講演・口頭発表等 - 丹羽 光一
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ブタプラセンタエキスの機能性と成分に対する加熱処理の影響
髙森かな ,山本久美子 ,座間悠次 ,宮下忠士 ,関口聡 ,小林久美子 ,工藤倫子 ,山浦信明 ,影山将克 ,丹羽光一
日本食品科学工学会第70回記念大会 2023年08月
開催年月日: 2023年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:京都
プラセンタエキス(PE)とは、胎盤から抽出されたエキスのことを指す。なかでもブタPE(PPE)は、抗酸化作用やシワ改善効果などを有することが明らかになっており、健康食品や化粧品の素材として用いられている。一般的にPE製品は加熱による滅菌処理を行っているが、加熱処理がPPEの機能性や成分に及ぼす影響については未だ不明点が多い。そこで本研究では、PPEの機能性と成分に対する加熱の影響について明らかにすることを目的とした。
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エミューオイルの創傷治癒効果
高梨 真央, 野村 尚暉, 高森 かな, 小河 重三郎, 山本 久美子, 丹羽 光一
日本農芸化学会2023年度大会 2023年03月
開催年月日: 2023年03月
記述言語:日本語
開催地:広島(オンライン)
エミューから採れるエミューオイルはオーストラリアの先住民が傷や火傷などの治療薬として古くから利用しており、経験的に炎症や創傷に効果がある事が知られている。エミューオイルは創傷初期の炎症を緩和することが報告されているが、創傷治癒を促進する機序は不明である。我々は、エミューオイルの創傷治癒機能を明らかにすることを目的として、線維芽細胞と血管内皮細胞の増殖および線維芽細胞のプロコラーゲン産生に対するエミューオイルの効果を調べた。生細胞数は、WST-8を用いて測定した。プロコラーゲン産生量は ELISA 法で測定した。エミューオイルは Dimethyl sulfoxide で溶解し、0.001%、0.01%あるいは 0.05%になるように培養液に添加した。エミューオイルを培養液に 0.05%添加してヒト線維芽細胞(NB1RGB)とウシ頸動脈血管内皮細胞(BCAEC)を 24 時間培養すると、細胞数はそれぞれ 25%と 61%増加した。また、NB1RGB が産生するプロコラーゲン量はエミューオイル により増加した。以上の結果から、エミューオイルは細胞の増殖を促進することで創傷治癒効果を高めることが示唆された。
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アザラシオイルの抗アレルギー作用と抗炎症作用
野村 尚暉、高梨 真央、高森 かな、小河 重三郎、山本 久美子、丹羽 光一
日本農芸化学会2023年度大会 2023年03月
開催年月日: 2023年03月
記述言語:日本語
開催地:広島(オンライン)
アザラシは北海道では害獣として駆除されており、駆除された個体を有効利用することが求められている。アザラシオイルにはω-3 系不飽和脂肪酸が多く含まれていることから、抗アレルギー効果・抗炎症効果が期待できる。そこで我々は、好塩基球のアレルギー反応とマクロファージの炎症性反応に対するアザラシオイルの影響を検討した。アレルギー反応の指標である好塩基球の脱顆粒に対するアザラシオイルの効果は、好塩基球様株化細胞 RBL-2H3 を用いて調べた。IgE 刺激による RBL-2H3 の b-hexosaminidase の脱顆粒は、アザラシオイルにより抑制される傾向が認められた。リポポリサッカリド/インターフェロイン-γ 刺激によるマクロファージ様株化細胞 RAW264 からの炎症性サイトカイン Interleukin-6(IL-6)およびTumor necrosis factor-α産生に対するアザラシオイルの効果を検討したところ、IL-6 の産生が抑制された。以上の結果から、アザラシオイルは抗アレルギー効果、抗炎症効果を有する機能性の高い動物性油脂であることが示唆された。今後アザラシオイルの抗炎症・抗アレルギー効果の作用機序を明らかにすることで、新規素材として医薬品などに利用することが可能になると考えられる。
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ボツリヌス毒素複合体の無毒成分の構造と機能に関する研究
丹羽光一, 相根義昌, 武藤信吾, 宮下慎一郎, 林慎太郎, 渡部俊弘
第8回オホーツク医学大会 2015年03月 北見医師会、北見医工連携研究会
開催年月日: 2015年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:北見工業大学
ボツリヌス毒素複合体を形成する無毒成分の役割について、研究室の成果を中心に総合的な知見を述べた。
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D 型ボツリヌス毒素複合体による小腸上皮の透過性上昇における MAP キナーゼの 関与
宮下慎一郎、丹羽光一、相根義昌、林慎太郎、渡部俊弘
第 81 回日本細菌学会北海道支部学術総会 2014年08月
開催年月日: 2014年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:札幌医科大学
D型ボツリヌス毒素複合体が、小腸上皮細胞のp38MAPキナーゼを活性化することで細胞層の透過性を上昇させることを示した。
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ボツリヌス C 型菌 Yoichi 株の産生する HA-33/HA-17 複合体の構造
林 慎太郎, 相根 義昌, 松本 崇, 秋山 友了, 宮下 慎一郎, 長谷川 仁子, 山野 昭人, 矢嶋 俊介, 渡部 俊弘, 丹羽 光一
第87回日本細菌学会総会 2014年03月
開催年月日: 2014年03月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:タワーホール船堀(東京都)
ボツリヌス C 型菌 Yoichi 株の産生する HA-33/HA-17 複合体の結晶構造に関する研究
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D 型ボツリヌス神経毒素結合タンパク質 非毒非血球凝集素のヒ ト大腸癌細胞への結合および透過
宮下 慎一郎, 相根 義昌, 林 慎太郎, 鈴木 智典, 丹羽 光 一, 渡部 俊弘
第87回日本細菌学会総会 2014年03月
開催年月日: 2014年03月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:タワーホール船堀(東京都)
ボツリヌス非毒非血球凝集素の腸表皮細胞への結合と透過をラットとヒトで比較した。
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D型ボツリヌス神経毒素結合タンパク質 NTNHAはラット小腸上皮細胞へ結合し細胞層を透過する
宮下 慎一郎, 相根 義昌, 林 慎太郎, 鈴木 智典, 丹羽 光一, 渡部 俊弘
第86回日本生化学会大会 2013年09月
開催年月日: 2013年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:パシフィコ横浜
ボツリヌス非毒非血球凝集素が培養小腸上皮細胞を透過することを明らかにした。
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ボツリヌスC型菌Yoichi株が産生するHA-33の結晶化
林 慎太郎, 相根 義昌, 秋山 友了, 宮下 慎一郎, 鈴木 智典, 矢嶋 俊介, 渡部 俊弘, 丹羽 光一
第86回日本生化学会大会 2013年09月
開催年月日: 2013年09月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:パシフィコ横浜
C型ボツリヌス毒素複合体を形成する、HA33の結晶化に関する研究。
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D 型ボツリヌス神経毒素結合タンパク質 NTNHA はラット小腸上皮 細胞へ結合し細胞層を透過する
宮下慎一郎, 相根義昌, 林慎太郎, 鈴木智典, 丹羽光一 , 渡部俊弘
第80回日本細菌学会北海道支部学術総会 2013年08月
開催年月日: 2013年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京農大生物産業学部(網走市)
D 型ボツリヌス神経毒素に結合している NTNHA がラット小腸上皮細胞へ結合し細胞層を透過することを培養細胞を用いて示した。
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ボツリヌス C 型菌 Yoichi 株の産生する HA-33/HA-17 複合体の構造
林慎太郎, 相根義昌, 松本崇, 宮下慎一郎, 犬井健, 宮田恵多, 矢嶋俊介, 鈴木智典, 長谷川仁子, 山野昭人, 西川淳, 大山徹, 渡部俊弘, 丹羽光一
第80回日本細菌学会北海道支部学術総会 2013年08月
開催年月日: 2013年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京農大生物産業学部(網走市)
C 型ボツリヌス菌Yoichi株が産生するHA-33/HA-17複合体の結晶構造を示した。
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ヨロイをまとった世界最強の神経毒・ボツリヌス毒素
丹羽 光一, 相根 義昌, 犬井 健, 宮下 慎一郎, 渡部 俊弘
第86回日本細菌学会総会 2013年03月
開催年月日: 2013年03月
記述言語:日本語 会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)
開催地:千葉県幕張メッセ
ボツリヌス毒素とボツリヌス中毒に関する最新の知見と研究室の研究概要を紹介
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ボツリヌス神経毒素結合タンパク質 非毒非血球凝集素の小腸上皮細胞への結合および透過機構
宮下 慎一郎, 相根 義昌, 犬井 健, 栗原 小百合, 鈴木 智典, 丹羽光一, 渡部 俊弘
第86回日本細菌学会総会 2013年03月
開催年月日: 2013年03月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:千葉県幕張メッセ
ボツリヌス毒素複合体を構成する非毒非血球凝集素の小腸上皮細胞に対する結合と透過機構を検討した。
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ボツリヌス神経毒素結合タンパク質 非毒非血球凝集素の構造ダイナミクス
相根 義昌, 宮下 慎一郎, 犬井 健, 鈴木 智典, 渡部 俊弘
第86回日本細菌学会総会 2013年03月
開催年月日: 2013年03月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:千葉県幕張メッセ
ボツリヌス毒素複合体を構成する非毒非血球凝集素の構造をsmall-angle X-ray scattering(SAXS)法とエックス線解析で比較し、溶液中と結晶状態では形状が異なる可能性を示唆した。
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Transport of the botulinum neurotoxin-associating protein, nontoxic nonhemagglutinin, across the intestinal epithelial cell layer 国際会議
Miyashita S, Sagane Y, Miyata K, Inui K, Kurihara S, Kano S, Hayashi S, Kawane T, Suzuki T, Niwa K, Watanabe T.
第22回国際生化学分子生物学会・第37回欧州生生化学会 2012年09月
開催年月日: 2012年09月
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
開催地:Spain
ボツリヌス毒素複合体を形成するNTNHAの小腸上皮細胞に対する透過性を検討した。
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Structural dynamics of hemagglutinin complex in botulinum serotype D toxin complex. 国際会議
Inui K, Sagane Y, Matsumoto T, Miyashita S, Miyata K, Hayashi S, Kawane T, Kurihara S, Kano S, Suzuki T, Hasegawa K, Yamano A, Niwa K, Watanabe T.
第22回国際生化学分子生物学会・第37回欧州生生化学会 2012年09月
開催年月日: 2012年09月
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
開催地:Spain
ボツリヌス毒素複合体を形成するHA-33/17の水溶液中の構造を明らかにした。
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Small-angle X-ray scattering revealed a structural dynamics of botulinum neurotoxin-associating protein, nontoxic nonhemagglutinin. 国際会議
Sagane Y, Miyata K, Matsumoto T, Inui K, Miyashita S, Hayashi S, Kano S, Kurihara S, Kawane T, Suzuki T, Hasegawa K, Yamano A, Niwa K, Watanabe T.
第22回国際生化学分子生物学会・第37回欧州生生化学会 2012年09月
開催年月日: 2012年09月
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
開催地:Spain
ボツリヌス毒素複合体を形成するNTNHAの水溶液中の構造を明らかにした。
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ボツリヌスD型毒素複合体の溶液構造および各構成成分間の相互作用解析
林慎太郎, 相根義昌, 松本崇, 犬井健, 宮下慎一郎, 狩野聡史, 栗原小百合, 川根武紘, 鈴木智典, 長谷川仁子, 山野昭人, 丹羽光一, 渡部俊弘
第79回日本細菌学会北海道支部学術総会 2012年08月
開催年月日: 2012年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:帯広
ボツリヌス毒素複合体の構造をBIOSAXSにより明らかにし、各構成成分間の相互作用を水晶発振子マイクロバランス法を用いて検討した。
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Clostridium botulinum の産生する神経毒素複合体の小腸上皮細胞結合に関与するHA-33/HA-17の溶液構造
犬井健, 相根義昌, 松本崇, 宮下慎一郎, 林慎太郎, 川根武紘, 栗原小百合, 狩野聡史, 鈴木智典, 長谷川仁子, 山野昭人, 丹羽光一, 渡部俊弘
第79回日本細菌学会北海道支部学術総会 2012年08月
開催年月日: 2012年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:帯広
ボツリヌス毒素複合体の構成成分であるHA-33/17複合体の水溶液中の構造を、BIOSAXSを用いて明らかにした。
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Clostridium botulinumが産生する神経毒素結合タンパク質 非毒非血球凝集素の結晶および溶液構造
相根義昌, 宮下慎一郎, 松本崇, 犬井健, 林慎太郎, 狩野聡史, 栗原小百合, 川根武紘, 鈴木智典, 長谷川仁子, 山野昭人, 丹羽光一, 渡部俊弘
第79回日本細菌学会北海道支部学術総会 2012年08月
開催年月日: 2012年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:帯広
ボツリヌス毒素複合体の構成成分であるNTNHAの結晶構造と水溶液中の構造を比較し、ゆらぎのある構造をしていることを明らかにした。