講演・口頭発表等 - 進藤 斉
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製麹工程における栗香発現とアルデヒド類の動向 国際会議
○高橋 美絵、横山 太一、藤森 嶺、森 哲也、進藤 斉、角田 潔和、小泉 武夫、戸塚 昭
日本農芸化学会2005年度大会;於札幌コンベンションセンター(札幌市) 2005年03月
開催年月日: 2005年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
栗香は清酒醸造の製麹工程において、出麹の時点を官能的に判断する一手段として重要視されている麹特有の芳香である。この栗香を構成する主要香気成分と製麹時のアルデヒド類に着目し検討した。
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差しもと回数に伴う焼酎醪中での差しもと酵母のアルコール生成 国際会議
○藤居 崇、湊 千尋、森 哲也、進藤 斉、角田 潔和、小泉 武夫、西谷 尚道
日本農芸化学会2005年度大会;於札幌コンベンションセンター(札幌市) 2005年03月
開催年月日: 2005年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
焼酎製造時では差しもとが行われるが、小仕込み試験により差しもと回数に伴う酵母の発酵能、増殖能への影響について検討した。
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もろみ酢搾り粕の固体培養試験および抗酸化活性 国際会議
○渡邊 清香、藤居 崇、森 哲也、熱田 和史、進藤 斉、角田 潔和、小泉 武夫
日本農芸化学会2005年度大会;於札幌コンベンションセンター(札幌市) 2005年03月
開催年月日: 2005年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
泡盛蒸留廃液部は、もろみ酢として飲用されているが、濾過残査には未利用タンパク質が乾物中34%と多い。そこでこの粕に直接、麹菌を培養後し、乳酸菌も併用し機能性としての抗酸化活性を検索した。
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超高温コンポスト由来eDNAからの未知セルラーゼ遺伝子の検索 国際会議
○松尾 康宏、萩原 健太、矢部 修平、森 哲也、進藤 斉、葉坂 勝、角田 潔和、小泉 武夫
日本農芸化学会2005年度大会;於札幌コンベンションセンター(札幌市) 2005年03月
開催年月日: 2005年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
コンポスト由来eDNAを鋳型としたdegenerate PCRの結果、予想される増幅断片を確認した。この断片のクローンライブラリを作製し、ランダムに60株のインサートDNAを解析したところ、好熱性放線菌であるThermomonospora fusca由来のセルラーゼと96 %の相同性を示した1株を得た。
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赤ワイン用ブドウのカテキン類合成酵素遺伝子の発現解析 国際会議
○相馬 紀子、進藤 斉、角田 潔和、藤田 晃子、後藤 奈美、小泉 武夫、橋爪 克己
日本農芸化学会2005年度大会;於札幌コンベンションセンター(札幌市) 2005年03月
開催年月日: 2005年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
【目的】ワインの苦味・渋味成分のプロアントシアニジン類(縮合タンニン)及びその前駆体のカテキン類(カテキン、エピカテキン)の赤ワイン用ブドウにおける生成及び調節機構を解析することを目的として、カテキン及びエピカテキン合成酵素遺伝子の発現解析等を行った。種子・果皮とも、カテキン類・プロアントシアニジン類は幼果期にはすでに相当量が蓄積しており、大部分はオリゴマー・ポリマーとして存在し、これらが主に果実の生育初期に転写されること、蕾や花でも転写されることと矛盾しない結果であった。
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超高温コンポストにおける高温微生物叢形成と遷移 国際会議
○吉田 直人、矢部 修平、森 哲也、進藤 斉、角田 潔和、葉坂 勝、小泉 武夫
日本農芸化学会2005年度大会;於札幌コンベンションセンター(札幌市) 2005年03月
開催年月日: 2005年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
70℃から80℃のコンポスト発酵初期より直接DNAを抽出・精製後、遺伝子ライブラリーを作製し、同定と系統解析を行い、菌相がBacillus属からGeobacillus属へと遷移することが明らかとなった。
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超高温コンポストの深度別微生物群集構造の比較 国際会議
○矢部 修平、森 哲也、進藤 斉、角田 潔和、葉坂 勝、小泉 武夫
日本農芸化学会2005年度大会;於札幌コンベンションセンター(札幌市) 2005年03月
開催年月日: 2005年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
高温コンポストのハザカプラントの21 h発酵後の深度別ミクロフローラを直接DNAを抽出して行い、16SrDNAを対象にクローンライブラリーを作製し、RFLP解析によりグルーピングした。その各グループのクローンを解読した結果、表層、深層はFirmicutes 門であるGeobacillus 属、Bacillus 属が優占したのに対して、中層はThermus-Deinococcus 門であるThermus thermophilus が優占した。
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高生酸性泡盛麹菌の検索と応用 国際会議
○江上 裕士、熱田 和史、森 哲也、進藤 斉、大城 勤、角田 潔和、小泉 武夫
日本農芸化学会2005年度大会;於札幌コンベンションセンター(札幌市) 2005年03月
開催年月日: 2005年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
蒸留残渣飲料の高付加価値化を目的に泡盛製造に用いるクエン酸高生産黒麹菌を育種した。
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もろみ酢絞り粕への食品機能性付与について 国際会議
○藤居崇、森哲也、進藤 斉、角田潔和、小泉武夫、大城勤、熱田和史
日本生物工学会大会講演要旨集(於名城大学 名古屋市) 2004年09月
開催年月日: 2004年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
泡盛蒸留残査液部はもろみ酢として飲用されているが、二次排出物であるその濾過残査は有効活用されていない。そこで数種のLactobacillus属乳酸菌を添加、培養し最適条件の検討をしたところ、抗酸化性、血栓溶解活性を有する上、香味の改善も認められ良好であった。
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抗腫瘍活性を有するCladosporium sp. S-9由来多糖の分画と性質 国際会議
○原川広野、高橋亮、進藤 斉、鈴木和春、森哲也、角田潔和、小泉武夫
日本生物工学会大会講演要旨集(於名城大学 名古屋市) 2004年09月
開催年月日: 2004年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
β-1,3glucan高含有糸状菌として本株を分離選抜した。本株由来多糖の抗腫瘍活性画分の抽出、分画を行い、マウスに投与した。腫瘍抑制率はアガリクスの同画分との比較でも良好で当該画分の構成糖の90%以上は、Glcであった。
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Aspergillus awamori G-2の生産するエステラーゼの諸性質 国際会議
○塚田太一郎、熱田和史、進藤 斉、大城勤、角田潔和、小泉武夫
日本生物工学会大会講演要旨集(於名城大学 名古屋市) 2004年09月
開催年月日: 2004年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
泡盛古酒の特徴香であるバニリンはフェルラ酸を前駆物質として生成され、原料米からのフェルラ酸遊離にはフェルラ酸エステラーゼが関与する。本株の生産する本酵素化学的性質について検討し、本酵素は既知の酵素よりも低pHで活性が高く、分子量も異なり、新規酵素であることが示唆された。
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メナキノン低生産性納豆菌の分離及び変異株の造成 国際会議
○相羽由詞、前出佳美、森哲也、進藤 斉、角田潔和、小泉武夫
日本生物工学会大会講演要旨集(於名城大学 名古屋市) 2004年09月
開催年月日: 2004年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
納豆菌が生産するメナキノンと抗凝血薬のワルファリンは血液凝固に拮抗作用を示す。前報までにメナキノン低生産性納豆菌を自然界から6株分離した。本報ではこれにUV処理し更なる低生産性株の造成を試み、納豆を試作した。結果、市販納豆の1/15程度である85マイクログラムの低生産性株を取得した。
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超高温コンポスト中の温度上昇に伴うミクロフローラ解析 国際会議
○矢部修平、清野裕樹、吉田直人、進藤 斉、葉坂勝、角田潔和、小泉武夫
日本生物工学会大会講演要旨集(於名城大学 名古屋市) 2004年09月
開催年月日: 2004年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
超高温コンポストの初期温度の向上とミクロフローラについてDGGE解析を行い、深層から表層へ向かって温度上昇すること。50℃までの3.5hrにバンドパターンが急変し、80℃に達する20hにバンド数が激減することが明らかとなった。
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ウリカーゼを高生産する糸状菌の選抜とその酵素化学的性質 国際会議
○松尾康宏、矢部修平、森哲也、進藤 斉、角田潔和、小泉武夫
日本生物工学会大会講演要旨集(於名城大学 名古屋市) 2004年09月
開催年月日: 2004年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
ウリカーゼは、難分解性である尿酸の分解酵素であり、医薬など他方面で応用されている。本酵素を高生産する糸状菌を自然界から分離選抜したところ、Aspergillus oryzae A53を得た。本酵素を推定分子量は33kDaであり、ウリカーゼ遺伝子は903bp、301個のアミノ酸からなり、目的遺伝子の単離が確認できた。
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魚醤油中に存在する細菌胞子の同定 国際会議
○森哲也、堀恵介、進藤 斉、角田潔和、小泉武夫
日本生物工学会大会講演要旨集(於名城大学 名古屋市) 2004年09月
開催年月日: 2004年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
近年、魚醤油の風味改善に醤油麹などが用いられ、魚醤油独特の臭いの少ない製品が存在するが、細菌胞子の混入が認められ、それ自体は製品の劣化原因とはならないが、加工食品へ利用された際の食塩濃度低下により、変質が懸念される。そこで、混入菌とその原因を調べたところ、Bacillus subtilis等であり、原料の醤油麹に由来した。
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泡盛製造時におけるクワ樹皮由来抗菌性物質の特性とクワ樹皮添加泡盛の製造 国際会議
○白石洋平、秋元慈一、國武栄治、熱田和史、森哲也、進藤 斉、角田潔和、小泉武夫
日本生物工学会大会講演要旨集(於名城大学 名古屋市) 2004年09月
開催年月日: 2004年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
泡盛製造時に添加されるクワ樹皮黒変部位中の抗菌性物質の単離を行った。TLCにより2つのスポットに抗菌活性が認められ、それぞれ配糖体とフェノール化合物類であることが示唆された。小仕込み結果も良好であった。
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固液共存培地による清酒醪並行複発酵のモデル化 回収酵母菌体による回分発酵と含硫物動向 国際会議
○進藤 斉、三浦弘文、信木真一、角田潔和、小泉武夫
日本醸造学会大会要旨集(於 東京都北とぴあ) 2004年09月
開催年月日: 2004年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
SAM他種々の蓄積が予想される醪の発酵終了菌体を回収し、次仕込に過剰量用いた。醪では3~4回分までは、初期流動性及びALC生成が向上し、発酵期間は数日短縮された。上記回分以降では発酵経過に支障はないが製成酒中のSAM増加が顕著で苦味を感じ酒質も明らかに異なった。一方、本培地では初期ALC生成向上はなかった。一因として米粒溶解とCO2による流動性変化など物理的相互関与が示唆された。SAMは、いずれも低温で高蓄積された。
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粕醪取り焼酎の製造条件に関する研究 粕醪に乳酸、酵母添加の効果 国際会議
○秋元慈一、吉田裕司、森哲也、進藤 斉、角田潔和、小泉武夫、西谷尚道
日本醸造学会大会要旨集(於 北とぴあ 東京都) 2004年09月
開催年月日: 2004年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
粕取り焼酎のアルコール収得と香気の向上のために酵母と乳酸の添加の影響を確認した。酵母添加は良好な発酵経過となりアルコール収得は向上したが、中鎖脂肪酸エステルに代表される中留成分に大差はなかった。
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高エステラーゼ生産泡盛麹菌の検索 国際会議
○塚田太一郎、亀井貴之、熱田和史、進藤 斉、大城勤、角田潔和、小泉武夫
日本農芸化学会大会講演要旨集(於広島大学 東広島市) 2004年03月
開催年月日: 2004年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
バニラ香の主体であるバニリン高含有古酒の製造を目的に前駆物質であるフェルラ酸を原料米から遊離させる麹由来の本酵素の高生産株の検索を行った。酢酸α-ナフチル基質でナフトール生成を測定するエステラーゼ活性と酸生成の観点からAspergillus属7株を選抜した。
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酒粕焼酎醪の発酵条件が香気成分の生成に及ぼす影響 国際会議
○秋元慈一、額賀史恵、進藤 斉、角田潔和、小泉武夫
日本農芸化学会大会講演要旨集(於広島大学 東広島市) 2004年03月
開催年月日: 2004年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
市販酒粕焼酎の香気成分分析を行うと共に熟成粕と新粕での仕込を行い香気成分について検討した。粕取り焼酎では醪取り焼酎に比べて未同定ピークも含めて香気成分が多く検出され、官能的傾向と一致した。