講演・口頭発表等 - 黒澤 亮
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島根県美郷町近隣で捕獲されたイノシシにおける体脂肪融点の通年変化
庵屋敷瑛子,小堀浩太,澤田誠吾,山川渉,黒澤亮,鈴木敏郎,池田周平、祐森誠司
第88回日本養豚学会大会 2007年10月 日本養豚学会
開催年月日: 2007年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:ホテルニューフロンティア(香川県高松市)
有害鳥獣として駆除されているイノシシの狩猟期間の延長を考慮する上で初冬と初春のどちらに延長するかを検討する目的で実施した。8,9月の捕獲個体は122月の捕獲個体に比べて高い融点を示した。本試験の結果からは初冬に延長するのが望ましいと考えられた。
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AIAを指標とした金華豚の食下物通過時間の測定
庵屋敷瑛子,黒澤亮,池田周平,祐森誠司
日本畜産学会大会第108回大会講演要旨 2007年09月 日本畜産学会
開催年月日: 2007年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:岡山大学津島キャンパス
セライト(AIA)を指標として金華豚の食下物通過時間を検討した。金華豚去勢5頭(BW72.6±0.6kg)にAIA2%添加した飼料を1回給与し、12時間毎に5日間採糞し、排泄割合を確認した。AIAは3648時間までに93%が排泄され、金華豚の食下物の通過に要する時間は60時間と推察され、産業豚と同等であると考えられた。共同研究部分pp.26
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ラットの糞中ビタミンB12量と食糞行動の関係
黒澤亮,織田知幸,池田周平,山田正二,祐森誠司
日本畜産学会大会第108回大会講演要旨 2007年09月 日本畜産学会
開催年月日: 2007年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:岡山大学津島キャンパス
市販飼料を給与したラットにおけるVB12とCoの出納を確認した。SD系雄ラットを7匹から5週齢から9週齢まで普通糞と含水糞、その後の4日間で食糞行動許容下の糞を採取した。食糞行動阻止時と食糞行動許容時の糞の比較では、食糞許容時の糞でVB12量が最も高い値を示し、VB12/Co比も高く、食糞行動阻止時に比べ、よりCoがVB12合成に利用されていると考えられた。共同研究部分pp.16
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ウサギの消化試験における予備期間の検討
村松仁,鈴木智子,黒澤亮,武石勝,池田周平,祐森誠司
日本畜産学会大会第108回大会講演要旨 2007年09月 日本畜産学会
開催年月日: 2007年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:岡山大学津島キャンパス
不消化物であるセライト(AIA)を指標として消化試験の予備期間を検討した。5週齢の日本白色種雄6頭を供試し、試験開始前にAIA2.97%の飼料を4頭、2頭はAIA4.97%の飼料を1回給与し、その後の排泄割合を16時間毎に確認した。5週齢のウサギでは飼料切り替え後、消化管内容物は4日で入れ替わり、消化試験の予備期間は最短で4日でよいと考えられた。共同研究部分pp.15
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水洗稲わらと洗浄水の再利用の検討
圓藤大輔,村田岳彦,郡司雅俊,高崎興平,黒澤亮,池田周平,祐森誠司
日本畜産環境学会第6回大会日本畜産環境学会会誌 6(1) 2007年08月 日本畜産環境学会
開催年月日: 2007年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:岐阜県高山市市民文化会館
本試験は水洗稲わらと洗浄液の再利用について検討した。稲わらの繰返し利用では水洗回数が多くなるに伴い、残存窒素量は有意(P<0.05)に低下した。一定加重に対する沈降と加重除去後の復元によるクッション性は未利用との差はなく、吸水率は1回目に比べ、2回目以降が有意(P<0.05)に高くなった。洗浄水の繰返し利用では、流出窒素量およびイオンの各濃度は水洗回数に伴い、有意(P<0.05)に高まった。よって稲わら、洗浄水共に3回の繰返し利用は可能と考えられた。
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成長期のウサギにおけるリジン及びバリン要求量の推定
江利川智己,村松仁,武石勝,高橋康久,黒澤亮,池田周平,渋井仁志,祐森誠司
第9回ペット栄養学会大会ペット栄養学会誌10(7) 2007年07月 日本ペット栄養学会
開催年月日: 2007年07月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:新宿京王プラザホテル
各期のウサギのアミノ酸要求量を推定するため、今回は成長期のウサギにおける血漿中の濃度変化を指標とした検討を行った。2ヶ月齢のウサギに対し、CP12, 16及び20%の各CPについてリジンとバリン設定値が相補的に5水準となるように調製した試験飼料を各4日間給与し、血漿中のアミノ酸濃度等の変化について検討した。その結果、CPが12,16,20%の場合、リジン要求量は0.57,0.62,0.66mg/日と推定された。
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ラビットフードの飼料中CP含量含量が幼兎の成長およびエネルギー摂取量に及ぼす影響
村松仁,武石勝,岩山敬太,黒澤亮,池田周平,渋井仁志,祐森誠司
第9回ペット栄養学会大会ペット栄養学会誌10(7) 2007年07月 日本ペット栄養学会
開催年月日: 2007年07月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:新宿京王プラザホテル
ウサギのアミノ酸要求量を求める上の基礎的治験として、飼料中のCP含量が性cおうとエネルギー摂取に及ぼす影響について検討した。CP量を12,16,20%、MEを2.85kcal/gに調製した飼料を3区に給与し消火試験を実施した。用途の成長にはCP16%、摂取エネルギー3.55kcal/g以下と推察された。粗繊維の消化率は、16.322.4%で変動が大きかった。
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ラットのコバルト出納とビタミンB12の関係
祐森誠司,谷口千恵,黒澤亮,池田周平,山田正二,栗原良雄
日本畜産学会第106回大会講演要旨 2006年03月 日本畜産学会
開催年月日: 2006年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:九州大学
食糞行動を阻止したラットでコバルトの出納とV.B12の出納を比較した。その結果、コバルトはV.B12の合成を量的に満たしたが、V.B12の合成量が従来の結果よりも少なく、再検討の必要があった。共同研究部分pp.36
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盲腸切除ラットへの難消化繊維源給与が消化率および体成分に及ぼす影響
上林恵梨香, 大塚有希子, 黒澤亮, 池田周平, 祐森誠司, 栗原良雄
第11回Hindgut Club Japanミーティング 2005年12月 Hindgut club Japan
開催年月日: 2005年12月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:国立健康・栄養研究所
盲腸切除ラットと未処理のラットに給与する飼料の繊維源をセルロースからコーンコブミールに変更した場合の消化率と体成分蓄積に対する影響を比較検討した。繊維源の変更は盲腸の有無よりも影響が強く、有意差が認められた項目は難消化繊維の給与により、飼料摂取量の増加、繊維・エネルギー消化率の低下やCP・エネルギーの蓄積低下であった。共同研究部分pp.9
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盲腸摘出がラットの体成分に及ぼす影響
祐森誠司,東修平,江坂崇,大隅貴史,池田周平,栗原良雄
日本畜産学会第104回大会講演要旨 2005年03月 日本畜産学会
開催年月日: 2005年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京大学
市販飼料を給与した場合、盲腸を摘出したラットは消化率の低下に伴って飼料摂取量が増加し、それにより増体量を維持していたと考えられた。本試験では精製飼料を給与したことにより消化率の低下もなく、飼料摂取量の増加も見られず、体成分に差は認められなかった。共同研究部分pp.71
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糞中ビタミンB12量とコバルト量の関係について
祐森誠司,加嶋京子,池田周平,栗原良雄
日本畜産学会第104回大会講演要旨 2005年03月 日本畜産学会
開催年月日: 2005年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京大学
ラットの糞中に多く含まれると考えられたビタミンB12とその構成コバルト量の関係には計算上大きな隔たりがあり、同一糞中のそれぞれの量をビタミンB12 は微生物定量法、コバルトは原子吸光法で測定したところ、ビタミンB12量は摂取コバルトよりも多くなり、コバルト量は摂取量に見合う量が得られ、ビタミンB12については類縁物による誤差が大きいと考えられた。共同研究部分pp.72
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精製飼料を給与したラットの糞中ミネラルについて
黒澤亮,池田周平,祐森誠司,栗原良雄
日本畜産学会第105回大会講演要旨 2005年03月 日本畜産学会
開催年月日: 2005年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:札幌コンベンションホール
腸内微生物によるビタミンの合成にはミネラルの関与が必要である。本試験ではその関係を知る上で基礎的知見となる糞中のミネラル量について飼料中のミネラル量が規定されている精製飼料を給与したラットを対象として測定した。Na,Kは吸収率が高く(97%程度)、Caの吸収率(10%程度)は低く、Mgの吸収率は70%程度であった。この結果から糞中の水分含量とミネラルの吸収率との関係が示唆された。共同研究部分pp.33
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盲腸摘出ラットにおける糞中微生物叢について
萩原友子,岩田卓也,金津嘉徳,柳瀬悠太,池田周平,祐森誠司,稲元民夫,栗原良雄
第10回Hindgut Club Japanミーティング 2004年12月 Hindgut club Japan
開催年月日: 2004年12月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:国立健康・栄養研究所
盲腸摘出ラットと擬似開腹処理ラットの糞中微生物叢について術後4週間観察した。盲腸切除ラットにおいてはビタミンB12を合成する微生物が少なく、消費する微生物が多くなる傾向にあり、これは先に盲腸切除ラットの排泄する糞ではビタミンB12量が少なくなることを確認した結果を支持するものであった。共同研究部分はpp13
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ラットの盲腸への抗生物質の投与が微生物および一般成分に及ぼす影響
萩原友子,板垣梨恵,池田周平,祐森誠司,稲元民夫,栗原良雄
日本畜産学会第103回大会講演要旨 2004年03月 日本畜産学会
開催年月日: 2004年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京農工大学
5週齢のラットに盲腸カニューレを留置し、抗生物質を直接投与して、糞中の成分、微生物叢を比較したところ、数種の微生物量に差は見られたが、有意な差はほとんどなく、今後投与量、投与方法について再度検討する必要があると考えられた。共同研究部分はpp.55
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盲腸摘出後16週間の飼育したラットの増体量および腸管容積に及ぼす影響
天野沙治子,萩原友子,池田周平,祐森誠司,栗原良雄
日本畜産学会第103回大会講演要旨 2004年03月 日本畜産学会
開催年月日: 2004年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京農工大学
盲腸を摘出したラットと擬似開腹のみのラットを6週齢から16週間飼育したところ、成長期のラットは飼料から必要な微量栄養素を摂取するべく飼料摂取量が高まり、増体量の減少と栄養要求量の減少および大腸内微生物の活性低下が同期化すると考えられた。共同研究部分はpp.55
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ラットの結腸および直腸におけるビタミンB12の吸収について
福山智史,天野沙治子,萩原友子,池田周平,祐森誠司,栗原良雄
第9回Hindgut Club Japanミーティング 2003年12月 Hindgut club Japan
開催年月日: 2003年12月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:健康・栄養研究所
結腸上部から濃度の異なるビタミンB12溶液を注入し、注入後8時間での排泄糞中ビタミンB12量を比較した。腸内合成量が注入量を上回り、吸収量を掌握することはできなかった。共同研究部分はpp.22
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含水糞とビタミンB12の摂取について
祐森誠司,萩原友子,池田周平,栗原良雄
第394回ビタミンB研究委員会 2003年10月 ビタミンB研究会
開催年月日: 2003年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:慈恵医科大学
過去の食糞行動とビタミンB12摂取について概略報告するとともに、将来の課題について報告した。共同研究部分はpp.52-53
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ラットの盲腸摘出による腸管の膨大とADFの消化率について
萩原友子,守田実稚子,祐森誠司,池田周平,栗原良雄
日本畜産学会第102回大会講演要旨 2003年09月 日本畜産学会
開催年月日: 2003年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:岐阜大学
盲腸摘出後8週間飼育したラットのADF消化率を検討したところ、盲腸のないラットでは消化率は低下し、結腸の膨大はADFの消化率に寄与しなかった。共同研究部分はpp.31
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盲腸摘出ラットの結腸膨大が食下物の消化管通過時間に及ぼす影響
吉村智史,萩原友子,祐森誠司,池田周平,栗原良雄
日本畜産学会第102回大会講演要旨 2003年09月 日本畜産学会
開催年月日: 2003年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:岐阜大学
盲腸摘出後3,6,9週目に食下物の通過時間を酸化クロムを指標として測定した。加齢に伴い通過時間は短くなるが、それより盲腸の摘出は通過時間を短くした。よって、結腸膨大部に滞留はしないと考えられた。共同研究部分はpp.31
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盲腸への抗生剤の投与がラットの食糞行動に及ぼす影響
萩原友子,高坂祐一,祐森誠司,池田周平,稲元民夫,栗原良雄
2003年度日本家畜管理学会春季研究会日本家畜管理学会誌39(1) 2003年03月 日本家畜管理学会
開催年月日: 2003年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:エポカルつくば
盲腸にカニューレを留置したラットを対照区(生理食塩水投与)、ペニシリン投与区、ドキシサイクリン投与区の3区に分配し、毎日体重から推定した盲腸容積にMICの4倍量の抗生剤を投与して4週目から5週目にかけて行動観察を行った。食糞行動回数は差が無く、週齢相当の回数であった。抗生剤の投与は物理的な刺激あるいはその薬効による盲腸内成分の変化を起こしても食糞行動に影響しないと判断された。共同研究部分はpp.34-35