講演・口頭発表等 - 前橋 健二
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Sweetness of lysozymes in mammalian milk 国際会議
Kenji Maehashi, Mami Matano, Masataka Uchino, Shigezo Udaka and Yasushi Yamamoto
The abstracts of 15th International Symposium on Olfaction and Taste 2008 2008年07月
開催年月日: 2008年07月
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
開催地:San Francisco
ヒト及び各種哺乳類リゾチームをPichiaにて調製し呈味を調べた結果、各種哺乳類の母乳に含まれるリゾチームはいずれも明瞭な甘味を有することを認めた。
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新たな苦味阻害物質としてのリボフラビン結合蛋白質の特性
前橋健二,野中美穂,股野麻未,山本 泰
日本味と匂学会第41回大会 2007年07月 日本味と匂学会
開催年月日: 2007年07月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京
RBPはキニーネ、カフェイン等各種物質の苦味を阻害した。RBPによる口腔内のプレリンスによっても苦味は著しく減少した。RBPと各種苦味物質混合液をフィルターで遠心ろ過し、RBPと苦味物質の結合を検討した結果、RBPは苦味物質との結合なしでも苦味阻害を示すことが確認された。
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ヒト苦味受容体の発酵食品に含まれるペプチドへの応答
前橋健二、股野麻未、Hong Wang、松下裕次、大西章博、山本泰、Liquan Huang
日本農芸化学会2007年度大会 2007年03月 日本農芸化学会
開催年月日: 2007年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京農業大学
hT2R4など各種ヒト苦味受容体の安定発現細胞株を作成し、カルシウムイメージングにより機能解析を行った。いずれの受容体もカゼイン酵素分解物および合成苦味ジペプチドに応答したが、無味ジペプチドへの応答は見られなかった。
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鰹節はゴーヤの苦味を消去する
前橋健二、有留芳佳、股野麻未、山里一英、山本 泰
日本官能評価学会2006年度大会 2006年11月 日本官能評価学会
開催年月日: 2006年11月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:東京農業大学
鰹節のゴーヤの苦味低減における役割を明らかにするため鰹節の苦味消去作用を検討した。鰹節のだしガラをキニーネ等の苦味物質溶液に加えてすり潰したところ,苦味物質は鰹節だしガラに捕捉されていた。
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高圧処理による味噌酵母の殺菌
天野勝幹、鈴木敏郎、前橋健二、山里一英、山本 泰
日本農芸化学会2006年度大会 2006年03月 日本農芸化学会
開催年月日: 2006年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:京都女子大
より低圧での味噌の圧力殺菌条件について検討した結果、圧力処理→常圧放置→圧力処理(間欠殺菌)を行うことにより、酵母を400MPaでは3回、300MPaでは4回の間欠処理で完全に殺菌することが可能であることを認めた。
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リボフラビン結合蛋白質の苦味マスク作用
前橋健二、清水絵美、股野麻未、松下裕次、山本泰
日本味と匂学会第39回大会 2005年09月 日本味と匂学会
開催年月日: 2005年09月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:盛岡
ニワトリ卵白由来リボフラビン結合蛋白質は0.125mMキニーネ、1mMナリンジン、5mMテオブロミンの苦味を完全にマスクした。
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ヒトリゾチームのPichia pastorisによる発現およびその甘味性
股野麻未、山口昇平、松下裕次、山本泰、鵜高重三、前橋健二
日本味と匂学会第39回大会 2005年09月 日本味と匂学会
開催年月日: 2005年09月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:盛岡
ヒト胎盤cDNAからクローニングしたリゾチーム遺伝子をPichia pastorisにて発現させ、ヒトリゾチームを得た。この呈味を調べたところ、ニワトリ卵白由来とほぼ同等の甘味が認められた。
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酵母多量添加法により製造した低食塩魚醤油に含まれるペプチドの機能性
大嶺啓介、前橋健二、板橋真、三枝貢、山本泰
日本農芸化学会平成17年度大会 2005年03月 日本農芸化学会
開催年月日: 2005年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:札幌コンベンションセンター
様々な原料を用いて製造した魚醤油および様々な原料から調製した蛋白質のプロテアーゼ分解物について、抗酸化活性およびACE阻害活性を調べた。
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リボフラビン結合蛋白質はリゾチームの甘味を抑制する
股野麻未、近藤 梓、山本 泰、鵜高重三、前橋健二
日本農芸化学会平成17年度大会 2005年03月 日本農芸化学会
開催年月日: 2005年03月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:札幌コンベンションセンター
鶏卵白に含まれるリボフラビン結合蛋白質が、リゾチームやソーマチンの甘味を抑制することを見出した。さらに、ペプチドの苦味に対する抑制効果も見出た。
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味噌の着色に及ぼす抗酸化物質の作用
赤石匠司,前橋健二,山里一英,山本泰
日本味噌技術会大会 2004年05月 日本味噌技術会
開催年月日: 2004年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
味噌の着色はアミノカルボニル反応が主体となっているが,チロシナーゼの関与も推定されている。味噌の着色防止にはどのような物質が有効であるかを知る目的で各種抗酸化物質について検討した。その結果、グルタチオンとシステインは酵素的、非酵素的褐変のいずれにも抑制作用を示すこと,味噌の表面褐変にチロシナーゼは関与していないことが考えられた。
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酵母多量添加法による低食塩魚醤油の製造
山本泰、片倉寛子、奥津聡、篠崎浩行、前橋健二
日本食品科学工学会第50回大会講演要旨集(東京農業大学) 2003年09月
開催年月日: 2003年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
異臭を感じない改良型高窒素低食塩魚醤油の製造を目的として、魚醤油仕込み時にZ.rouxii A-9を10 6/g以上および発酵源としてグルコースを添加したところ、もろ味の腐敗細菌の生育は抑制され、発酵香と強い旨味を持つ食塩12%魚醤油が得られた。また、発酵源にこうじ麦麹を用いた低食塩魚醤油では香りは穀醤油に近く、グルタミナーゼの添加で多量のグルタミン酸が生成することを確認した。
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ニワトリ卵白リゾチームの甘味特性
前橋健二,近藤梓,棟田直樹,山本泰
日本官能評価学会2002年度大会 2002年11月 日本官能評価学会
開催年月日: 2002年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京農業大学
鶏卵白リゾチームの甘味閾値・甘味強度(PSE)・甘味強度の口中時間変化・甘味質のプロフィール・渋味閾値を官能評価に測定した。またリゾチームの呈味に及ぼす卵白成分・他の基本味物質・無機塩・pHの影響を調べた。
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甘味タンパク質としてのリゾチームの機能と構造
前橋 健二
平成14年度日本生物工学会東日本支部生物工学フォーラム 2002年11月 日本生物工学会東日本支部
開催年月日: 2002年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京農業大学
溶菌酵素として詳細な研究のなされているリゾチームの甘味性という新しい機能に注目した。各種起源リゾチームとの構造比較や部位指定変法による検討から、リゾチームの甘味活性部位として117番目のグリシンが推定された。
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Relationship between the structure and sweetness of lysozyme 国際会議
前橋健二,橋本喜夫,山本泰,井本泰治,鵜高重三
2nd IUPAC-International Symposium on Sweetners 2001年11月 IUPAC
開催年月日: 2001年11月
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
開催地:International Conference Center Hiroshima
ニワトリリゾチームの甘味発現部位解明のため、部位指定変異を導入してPichiaにより作製した各種変異リゾチームの甘味を比較検討した。
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リゾチームの甘味をマスクする蛋白質について
前橋健二,山本泰,鵜高重三
日本農芸化学会2001年度大会 2001年03月 日本農芸化学会
開催年月日: 2001年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:立命館大学
各種市販蛋白質をリゾチームと混合したところ,ほとんどの蛋白質は影響を与えなかった中,カゼイン,アミラーゼ,ペプシン,ポリペプトンはリゾチームと共に沈殿した。また,卵白に含まれる蛋白質からリゾチームの甘味を消失させる蛋白質が精製された。色,分子量からリボフラビン結合蛋白質と推定された。
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リゾチームの構造と甘味性の相関に関する研究
前橋健二,難波大庫郎,佐藤伊織,八十嶋優子,山本泰,橋本喜夫,井本泰治,鵜高重三
日本農芸化学会2000年度大会 2000年04月 日本農芸化学会
開催年月日: 2000年04月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:東京ビッグサイト
リゾチームの甘味発現部位の特定を目的として,ニワトリリゾチームに部位特異的変異を導入し,Pichia pastoris により変異リゾチームを作製し、それらの甘味活性を比較した。pp.54
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鶏肉に含まれるアミノペプチダーゼの精製及びその性質
前橋健二、難波大庫郎、山本泰、鵜高重三
日本農芸化学会1999年度大会 1999年03月 日本農芸化学会
開催年月日: 1999年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:福岡マリンメッセ
鶏肉からグルタミン酸を多量に生成するアミノペプチダーゼの精製を行い,性質を調べた。本酵素は基質特異性,至適pH及び至適温度からグルタミルアミノペプチダーゼと類似していたが,分子量及び阻害剤の影響の点で既知のものとは異なっていた。またシステインやDTTなど還元剤による阻害がみられた。
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蛋白質酵素分解物に含まれる呈味性ペプチド
前橋健二,松崎雅人,山本泰,鵜高重三
日本生物工学会平成10年度大会 1998年09月 日本生物工学会
開催年月日: 1998年09月 - 1999年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:広島大学
各種蛋白質をプロテアーゼで分解し,種々の分解物の呈味を比較したところ,鶏肉蛋白質のブロメライン分解物は最も旨味が強かった。これから11種のペプチドを精製し,それらの呈味性を調べた結果,低濃度のイノシン酸存在下でこれらペプチドを混合させることにより美味な旨味を呈することを認めた。
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リゾチームの甘味性に関する研究
前橋健二,高橋守,山本泰,鵜高重三
日本食品科学工学会第45回大会 1998年07月
開催年月日: 1998年07月 - 1998年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:北海道大学
ニワトリ卵白リゾチームがショ糖に対して20倍の甘味を有することを認めた。起源の異なるリゾチームとのアミノ酸配列の比較から,リゾチームの甘味活性発現部位の検索を行い,Ala90, Asn93, Met105, Trp123, Ile124, Leu129の6個のアミノ酸残基のいずれかであると推定した。
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エゴマの味噌への利用(第2報)脱皮エゴマを利用した味噌の試醸
斎藤春郎,前橋健二,山本泰,好井久雄,日野哲雄
日本食品科学工学会第44回大会 1997年03月 日本食品科学工学会
開催年月日: 1997年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:女子栄養大学
エゴマ添加味噌の官能面での改善を目指して,脱皮エゴマを使用した味噌の試醸を行った。その結果,脱皮エゴマを使用したことによりざらつきやくすみが解消され,品質が向上した。