論文 - 上岡 洋晴
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医学データベース「PubMed」におけるレクリエーション研究のナレイティブ・レビュー:2007-2011年の5年間において 査読あり
本多卓也,上岡洋晴,渡邊真也,北湯口純,鎌田真光
レジャー・レクリエーション研究 69 2012年03月
担当区分:責任著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
本研究は、世界的な医学データベース「PubMed」を活用して、2007年から2011年の期間に公表されたレクリエーションを題目に含む論文のレビューを行った。最終的に適格基準に合致していたのは7編であった。レクリエーション介入によって慢性疾患を有する子どもから高齢者までの患者に対してのQOLやメンタルヘルスを明らかにしようとする研究が多かった。しかし、コントロール群が設定されていなかったり、コストや有害事象などを示していない研究も多かった。
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医学系データベース「医中誌Web」におけるレクリエーションに関する論文の特徴:2007-2011年の公表論文を対象として 査読あり
本多卓也,上岡洋晴,渡邊真也,北湯口純,鎌田真光
レジャー・レクリエーション研究 69 2012年03月
担当区分:責任著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
医中誌Webに掲載されている研究は、看護師や介護者が職務として直面している入院患者や精神疾患患者に対して、補完療法あるいはQOLを高める効果を求めてレクリエーションを取り入れていることが多いことが明らかになった。こうした対象者へ、レクリエーション介入の方法論を議論する場として、本学会の活動を啓発・広報する意義が示された。
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The effect of obstacle height and maximaum step length (MSL) on obstacle crossing in healthy adults 査読あり
Park SJ, Otaka Y, Okada S, Kamioka H, Okuizumi H, Komatsu T, Mutoh Y
Jpn J Phys Fitness Sports Med 61 ( 1 ) 103 - 109 2012年
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
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温泉地への旅行の決定要因に関するアンケートの開発 査読あり
西田集,上岡洋晴,下嶋聖
レジャー・レクリエーション研究 67 2011年03月
担当区分:責任著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
温泉旅行者が温泉地を旅行する際に、その決定要因を明らかにし、妥当性と汎用性の高い20の設問からなるアンケート用紙を開発した。
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中学生のストレッチング実施状況と傷害との関連について 査読あり
高橋亮輔,林英俊,上岡洋晴,岡田真平,武藤芳照
身体教育医学研究 12 1 - 8 2011年03月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
運動部に所属する中学生の傷害とストレッチングの実施状況について調べた結果、傷害に関連のある因子は1週間当たりの総練習時間であった。また、ストレッチング実施時において、伸張部位や筋伸張度を意識して行っていないこと可能性があることを明らかにした。
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A systematic review of nonrandomized controlled trials on the curative effects of aquatic exercise 査読あり
Hiroharu Kamioka, Kiichiro Tsutani, Yoshiteru Mutoh et al.
International Journal of General Medicine 4 239 - 260 2011年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
水中運動に関する非ランダム化比較試験のシステマティック・レビューを行い、その治療と健康増進効果と各研究の質を評価した。その結果、2000年以降の論文は21編あり、運動器疾患が多く、疼痛の軽減効果を示していた。しかし、有害事象やドロップアウト、分析方法の記載の欠如などの問題が多い報告が多かった。TREND声明チェックリストなどに準拠した研究の計画・実施・論文記載が必要であることを述べた。
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地方自治体の温泉保有状況と医療費・介護費との関連:総務省類型に基づく「都市Ⅲ-0」自治体について 査読あり
上岡洋晴,岡田真平,奥泉宏康,半田秀一,北湯口純,鎌田真光
日本温泉気候物理医学会誌 74 ( 2 ) 81 - 90 2011年02月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
人口10-15万人・第三次産業比率55%以下である都市Ⅲ-0の11市を対象として、温泉保有状況と医療費関連指標などとの関連性を調べた。その結果、温泉施設保有は医療費や介護費に影響を及ぼしている確かな根拠は得られなかった。
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Effectiveness of Intervention for Low Back Pain in Female Caregivers in Nursing Homes: A Pilot Trial based on Multicenter Randomization 査読あり
H.Kamioka, H Okuizumi, S Okada,, R Takahashi, S Handa, J Kitayuguchi, Y Mutoh.
Environmental Health and Preventive Medicine15(6) 15 ( 6 ) 2010年11月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
特別養護老人ホーム4箇所、88人の女性介護者をランダムに施設ごとに割付をし、1回の腰痛予防に関するOJT(整形外科医による講義と運動療法)と毎日のストレッチングの実施を促して腰痛の予防軽減効果を検証したところ、効果があるとはいえなかった。コンプライアンスが高い者は、腰痛の軽減傾向にあった。
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女性介護者における腰痛の実態と関連要因に関する横断研究 査読あり
上岡洋晴,奥泉宏康,岡田真平,渡邉真也,高橋亮輔,半田秀一,大塩琢也,本多卓也,森山子,北湯口純,鎌田真光,武藤芳照
農学集報 55 ( 1 ) 2010年06月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)
特別養護老人ホームに勤務する女性介護を対象として、腰痛とその関連因子を調査した。その結果、身長が高いことは中腰姿勢を助長し、腰痛を起こす原因になるかもしれないこと、身体と精神的な健康の程度は、腰痛と関係があることが明らかになった。今後、交代勤務に伴う睡眠障害や慢性疲労との関連性も含めて検討すべきであることが示唆された。
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小規模自治体における医療費関連指標に関する地域診断と相関分析-総務省類型による町村I-1を対象として 査読あり
上岡洋晴、岡田真平、武藤芳照、本多卓也、森山翔子
厚生の指標 57 ( 6 ) 2010年06月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
平成19年度の総務省類型の小規模自治体についての地域診断と相関分析を行った結果、医療費と介護費との相関係数は低く、類似・相互補完関係など多様であることが明らかになった。
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温泉の効果に関するエビデンスの整理と健康づくりを中心としたレジャーへの応用 査読あり
上岡洋晴、栗田和弥,鈴木 英悟,渡邊真也,北湯口純,鎌田真光,本多卓也,森山翔子,武藤芳照
身体教育医学研究 11 ( 1 ) 1 - 11 2010年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
温泉の健康増進効果のエビデンスを整理するとともに、ヘルスツーリズムなどのレジャーへの応用展開の課題をレビューした。
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Fall-prevention self-efficacy in relationship to high-density lipoprotein cholesterol and physical strength in elderly residents of a Japanese rural district: Kosuge cross-sectional study.
H.Kamioka, H,Mutoh Y,Honda T,Okada S, Okuizumi H, Handa S, Kitayuguchi J, Kamada M, Hida A, Mori K
農学集報 54 ( 4 ) 283 - 291 2010年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)
自己効力感とHDLコレステロールとの関連は認められなかったが、本研究は地域在住で独立生活を営む高齢者に限定されているため、今後、良くデザインされ、大規模な観察研究が必要だと考えられた。
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温泉による運動器疾患の予防効果に関するコホート研究のシステマティック・レビュー
塩澤信良、奥泉宏康、岡田真平、半田秀一、北湯口純、鎌田真光、上岡 洋晴
日本温泉気候物理医学会誌 73巻2号,pp.85-91 2010年02月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
適格基準を満たしていたのは1編(日本語)だけであった。その結果は、運動習慣やWHOのQOLで調整しても、年に2回以上温泉を利用する群の方が、年に1回以下しか利用しない群に比べて、有意に骨折が少ないことを示していた。
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Effectiveness of aquatic exercise and balneotherapy: A summary of systematic reviews based on randomized controlled trials of water immersion therapies
上岡洋晴,津谷喜一郎,奥泉宏康,武藤芳照,太田美穂,半田秀一,岡田真平,北湯口純,鎌田真光,塩澤信良,本多卓也
JEpidemiology 20 2 - 12 2010年01月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
水中運動と温泉による治療と健康増進効果のランダム化比較試験のシステマティック・レビューのレビューを行った結果、水中運動は短期間の治療効果が認められるが、温泉の効果は明らかではないことを結論づけた。
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Environmental correlates of physical activity in driving and non-driving rural Japanese women 査読あり
Kamada M, Kitayuguchi J, Inoue S, Mutoh Y, Shiwaku K、上岡 洋晴
Prev Med 49 ( 6 ) 490 - 496 2009年12月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
日本の中山間地を対象として交通手段と日常の活動量を調査した結果、車の運転免許がなく、公共の交通機関(バス)がない者は有意に活動量が低いことが明らかになった。
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温泉利用の健康教育
上岡 洋晴
薬理と臨床 37巻12号pp.1001-1012 2009年12月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
ランダム化比較試験のシンポジウムにおいて、発表した内容のダイジェストをまとめた。温泉利用の健康教育の効果についてのエビデンスを紹介した。
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過疎・高齢化の進む農山町村における地域診断と医療費関連指標の検討 査読あり
上岡洋晴,岡田真平,奥泉宏泰,半田秀一,朴相俊,本多卓也,森山翔子,武藤芳照,川野因,日田安寿美,森佳子,長澤伸江
農学集報 54 ( 2 ) 2009年09月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)
小規模自治体において、介護保険依存と医療費依存の方向性を有する自治体があり、保健医療福祉の評価には、両者を合わせて検討する必要性が示唆された。
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高齢者の転倒予防の運動指導法
上岡 洋晴
臨床整形外科 44巻8号 2009年08月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
転倒の運動介入のエビデンスに基づいて、ステッピング動作(とっさの一歩)の訓練の重要性を概説した。しかし、エビデンス要素だけでなく、楽しさなどの動機づけも無視できないことも述べた。
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大学生における慢性機能性便秘発現に及ぼす性および生活習慣との関連-横断的研究-
山田五月、松本晴美、高橋律子、目加田優子、近藤珠里、森佳子、塩澤信良、秋山嘉子、平田治美、上岡 洋晴ほか
栄養学雑誌67巻4号, pp.157-167 2009年08月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
若年者の便秘には、体型や食物繊維摂取量だけでなく、性や身体活動レベル、排便時間帯、エネルギー摂取量、乳類や水分摂取量なども影響していることを明らかにした。
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温泉による運動器疼痛の治療効果に関する非ランダム化比較試験のシステマティック・レビュー 査読あり
上岡洋晴,津谷喜一郎、奥泉宏康、岡田真平、半田秀一、北湯口純、鎌田真光
日本温泉気候物理医学会誌 72 ( 3 ) 2009年05月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
温泉のもつ運動器疼痛治療効果について論じた非ランダム化比較試験研究をシステマティック・レビューした。