講演・口頭発表等 - 黒澤 亮
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Comparison of nutritional status of domestic and nomadic goats in the suburbs of Djibouti City 国際共著 国際会議
KUROSAWA Akira, SAITOU Shuhei, ADEN Dayah, KIMURA Rikako
Journal of Arid Land Studies 2022年12月 The Japanese Association for Arid Land Studies
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
<p>In recent years, the settlement of nomads has been promoted in the Republic of Djibouti, and the number of farmer who settle and run livestock is increasing. However, many livestock feeds that can be obtained in the suburbs of cities where humans settle are closer to human diets than those that natural plants. Therefore, this survey was conducted with the aim of comparing the nutritional status of goats owned by nomads in the Djibouti with those owned by settled farmers and collecting insights into the nutritional supply of natural forage plants in the Djibouti.</p><p>The survey was conducted on dairy farmers in Ambuli near the capital and nomads grazing around Ali Sabieh in the second city. Dairy farmers raise around 50 dairy cows, 11 camels, 130 goats, and 50 sheep. They own 2-3 ha of pasture, and have shallow wells and 1000 L water storage tanks as water sources. Nomad was a breeding scale of 30 goats, 6 sheep, 3 donkeys, and 1 camel. The moving distance is 10 km square. In this survey, among the domestic animals, the survey items conducted on breeding female goats were age, body length, chest circumference, body height, body weight, blood glucose level, and blood β-hydroxybutyric acid (BHBA).</p><p>As a result of this survey, the goats raised by Nomad had a small body size and a light weight for their age. However, the ratio of waist circumference to body weight is high, and it is inferred that the lumen is well developed for the physique. In addition, there is not much difference in blood glucose level between Nomad and dairy farmers, and it is presumed that the nutritional status of Nomad goats is not bad. Furthermore, for BHBA, the value of nomad goats was high, suggesting that the organic acid produced in the lumen efficiently supplies energy. From the above points, it was considered that the goats bred by Nomad were less produced but not in poor nutritional status than the goats bred by dairy farmers.</p>
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飼料へのココナッツ油添加が鶏(ジュリア系)の産卵に及ぼす影響
中谷悦次郎, 黒澤亮
平成26年度関東畜産学会第69回大会 2014年11月 関東畜産学会
開催年月日: 2014年11月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:東京大学
中鎖脂肪酸を多く含有するココナッツ油を添加した飼料の給与時の産卵成績、卵質、卵殻質、および血液成分を比較し、産卵に及ぼす影響について検討した。産卵成績、卵質、卵殻質では、有意差は認められなかったが、ココナッツ油の添加濃度依存的に良好な成績を示した。可食部卵黄比率は、添加濃度依存的に低くなる傾向がみられた。一方、血液ガスについては、開始時と比較すると、pO2は対照区が有意(P<0.05)に高い値を示したが、両添加区に差は認められなかった。また、pCO2/pO2比率は有意ではないものの、ココナッツ油を添加した区は、対照区に比べて高い値を示した。本試験は、開始時と終了時で平均気温が5℃低下していた。血液ガス分析結果からpO2において対照区が高まったのに対して、両添加区では差が認められず、外気温低下の影響が緩和されていると推察した。また、このことが産卵率や卵殻強度にも少なからず作用したことによって、ココナッツ油添加により産卵率、卵殻強度が優れる傾向を示したと考えられた。
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夏期のホロホロチョウと産卵鶏種鶏における血液ガス濃度の比較
黒澤亮, 村田亮
平成26年度日本家禽学会秋季大会 2014年09月 日本家禽学会
開催年月日: 2014年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:鹿児島大学
ホロホロチョウの冬季の生産性低下を緩和する方法を模索するために、寒さによる産卵成績への影響が少ない産卵鶏とのエネルギー代謝の違いを検討する目的で、血液ガス濃度を比較した。その結果、ホロホロチョウは、摂取した炭水化物からのエネルギー生成効率が、産卵鶏に比べて低いために寒さに対する適応性が低いのではないかと考えられた。
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ブドウ粕およびレスベラトロール給与のウズラの初期成長と抗酸化能への効果
黒澤亮, 金本真実
第118回日本畜産学会大会 2014年03月 日本畜産学会
開催年月日: 2014年03月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:筑波国際会議場エポカルつくば
ブドウ粕(Gra)ならびにレスベラトロール(Res)を給与した成長初期のウズラの発育と抗酸化能について検討することを目的とした。増体量は、Gra区が対照区に対して低い値を示し、飼料効率は、配合飼料のみで換算すると差は認められなかった。抗酸化能は、対照区に対してRes区とGra区が低い値を示した。体重と抗酸化能の関係は、対照区では、体重依存的に抗酸化能が低くなる傾向がみられたが、Res区、Gra区ではその傾向は緩やかで、発育に伴う抗酸化能低下が緩和されると推察された。
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鶏の発育初期における飼料摂取が肝臓機能に及ぼす影響
黒澤亮, 村田亮
2014年度日本家禽学会春季大会 2014年03月 日本家禽学会
開催年月日: 2014年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:筑波大学
ブロイラーの発育初期における肝機能について飼料摂取の有無による違いを検討することを目的に実施した。その結果、孵化後の飼料採食は、肝臓の働きと密接に関与し、飼料を摂取しない場合、肝臓はその役割を果たさなくなると考えられた。一方で、肝機能値については、腎臓の働きとも密接に関与していることから、今後このことも検討する必要があると考えられた。
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低温環境下で餌付けしたブロイラーの蓄積養分消費について
黒澤亮・河村勇介
日本家禽学会2013年度春季大会 2013年03月 日本家禽学会
開催年月日: 2013年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:安田女子大学;広島
低温環境下で餌付けしたブロイラーの蓄積養分の消費について検討した。卵黄消費量は、低温区の方が高い値を示し、肝臓重量の増加量は低温区が対照区に比べ有意に低い値を示した。しかし、成長については、いずれの項目においても差は認められなかった。体重と養分消費の関係については、卵黄重量は、育雛温度にかかわらず有意な関係は認められなかった。一方、肝臓重量は、推奨温度下では相関は得られなかったが、低温条件では、体重増加依存的に肝臓重量が重くなる傾向が認められた。卵黄消費の促進や肝臓重量の増加遅延の結果から、蓄積養分が供給するエネルギーは、成長には反映しないことから代謝の亢進が推察された。また、肝臓重量と体重の関係から、推奨温度での育雛では、肝臓に蓄積している養分については、成長に利用されずに余剰養分として存在している可能性が示唆された。
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ココナッツ油添加が夏季の産卵鶏の産卵に及ぼす影響
黒澤亮, 柳原和馬
平成24年度関東畜産学会第67回大会 2012年11月 関東畜産学会
開催年月日: 2012年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:茨城大学阿見キャンパス:茨城
産卵鶏用飼料に広く用いられている長鎖脂肪優位の油脂に比べて、中鎖脂肪を多く含むココナッツ油を飼料の油脂と置き換えた際の産卵に及ぼす影響について検討した。
ココナッツ油による夏季の産卵への影響は、暑熱ストレス高い時期にはストレス緩和に対して一定の効果は期待できるものと考えられた。また、ココナッツ油給与が卵重量増加を抑制する可能性が示唆された。 -
ブロイラー初生雛の熱産生量と腹腔残存卵黄消費の関係
黒澤亮, 服部由佳, 大石将史
日本家禽学会2012年度秋季大会 2012年09月 日本家禽学会
開催年月日: 2012年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:高松市生涯学習センター:香川
ブロイラー初生雛孵化後3日間の熱産生と残存卵黄の消費について検討した。
初生雛は、卵黄由来の養分供給以上の熱産生を行っており、加齢に伴い減少する肝臓脂質の関与が考えられる。また、1日齢時の熱産生と卵黄消費熱量の関係から、飼料摂取が熱産生に大きく関与している事が示唆された。 -
AIAを指標としたラットの消化試験
池田慧,瀧崎美穂,黒澤亮,池田周平,祐森誠司
第64回関東畜産学会大会 2009年11月 関東畜産学会
開催年月日: 2009年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:大宮ソニックシティー
セライト-545を添加した飼料を給与したラットの消化試験を全糞採取法とAIA法の2法で実施し、試験成績を比較検討することで、ラットにおけるAIAを指標とした消化試験の有用性について明らかにすることを目的とした。全糞採取法とAIA法の消化試験の結果に有意差は認められなかったが、AIA法の方がデータのバラツキが少なかった。さらにAIA法では半日分の糞で消化率を求めることが可能であり、事前のサンプル処理が容易になるなどの利点がある。以上の結果から、予備飼育を3日として、ラットの消化試験をAIA指標物質法で行っても支障はないと考えられた。
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茶屑ペレットの調製とその給与が金華豚の成著に及ぼす影響 国際会議
庵屋敷瑛子,武藤寛卓,黒澤亮,祐森誠司,池田周平
第92回日本養豚学会大会 2009年10月 日本養豚学会
開催年月日: 2009年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
本試験では、茶屑に対して3%濃度となるように糖蜜を添加したペレットを調製し、給与した際の成長に対する影響を検討した。調製したペレットは飼料に6%配合した。飼料摂取量は、対照区に対して試験区が低くなる傾向を示したが、有意差は認められなかった。増体量も飼料摂取量と同様の傾向を示した。糖蜜の添加量は、飼料に対して約1.8%と少量であるが飼料摂取量に差がないことから嗜好性の向上効果があったと考えられた。
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Palatability of pellets made from green tea leaf by-products as feedstuff for pig 国際会議
An-yashiki A.,Kato S.,Takano M., Kurosawa A.,Noguchi T., Sato M., Ikeda S., Sukemori S.
Proceeding of the 4th Congress of Asian pig Veterinary Society 2009年10月
開催年月日: 2009年10月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
This study aimed to produce a useful green tea leaf by-product feed containing molasses to improve the palatabilty. The following 4types of green tea leaf by-product pellets were prepared: green tea leaves only (value of hardness: 3.0kg/cm2), addition of 3% molasses (3.7kg/cm2), addition of 50% molasses (10.4kg/cm2), and addition of 10% maize and 3% molasses (2.6kg/cm2). Palatability tests were conducted by cafeteria method for 10 minutes in various situations, with pellets only or mixed with completed feed (1:1). Two gilts and 5 stage of Hampshire and 2 gilts and 5 stage of Landrace, three months old, were used. Selection order of eating and feed intake were observed. In conclusion, the hardness of the pellets did not influence the green tea leaves pellet. The preparation of green tea leaf by-product pellets with molasses was easier for the actual use.
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糞中AIA含量を指標としたラット盲腸の食下物滞留の時間
池田慧,後萌美,黒澤亮,池田周平,祐森誠司
第111回日本畜産学会大会 2009年09月
開催年月日: 2009年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
本試験は、ラットの盲腸における食か物の滞留時間について指示物質にセライトを用いて検討した。ラットは対照区と盲腸切除区に分け、飼料は、セライトが3%、1.5%、0%の3種類用意した。予備飼育期間にそれぞれの区でセライト3%飼料と給与する群と0%飼料を給与する群を設け、試験開始時に全てのラットに1.5%飼料を給与し、排泄されるセライトから滞留時間を推定した。対照区では、60時間後まで排泄セライト量に変化はみられたが、盲腸切除区では36時間後以降では変化が見られなかった。この時間差から盲腸での滞留時間を推定すると24時間程度と考えられた。
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寒冷下哺乳子牛のエネルギー補給
秋澤克哉,佐藤光夫,上里富士江,野口龍生,黒澤亮,池田周平,祐森誠司,渡辺直久,王堂哲
第111回日本畜産学会大会 2009年09月
開催年月日: 2009年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
寒冷時の哺乳子牛に対する脂肪酸カルシウムおよびカルニチンの給与が発育に及ぼす影響について検討した。試験区分は、代用乳のみを与えた対照区、脂肪酸カルシウムを給与した区、脂肪酸カルシウムおよびカルニチンを給与した区とした。体尺では、体高伸張率にのみ有意差が認められ、脂肪酸カルシウム給与区が大きかった。その他の項目については、有意差は認められないが、カルニチン給与区が大きな値を示した。特に体躯に丸みがつく傾向にあった。
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分娩前からのL-カルニチン給与が乳牛の泌乳量に及ぼす影響
佐藤光夫,野口直美,久保田朋美,黒澤亮,池田周平,祐森誠司,渡辺直久,王堂哲
第111回日本畜産学会大会 2009年09月
開催年月日: 2009年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
分娩約1週間前から乳牛にカルニチンを給与し、泌乳量および乳汁中のカルニチン含量について、カルニチン給与の効果を比較検討した。供試牛は、産歴、泌乳量が等しくなるように2頭ずつ3組選抜し、3頭ずつ配分した。カルニチンの給与量は1.4g/日とした。分娩日、10、20、30、40日目の夕方の泌乳量と乳汁中カルニチン濃度を比較した。泌乳量は、カルニチンを給与した区が多かったが、10日目のみ有意差が認められた。乳汁中カルニチン濃度もカルニチン給与区が高い値を示した。
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茶屑配合飼料が金華豚の肉質に及ぼす影響
庵屋敷瑛子,長崎倫世,黒澤亮,祐森誠司,池田周平
第111回日本畜産学会大会 2009年09月
開催年月日: 2009年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
本試験では、飼料への茶屑配合により圧脂を抑制した金華豚の肉質について検討した。茶屑の配合は、肥育前期・後期ともに3%とした。胸最長筋の中の粗脂肪含量は、試験区が対照区に対して有意に低い値を示し、これは茶の成分であるカフェインやカテキンの影響とも考えられたが、貧血は確認されず本試験では明らかにされなかった。一般成分と脂肪酸組成には茶屑による影響が認められたが、保水性などの理化学的分析には大きな影響が認められなかった。
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水洗敷きワラを利用した馬房内のウマの行動ー横臥休息時間を指標とした評価ー
祐森誠司,大竹彩乃,黒澤亮,池田周平
第8回日本畜産環境学会大会 2009年08月
開催年月日: 2009年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
本試験は水洗敷きワラから揮散するNH3量がウマの休息に及ぼす影響を確認し、揮散NH3量の数的抑制だけでなく、その福祉効果について検討した。行動消費時間については1頭は水洗敷きワラの利用時には日光乾燥に比べ横臥時間が長くなったが、別のウマでは処理間に差は見られなかった。NH3揮散濃度の上昇に伴い横臥時間が減少する傾向が見られた。統計的な比較では敷きワラの処理の違いによる行動消費に有意差は認められなかったが、馬房内の敷きワラを汚すウマにおいては敷きワラの水洗は、良好な環境を創造すると考えられた。
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維持期のウサギにおける粗蛋白質要求量、消化率ならびにメチオニンとトレオニン要求量の推定
江利川智己・村松仁・中村修・黒澤亮・池田周平・後藤尚也・祐森誠司
日本ペット栄養学会第11回大会 2009年07月
開催年月日: 2009年07月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
維持期のウサギにおける粗蛋白質要求量、消化率ならびに血漿中のアミノ酸濃度変化を指標としたメチオニンとトレオニンの要求量の推定をCP6,10および14%の飼料で行った。CP要求率については、1014%の間にあるものと考えられ、真の消化率については82.883.6%であった。両アミノ酸ともBasal lineは引けなかったので、最低濃度をBasal lineとして求めた要求率は、メチオニンで0.030.07g/頭/日、トレオニンで0.080.28g/頭/日であった。
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ラットにおけるVB12合成と盲腸の関係
黒澤亮・後萌美・山田惠子・福田守道・池田周平・山田正二・祐森誠司
第61回日本ビタミン学会大会 2009年05月
開催年月日: 2009年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
本試験では、対照ラット、盲腸切除ラットの糞中B12濃度ならびに盲腸内容物中のB12濃度について確認し、ラットにおけるB12合成と盲腸の関係について検討した。糞中B12濃度については盲腸切除の影響は認められなかった。また、盲腸内容物については糞中のB12濃度に比べて高い値を示した。次に、1日当たりのB12排泄量は、盲腸切除による影響はみとめられず、盲腸内容物中のB12量については、1日当たりのB12排泄量に比べて少ない値を示した。以上のことから、精製飼料を給与した際には、余分なB12の合成が行われないため、本試験において盲腸切除の影響が認められなかったと考えられた。
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繁殖雌豚の経済寿命延長に対するL-カルニチン給与効果
佐藤光夫,黒澤亮,池田周平,石川怜,渡辺直久,王堂哲,祐森誠司
第91回日本養豚学会大会 2009年03月
開催年月日: 2009年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
本試験では、6産以上の繁殖雌豚を用いて分娩1週間前から離乳までの期間にL-Carを給与し、分娩成績、子豚増体、発情再起および受胎率への効果について検討した。分娩成績においては、分娩予定日から対照区で3日、試験区で0.8日遅れたが試験区間に有意差は認められなかった。産子数、離乳率は試験区がわずかに高い値を示した。増体量は試験区が高い値を示した。母豚の体重減少率は試験区が低い値を示し、発情再起は試験区が1日遅れる傾向となった。受胎率は、共に100%であった。
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ウサギのコバルトとVB12の出納
黒澤亮,新田昌輝,山田正二,池田周平,祐森誠司
日本畜産学会第110回大会 2009年03月
開催年月日: 2009年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
本試験は、ウサギにおけるコバルトとVB12の出納について検討した。コバルト出納については、摂取量が排泄量を上回り、VB12出納については排泄量が摂取量を上回った。VB12排泄量が摂取量よりも多いのは腸内微生物により合成されたものが排泄されたためと考えられたが、コバルトの総排泄量に占めるVB12由来量はわずかであった。
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金華豚による茶屑配合飼料の粗タンパク質・熱量の消化率
庵屋敷瑛子,桜井孝則,黒澤亮,祐森誠司,池田周平
日本畜産学会第110回大会 2009年03月
開催年月日: 2009年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
金華豚の厚脂改善と飼料価格の高騰を考慮し、リジンの添加効果ならびに未使用資源の茶屑を活用した飼料を設計し、その際の粗タンパク質、熱量の消化率を検討した。CP、熱量の消化率において対照飼料と茶屑配合飼料の差は認められなかった。また、リジン添加区では余剰窒素が増加し、窒素排泄量が高かった。
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大学付属農場における黒毛和種繁殖牛の繁殖成績と飼養管理の関係
佐藤光夫,藤原章義,黒澤亮,池田周平,祐森誠司
日本家畜管理学会・応用動物行動学会誌45(1), pp34 2009年03月
開催年月日: 2009年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
本調査では、昭和62年から平成18年までの間に富士農場において繋養してきた黒毛和種繁殖牛の繁殖成績について飼養管理方式の変更と併せて解析し、両者の因果関係を考察することを目的とした。今回の解析において、空胎期間、受胎率、分娩間隔について改善が認められた。当初、舎飼いが主体で十分な運動が行えていないと考えられた。その後、放牧地の面積を拡大し、さらに日陰林を設け、翌年には受胎率向上、空胎期間短縮が顕著なった。母子分離については、1ヶ月、2週間、1週間と短縮した効果が受胎率、空胎期間に見られた。
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牛乳中のL-カルニチン含量の調査
佐藤光夫,黒澤亮,渡辺直久,王堂哲,池田周平,祐森誠司
日本畜産学会第110回大会 2009年03月
開催年月日: 2009年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
L-カルニチンは、初乳で高く常乳では低いことが報告されており、本試験では、この変化の画一性について確認することを目的とした。個々の報告と同様に、初乳で高く、常乳では低くなった。また、初乳中のL-Car含量は7月中旬から11月に徐々に高まった。分娩6日目のL-Car含量は10月まで常乳と同等であったが、10月以降は、初乳と同等の高値であった。
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ブロイラーの成長に対する有胞子性乳酸菌およびガラクトオリゴ糖の作用
黒澤亮,城野正俊,東修平,甲斐政行,池田周平,祐森誠司
第63回関東畜産学会大会 2008年11月
開催年月日: 2008年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
本試験は、有胞子性乳酸菌とガラクトオリゴ糖のブロイラーにおける成長への作用を検討した。結果、乳酸菌添加区は、他の区に比べて有意に高い増体量を示し、ガラクトオリゴ糖添加区で有意差は認められないものの対照区に比べて高い成績を示した。乳酸菌+ガラクトオリゴ糖添加区において相乗効果は認められなかった。乳酸菌による腸内環境の調整により成長支援効果が得られたと考えられた。
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環境害虫(ハエ類)のハーブ抽出液による忌避効果と簡易誘因捕集法の検討 国際会議
村松仁,砂糖光夫,中尾紀彦,池田裕太,黒澤亮,池田周平,祐森誠司
第63回関東畜産学会大会 2008年11月
開催年月日: 2008年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
本試験では、牛糞に異なる濃度のペパーミント精油希釈液を噴霧し、害虫の飛来を抑制する濃度を確認するとともに、飛来を制限するだけでなく害虫の減数を目的として簡易的に捕集する器具と誘因剤を模索することを目的とした。飛来抑制については2000倍と4000倍希釈が最も忌避率が高く、3000倍が最も有効な希釈濃度であると考えられた。また、捕集器具としては開口部が上部であるものが望ましく、誘因剤としてはリンゴジュースに黒糖を1015%添加したものが好ましいと考えられた。
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飼料への茶屑活用が金華豚の発育と肉質に及ぼす影響 国際会議
庵屋敷瑛子,山口将也,黒澤亮,祐森誠司,池田周平
第90回日本養豚学会大会講演要旨 2008年10月
開催年月日: 2008年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
本研究は金華豚の飼養管理基準の作成を目的に実施し、本試験では茶屑配合飼料の摂取量を向上させるため、糖蜜を加えて給与し、金華豚の発育および肉質について検討した。結果、飼料摂取量に有意差は認められず、増体量、枝肉歩留にも差は認められなかった。また、背脂肪は試験区が薄くなる傾向を示したことから、茶屑の活用は経済的、厚脂抑制に有効であると考えられた。
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Effects of LPSp Feeding on Growth and IgG Production in Broilers 国際会議
Akira KUROSAWA, Nobuyuki WATAI, Iwao HAMADA,Hiromi HARA, Shuhei IKEDA, and Seizi SUKEMORI
13th AAAP (in:Hanoi,Vietnam) 2008年09月
開催年月日: 2008年09月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
Present experiment aimed to study the effects of LPSp feeding on growth and IgG production in broilers. In this study, because there were no sick animals, the disease-preventative effects were not recognized. It was shown that the LPSp tended to advance efficiency in response of immuno-stimulation. On the other hand, loose feces were found during the test periods. It was thought, however, that loose feces were not an adverse reaction to LPSp because they were recognized in both test groups. The results suggest that LPSp feeding affected growth efficiency and immuno-stimulation.
Akira KUROSAWA, Nobuyuki WATAI, Iwao HAMADA,Hiromi HARA, Shuhei IKEDA, and Seizi SUKEMORI -
馬房敷きわらの水洗によるアンモニアガス揮散抑制の実証
黒澤亮・木村 豪・池田周平・祐森誠司
日本畜産環境学会大会 2008年08月 日本畜産環境学会
開催年月日: 2008年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:日本獣医生命科学大学
模式的な検討結果の実証を目的とし、馬房で利用した敷きわらの水洗がNH3揮散量と残存窒素量に及ぼす影響を検討した。残存窒素量は未使用敷きわらに比べ、と高くなり、洗浄しても流出しない窒素が一定量増加した。揮散NH3濃度値は洗浄の繰り返しで低下し、水洗後も低かった。馬房規模での発生量から臭気強度を確認したところ2-2.5であったが、水洗後は1以下となり、初日より2日は有意(P<0.05)に低下した。
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維持期のウサギにおけるリジンとバリン要求量の推定 国際会議
江利川智己,村松仁,中村修,黒澤亮,池田周平,渋井仁志,祐森誠司
第11回ペット栄養学会大会 2008年07月 日本ペット栄養学会
開催年月日: 2008年07月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:椿山荘
維持期のウサギにおける血漿中のアミノ酸濃度変化を指標としたアミノ酸要求量の推定を行った。CP8,12および18%飼料を給与した場合のリジン要求量は、0.29、0.31、0.46 g/日であり、同様にバリンは0.19、0.23、0.21g/日と推定された。維持期のウサギのリジン、バリン要求量は成長期に比べて共に低い値を示した。
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発育ステージの異なるウサギのCP要求量と利用性に関する研究
村松仁・江利川智己・梅原佑実子・黒澤亮・池田周平・渋井仁志・祐森誠司
日本ペット栄養学会大会 2008年07月 日本ペット栄養学会
開催年月日: 2008年07月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:椿山荘
発育ステージの異なるウサギのCP要求量、利用性について飼料中CP水準を変えて検討した。内因性窒素排泄量および真の消化率は、幼兎に比べ成兎が低い値を示し、成長に伴いCP要求量が低下すると共に、利用性も低下すると考えられた。
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ラットの食糞行動によるビタミンB12の出納
黒澤亮・池田周平・祐森誠司・遠山主称・澤田佳奈・山田正二・山田惠子・福田守道
日本ビタミン学会大会 2008年04月 日本ビタミン学会
開催年月日: 2008年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:仙台
B12量とその構成元素であるCoの量が異なる2飼料で飼育したラットの糞中B12量とこれらの摂取量とを比較し、B12の出納について検討した。本試験からB12の単純出納は不均衡であるが、食糞行動はこの出納に対して影響することが示唆された。
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島根県美郷町で捕獲されたイノシシの背脂肪中脂肪酸組成の通年変化 国際会議
庵屋敷瑛子・小堀浩太・澤田誠吾・山川渉・黒澤亮・鈴木敏郎・池田周平・祐森誠司
第89回日本養豚学会大会講演要旨 2008年03月
開催年月日: 2008年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京農業大学
本試験はイノシシの捕獲個体を食肉として特産化するうえで風味に関与する背脂肪の脂肪酸を明らかにする目的で実施した。飽和脂肪酸割合は夏季と秋季に高くなる傾向がみられた。また、内層外層ともオレイン酸が秋季と冬季に高くなる傾向が見られた。本試験結果より食肉としての利用を考慮すると秋季の個体が良好であると考えられた。
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ウサギの軟糞と硬糞に含まれるビタミンB12について
山田正二・祐森誠司・黒澤亮
ビタミンB研究委員会 2008年03月
開催年月日: 2008年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
ウサギの軟糞と硬糞中のコリノイドについて分析検討した。ラットと異なる結果が得られ、同様に食糞行動を行う動物種においても、食性の違いにより糞中に含まれるコリノイド割合およびコリノイド中コバラミン割合が異なることが認められた。
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暑熱環境下の種雄牛へのL-カルニチン給与が精液性状に及ぼす影響
佐藤光夫・奥村恭兵・黒澤亮・池田周平・渡辺直久・王堂哲・門司恭典・祐森誠司
日本家畜管理学春季大会 2008年03月 日本管理学会
開催年月日: 2008年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:常磐大学
暑熱下で繁殖成績が低下することは古くから知られている。本試験ではL-カルニチン給与により暑熱による牛の身体的負荷を軽減できるかを確認した。試験結果において対照区に比べ試験の精子活力の低下が軽減する傾向が認められた。また、凍結解凍後の精子活力についても良好名傾向を示した。しかし、摂取されたL-カルニチンの作用機序については不明確なため追加検討が必要であると考えられた。
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ウサギの消化試験期間の検討
村松仁・高石浩輝・黒澤亮・池田周平・祐森誠司
日本畜産学会第109回大会 2008年03月 日本畜産学会
開催年月日: 2008年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:常磐大学
ウサギの消化試験期間を検討する目的で5、10および15日間のAIAを指示物質とした指示物質法と全糞採取法の値を比較した。各試験期間および試験法の間に差は認められなかったが、試験期間が長くなるに伴い繊維の消化率が低下する傾向が見られた。
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茶屑利用低TDN飼料の給与が金華豚の発育と肉質に及ぼす影響
庵屋敷瑛子・渋川道孝・大柿仁・黒澤亮・祐森誠司・池田周平
日本畜産学会第109回大会 2008年03月 日本畜産学会
開催年月日: 2008年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:常磐大学
未利用資源である茶屑を利用した低TDN飼料を肥育後期から給与した金華豚の発育と肉質について検討した。茶屑の配合により嗜好性の低下が見られ、試験区の日増体量は低かった。枝肉成績では、対照区に比べ歩留まりは低くなり、脂肪蓄積も低下する傾向が見られたが、赤肉については影響は見られなかった。
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L-カルニチン給与が哺乳子牛の発育に及ぼす影響
佐藤光夫・濱砂和久・渡邊直久・村岡和美・王道哲・黒澤亮・池田周平・祐森誠司
日本畜産学会第109回大会 2008年03月 日本畜産学会
開催年月日: 2008年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:常磐大学
本試験は早期母子分離した子牛の代用乳にL-カルニチンを添加し、子牛の成長促進効果について検討した。いずれの項目にも有意差は認められなかったが、増体量、胸囲の伸張は試験が高かった。体高、胸深では対照区が高かったが、今回の結果を総合するとL-カルニチン給与は子牛の発育を促す傾向を示した。
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L-カルニチン給与が食糞行動阻止ラットの成長に及ぼす影響
黒澤亮・岩男厚子・池田周平・祐森誠司
日本畜産学会第109回大会 2008年03月 日本畜産学会
開催年月日: 2008年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:常磐大学
本試験ではカルニチンを給与による食糞行動阻止による成長遅延の改善の可能性を検討した。4週間の飼育試験の結果、カルニチン給与による食糞行動を阻止した際の成長遅延の改善は認められず、食糞行動によるカルニチンの補給は無いものと考えられた。
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ラットの盲腸におけるAIA滞留の検討
黒澤亮、生方可那子、池田周平、祐森誠司
Hindgut club Japan 2007シンポジウム 2007年12月
開催年月日: 2007年12月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
ラットの盲腸における酸不溶性灰分(AIA)の滞留を検討する目的で盲腸の有無による回収率の比較を行った。本試験において回収率には盲腸の有無の影響は認められず、AIAは、消化管内を盲腸の有無にかかわらず、一定速度で通過することが示唆された。今後は、試験期間の短縮、投与からの経時的な排泄量の確認の必要性が考えられた。
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ハーブ香料によるハエの忌避効果の検討
佐藤光夫,村松仁,原広平,黒澤亮,池田周平,祐森誠司
第62回関東畜産学会大会 2007年11月 関東畜産学会
開催年月日: 2007年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:栃木県自治研修所
ハーブ香料によるハエの忌避効果についてペパーミント、バジル、レモングラスの3種類で検討した。ペパーミントが最も高い忌避効果を示し、食品添加用の精油を8000〜12000倍に希釈した溶液においても15分程度忌避効果は持続されるものと考えられた。
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島根県美郷町近隣で捕獲されたイノシシにおける体脂肪融点の通年変化
庵屋敷瑛子,小堀浩太,澤田誠吾,山川渉,黒澤亮,鈴木敏郎,池田周平、祐森誠司
第88回日本養豚学会大会 2007年10月 日本養豚学会
開催年月日: 2007年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:ホテルニューフロンティア(香川県高松市)
有害鳥獣として駆除されているイノシシの狩猟期間の延長を考慮する上で初冬と初春のどちらに延長するかを検討する目的で実施した。8,9月の捕獲個体は122月の捕獲個体に比べて高い融点を示した。本試験の結果からは初冬に延長するのが望ましいと考えられた。
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AIAを指標とした金華豚の食下物通過時間の測定
庵屋敷瑛子,黒澤亮,池田周平,祐森誠司
日本畜産学会大会第108回大会講演要旨 2007年09月 日本畜産学会
開催年月日: 2007年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:岡山大学津島キャンパス
セライト(AIA)を指標として金華豚の食下物通過時間を検討した。金華豚去勢5頭(BW72.6±0.6kg)にAIA2%添加した飼料を1回給与し、12時間毎に5日間採糞し、排泄割合を確認した。AIAは3648時間までに93%が排泄され、金華豚の食下物の通過に要する時間は60時間と推察され、産業豚と同等であると考えられた。共同研究部分pp.26
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ラットの糞中ビタミンB12量と食糞行動の関係
黒澤亮,織田知幸,池田周平,山田正二,祐森誠司
日本畜産学会大会第108回大会講演要旨 2007年09月 日本畜産学会
開催年月日: 2007年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:岡山大学津島キャンパス
市販飼料を給与したラットにおけるVB12とCoの出納を確認した。SD系雄ラットを7匹から5週齢から9週齢まで普通糞と含水糞、その後の4日間で食糞行動許容下の糞を採取した。食糞行動阻止時と食糞行動許容時の糞の比較では、食糞許容時の糞でVB12量が最も高い値を示し、VB12/Co比も高く、食糞行動阻止時に比べ、よりCoがVB12合成に利用されていると考えられた。共同研究部分pp.16
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ウサギの消化試験における予備期間の検討
村松仁,鈴木智子,黒澤亮,武石勝,池田周平,祐森誠司
日本畜産学会大会第108回大会講演要旨 2007年09月 日本畜産学会
開催年月日: 2007年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:岡山大学津島キャンパス
不消化物であるセライト(AIA)を指標として消化試験の予備期間を検討した。5週齢の日本白色種雄6頭を供試し、試験開始前にAIA2.97%の飼料を4頭、2頭はAIA4.97%の飼料を1回給与し、その後の排泄割合を16時間毎に確認した。5週齢のウサギでは飼料切り替え後、消化管内容物は4日で入れ替わり、消化試験の予備期間は最短で4日でよいと考えられた。共同研究部分pp.15
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水洗稲わらと洗浄水の再利用の検討
圓藤大輔,村田岳彦,郡司雅俊,高崎興平,黒澤亮,池田周平,祐森誠司
日本畜産環境学会第6回大会日本畜産環境学会会誌 6(1) 2007年08月 日本畜産環境学会
開催年月日: 2007年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:岐阜県高山市市民文化会館
本試験は水洗稲わらと洗浄液の再利用について検討した。稲わらの繰返し利用では水洗回数が多くなるに伴い、残存窒素量は有意(P<0.05)に低下した。一定加重に対する沈降と加重除去後の復元によるクッション性は未利用との差はなく、吸水率は1回目に比べ、2回目以降が有意(P<0.05)に高くなった。洗浄水の繰返し利用では、流出窒素量およびイオンの各濃度は水洗回数に伴い、有意(P<0.05)に高まった。よって稲わら、洗浄水共に3回の繰返し利用は可能と考えられた。
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成長期のウサギにおけるリジン及びバリン要求量の推定
江利川智己,村松仁,武石勝,高橋康久,黒澤亮,池田周平,渋井仁志,祐森誠司
第9回ペット栄養学会大会ペット栄養学会誌10(7) 2007年07月 日本ペット栄養学会
開催年月日: 2007年07月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:新宿京王プラザホテル
各期のウサギのアミノ酸要求量を推定するため、今回は成長期のウサギにおける血漿中の濃度変化を指標とした検討を行った。2ヶ月齢のウサギに対し、CP12, 16及び20%の各CPについてリジンとバリン設定値が相補的に5水準となるように調製した試験飼料を各4日間給与し、血漿中のアミノ酸濃度等の変化について検討した。その結果、CPが12,16,20%の場合、リジン要求量は0.57,0.62,0.66mg/日と推定された。
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ラビットフードの飼料中CP含量含量が幼兎の成長およびエネルギー摂取量に及ぼす影響
村松仁,武石勝,岩山敬太,黒澤亮,池田周平,渋井仁志,祐森誠司
第9回ペット栄養学会大会ペット栄養学会誌10(7) 2007年07月 日本ペット栄養学会
開催年月日: 2007年07月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:新宿京王プラザホテル
ウサギのアミノ酸要求量を求める上の基礎的治験として、飼料中のCP含量が性cおうとエネルギー摂取に及ぼす影響について検討した。CP量を12,16,20%、MEを2.85kcal/gに調製した飼料を3区に給与し消火試験を実施した。用途の成長にはCP16%、摂取エネルギー3.55kcal/g以下と推察された。粗繊維の消化率は、16.322.4%で変動が大きかった。
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ラットのコバルト出納とビタミンB12の関係
祐森誠司,谷口千恵,黒澤亮,池田周平,山田正二,栗原良雄
日本畜産学会第106回大会講演要旨 2006年03月 日本畜産学会
開催年月日: 2006年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:九州大学
食糞行動を阻止したラットでコバルトの出納とV.B12の出納を比較した。その結果、コバルトはV.B12の合成を量的に満たしたが、V.B12の合成量が従来の結果よりも少なく、再検討の必要があった。共同研究部分pp.36
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盲腸切除ラットへの難消化繊維源給与が消化率および体成分に及ぼす影響
上林恵梨香, 大塚有希子, 黒澤亮, 池田周平, 祐森誠司, 栗原良雄
第11回Hindgut Club Japanミーティング 2005年12月 Hindgut club Japan
開催年月日: 2005年12月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:国立健康・栄養研究所
盲腸切除ラットと未処理のラットに給与する飼料の繊維源をセルロースからコーンコブミールに変更した場合の消化率と体成分蓄積に対する影響を比較検討した。繊維源の変更は盲腸の有無よりも影響が強く、有意差が認められた項目は難消化繊維の給与により、飼料摂取量の増加、繊維・エネルギー消化率の低下やCP・エネルギーの蓄積低下であった。共同研究部分pp.9
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盲腸摘出がラットの体成分に及ぼす影響
祐森誠司,東修平,江坂崇,大隅貴史,池田周平,栗原良雄
日本畜産学会第104回大会講演要旨 2005年03月 日本畜産学会
開催年月日: 2005年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京大学
市販飼料を給与した場合、盲腸を摘出したラットは消化率の低下に伴って飼料摂取量が増加し、それにより増体量を維持していたと考えられた。本試験では精製飼料を給与したことにより消化率の低下もなく、飼料摂取量の増加も見られず、体成分に差は認められなかった。共同研究部分pp.71
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糞中ビタミンB12量とコバルト量の関係について
祐森誠司,加嶋京子,池田周平,栗原良雄
日本畜産学会第104回大会講演要旨 2005年03月 日本畜産学会
開催年月日: 2005年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京大学
ラットの糞中に多く含まれると考えられたビタミンB12とその構成コバルト量の関係には計算上大きな隔たりがあり、同一糞中のそれぞれの量をビタミンB12 は微生物定量法、コバルトは原子吸光法で測定したところ、ビタミンB12量は摂取コバルトよりも多くなり、コバルト量は摂取量に見合う量が得られ、ビタミンB12については類縁物による誤差が大きいと考えられた。共同研究部分pp.72
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精製飼料を給与したラットの糞中ミネラルについて
黒澤亮,池田周平,祐森誠司,栗原良雄
日本畜産学会第105回大会講演要旨 2005年03月 日本畜産学会
開催年月日: 2005年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:札幌コンベンションホール
腸内微生物によるビタミンの合成にはミネラルの関与が必要である。本試験ではその関係を知る上で基礎的知見となる糞中のミネラル量について飼料中のミネラル量が規定されている精製飼料を給与したラットを対象として測定した。Na,Kは吸収率が高く(97%程度)、Caの吸収率(10%程度)は低く、Mgの吸収率は70%程度であった。この結果から糞中の水分含量とミネラルの吸収率との関係が示唆された。共同研究部分pp.33
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盲腸摘出ラットにおける糞中微生物叢について
萩原友子,岩田卓也,金津嘉徳,柳瀬悠太,池田周平,祐森誠司,稲元民夫,栗原良雄
第10回Hindgut Club Japanミーティング 2004年12月 Hindgut club Japan
開催年月日: 2004年12月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:国立健康・栄養研究所
盲腸摘出ラットと擬似開腹処理ラットの糞中微生物叢について術後4週間観察した。盲腸切除ラットにおいてはビタミンB12を合成する微生物が少なく、消費する微生物が多くなる傾向にあり、これは先に盲腸切除ラットの排泄する糞ではビタミンB12量が少なくなることを確認した結果を支持するものであった。共同研究部分はpp13
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ラットの盲腸への抗生物質の投与が微生物および一般成分に及ぼす影響
萩原友子,板垣梨恵,池田周平,祐森誠司,稲元民夫,栗原良雄
日本畜産学会第103回大会講演要旨 2004年03月 日本畜産学会
開催年月日: 2004年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京農工大学
5週齢のラットに盲腸カニューレを留置し、抗生物質を直接投与して、糞中の成分、微生物叢を比較したところ、数種の微生物量に差は見られたが、有意な差はほとんどなく、今後投与量、投与方法について再度検討する必要があると考えられた。共同研究部分はpp.55
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盲腸摘出後16週間の飼育したラットの増体量および腸管容積に及ぼす影響
天野沙治子,萩原友子,池田周平,祐森誠司,栗原良雄
日本畜産学会第103回大会講演要旨 2004年03月 日本畜産学会
開催年月日: 2004年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京農工大学
盲腸を摘出したラットと擬似開腹のみのラットを6週齢から16週間飼育したところ、成長期のラットは飼料から必要な微量栄養素を摂取するべく飼料摂取量が高まり、増体量の減少と栄養要求量の減少および大腸内微生物の活性低下が同期化すると考えられた。共同研究部分はpp.55
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ラットの結腸および直腸におけるビタミンB12の吸収について
福山智史,天野沙治子,萩原友子,池田周平,祐森誠司,栗原良雄
第9回Hindgut Club Japanミーティング 2003年12月 Hindgut club Japan
開催年月日: 2003年12月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:健康・栄養研究所
結腸上部から濃度の異なるビタミンB12溶液を注入し、注入後8時間での排泄糞中ビタミンB12量を比較した。腸内合成量が注入量を上回り、吸収量を掌握することはできなかった。共同研究部分はpp.22
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含水糞とビタミンB12の摂取について
祐森誠司,萩原友子,池田周平,栗原良雄
第394回ビタミンB研究委員会 2003年10月 ビタミンB研究会
開催年月日: 2003年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:慈恵医科大学
過去の食糞行動とビタミンB12摂取について概略報告するとともに、将来の課題について報告した。共同研究部分はpp.52-53
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ラットの盲腸摘出による腸管の膨大とADFの消化率について
萩原友子,守田実稚子,祐森誠司,池田周平,栗原良雄
日本畜産学会第102回大会講演要旨 2003年09月 日本畜産学会
開催年月日: 2003年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:岐阜大学
盲腸摘出後8週間飼育したラットのADF消化率を検討したところ、盲腸のないラットでは消化率は低下し、結腸の膨大はADFの消化率に寄与しなかった。共同研究部分はpp.31
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盲腸摘出ラットの結腸膨大が食下物の消化管通過時間に及ぼす影響
吉村智史,萩原友子,祐森誠司,池田周平,栗原良雄
日本畜産学会第102回大会講演要旨 2003年09月 日本畜産学会
開催年月日: 2003年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:岐阜大学
盲腸摘出後3,6,9週目に食下物の通過時間を酸化クロムを指標として測定した。加齢に伴い通過時間は短くなるが、それより盲腸の摘出は通過時間を短くした。よって、結腸膨大部に滞留はしないと考えられた。共同研究部分はpp.31
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盲腸への抗生剤の投与がラットの食糞行動に及ぼす影響
萩原友子,高坂祐一,祐森誠司,池田周平,稲元民夫,栗原良雄
2003年度日本家畜管理学会春季研究会日本家畜管理学会誌39(1) 2003年03月 日本家畜管理学会
開催年月日: 2003年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:エポカルつくば
盲腸にカニューレを留置したラットを対照区(生理食塩水投与)、ペニシリン投与区、ドキシサイクリン投与区の3区に分配し、毎日体重から推定した盲腸容積にMICの4倍量の抗生剤を投与して4週目から5週目にかけて行動観察を行った。食糞行動回数は差が無く、週齢相当の回数であった。抗生剤の投与は物理的な刺激あるいはその薬効による盲腸内成分の変化を起こしても食糞行動に影響しないと判断された。共同研究部分はpp.34-35
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ラットの盲腸摘出による腸管の膨大と粗タン白質の消化率について
祐森誠司,守田実稚子,吉村智史,萩原友子,池田周平,栗原良雄
日本畜産学会大会第101回大会講演要旨 2003年03月 日本畜産学会
開催年月日: 2003年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:エポカルつくば
先の研究報告内容に加え、粗タン白質の消化率を算出して報告した。粗タン白質の消化率は盲腸の摘出により低下し、飼育期間の延長に伴い低下する傾向にあった。これは結腸部の膨大箇所で腸管内微生物が増殖し、その老廃物が内因性窒素となり排泄される見かけ上の消化率低下と推察された。共同研究部分はpp.70
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ラットの盲腸への抗生剤投与が粗タン白質の消化率に及ぼす影響
祐森誠司,萩原友子,高坂祐一,池田周平,稲元民夫,栗原良雄
日本畜産学会大会第101回大会講演要旨 2003年03月 日本畜産学会
開催年月日: 2003年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:エポカルつくば
ラット盲腸にカニューレを留置し、体重から推定される盲腸容積に応じて、MICの4倍量の抗生剤(ペニシリンとドキシサイクリン)を4週間連続投与した際の粗タン白質の消化率を比較したが生理食塩水投与と同等の約79%の消化率であった。共同担当部分はpp.70
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盲腸摘出がラットの腸管容積ならびに糞の性状および成分におよぼす影響(予報)
萩原友子,守田実稚子,吉村智史,祐森誠司,池田周平,栗原良雄
第8回Hindgut club Japan ミーティング 2002年12月 Hindgut club Japan
開催年月日: 2002年12月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:国立健康・栄養研究所
盲腸を摘出後8週間飼育したラットの腸管容積および飼育期間中の糞の性状ならびに成分について検討した。増体量には盲腸摘出の影響はみられず、含水糞の排泄もなかった。糞の成分では水分が対照区で37%に対し、盲腸摘出区では63%と高いまま推移した。粗タン白質含量は盲腸摘出により低くなるが、7週間後には対照区と同等となった。結腸部は盲腸の摘出により膨大した。共同研究部分はpp.39
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ミニチュアブタ(ポットベリー種)の妊娠期の消化率について
鈴木伸一,佐々木香奈江,池田周平,祐森誠司,栗原良雄,伊藤澄麿
第4回ペット栄養学会大会ペット栄養学会誌5(7) 2002年06月 日本ペット栄養学会
開催年月日: 2002年06月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:日本大学
経済豚用飼料を給与したミニブタの妊娠期と非妊娠期の消化率を比較した。生理的条件が異なることは消化率に影響しなかったが、飼料給与条件が制限給餌であり、妊娠期に給与量が多かったことが消化率に影響している可能性もあり、今後さらに試験を実施する必要がある。
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ウサギのビタミンEおよびビタミンB12吸収に対する食糞行動の影響
得能樹之,白石明子,祐森誠司,池田周平,栗原良雄,伊藤澄麿
第4回ペット栄養学会大会ペット栄養学会誌5(7) 2002年06月 日本ペット栄養学会
開催年月日: 2002年06月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:日本大学
食糞行動を許容したウサギと阻止したウサギにビタミン類を含む飼料と含まない飼料を給与し、飼料摂取量、増体量を測定比較した。ビタミン欠除、食糞行動阻止のウサギは増体がなく、体重は減少した。摂取ビタミン量と排泄ビタミン量の割合の比較では、排泄割合は食糞行動阻止により高まり、吸収が悪かった。この事が増体に対して、影響したと推察された。共同研究部分はpp.7-8
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食糞行動を阻止したラットへのビタミンB12過剰給与が成長に及ぼす影響
重良素史,祐森誠司,池田周平,栗原良雄,伊藤澄麿
日本畜産学会第100回大会講演要旨 2002年03月 日本畜産学会
開催年月日: 2002年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:日本獣医畜産大学
食糞行動の阻止により日増体量は低下するが、これは含水糞由来のビタミンB12摂取不足に起因するものであると推定し、食糞行動を阻止したラットにビタミンB12を100倍、1000倍添加した飼料を給与して成長の促進効果を検討した。その結果、ビタミンB12過剰給与は成長に対して影響せず、逆に1000倍給与は飼料の嗜好性を低下させた。共同研究部分はpp.130
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盲腸留置カニューレによる抗生剤の投与がラットの成長におよぼす影響(第1報)
祐森誠司,萩原友子,池田周平,稲本民夫,栗原良雄,伊藤澄麿
日本畜産学会第100回大会講演要旨 2002年03月 日本畜産学会
開催年月日: 2002年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地: 日本獣医畜産大学
盲腸内のビタミンB群ならびに葉酸合成あるいは消費に係わる微生物の活動を盲腸留置カニューレを利用して抗生剤を投与し阻害することがラットの成長にどのように影響するかを比較検討した。ビタミンB群ならびに葉酸合成微生物の活動阻害はラットの成長が鈍化する傾向にあり、逆に消費微生物の阻害は促進傾向にあった。共同研究部分はpp.130
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精製飼料を給与したラットの含水糞排泄に関する研究
重良素史,祐森誠司,池田周平,栗原良雄,伊藤澄麿
第7回Hindgut club Japan ミーティング 2001年12月 Hindgut club Japan
開催年月日: 2001年12月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:国立健康・栄養研究所
精製飼料を給与して食糞行動阻止を行ったラットから採取した糞の性状について検討した。従来市販飼料で飼育した食糞行動阻止ラットが排泄するような発酵臭のある含水糞の排泄はなく、ニンヒドリン反応で確認したところ幼若なラットでは一粒に普通糞の部分と含水糞の部分が混在しており、加齢に伴い一粒が含水糞となっていった。このことは、加齢に伴う食糞行動頻度の変化と関係が大きいと考えられた。共同研究部分はpp.37
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ラットの盲腸摘出が粗タン白質の消化率に及ぼす影響
小林忠幹,池田周平,祐森誠司,栗原良雄,伊藤澄麿
日本畜産学会第99回大会講演要旨 2001年09月 日本畜産学会
開催年月日: 2001年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:信州大学
盲腸の摘出が飼料中の粗タン白質消化に及ぼす影響を食糞の阻止時と許容時で比較した。消化率に関して盲腸の切除は影響しなかったが、食糞の阻止は盲腸の有無に関係なく、消化率を低下させた。盲腸の切除は飼料摂取量を高めるので、消化吸収量は増加することが示された。共同研究部分はpp.26