講演・口頭発表等 - 進藤 斉
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Penicillum solitumの生産する脂質分解酵素に関する研究 国際会議
○伊藤俊彦、近野正司、進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本農芸化学会(東京農業大学 東京都世田谷区) 1997年04月
開催年月日: 1997年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
Penicillum solitumの生産するリパーゼは、2種あり、 lipaseⅠは、分量120,000、Ⅱは70,000であった。熱安定性、至適pHなどは異なったが、いずれも豚脂に対して親和性が高かった。
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金華火腿より分離した微生物による生豚肉の発酵 国際会議
和久豊、進藤 斉、角田潔和*、小泉武夫*
日本農芸化学会(東京農業大学 東京都世田谷区) 1997年04月
開催年月日: 1997年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
火腿製造における微生物の役割を明確にすることを目的に、市販豚肉を塩漬け乾燥後、糸状菌、酵母、細菌をそれぞれ接種し、各菌株の役割を調べたところ、糸状菌が有効に作用しているものと推察された。
((株)ビオック、*は東京農大醸造) -
火腿由来の脂肪酸不飽和化微生物に関する研究 国際会議
○寺澤圭一、斎藤良子、進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本農芸化学会(東京農業大学 東京都世田谷区) 1997年04月
開催年月日: 1997年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
中国の発酵ハム、火腿より分離された糸状菌より脂肪酸の不飽和化へ関与する菌のスクリーニングをラードを含む平板培養法、液体培養により行った。選抜株の1つA-162は初発培地中にない不飽和脂肪酸を生成していた。
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清酒醪中の含硫物の動向と硫化水素臭に関する研究 国際会議
坂野和章、山田忠司、岡田俊樹*、○進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本農芸化学会(東京農業大学 東京都世田谷区) 1997年04月
開催年月日: 1997年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
液体培地における1行発酵系で、培地に添加した各種含硫化合物と硫化水素の発生について検討した。硫化水素発生中は、菌体内のS-アデノシルメチオニンは増加せず、発生終了後に増加し、硫化水素発生との関連性が示唆された。
(*は日本発酵機構余呉研)(演者交代で発表者進藤) -
中国発酵食品である火腿中の抗酸化性物質について 国際会議
○和久豊、石川智康、進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本生物工学会大会(名古屋大学工学部 名古屋市) 1996年10月
開催年月日: 1996年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
中国ハム、金華火腿を4部位に分け、これより抗酸化性物質の部分精製を試みた。糸状菌、特にPenicilliumが増殖していた肉の表面部位が最も活性が高かった、本物質は分子量1500以下で耐熱性を有し、7mMのαートコフェロールと同程度の抗酸化性を示した。
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醸造用酵母のMAL遺伝子発現におけるglucoseの影響について 国際会議
○安田貴之、大熊盛也、進藤 斉、角田潔和、工藤俊章、小泉武夫、吉沢淑
日本生物工学会大会(名古屋大学工学部 名古屋市) 1996年10月
開催年月日: 1996年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
主としてSaccharomyces cerevisiaeの実験室株のMAL遺伝子座位の発現調節の差異について、グルコース存在下での転写抑制を検討した。各MAL遺伝子にはグルコースによる発現抑制に差があることが明らかとなった。
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中国古書斎民要術に登場する麹に添加する植物抽出液の意義について 国際会議
○金内誠、進藤 斉、鈴木昌治、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本生物工学会大会(名古屋大学工学部 名古屋市) 1996年10月
開催年月日: 1996年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
中国古書、斎民要術の記述に従い、蒸煮、炒ごう、生の小麦の混合物にオナモミの葉の熱水抽出液を加えて製麹を行ったところ、水を加えて製麹した対照区に比べ細菌数が少なくBacillus属の増殖が少く植物抽出液中に抗菌性物質の存在が考えられた。
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清酒醪中の含硫物の動向と硫化水素発生に関する研究-醪の発酵温度と酵母菌体内の含硫物蓄積- 国際会議
○進藤 斉、麻布暁史、土井弥市、坂野和章、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本醸造学会大会(大手町JAホール 東京都) 1996年09月
開催年月日: 1996年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
清酒低温醪中の酵母菌体内には、含硫化合物であるSーアデノシルメチオニン(SAM)が、酒母タイプに関わらず高蓄積されていることを確認した。また蒸米酵素剤系で麹不要のモデルでもこれら一連の含硫物の動向は認められ並行複発酵でのみみられることを明らかにした。これらから低温醪でしばしばみられる硫化臭発生への関係が示唆された。
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モデル製麹した中国古代麹(神麹笨麹)による醸造試験(第2報) 国際会議
○金内誠、佐藤深雪、岡田俊樹*、進藤 斉、鈴木昌治、 角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本農芸化学会(京都女子大学 京都市) 1996年03月
開催年月日: 1996年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
これまでに斎民要術に登場する神麹、笨麹のモデル製麹を行った。そこでこれを用いて酒の試醸を行った。古書記載のように炊飯米と麹を用い、スターター無添加で仕込を行い、アルコールの生成及び麹の種類と酒質の違いについて報告した。
(*は日本発酵機構余呉研) -
野生酵母の生産する抗酸化性物質について 国際会議
○山田一木、坂井華子、進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本農芸化学会(京都女子大学 京都市) 1996年03月
開催年月日: 1996年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
抗酸化性物質を生産する酵母を当研究室保存野生酵母群、約1500株から検索した。最終選抜株AN231はPichia属であった。坑酸化性物質の生産は対数増殖期後期からであり、培養液1ml当たりの活性はBHA,5μg/mlとほぼ同じであった。
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清酒醪中の含硫物の動向と硫化水素臭に関する研究 国際会議
○坂野和章、麻布暁史、福井淳希、進藤 斉、岡田俊樹*、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本農芸化学会(京都女子大学 京都市) 1996年03月
開催年月日: 1996年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
清酒醪中の含硫物の動向、特に酵母菌体内のS-アデノシルメチオニン(SAM)の蓄積について検討するため、まず系の1純化をはかり、1行発酵系で検討した。培地にMetを添加すると酵母菌体内のSAMが増加し、低温下では高温側に比べSAM蓄積量が多かった。
(*は日本発酵機構余呉研) -
古式泡盛製造時におけるシー汁操作に関する研究 国際会議
○伊藤史郎、福島哉子、進藤 斉、角田潔和、照屋比呂子*、吉沢淑、小泉武夫
日本農芸化学会(京都女子大学 京都市) 1996年03月
開催年月日: 1996年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
古式泡盛製造時の特徴であるシー汁操作の意義について検討することを目的に実験室内で、モデルシー汁を調製し、製麹を行った。シー汁浸漬米を用いて製麹した麹は酸性域で作用する酵素の活性が高かった。
(*は沖縄工試) -
耐塩性を有する清酒酵母の造成 国際会議
○濱田浩成、進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本生物工学会大会(九州大学工学部 福岡県福岡市) 1995年11月
開催年月日: 1995年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
清酒酵母Saccharomyces cerevisiaeと醤油酵母Zygosaccharomyces rouxiiを細胞融合することにより、耐塩性を有する清酒酵母の造成を試みた。取得株は13%NaCl存在下でアルコールを親株の1.2倍生成した。
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酵母菌体脂質のエタノール耐性への影響 国際会議
○樋口雅規、進藤 斉、角田潔和、小泉武夫、吉沢淑
日本醸造学会大会(大手町JAホール 東京都) 1995年09月
開催年月日: 1995年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
清酒酵母協会7号、及び9号を用いて、アルコール耐性と酵母細胞膜脂質の脂肪酸組成について検討した。アルコール濃度を順次上げる継代培養でアルコール耐性はそれぞれ向上した。また各種脂肪酸を培地に添加し、培養 したところ、添加脂肪酸は構成脂肪酸の約7割を占めたが、エタノール耐性は上昇しなかった。
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清酒醪の発酵温度が及ぼす含硫アミノ酸の動向と硫化水素の発生 国際会議
○進藤 斉、久慈浩介、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本醸造学会大会(大手町JAホール 東京都) 1995年09月
開催年月日: 1995年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
清酒醪の発酵温度と硫化水素の発生について定量的に検討した。硫化水素は、醪期間中最大で総米1000g当たり32mg発生し、24時間当たりの最大発生量は、アルコール発酵に伴い、同時に発生する炭酸ガス当たりに換算すると1000ppmを超える高濃度であった。
本人が主として実施 -
魚臭の消去及び魚脂の分解に有効な糸状菌の検索 国際会議
○高直子、進藤 斉*、角田潔和*、小泉武夫*
日本農芸化学会(北海道大学農学部 北海道札幌市) 1995年08月
開催年月日: 1995年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
マグロの廃棄残滓活用を目的に魚臭の消去及び魚脂の分解に有効な糸状菌の検索を行い、最終株として味噌用のAspergillus oryzaeを選抜した。ペースト化した残滓にコーンスターチを加えて製麹すると官能的にも良好で脂肪の分解、酵素力価ともに高く、魚類調味料等広範への利用の可能性が示唆された。
(高知県商品計画機構、*東京農大醸造) -
中国古書「斎民要術」に登場する麹の醸造学的究明 国際会議
金内誠、進藤 斉、鈴木昌治、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本農芸化学会(北海道大学農学部 北海道札幌市) 1995年08月
開催年月日: 1995年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
斎民要術に登場する古代酒造用麹「神麹」と「笨麹」の自然発生によるモデル製麹を行い、醸造学的見地から検討した。優勢菌種は、Aspergillus属、Rhizopus属であり、酵素力価は酒造用に充分機能しうるものであった
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Penicillum solitumの生産するリパーゼの精製及び性状について 国際会議
○和久豊、進藤 斉*、角田潔和*、小泉武夫*
日本農芸化学会(北海道大学農学部 北海道札幌市) 1995年08月
開催年月日: 1995年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
Penicillum solitumの生産するリパーゼの精製及びその性状について検討したところイオン交換クロマトにより、2種の存在が認められ、分子量は120000と70000であった。またその作用性は豚脂肪に対し、特異的に高い活性を示した。
(㈱ビオック、*は東京農大醸造) -
「金華火腿」より分離した糸状菌からリパーゼ生産菌の分離と同定 国際会議
○進藤 斉、和久豊*、角田潔和、小泉武夫
日本農芸化学会(北海道大学農学部 北海道札幌市) 1995年08月
開催年月日: 1995年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
豚肉を加熱燻煙することなく製造する特徴を有する発酵ハム「金華火腿」より分離した糸状菌249株より、リパーゼ生産菌の分離を試み、Penicillium solitum P-51株を分離した。本株は、培養後72時間目から酵素生産を開始し、油脂等を添加しなくともリパーゼ生成が認められることから、本酵素は構成酵素であると推察した。
(*は㈱ビオック) -
熟成酒の香味成分の生成条件温度、糖、アミノ酸度、酸度、酸化還元電位の影響 国際会議
○牧野直子、進藤 斉、角田潔和、吉沢淑、小泉武夫
日本生物工学会大会(神戸国際会議場 神戸市) 1994年11月
開催年月日: 1994年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
長期熟成酒の香味成分の生成について、各種アミノ酸糖を添加したモデル清酒を調製し、加温貯蔵試験を行い検討した。経時的に3-DGが増加し、Glu、Leu無添加区分で特に増加した。同時に着色も進み、官能的にも重厚な熟成酒となった。