講演・口頭発表等 - 進藤 斉
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種々のストレス下における酵母の酵素活性の動向 国際会議
○金子睦子、堀江一昌、進藤 斉、角田潔和、小泉武夫、吉沢淑
日本生物工学会(関西大学 大阪府吹田市) 1999年09月
開催年月日: 1999年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
協会7,10,11号酵母を用いて、温度、エタノールなど種々のストレス下で培養を行った。その結果、温度により酵母菌体内の活性は変化を受け、菌株間に相違が認められた。
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火腿より分離したAspergillus oryzae A-59の脂肪酸不飽和化について 国際会議
○森哲也、進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本生物工学会(関西大学 大阪府吹田市) 1999年09月
開催年月日: 1999年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
火腿より分離した本株を脂肪酸添加培地で培養したところグルコース存在よりも生育が早くかつ菌体量も多かった。この結果より、本株は脂肪酸合成よりも取り込み、 不飽和化が主であることが明らかとなった。
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火腿より分離したAspergillus ochraceusの脂肪酸不飽和化条件 国際会議
○森哲也、寺澤圭一、進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、小泉 武夫
日本農芸化学会(福岡マリンメッセ 福岡県福岡市) 1999年04月
開催年月日: 1999年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
火腿より分離したAspergillus ochraceus A-167を用い、不飽和脂肪酸生成の培養条件を検討し、定性を試みたところ、生成脂肪酸は、cis9-ヘキサデセン酸などであることが明らかとなった。
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各種麹菌を用いた固体培養法による無乾燥ビール粕の有効利用 国際会議
○進藤 斉、金井美樹、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本農芸化学会(福岡マリンメッセ 福岡県福岡市) 1999年04月
開催年月日: 1999年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
水分含量が高く腐敗しやすいビール粕の有効利用のために清酒醸造副産物である白糠を余剰水分の調整材に併用しAspergillus属の市販種麹を用い製麹したところ、 微生物乾燥が可能で、生成した麹は食物繊維に富むシリ アル様食品素材として有効であった。
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エタノールによる酵母の細胞膜構成タンパク質と酵素への影響 国際会議
○下山泰史、金子睦子、進藤 斉、角田潔和、小泉武夫、 吉沢淑
日本生物工学会(広島大学 広島県東広島市) 1998年09月
開催年月日: 1998年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
清酒酵母K-7,10,11を用い、エタノール存在下での膜構成成分変化を検討したところ、エタノール濃度の上昇に伴い、酸性ホスファターゼ、インベルターゼ活性は上昇したものの比活性に変化はない一方、膜中のリン脂質は増加したが、ステロール、蛋白量に変化はなかった。
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オナモミ(Xanthium strumarium)の葉の熱水抽出液に含まれる抗菌性物質の構造 国際会議
○金内誠、柴野倫子、進藤 斉、鈴木昌治、角田潔和、 吉沢淑、小泉武夫
日本生物工学会(広島大学 広島県東広島市) 1998年09月
開催年月日: 1998年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
オナモミの葉に含まれる抗菌性物質を抽出、精製、結晶化し、構造解析を行ったところ、分子量246のxanthatinであった。麹の汚染菌である枯草菌に対する本物質の最小阻止濃度は、12.5μg/mlであった。
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金華火腿より分離した糸状菌の生産する抗酸化性物質について 国際会議
○近野正司、阪口あゆ子、進藤 斉、*和久豊、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本生物工学会(広島大学 広島県東広島市) 1998年09月
開催年月日: 1998年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
金華火腿より分離したAspergillus ochraceus A-46の生産する抗酸化性物質を各種クロマトグラフィーによって精製したところ、抗酸化性物質は2種類分離され、定性試験の結果、いずれもフェノール化合物であることが明らかとなった。
(*ビオック㈱) -
非接触型液体性状センサによるMLFのオンライン管理 国際会議
○神谷博子、進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、江原勝夫*、 戸塚昭、小泉武夫
日本生物工学会(広島大学 広島県東広島市) 1998年09月
開催年月日: 1998年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
ワインのマロラクテック発酵(MFL)管理を目的として非接触型液体性状センサの応用を検討した。MLF乳酸菌の増殖に伴い、2振電圧、2振周波数、電気伝導度いずれも増加し、リンゴ酸、乳酸の濃度変化を本センサで管理することが可能で、応用への可能性が期待された。
(*は東工大 高分子) -
清酒醪の上槽圧力が製成酒中の含硫物量へ及ぼす影響 国際会議
○進藤 斉、渡辺愛佐子、二ノ宮啓輔、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本生物工学会(広島大学 広島県東広島市) 1998年09月
開催年月日: 1998年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
これまでに酒槽での清酒醪上槽中に製成酒中に含硫物 (SAM)が増加することを確認した。そこで清酒醪より、遠心分画により酵母のみを分離後、他画分を再度混合し酵母除去醪を調製、これを圧搾し、上槽圧とSAM量を検討したところ、酵母除去醪でもSAMは上槽中に経時的に増加することから、上槽中に酵母菌体内からSAMが漏出するのではなく固液分離による物理変化が要因として大きいものと推察した。
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Pichia ohmeri AN231の生産する抗酸化性物質の定性および局在性 国際会議
○森哲也、進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本生物工学会(広島大学 広島県東広島市) 1998年09月
開催年月日: 1998年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
野生酵母1500株の中から分離した本株の生産する抗酸化性物質を各種クロマトグラフィーにて生成したところアルデヒドまたはケトン基をもつフェノール系の化合物であり、細胞質中に存在することが明らかとなった。
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金華火腿より分離した微生物の生産する抗酸化性物質に関する研究 国際会議
○近野正司、飯田拓爾、進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本農芸化学会(名城大学 名古屋市天白区) 1998年03月
開催年月日: 1998年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
金華火腿より分離した糸状菌249株、酵母30株、細菌30株より、抗酸化性物質の生産菌の検索をTBA法により行った。最終選抜株はAspergillus ochraceus A-46でありGYP液体培地で72hr培養時に最大活性を示した。
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Penicillum solitumの生産する脂質分解酵素に関する研究 国際会議
○伊藤俊彦、鈴木香織、進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本農芸化学会(名城大学 名古屋市天白区) 1998年03月
開催年月日: 1998年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
Penicillum solitumの生産する脂質分解酵素の精製を行い、酵素化学的性質を決定した。またlipaseⅠのN末端配列10残基を決定し、本酵素は新規酵素と考えられた。
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斎民要術に記載される酒造法における醪の水分含量について 国際会議
○金内誠、森島正一郎、進藤 斉、鈴木昌治、角田潔和、 吉沢淑、小泉武夫
日本生物工学会(東京農業大学 東京都世田谷区) 1997年09月
開催年月日: 1997年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
斎民要術記載の麹をモデル製麹し、その記載に従い、酒造を行った。仕込水が醪中の50%と極端に少ないのが特徴であり、初期に産膜酵母がやがて発酵性酵母が優勢し最終アルコール生成量は10%であった。対照として20~80%の仕込も行ったところ60%以上では、乳酸菌が優勢しその後発酵性酵母がみられた。
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福島県平田村における各種酒類の貯蔵熟成試験 国際会議
○小林一三、岡田俊樹*、進藤 斉、角田潔和、小泉武夫 吉沢淑
日本生物工学会(東京農業大学 京都世田谷区) 1997年09月
開催年月日: 1997年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
冷涼な気候の福島県平田村に酒類貯蔵施設を設置し、清酒、泡盛、焼酎の貯蔵熟成試験を行い、一般分析及び熟成成分の分析及び官能評価を行ったところ、室温貯蔵区では熟成成分の増加が著しく、貯蔵施設内熟成区では官能評価での総合評価が高く良好な結果を得た。
(*は日本発酵機構余呉研) -
エタノールによる酵母の細胞膜構成成分への影響 国際会議
○下山泰史、進藤 斉、角田潔和、小泉武夫、吉沢淑
日本生物工学会(東京農業大学 東京都世田谷区) 1997年09月
開催年月日: 1997年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
協会7,10,11号の3株を用いて、培地中のエタノールを0~8%まで2%ずつ上昇させる継代培養を行い、プロトプラスト後、膜画分を調製、リン脂質量、蛋白量、ステロール量を測定した。アルコール濃度の上昇に従い、膜量は増加したが、3株間では増加の次期等が異なった。
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醸造用酵母のMAL4遺伝子発現におけるグルコースの影響 国際会議
○新井静、進藤 斉、大熊盛也、角田潔和、工藤俊章、小泉武夫、吉沢淑
日本生物工学会(東京農業大学 東京都世田谷区) 1997年09月
開催年月日: 1997年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
Saccharomyces cerevisiae1403-7Aを用い、染色体DNAを切り出し、MAL4ST遺伝子配列を決定し。既知のMAL6と比較したところ差異が認められた。
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清酒醪中の含硫物の動向と硫化臭発生に関する研究-酵母菌体内への含硫物蓄積と酒質への影響- 国際会議
○進藤 斉、久慈雄三、坂野和章、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本醸造学会大会(大手町JAホール 東京都) 1997年09月
開催年月日: 1997年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
協会酵母7種、ワイン酵母2種、当研究室保存清酒酵母7種の計16株を供試し、培養系で発酵温度とS-アデノシルメチオニン(SAM)蓄積能を調べたところ、清酒酵母はSAM蓄積量がワイン酵母に比べて高かったが、温度の影響は受けず、醪とは異なった。蓄積したSAMはアル添により緩やかに増加すること、また酒造場では上槽中経時的に増加し、清酒中では苦味を呈することを明らかとした。
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リパーゼ生産酵母の検索とその性質 国際会議
老田尚矢、相川晶子、進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本農芸化学会(東京農業大学 東京都世田谷区) 1997年04月
開催年月日: 1997年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
当研究室保存の野生酵母群1063株より、リパーゼ生産酵母の検索をトリブチリンを含む平板培養法及びOliveoilを含む液体培地も用いて遊離脂肪酸をKOHによる滴定法で行った。最終選抜株KSY-125-1は、同定の結果Candida mesentericaであった。
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野生酵母の生産する抗酸化性物質について 国際会議
○角田潔和、星隈明子、山田一木、進藤 斉、吉沢淑、小泉武夫
日本農芸化学会(東京農業大学 東京都世田谷区) 1997年04月
開催年月日: 1997年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
野生酵母AN231(Pichia ohmeri)の生産する抗酸化性物質の諸性質について定性的に検討した。本物質はアルデヒドまたはケトンを含むフェノール類で、培養液1mlの活性は、BHA5μg/mlと同程度であった。
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斎民要術に記載される麹のオナモミ抽出液の添加意義(第3報) 国際会議
○金内誠、高辻香織、岡田俊樹、進藤 斉、鈴木昌治、吉沢淑、小泉武夫
日本農芸化学会(東京農業大学 東京都世田谷区) 1997年04月
開催年月日: 1997年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
製麹に際して添加するオナモミの葉の熱水抽出液を石油エーテルで再抽出し、部分精製を試みた。またPaper disk法で各種供試菌の生育抑制効果を確認したところ、Bacillus属及びPichia属に対して効果があった。