講演・口頭発表等 - 黒澤 亮
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金華豚による茶屑配合飼料の粗タンパク質・熱量の消化率
庵屋敷瑛子,桜井孝則,黒澤亮,祐森誠司,池田周平
日本畜産学会第110回大会 2009年03月
開催年月日: 2009年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
金華豚の厚脂改善と飼料価格の高騰を考慮し、リジンの添加効果ならびに未使用資源の茶屑を活用した飼料を設計し、その際の粗タンパク質、熱量の消化率を検討した。CP、熱量の消化率において対照飼料と茶屑配合飼料の差は認められなかった。また、リジン添加区では余剰窒素が増加し、窒素排泄量が高かった。
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大学付属農場における黒毛和種繁殖牛の繁殖成績と飼養管理の関係
佐藤光夫,藤原章義,黒澤亮,池田周平,祐森誠司
日本家畜管理学会・応用動物行動学会誌45(1), pp34 2009年03月
開催年月日: 2009年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
本調査では、昭和62年から平成18年までの間に富士農場において繋養してきた黒毛和種繁殖牛の繁殖成績について飼養管理方式の変更と併せて解析し、両者の因果関係を考察することを目的とした。今回の解析において、空胎期間、受胎率、分娩間隔について改善が認められた。当初、舎飼いが主体で十分な運動が行えていないと考えられた。その後、放牧地の面積を拡大し、さらに日陰林を設け、翌年には受胎率向上、空胎期間短縮が顕著なった。母子分離については、1ヶ月、2週間、1週間と短縮した効果が受胎率、空胎期間に見られた。
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牛乳中のL-カルニチン含量の調査
佐藤光夫,黒澤亮,渡辺直久,王堂哲,池田周平,祐森誠司
日本畜産学会第110回大会 2009年03月
開催年月日: 2009年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
L-カルニチンは、初乳で高く常乳では低いことが報告されており、本試験では、この変化の画一性について確認することを目的とした。個々の報告と同様に、初乳で高く、常乳では低くなった。また、初乳中のL-Car含量は7月中旬から11月に徐々に高まった。分娩6日目のL-Car含量は10月まで常乳と同等であったが、10月以降は、初乳と同等の高値であった。
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ブロイラーの成長に対する有胞子性乳酸菌およびガラクトオリゴ糖の作用
黒澤亮,城野正俊,東修平,甲斐政行,池田周平,祐森誠司
第63回関東畜産学会大会 2008年11月
開催年月日: 2008年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
本試験は、有胞子性乳酸菌とガラクトオリゴ糖のブロイラーにおける成長への作用を検討した。結果、乳酸菌添加区は、他の区に比べて有意に高い増体量を示し、ガラクトオリゴ糖添加区で有意差は認められないものの対照区に比べて高い成績を示した。乳酸菌+ガラクトオリゴ糖添加区において相乗効果は認められなかった。乳酸菌による腸内環境の調整により成長支援効果が得られたと考えられた。
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環境害虫(ハエ類)のハーブ抽出液による忌避効果と簡易誘因捕集法の検討 国際会議
村松仁,砂糖光夫,中尾紀彦,池田裕太,黒澤亮,池田周平,祐森誠司
第63回関東畜産学会大会 2008年11月
開催年月日: 2008年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
本試験では、牛糞に異なる濃度のペパーミント精油希釈液を噴霧し、害虫の飛来を抑制する濃度を確認するとともに、飛来を制限するだけでなく害虫の減数を目的として簡易的に捕集する器具と誘因剤を模索することを目的とした。飛来抑制については2000倍と4000倍希釈が最も忌避率が高く、3000倍が最も有効な希釈濃度であると考えられた。また、捕集器具としては開口部が上部であるものが望ましく、誘因剤としてはリンゴジュースに黒糖を1015%添加したものが好ましいと考えられた。
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飼料への茶屑活用が金華豚の発育と肉質に及ぼす影響 国際会議
庵屋敷瑛子,山口将也,黒澤亮,祐森誠司,池田周平
第90回日本養豚学会大会講演要旨 2008年10月
開催年月日: 2008年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
本研究は金華豚の飼養管理基準の作成を目的に実施し、本試験では茶屑配合飼料の摂取量を向上させるため、糖蜜を加えて給与し、金華豚の発育および肉質について検討した。結果、飼料摂取量に有意差は認められず、増体量、枝肉歩留にも差は認められなかった。また、背脂肪は試験区が薄くなる傾向を示したことから、茶屑の活用は経済的、厚脂抑制に有効であると考えられた。
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Effects of LPSp Feeding on Growth and IgG Production in Broilers 国際会議
Akira KUROSAWA, Nobuyuki WATAI, Iwao HAMADA,Hiromi HARA, Shuhei IKEDA, and Seizi SUKEMORI
13th AAAP (in:Hanoi,Vietnam) 2008年09月
開催年月日: 2008年09月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
Present experiment aimed to study the effects of LPSp feeding on growth and IgG production in broilers. In this study, because there were no sick animals, the disease-preventative effects were not recognized. It was shown that the LPSp tended to advance efficiency in response of immuno-stimulation. On the other hand, loose feces were found during the test periods. It was thought, however, that loose feces were not an adverse reaction to LPSp because they were recognized in both test groups. The results suggest that LPSp feeding affected growth efficiency and immuno-stimulation.
Akira KUROSAWA, Nobuyuki WATAI, Iwao HAMADA,Hiromi HARA, Shuhei IKEDA, and Seizi SUKEMORI -
馬房敷きわらの水洗によるアンモニアガス揮散抑制の実証
黒澤亮・木村 豪・池田周平・祐森誠司
日本畜産環境学会大会 2008年08月 日本畜産環境学会
開催年月日: 2008年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:日本獣医生命科学大学
模式的な検討結果の実証を目的とし、馬房で利用した敷きわらの水洗がNH3揮散量と残存窒素量に及ぼす影響を検討した。残存窒素量は未使用敷きわらに比べ、と高くなり、洗浄しても流出しない窒素が一定量増加した。揮散NH3濃度値は洗浄の繰り返しで低下し、水洗後も低かった。馬房規模での発生量から臭気強度を確認したところ2-2.5であったが、水洗後は1以下となり、初日より2日は有意(P<0.05)に低下した。
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維持期のウサギにおけるリジンとバリン要求量の推定 国際会議
江利川智己,村松仁,中村修,黒澤亮,池田周平,渋井仁志,祐森誠司
第11回ペット栄養学会大会 2008年07月 日本ペット栄養学会
開催年月日: 2008年07月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:椿山荘
維持期のウサギにおける血漿中のアミノ酸濃度変化を指標としたアミノ酸要求量の推定を行った。CP8,12および18%飼料を給与した場合のリジン要求量は、0.29、0.31、0.46 g/日であり、同様にバリンは0.19、0.23、0.21g/日と推定された。維持期のウサギのリジン、バリン要求量は成長期に比べて共に低い値を示した。
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発育ステージの異なるウサギのCP要求量と利用性に関する研究
村松仁・江利川智己・梅原佑実子・黒澤亮・池田周平・渋井仁志・祐森誠司
日本ペット栄養学会大会 2008年07月 日本ペット栄養学会
開催年月日: 2008年07月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:椿山荘
発育ステージの異なるウサギのCP要求量、利用性について飼料中CP水準を変えて検討した。内因性窒素排泄量および真の消化率は、幼兎に比べ成兎が低い値を示し、成長に伴いCP要求量が低下すると共に、利用性も低下すると考えられた。
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ラットの食糞行動によるビタミンB12の出納
黒澤亮・池田周平・祐森誠司・遠山主称・澤田佳奈・山田正二・山田惠子・福田守道
日本ビタミン学会大会 2008年04月 日本ビタミン学会
開催年月日: 2008年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:仙台
B12量とその構成元素であるCoの量が異なる2飼料で飼育したラットの糞中B12量とこれらの摂取量とを比較し、B12の出納について検討した。本試験からB12の単純出納は不均衡であるが、食糞行動はこの出納に対して影響することが示唆された。
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島根県美郷町で捕獲されたイノシシの背脂肪中脂肪酸組成の通年変化 国際会議
庵屋敷瑛子・小堀浩太・澤田誠吾・山川渉・黒澤亮・鈴木敏郎・池田周平・祐森誠司
第89回日本養豚学会大会講演要旨 2008年03月
開催年月日: 2008年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京農業大学
本試験はイノシシの捕獲個体を食肉として特産化するうえで風味に関与する背脂肪の脂肪酸を明らかにする目的で実施した。飽和脂肪酸割合は夏季と秋季に高くなる傾向がみられた。また、内層外層ともオレイン酸が秋季と冬季に高くなる傾向が見られた。本試験結果より食肉としての利用を考慮すると秋季の個体が良好であると考えられた。
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ウサギの軟糞と硬糞に含まれるビタミンB12について
山田正二・祐森誠司・黒澤亮
ビタミンB研究委員会 2008年03月
開催年月日: 2008年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
ウサギの軟糞と硬糞中のコリノイドについて分析検討した。ラットと異なる結果が得られ、同様に食糞行動を行う動物種においても、食性の違いにより糞中に含まれるコリノイド割合およびコリノイド中コバラミン割合が異なることが認められた。
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暑熱環境下の種雄牛へのL-カルニチン給与が精液性状に及ぼす影響
佐藤光夫・奥村恭兵・黒澤亮・池田周平・渡辺直久・王堂哲・門司恭典・祐森誠司
日本家畜管理学春季大会 2008年03月 日本管理学会
開催年月日: 2008年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:常磐大学
暑熱下で繁殖成績が低下することは古くから知られている。本試験ではL-カルニチン給与により暑熱による牛の身体的負荷を軽減できるかを確認した。試験結果において対照区に比べ試験の精子活力の低下が軽減する傾向が認められた。また、凍結解凍後の精子活力についても良好名傾向を示した。しかし、摂取されたL-カルニチンの作用機序については不明確なため追加検討が必要であると考えられた。
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ウサギの消化試験期間の検討
村松仁・高石浩輝・黒澤亮・池田周平・祐森誠司
日本畜産学会第109回大会 2008年03月 日本畜産学会
開催年月日: 2008年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:常磐大学
ウサギの消化試験期間を検討する目的で5、10および15日間のAIAを指示物質とした指示物質法と全糞採取法の値を比較した。各試験期間および試験法の間に差は認められなかったが、試験期間が長くなるに伴い繊維の消化率が低下する傾向が見られた。
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茶屑利用低TDN飼料の給与が金華豚の発育と肉質に及ぼす影響
庵屋敷瑛子・渋川道孝・大柿仁・黒澤亮・祐森誠司・池田周平
日本畜産学会第109回大会 2008年03月 日本畜産学会
開催年月日: 2008年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:常磐大学
未利用資源である茶屑を利用した低TDN飼料を肥育後期から給与した金華豚の発育と肉質について検討した。茶屑の配合により嗜好性の低下が見られ、試験区の日増体量は低かった。枝肉成績では、対照区に比べ歩留まりは低くなり、脂肪蓄積も低下する傾向が見られたが、赤肉については影響は見られなかった。
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L-カルニチン給与が哺乳子牛の発育に及ぼす影響
佐藤光夫・濱砂和久・渡邊直久・村岡和美・王道哲・黒澤亮・池田周平・祐森誠司
日本畜産学会第109回大会 2008年03月 日本畜産学会
開催年月日: 2008年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:常磐大学
本試験は早期母子分離した子牛の代用乳にL-カルニチンを添加し、子牛の成長促進効果について検討した。いずれの項目にも有意差は認められなかったが、増体量、胸囲の伸張は試験が高かった。体高、胸深では対照区が高かったが、今回の結果を総合するとL-カルニチン給与は子牛の発育を促す傾向を示した。
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L-カルニチン給与が食糞行動阻止ラットの成長に及ぼす影響
黒澤亮・岩男厚子・池田周平・祐森誠司
日本畜産学会第109回大会 2008年03月 日本畜産学会
開催年月日: 2008年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:常磐大学
本試験ではカルニチンを給与による食糞行動阻止による成長遅延の改善の可能性を検討した。4週間の飼育試験の結果、カルニチン給与による食糞行動を阻止した際の成長遅延の改善は認められず、食糞行動によるカルニチンの補給は無いものと考えられた。
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ラットの盲腸におけるAIA滞留の検討
黒澤亮、生方可那子、池田周平、祐森誠司
Hindgut club Japan 2007シンポジウム 2007年12月
開催年月日: 2007年12月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
ラットの盲腸における酸不溶性灰分(AIA)の滞留を検討する目的で盲腸の有無による回収率の比較を行った。本試験において回収率には盲腸の有無の影響は認められず、AIAは、消化管内を盲腸の有無にかかわらず、一定速度で通過することが示唆された。今後は、試験期間の短縮、投与からの経時的な排泄量の確認の必要性が考えられた。
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ハーブ香料によるハエの忌避効果の検討
佐藤光夫,村松仁,原広平,黒澤亮,池田周平,祐森誠司
第62回関東畜産学会大会 2007年11月 関東畜産学会
開催年月日: 2007年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:栃木県自治研修所
ハーブ香料によるハエの忌避効果についてペパーミント、バジル、レモングラスの3種類で検討した。ペパーミントが最も高い忌避効果を示し、食品添加用の精油を8000〜12000倍に希釈した溶液においても15分程度忌避効果は持続されるものと考えられた。