講演・口頭発表等 - 宮浦 理恵
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Soil fertility of inland freshwater fishponds in Bogor, West Java, Indonesia 国際会議
Yokota,Kenji, Lubada, Luqman Arif and Rie Miyaura
International Society for Southeast Asian Agricultural Sciences (ISSAAS), International Congress and General Meeting 2018 2018年10月 International Society for Southeast Asian Agricultural Sciences (ISSAAS)
開催年月日: 2018年10月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:Riverside Majestic, Kuching Sarawak, Malaysia
インドネシア・ボゴールの淡水養魚池の土壌肥沃度状況を明らかにするため、Cianjur、Cianpea、Ciseengにある19箇所の養魚池の底土の堆積物を分析した。ナマズ生産池において、多量のNH 4 -Nおよび有効リン酸塩(Truog法)が測定された。池底部の深さ50 cmまで池底部の表面と同じレベルでNH4-Nと有効リン酸塩が検出され、地下水への浸出が示唆された。
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ミニシンポジウム 雑草の定義と雑草学の範疇 「アジアの雑草文化」 国際会議
宮浦理恵 (山口裕文・宮浦理恵・松嶋賢一・下野嘉子)
日本雑草学会第57回大会 2018年04月 日本雑草学会
開催年月日: 2018年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京農工大学
ミニシンポジウム「雑草の定義と雑草学の範疇」のシンポジストとして「アジアの雑草文化」について講演した。作物に害を与え防除の対象とする近代雑草学的取り扱われ方以外に、アジアでは有益なものとして利用されてきた事例を紹介した。
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シロザを中心としたヒユ科アカザ属植物の形態および生活史特性 国際会議
宮浦 理恵・黒田 みのり・齋藤 遥・小野 セシリア・松嶋 賢一・山口 裕文
日本雑草学会第57回大会 2018年04月 日本雑草学会
開催年月日: 2018年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京農工大学
ヒユ科アカザ属植物には雑草としてのシロザやアカザ、栽培植物としてのタカサゴムラサキアカザ(台湾)、キノア(南米)、カニワ(南米)があり、農業に密接なかかわりを持っている。シロザとアカザは生態的実態が明確に解明されていない。そこで、種子発芽特性、種子形態、出蕾時期、草丈の種内変異と種間差異について明らかにした。
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和名シロザの文化多様性に関する功罪について 国際会議
山口 裕文・宮浦 理恵
日本雑草学会第57回大会 2018年04月
開催年月日: 2018年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
生物文化多様性の保全には言語文化の維持が必要であるが、植物の名前が誤って記載されると、過去の文献に記された情報を収集する際に文化としての植物名の紐付けが消滅する危険をもたらす。雑草シロザを例にとり、漢名および邦名を和漢籍で調査し、命名の経緯を分析した。
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Water Quality of Fresh Water Fish Ponds in Bogor, West Java, Indonesia 国際会議
Kenji Yokota, Luqman Arif Lubada, Reza Samsudin, Rie Miyaura
ISSAAS 2016, International Congress & General Meeting 2016年11月 International Society for Southeast Asian Agricultural Sciences (ISSAAS)
開催年月日: 2016年11月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:Vietnam National University of Agriculture,Hanoi, Vietnam
西ジャワ州チセエン、チアンペア、チアンジュールで住民が営んでいる小~中規模の淡水魚養殖池21箇所から水サンプルを収集し、水質調査を行った。全体の3分の1は溶存酸素量が低く、pHは高い傾向にあった。また、ナマズの養殖池では、高濃度のアンモニア態窒素濃度が検出された。山地の中腹で行なわれる集約的養殖は、ジャカルタ湾などの下流域の富栄養化の原因の一つとなりうることがわかった。
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Measuring the Contribution of Small-Scale Aquaculture (SSA) to Rural Development in Taal Lake, Batangas Province, Philippines 国際会議
Mark Idol Gonzales Marcelo, Rie Miyaura, Hiroki Inaizumi
ISSAAS 2016, International Congress & General Meeting 2016年11月 International Society for Southeast Asian Agricultural Sciences (ISSAAS)
開催年月日: 2016年11月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:Vietnam National University of Agriculture, Hanoi, Vietnam
フィリピン・ルソン島のタール湖では1970年代から淡水養殖業が増加し、近年養殖ケージの制限を設けて湖の環境管理を行なっている。養殖枡所有者および養殖管理人(非所有)計238人を対象に聞取り調査を行った結果、資本を持たない貧しい管理人と、所有者との間には資材の提供、収穫物の販売等密接な相互関係が存在していることが明らかになった。
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Agricultural Activities and Water Trophic State in the Cisadane River System, West Java, Indonesia 国際会議
Luqman Arif Lubada, Kenji Yokota,Arief Hartono, Rie Miyaura
ISSAAS 2016, International Congress & General Meeting 2016年11月 International Society for Southeast Asian Agricultural Sciences (ISSAAS)
開催年月日: 2016年11月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:Vietnam National University of Agriculture, Hanoi, Vietnam
西ジャワ州サラク山を水源としジャカルタ湾に流れ出るチサダネ川の水質と農業活動とのかかわりを明らかにするために、標高差750m、直線距離70kmのうち、20地点から2015年乾季と2016年雨季にそれぞれ水を採取し分析を行なった。農村地帯のサンプルからは、高地にもかかわらず無機態リンが検出され、施肥による水質汚染が疑われた。それらの水が浄化設備のない農村では生活用水に利用されていることが懸念された。
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世界各地のオヒシバのAFLP 解析と熱帯高地の倍数体変異
宮浦理恵・須藤光咲・服部陽介・バビル パチャキル・亀山慶晃・山口裕文
日本雑草学会第55回大会 2016年03月 日本雑草学会
開催年月日: 2016年03月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:東京農業大学世田谷キャンパス
熱帯から温帯アジア、アフリカおよび中南米の各地で採集したオヒシバ個体の遺伝的多様性を明らかにするため、AFLP解析を行なった。主座標分析の結果、東南アジア島嶼部高地、東南アジア大陸部高地およびその他の3つのグループに分かれた。東南アジア島嶼部高地の個体は、フローサイトメトリーおよび染色体観察の結果4倍体であった。
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Improving smallholder farmers' livelihood through small-ruminant husbandry in West Java, Indonesia 国際会議
Fadhilla Izzaty Syaukat, Rie Miyaura, Hiroki Inaizumi
ISSAAS2015 & 118th JSTA International Joint Conference 2015年11月 International Society of Southeast Asian Agricultural Sciences (ISSAAS: 東南アジア国際農学会), Japanese Society for Tropical Agriculture (JSTA:熱帯農業学会)
開催年月日: 2015年11月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京農業大学
インドネシア、西ジャワ州ボゴール県の農村において、農家のヤギ・ヒツジ飼育の実態調査を行った結果、土地を所有する小規模農家ばかりでなく、土地無し小作や農外就労者、未亡人も平均9頭飼育し、家計収入の重要な要素となっていることを明らかにした。飼料は、農地・非農耕地の雑草やサツマイモ茎葉で、無料で入手できる社会慣習があり、家族労働で維持可能な飼育システムになっていることがわかった。
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Agricultural Resources and Farmers Practices for Sustainable Agroecological Management in West Java, Indonesia 国際会議
Rie Miyaura, Luqman Arief Lubada, Rizky Auliarisya Alifa, Hiroki Inaizumi
ISSAAS2015 & 118th JSTA International Joint Conference 2015年11月 International Society of Southeast Asian Agricultural Sciences (ISSAAS: 東南アジア国際農学会), Japanese Society for Tropical Agriculture (JSTA:熱帯農業学会)
開催年月日: 2015年11月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京農業大学
外的投入資材を減らし、地域内資源の循環が可能になるような持続的農業生態系へ転換させることを目指し、インドネシア、西ジャワ州ボゴール県の調査対象村において、農業生態系の植物バイオマス量の把握のために雨季と乾季の土地利用の実態を計測した。畑作物、水田、養魚、休閑の割合を産出し、再利用可能な作物残渣の量的推計を行なった。
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AFLP解析による東・東南アジア産オヒシバの地理的遺伝構造
佐藤航海, 吉原さくら, 宮浦理恵, 山口裕文, 亀山慶晃
日本雑草学会第54回大会講演会 2015年04月 日本雑草学会
開催年月日: 2015年04月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:秋田県立大学秋田キャンパス
熱帯から温帯アジアのオヒシバを供試し、それぞれの自生地における環境や生活型と遺伝的構造の関連性を検討した。AFLP多型に基づいたPCoA解析の結果、熱帯の高地(温帯)野菜作地帯の圃場内や路傍に自生していた個体から構成された集団が、日本および熱帯低地の集団とは異なった傾向を示した。熱帯高地は気温差によって低地とは地理的に隔離されているため、低地の個体との遺伝的交流が起こっていないと推測された。
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ミニシンポジウム 雑草の福祉活用の展開に関する基礎的諸問題
山口裕文, 梅本信也, 宮浦理恵, 保田謙太郎, 大野朋子
日本雑草学会第54回大会講演会 2015年04月 日本雑草学会
開催年月日: 2015年04月
記述言語:日本語
開催地:秋田県立大学秋田キャンパス
日本人農学生および留学生に対する雑草のイメージの自由記述アンケートを実施し、解析途中のテキストマイニングの結果を紹介しつつ、福祉活用の展開に向けて整理した課題の適合性を参加者とともに討議した。つぎに、これまでの検討と合わせて、雑草の有する「遊び」「鑑賞」「装飾」「食」および「引き抜き」等に類型される福祉的活用の技術要素を紹介した。
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除草作業に対する雑草の切れる閾値とガーデニングにおける除草への認識:雑草の福祉活用の視座から
山口裕文, 藤田一成, 御手洗洋蔵, 宮浦理恵
日本雑草学会第53回大会講演会 2014年03月 日本雑草学会
開催年月日: 2014年03月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:法政大学小金井キャンパス
手取り除草の際の雑草のちぎれやすさの閾値を数量的に把握する目的で、身近に生育する雑草を引き抜き、抜けた個体のサイズや、切れた個体のサイズと葉の数を調査するとともにガーデニングでの除草作業に対する認識をアンケート調査した。園芸ボランティアは除草が「たのしい」との回答が高頻度でみられ、農作物を栽培して除草に追われている一般農家との大きな差異と考えられ、雑草への害の認識の社会的背景を示していると推定された。
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Allelopathic potentials of Goniothalamus spp. from Sarawak, Malaysia
Raihan I.,Takemura, T., Miyaura, R., Bakar, B., and Y. Fujii
日本雑草学会第51回大会 2012年04月 日本雑草学会
開催年月日: 2012年04月
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
開催地:農林水産技術会議事務局筑波事務所
マレーシア産植物のうちアレロパシー活性評価の高かったボルネオ島サラワクで採集したGoniothalamusのアレロケミカルを分析した結果を報告した。
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農林業とアロマセラピー アロマセラピーの発展的基盤は何か
宮浦理恵
第14回日本アロマセラピー学会 学術総会 2011年11月 日本アロマセラピー学会
開催年月日: 2011年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(招待・特別)
開催地:東京国際交流会館・日本科学未来館
日本アロマセラピー学会の特別企画「農、林とアロマセラピー」における招待講演。アロマセラピーで用いられる精油は、生産、精製される農林業の一部であるとの認識から、精油の継続的な利用には地球資源の保全と農林業の存続が大前提であることを啓蒙的に説明した。 日本アロマセラピー学会誌第14回学術総会号 プログラム・抄録集pp.46-47.
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南米原産の雑草Cleome aculeata のアレロパシー活性の検定と揮発性アレロパシー物質の同定
仲森前原 貴志・宮浦理恵・藤井 義晴
日本雑草学会 第49回大会 2010年04月 日本雑草学会
開催年月日: 2010年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:福井県福井市
南米原産の一年草Cleome aculeata L.(フウ
チョウソウ科)は、作物畑や路傍に発生する雑草で
サンドイッチ法によるアレロパシー検定で活性の高いことが確認された。そこで、アレロパシー活性の確認とアレロケミカルの同定を行ったところ、MITCがアレロケミカルの本体であることが明らかとなった。 -
ナガミヒナゲシの東京都世田谷区における分布とアレロパシー活性
宮浦理恵・藤井玲子・野際陽介・三品絵美・藤井義晴
日本雑草学会第49回大会 2010年04月 日本雑草学会
開催年月日: 2010年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:福井県福井市
地中海沿岸原産のケシ科の一年草ナガミヒナゲシ(Papaver dubium)は、近年急速に分布域を拡大している外来帰化雑草である。世田谷における分布の実態とアレロパシー活性の程度を明らかにした。発生時期がほぼ同時期になるナズナやホトケノザの生育を阻害することが確認された。
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南米原産の薬草Aloysia polystachya(Burrito)のアレロパシー活性のディッシュパック法による検定とアレロパシー物質の同定
仲森前原 貴志・宮浦理恵・藤井 義晴
日本雑草学会 雑草研究55(別) 2010年04月
開催年月日: 2010年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
パラグアイ産の灌木Aloysia polystachyaは古くから薬草として利用されており、アレロパシー活性の高い草種であることが分かった。アレロケミカルの分析を行い、揮発性物質が本体として特定された。(第49回 日本雑草学会講演会 2010年4月9~11日 於 福井県福井市)
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Diplostephium foliosissimumに含まれるアレロケミカルの同定
小野セシリア・加茂綱嗣・宮浦理恵・ 藤井義晴
日本雑草学会 雑草研究 55(別) 2010年04月
開催年月日: 2010年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
ペルー原産のキク科植物Diplostephium foliosissimumは、標高3200m付近に生育する低木で、サンドイッチ法による検定でアレロパシー活性が高いことが明らかになった。そこで、本種に含まれるアレロケミカルと考えられる物質を単離・同定した。(第49回 日本雑草学会講演会 2010年4月9~11日 於 福井県福井市)
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ハーブ類植物のアレロパシー活性の多面的評価
宮浦理恵・早乙女 彩・郭 裕彬・藤井義晴
日本雑草学会 雑草研究55(別) 2010年04月
開催年月日: 2010年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
ハーブのアレロパシー活性の高い候補植物を対象とし、プラントボックス法、サンドイッチ法、ディッシュパック法、根圏・根域土壌法により多面的に活性を評価した。(第49回 日本雑草学会講演会 2010年4月9~11日 於 福井県福井市)