Papers - UEHARA Mariko
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鉄欠乏時の脂質過酸化反応と性差
上原万里子,立石悟,茂木秀喜,鈴木和春,五島孜郎
微量栄養素研究 1995.01
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
鉄欠乏ラット肝のように、明らかに試料中鉄濃度が異なる場合の過酸脂質量測定には、CL-HPLC法がTBA法より適しており、鉄欠乏ラット肝過酸化脂質量の増加を確認した。また、その脂質過酸化反応の性差についても示唆した。
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Phosphorus reduces renal receptivity for parthyroid hormon in rats
Masuyama R, Uehara M, Suzuki K, Goto S
Journal of Bone and Mineral Metabolism 1995.01
Authorship:Lead author Language:English Publishing type:Research paper (scientific journal)
高リン食投与による腎石灰化は、同時に起こるPTH上昇が尿中cAMP排泄増加を伴わないことから、腎でのPTH作用低下を誘引することを示唆した。
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高リン食投与時の腎石灰化と腎機能に及ぼす食事性マグネシウムレベルの影響
松崎広志,上原万里子,鈴木和春,五島孜郎,佐藤茂
マグネシウム 1995.01
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
高リン食投与時にMgの投与量を増加させたところ、腎機能と組織学的な変化に対し、改善効果がみられた。
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食事性P,Mgレベルが腎機能に及ぼす影響
松崎広志,上原万里子,鈴木和春,五島孜郎
マグネシウム 1994.01
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
高P低Mg食投与は、血清クレアチニン濃度の上昇と腎機能に影響したが、腎へのCa沈着と腎機能との間に明らかな関係はみられなかった。
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精巣摘除および高P食投与がラットの生体内Ca,Mg,P代謝に及ぼす影響
増山律子,上原万里子,鈴木和春,五島孜郎
日本栄養・食糧学会誌 1994.01
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
精巣を摘除することにより腎中Ca,Mg,P量は減少した。またPTH濃度は上昇し、CTおよびcAMP濃度は低下した。
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鉄欠乏ラット肝および血清中脂質量に及ぼす性差の影響
茂木秀喜,上原万里子,鈴木和春,五島孜郎
Biomedical Research on Trace Elements 1994.01
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
鉄欠乏ラットの肝および血清中脂質成分変動は、雌より雄で顕著であり、雄での過酸化脂質量の増加は、活性酸素生成系酵素の上昇と消去系酵素の低下によることが推察された。
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鉄欠乏およびその回復状態に及ぼす投与ミネラル塩の影響
上原万里子,茂木秀喜,鈴木和春,五島孜郎
Biomedical Research on Trace Elements 1994.01
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
投与ミネラル塩としてAIN-76とHarper塩を用い、鉄欠乏およびその回復状態について検討したところ、血清銅および脂質成分に差がみられ、鉄欠乏で二次的に変動する項目についてHarperに比べAIN76塩で鉄欠乏に陥りやすく、回復も遅いという結果を得た。担当部分:
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高リン食投与時の生体内ミネラル変動に及ぼす各種マグネシウムの影響
武山英麿,上原万里子,鈴木和春,五島孜郎
マグネシウム 1993.01
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
各種マグネシウム給源は、Mg利用効率に大きな影響を示さなかったが、正常リン食では、大腿骨中のCa濃度に影響を示した。
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鉄,銅欠乏ラットの肝および血清中過酸化脂質量の変動
立石悟,上原万里子,鈴木和春,五島孜郎
Biomedical Research on Trace Elements 1992.01
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
鉄・銅欠乏ラットの肝および血清中過酸化脂質量を極 微弱化学発光系を応用した過酸化脂質量定量システム(CL-HPLC)を用い、TBA法と比較したところ血清中では同様の傾向を示したが、肝では若干異なる結果を得た。
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食事性P,Mgレベルが血中エストラジオ-ル,テストステロン濃度に及ぼす影響
増山律子,上原万里子,鈴木和春,五島孜郎
マグネシウム 1992.01
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
高P食投与による腎臓へのCa沈着は雌よりも雄で、特に食事中Mg濃度が低い時に顕著となり、Mgレベルを上げることよりCa沈着の度合いが軽減し、雌の血中エストラジオールおよび雄のテストステロン濃度が上昇した。
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高P食投与時の生体内ミネラル動態に及ぼす食事中Ca/P比の影響
武山英麿,上原万里子,鈴木和春,五島孜郎
マグネシウム 1992.01
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
生体には、食事中のCa/P比よりもPの投与量が強く影響 することを確認した。
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ラットの生体内利用に及ぼすミネラル混合と系統差の影響
前田宜昭,上原万里子,鈴木和春,五島孜郎
マグネシウム 1992.01
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
Mg利用に対して、AIN塩はHarper塩に比し吸収率が低値 を示し系統差は体内保留率でみられることを確認した。
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食事性P,Mgレベルが生体内Fe,Cu,Zn濃度に及ぼす影響
上原万里子,鈴木和春,五島孜郎
マグネシウム 1992.01
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
Fe,Cu,Znの尿中排泄は、高P食投与により増加し低Mg食を組み合わせたラットではその傾向が顕著となったが、FeおよびZnについては高Mg投与により尿中排泄率の増加がある程度抑えられ、腎臓にかかる負担が軽減されるこ とを示唆した。担当部分:
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ラット肝細胞分画における微量ミネラルの分布に及ぼす飼料中鉄,銅濃度の影響
上原万里子,山岸博之,五島孜郎
Biomedical Research on Trace Elements 1991.01
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
鉄欠乏状態で肝臓に蓄積する銅は1カ月目では、Nuclear分画で最も顕著であったが、2カ月目では、Mitochondoria分画においても高い蓄積量を示した。また、銅欠乏状態で肝臓に蓄積する鉄は、Cytosol で高くなることを観察した。
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食事性P,Mg濃度が血中PTH,1α,25(OH)2D3濃度に及ぼす経時的変化の影響
前田宜昭,上原万里子,鈴木和春,五島孜郎
マグネシウム 1991.01
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
高P食投与3日から6日目にかけて血中PTHおよび 1α,25(OH)2D3濃度の増加がみられたが、3日目からの腎臓へのCa沈着に起因し、6日目より1α,25(OH)2D3濃度が減少し始め、12日目からの大腿骨中Ca濃度の減 少を惹起することを観察した。また、高Mg投与によりこの減少が改善されることを経時的にも確認した。
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Ca給源とミネラル出納
二村嘉毅,上原万里子,五島孜郎
マグネシウム 1991.01
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
カルシウム給源として炭酸Ca,珊瑚礁,灰化牛骨各粉末をラットに投与したところ、4週目の大腿骨中Ca濃度が珊瑚粉末投 与で高値を示し、血中PTH,CT濃度は給源により異なる事を観察した。
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鉄欠乏ラットにおける肝中銅タンパク質の動態について
山岸博之,上原万里子,五島孜郎
Biomedical Research on Trace Elements 1991.01
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
鉄欠乏ラットの肝臓のCytosolをゲル濾過したところ、銅の局在するピ-クが得られ、このタンパク質が銅と特異的に結 合し肝臓への銅蓄積に影響を与えている事を示唆した。
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カップメンの摂取状況と摂取 ミネラル量との関係
上原万里子,鈴木和春,五島孜郎
東京農大農学集報 1990.01
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
本学学生のカップメン摂取頻度は比較的低かったが、カップメン中のPおよびNa量は摂取過剰、Ca,Mg,K,Fe,Cu,Znは摂取 不足を惹起する可能性を示し、不足しがちなミネラルはこれらを豊富に含む食品の摂取が必要である事を示唆した。
担当部分: -
各種リン酸塩投与時の血中PTH,1α,25PTH(OH)2D3濃度に対する食事性P,Mg濃度の影響
前田宜昭,上原万里子,鈴木和春,五島孜郎
マグネシウム 1990.01
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
3種リン酸塩の高P食投与のうちK5P3O10では血中PTH濃度の増加、1α,25(OH)2D3濃度の減少、腎臓へのCa 沈着、生体内Mgの低下が強くみられたが、高Mg投与によりその影響が抑えられることを示唆した。
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食事中鉄,銅濃度が肝臓のミネラル含量および微細構造に及ぼす影響
上原万里子,鈴木和春,五島孜郎
Biomedical Research on Trace Elements 1990.01
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
鉄欠乏または銅過剰状態で肝臓に蓄積する銅は、肝中のXanthine Oxidase活性および過酸化脂質量の上昇、 肝細胞のミトコンドリアの膨潤に何らかの影響を与え ることを示唆した。