講演・口頭発表等 - 黒澤 亮
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ラットの盲腸摘出による腸管の膨大と粗タン白質の消化率について
祐森誠司,守田実稚子,吉村智史,萩原友子,池田周平,栗原良雄
日本畜産学会大会第101回大会講演要旨 2003年03月 日本畜産学会
開催年月日: 2003年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:エポカルつくば
先の研究報告内容に加え、粗タン白質の消化率を算出して報告した。粗タン白質の消化率は盲腸の摘出により低下し、飼育期間の延長に伴い低下する傾向にあった。これは結腸部の膨大箇所で腸管内微生物が増殖し、その老廃物が内因性窒素となり排泄される見かけ上の消化率低下と推察された。共同研究部分はpp.70
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ラットの盲腸への抗生剤投与が粗タン白質の消化率に及ぼす影響
祐森誠司,萩原友子,高坂祐一,池田周平,稲元民夫,栗原良雄
日本畜産学会大会第101回大会講演要旨 2003年03月 日本畜産学会
開催年月日: 2003年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:エポカルつくば
ラット盲腸にカニューレを留置し、体重から推定される盲腸容積に応じて、MICの4倍量の抗生剤(ペニシリンとドキシサイクリン)を4週間連続投与した際の粗タン白質の消化率を比較したが生理食塩水投与と同等の約79%の消化率であった。共同担当部分はpp.70
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盲腸摘出がラットの腸管容積ならびに糞の性状および成分におよぼす影響(予報)
萩原友子,守田実稚子,吉村智史,祐森誠司,池田周平,栗原良雄
第8回Hindgut club Japan ミーティング 2002年12月 Hindgut club Japan
開催年月日: 2002年12月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:国立健康・栄養研究所
盲腸を摘出後8週間飼育したラットの腸管容積および飼育期間中の糞の性状ならびに成分について検討した。増体量には盲腸摘出の影響はみられず、含水糞の排泄もなかった。糞の成分では水分が対照区で37%に対し、盲腸摘出区では63%と高いまま推移した。粗タン白質含量は盲腸摘出により低くなるが、7週間後には対照区と同等となった。結腸部は盲腸の摘出により膨大した。共同研究部分はpp.39
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ミニチュアブタ(ポットベリー種)の妊娠期の消化率について
鈴木伸一,佐々木香奈江,池田周平,祐森誠司,栗原良雄,伊藤澄麿
第4回ペット栄養学会大会ペット栄養学会誌5(7) 2002年06月 日本ペット栄養学会
開催年月日: 2002年06月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:日本大学
経済豚用飼料を給与したミニブタの妊娠期と非妊娠期の消化率を比較した。生理的条件が異なることは消化率に影響しなかったが、飼料給与条件が制限給餌であり、妊娠期に給与量が多かったことが消化率に影響している可能性もあり、今後さらに試験を実施する必要がある。
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ウサギのビタミンEおよびビタミンB12吸収に対する食糞行動の影響
得能樹之,白石明子,祐森誠司,池田周平,栗原良雄,伊藤澄麿
第4回ペット栄養学会大会ペット栄養学会誌5(7) 2002年06月 日本ペット栄養学会
開催年月日: 2002年06月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:日本大学
食糞行動を許容したウサギと阻止したウサギにビタミン類を含む飼料と含まない飼料を給与し、飼料摂取量、増体量を測定比較した。ビタミン欠除、食糞行動阻止のウサギは増体がなく、体重は減少した。摂取ビタミン量と排泄ビタミン量の割合の比較では、排泄割合は食糞行動阻止により高まり、吸収が悪かった。この事が増体に対して、影響したと推察された。共同研究部分はpp.7-8
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食糞行動を阻止したラットへのビタミンB12過剰給与が成長に及ぼす影響
重良素史,祐森誠司,池田周平,栗原良雄,伊藤澄麿
日本畜産学会第100回大会講演要旨 2002年03月 日本畜産学会
開催年月日: 2002年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:日本獣医畜産大学
食糞行動の阻止により日増体量は低下するが、これは含水糞由来のビタミンB12摂取不足に起因するものであると推定し、食糞行動を阻止したラットにビタミンB12を100倍、1000倍添加した飼料を給与して成長の促進効果を検討した。その結果、ビタミンB12過剰給与は成長に対して影響せず、逆に1000倍給与は飼料の嗜好性を低下させた。共同研究部分はpp.130
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盲腸留置カニューレによる抗生剤の投与がラットの成長におよぼす影響(第1報)
祐森誠司,萩原友子,池田周平,稲本民夫,栗原良雄,伊藤澄麿
日本畜産学会第100回大会講演要旨 2002年03月 日本畜産学会
開催年月日: 2002年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地: 日本獣医畜産大学
盲腸内のビタミンB群ならびに葉酸合成あるいは消費に係わる微生物の活動を盲腸留置カニューレを利用して抗生剤を投与し阻害することがラットの成長にどのように影響するかを比較検討した。ビタミンB群ならびに葉酸合成微生物の活動阻害はラットの成長が鈍化する傾向にあり、逆に消費微生物の阻害は促進傾向にあった。共同研究部分はpp.130
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精製飼料を給与したラットの含水糞排泄に関する研究
重良素史,祐森誠司,池田周平,栗原良雄,伊藤澄麿
第7回Hindgut club Japan ミーティング 2001年12月 Hindgut club Japan
開催年月日: 2001年12月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:国立健康・栄養研究所
精製飼料を給与して食糞行動阻止を行ったラットから採取した糞の性状について検討した。従来市販飼料で飼育した食糞行動阻止ラットが排泄するような発酵臭のある含水糞の排泄はなく、ニンヒドリン反応で確認したところ幼若なラットでは一粒に普通糞の部分と含水糞の部分が混在しており、加齢に伴い一粒が含水糞となっていった。このことは、加齢に伴う食糞行動頻度の変化と関係が大きいと考えられた。共同研究部分はpp.37
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ラットの盲腸摘出が粗タン白質の消化率に及ぼす影響
小林忠幹,池田周平,祐森誠司,栗原良雄,伊藤澄麿
日本畜産学会第99回大会講演要旨 2001年09月 日本畜産学会
開催年月日: 2001年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:信州大学
盲腸の摘出が飼料中の粗タン白質消化に及ぼす影響を食糞の阻止時と許容時で比較した。消化率に関して盲腸の切除は影響しなかったが、食糞の阻止は盲腸の有無に関係なく、消化率を低下させた。盲腸の切除は飼料摂取量を高めるので、消化吸収量は増加することが示された。共同研究部分はpp.26