物理的にモデル化し、含硫物動向を検討した。醪中での含硫物動向を解明するには、固液が共存し、ALCが15%まで生成される本モデルの有効性が期待された。
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低温感受性アルギナーゼ生産乳酸菌の同定と酵素の性質 国際会議
○阪口あゆ子、進藤 斉、角田潔和、小泉武夫、吉澤淑
日本醸造学会大会要旨集(於 大手町JAホール 東京都) 2000年09月
開催年月日: 2000年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
カルバミン酸エチルの生成抑制を目的として生もとから乳酸菌を分離し、Lactobacillus sakeiと同定した。アルギニン分解酵素であるアルギナーゼの活性を有することを確認した。
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Aspergillus oryzae A-59の脂肪酸変換に及ぼす添加脂肪酸の影響 国際会議
○森哲也、鈴木啓司、進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本農芸化学会(国際展示場 東京都) 2000年04月
開催年月日: 2000年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
糸状菌による油脂の改質を目的として、数種の脂肪酸の混合比を変えて液体培養したところ、少量の不飽和脂肪酸の添加は、脂肪酸の変換を抑制した。
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各種穀類を用いた穀芽酒製造の基礎試験 国際会議
○小宮美千代、進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本農芸化学会(国際展示場 東京都) 2000年04月
開催年月日: 2000年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
大麦、アワ、キビ、ヒエ、小麦、米を用いて穀芽を製造 し、これを用いて3倍量の温湯を加え糖化後、発酵試験を行ったところ1%以上のアルコール生成が認められた。
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清酒酵母の含硫物蓄積と発酵温度及び菌体内酵素活性 国際会議
○進藤 斉、高澤龍一、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本醸造学会大会(大手町JAホール 東京都) 1999年09月
開催年月日: 1999年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
清酒低温醪中の酵母菌体内に高蓄積されるSAMの蓄積には、菌体内のSAM生成酵素であるメチオニンアデノシルトランスフェラーゼの活性そのものは直接影響しないことを明らかとし、醪中のSAM全量の8~9割は菌体内に保持されたまま粕へ移行することが明らかとなった。