講演・口頭発表等 - 宮浦 理恵
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南東北地域の畑地にみられるイネ 科オヒシバ属雑草とその倍数性
宮浦 理恵・齊藤 さくら・福永 健二・浅井 元朗
日本雑草学会第63回大会 2024年03月 日本雑草学会
開催年月日: 2024年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:宇都宮大学 国名:日本国
これまでオヒシバが畑の中に分布しないとされてきた南東北の畑地で2023年秋にオヒシバ属植物が分布していることを確認した。そのサンプルを解析し、倍数性を明らかにした。
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露地トマト栽培における段ボール 被覆による雑草管理と土壌環境
塚本 茉琳・宮浦 理恵
日本雑草学会第63回大会 2024年03月 日本雑草学会
開催年月日: 2024年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:宇都宮大学 国名:日本国
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畑地雑草オヒシバ(Eleusine indica ) とE. africanaの種子形態と発芽特 性の比較
宮浦 理恵・前田大輝
日本雑草学会第63回大会 2024年03月 日本雑草学会
開催年月日: 2024年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:宇都宮大学 国名:日本国
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アジア的食農文化とアグロエコロジー 招待あり 国際共著 国際会議
宮浦理恵
第71回日本生態学会 シンポジウム「アグロエコロジーの発展的展望」 2024年03月 日本生態学会
開催年月日: 2024年03月
記述言語:日本語 会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)
開催地:横浜国立大学
日本生態学会第71回大会におけるシンポジウム「アグロエコロジーの発展的展望:持続可能な食農システムの生態学」の8報告のうちの一つを担当した。東南アジアを主たるフィールドとして、食と農の動的現象をアグロエコロジカルな視点で解析する試みを紹介する。
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食用および雑草スベリヒユの生育特性の比較
塙 望恵美・宮浦理恵
日本雑草学会学術研究部会 小規模農業における雑草の利用管理研究会 2023年度研究集会 2023年12月 日本雑草学会学術研究部会 小規模農業における雑草の利用管理研究会
開催年月日: 2023年12月
記述言語:日本語 会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
開催地:Online (zoom) 国名:日本国
日本雑草学会 学術研究部会「小規模農業における雑草の利用管理研究会(照葉樹林文化研究会共催)」の2023年度研究集会を開催し、雑草スベリヒユと栽培タイプのスベリヒユ関連種の生育特性と食味を比較した成果を報告した。
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フィールド研究とアグロエコロジー
宮浦理恵
公開セミナー「アグロエコロジーって何?」 2023年12月 『アグロエコロジー』翻訳グループ有志
開催年月日: 2023年12月
記述言語:日本語 会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
開催地:東京農業大学世田谷キャンパス
2023年11月に刊行された翻訳書『アグロエコロジー:持続可能なフードシステムの生態学』の翻訳グループ有志が、それぞれの専門的視点から「アグロエコロジーとは何か」を紹介した。フィールド科学におけるアグロエコロジーの重要性とこれまでの日本の農学とアグロエコロジーの親和性について論じた。
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アジアの食農の理解にアグロエコロジーの視点を―『アグロエコロジー:持続可能なフードシステムの生態学』の発刊に寄せて 招待あり
宮浦理恵
日本有機農業学会第24回大会 特別セッション「未来を切り拓くアグロエコロジー:持続可能な食農システムへの挑戦」 2023年12月 日本有機農業学会
開催年月日: 2023年12月
記述言語:日本語 会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)
開催地:摂南大学 国名:日本国
日本有機農業学会第24回大会における特別セッション「未来を切り拓くアグロエコロジー:持続可能な食農システムへの挑戦」での報告。2023年11月に刊行された翻訳書『アグロエコロジー:持続可能なフードシステムの生態学』は膨大な内容を網羅したテキストで、それを食と農を理解するうえでどのように利用したらいいかを解説した。
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アジアのいくつかの地域におけるアカザ属植物の着蕾習性と形態
田村陽芽・宮浦理恵・河瀬眞琴
照葉樹林文化研究会2023 in 東京 2023年10月 照葉樹林文化研究会
開催年月日: 2023年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京農業大学世田谷キャンパス 国名:日本国
西アジア(ミャンマー、ネパール)における栽培アカザ属植物の分布と現地での利用法を紹介し、日本産の雑草との比較栽培試験により着蕾習性を明らかにした。
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食の外部化による雑草食消滅の危機―インドネシア・西ジャワ州農村における事例―
宮浦理恵
照葉樹林文化研究会2023 in 東京 2023年10月 照葉樹林文化研究会
開催年月日: 2023年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京農業大学世田谷キャンパス 国名:日本国
かつてはインドネシア・西ジャワ農村では身近な畑に生える雑草や屋敷地に薬用植物や果樹を植栽して自給的な食生活が営まれていたが、都市化の拡大やスマートフォンの普及など近代的生活様式が浸透することにより、毎日の食事作りと材料の調達において外部化が進行していることを現地調査により明らかにした。
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露地トマト栽培におけるダンボール被覆による土壌生態環境への影響と雑草管理
宮浦理恵・長谷川司
2023年度 関東雑草研究会研究発表会 2022年12月 関東雑草研究会
開催年月日: 2022年12月
記述言語:日本語
開催地:Online (zoom) 国名:日本国
畑作物栽培におけるビニールマルチに代わる被覆資材として再生可能な資源である段ボールを用いて効果を検証した。特に露地でのミニトマト栽培での土壌生態環境への影響と雑草の防除効果について検討した。
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パッションフルーツの成熟前落果発生機構に関する研究 IV―果実へのオーキシンおよびエチレン生成阻害剤散布が落果に及ぼす影響―
西澤南・篠原卓・田中啓介・宮浦理恵
日本熱帯農業学会第 132 回講演会 2022年10月 日本熱帯農業学会
開催年月日: 2022年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:鹿児島大学農学部 国名:日本国
熱帯農業研究15巻別号2, pp.29-30.
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アブラナ属野菜の新たな種子活力試験開発に関する研究 -老化程度の測定による長期貯蔵に耐えるカリフラワー種子の選抜-
増田悠花・篠原卓・宮浦理恵
日本熱帯農業学会第 132 回講演会 2022年10月 日本熱帯農業学会
開催年月日: 2022年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:鹿児島大学農学部 国名:日本国
熱帯農業研究15巻別号2, pp.43-44.
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インドネシア高地に分布するオヒシバ属雑草の特定とオヒシバとの生態的特性の比較
三橋美乃里・佐藤美佳 ・宮浦理恵
日本雑草学会第61回大会 2022年03月 日本雑草学会
開催年月日: 2022年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:Online (zoom) 国名:日本国
インドネシア高地の野菜作地帯に特異的に分布するイネ科オヒシバ属雑草の特性を、東京で採集したオヒシバとの比較において倍数性、温度および日長に対する出穂反応性を明らかにした。
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小規模農業における食と農と雑草
宮浦理恵
日本雑草学会学術研究部会 小規模農業における雑草の利用管理研究会 2021年度研究集会 2021年10月 日本雑草学会学術研究部会 小規模農業における雑草の利用管理研究会
開催年月日: 2021年10月
記述言語:日本語 会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
開催地:Online (zoom) 国名:日本国
日本雑草学会 学術研究部会「小規模農業における雑草の利用管理研究会(照葉樹林文化研究会共催)」の2021年度研究集会を開催し、小規模農業における雑草の位置づけを東南アジアを例に整理した。
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Utilization and Agroecological Function of Weeds in Small Scale Farming toward Sustainable Agriculture. 招待あり 国際会議
宮浦理恵
Regional Training Course on the new Cocept of weeds and their management 2021年03月 SEAMEO BIORTOP
開催年月日: 2021年03月
記述言語:英語 会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
開催地:Bogor (Online) 国名:インドネシア共和国
熱帯生物研究所(SEAMEO BIOTROP)主催で3日間にわたって開催されたトレーニングコース「new Cocept of weeds and their management」において持続可能な農業に向けた小規模農業における雑草の利用とアグロエコロジー的機能について解説した。パンデミック下にあって、オンラインで参加した。
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Weeds Distribution and Management in Highland of Southeast Asia 招待あり 国際会議
宮浦理恵
Regional Training Course on the new Cocept of weeds and their management 2021年03月 SEAMEO BIORTOP
開催年月日: 2021年03月
記述言語:英語 会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
開催地:Bogor (Online) 国名:インドネシア共和国
熱帯生物研究所(SEAMEO BIOTROP)主催で3日間にわたって開催されたトレーニングコース「new Cocept of weeds and their management」において東南アジア高地の雑草分布と管理法について解説した。パンデミック下にあって、オンラインで参加した。
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暖地における多年生クワズイモ属植物の繁殖と雑草化 国際会議
宮浦理恵・川島美沙子
2020年度 関東雑草研究会研究発表会 2020年12月 関東雑草研究会
開催年月日: 2020年12月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:zoom
サトイモ科クワズイモ属(Alocasia)植物は、熱帯および亜熱帯地方に広く分布し、観賞用園芸作物として栽培されることもあるが、日本では通年で生育可能な南西諸島の路傍や空き地で繁殖している。全草にシュウ酸カルシムを含有し、その針状結晶の刺激で皮膚がかぶれる被害もあるため、刈り取りが困難である。特に、八重山諸島では道路沿いや牧草地で雑草化して深刻な問題となっている。そこで、現地での分布状況を実態調査し、サンプリングした個体を同一条件下で比較栽培し、形態形質とフローサイトメトリーにより種の推定と繁殖の特徴を明らかにした。
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ニューギニア島高地における西部ダニ族の石蒸し調理具としての雑草
宮浦理恵
照葉樹林文化研究会2020 in Zoom(研究集会) 2020年11月 照葉樹林文化研究会
開催年月日: 2020年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
ニューギニア島西部、インドネシア・パプア州(旧イリアンジャヤ州)のバリウム盆地(標高 1600~2600m 付近)で 1995 年に行った現地調査を報告する。主食であるサツマイモの伝統的な調理法は、地炉による「石蒸し」と「焼き」の 2 つである。地面に掘った穴に水を含ませた植物と焼いた石を順に敷いていき、食用の作物を入れて最後に植物の葉で閉じて蒸す。石蒸しに使える植物と使えない植物が認識されており、使われた植物全てに名前が付けられていた。オセアニアで一般的なバナナ、タロイモ、ヤシの葉などは用いられず、常緑照葉樹林に生える木本や潅木の枝葉、シダ類、単子葉草本等が決められた順に敷かれた。石蒸しはでき上りまで 2 時間ほど必要とし、昼の食事用に行われていた。
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アグロエコロジーにおける植生のとらえ方 国際会議
宮浦理恵
第34回日本雑草学会シンポジウム 「有機農業における雑草へのまなざしと管理技術」 2019年11月
開催年月日: 2019年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
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パーマカルチャー農法が栽培環境および作物と雑草の生育に及ぼす影響
プトロ ラディティヨ ハルヨ・宮浦理恵
日本熱帯農業学会第125回講演会 2019年03月 日本熱帯農業学会
開催年月日: 2019年03月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:千葉大学柏の葉キャンパス
湿潤熱帯アジアのパーマカルチャーの技術的検討を行うため、インドネシアのパーマカルチャー農場で確認された圃場畝内のデザイン、ダンボールおよび刈り敷き草による土壌被覆、木本作物と草本作物の組合せが栽培環境と作物および雑草の生育に及ぼす影響を栽培試験によって明らかにした。
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Soil fertility of inland freshwater fishponds in Bogor, West Java, Indonesia 国際会議
Yokota,Kenji, Lubada, Luqman Arif and Rie Miyaura
International Society for Southeast Asian Agricultural Sciences (ISSAAS), International Congress and General Meeting 2018 2018年10月 International Society for Southeast Asian Agricultural Sciences (ISSAAS)
開催年月日: 2018年10月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:Riverside Majestic, Kuching Sarawak, Malaysia
インドネシア・ボゴールの淡水養魚池の土壌肥沃度状況を明らかにするため、Cianjur、Cianpea、Ciseengにある19箇所の養魚池の底土の堆積物を分析した。ナマズ生産池において、多量のNH 4 -Nおよび有効リン酸塩(Truog法)が測定された。池底部の深さ50 cmまで池底部の表面と同じレベルでNH4-Nと有効リン酸塩が検出され、地下水への浸出が示唆された。
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ミニシンポジウム 雑草の定義と雑草学の範疇 「アジアの雑草文化」 国際会議
宮浦理恵 (山口裕文・宮浦理恵・松嶋賢一・下野嘉子)
日本雑草学会第57回大会 2018年04月 日本雑草学会
開催年月日: 2018年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京農工大学
ミニシンポジウム「雑草の定義と雑草学の範疇」のシンポジストとして「アジアの雑草文化」について講演した。作物に害を与え防除の対象とする近代雑草学的取り扱われ方以外に、アジアでは有益なものとして利用されてきた事例を紹介した。
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シロザを中心としたヒユ科アカザ属植物の形態および生活史特性 国際会議
宮浦 理恵・黒田 みのり・齋藤 遥・小野 セシリア・松嶋 賢一・山口 裕文
日本雑草学会第57回大会 2018年04月 日本雑草学会
開催年月日: 2018年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京農工大学
ヒユ科アカザ属植物には雑草としてのシロザやアカザ、栽培植物としてのタカサゴムラサキアカザ(台湾)、キノア(南米)、カニワ(南米)があり、農業に密接なかかわりを持っている。シロザとアカザは生態的実態が明確に解明されていない。そこで、種子発芽特性、種子形態、出蕾時期、草丈の種内変異と種間差異について明らかにした。
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和名シロザの文化多様性に関する功罪について 国際会議
山口 裕文・宮浦 理恵
日本雑草学会第57回大会 2018年04月
開催年月日: 2018年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
生物文化多様性の保全には言語文化の維持が必要であるが、植物の名前が誤って記載されると、過去の文献に記された情報を収集する際に文化としての植物名の紐付けが消滅する危険をもたらす。雑草シロザを例にとり、漢名および邦名を和漢籍で調査し、命名の経緯を分析した。
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Water Quality of Fresh Water Fish Ponds in Bogor, West Java, Indonesia 国際会議
Kenji Yokota, Luqman Arif Lubada, Reza Samsudin, Rie Miyaura
ISSAAS 2016, International Congress & General Meeting 2016年11月 International Society for Southeast Asian Agricultural Sciences (ISSAAS)
開催年月日: 2016年11月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:Vietnam National University of Agriculture,Hanoi, Vietnam
西ジャワ州チセエン、チアンペア、チアンジュールで住民が営んでいる小~中規模の淡水魚養殖池21箇所から水サンプルを収集し、水質調査を行った。全体の3分の1は溶存酸素量が低く、pHは高い傾向にあった。また、ナマズの養殖池では、高濃度のアンモニア態窒素濃度が検出された。山地の中腹で行なわれる集約的養殖は、ジャカルタ湾などの下流域の富栄養化の原因の一つとなりうることがわかった。
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Measuring the Contribution of Small-Scale Aquaculture (SSA) to Rural Development in Taal Lake, Batangas Province, Philippines 国際会議
Mark Idol Gonzales Marcelo, Rie Miyaura, Hiroki Inaizumi
ISSAAS 2016, International Congress & General Meeting 2016年11月 International Society for Southeast Asian Agricultural Sciences (ISSAAS)
開催年月日: 2016年11月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:Vietnam National University of Agriculture, Hanoi, Vietnam
フィリピン・ルソン島のタール湖では1970年代から淡水養殖業が増加し、近年養殖ケージの制限を設けて湖の環境管理を行なっている。養殖枡所有者および養殖管理人(非所有)計238人を対象に聞取り調査を行った結果、資本を持たない貧しい管理人と、所有者との間には資材の提供、収穫物の販売等密接な相互関係が存在していることが明らかになった。
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Agricultural Activities and Water Trophic State in the Cisadane River System, West Java, Indonesia 国際会議
Luqman Arif Lubada, Kenji Yokota,Arief Hartono, Rie Miyaura
ISSAAS 2016, International Congress & General Meeting 2016年11月 International Society for Southeast Asian Agricultural Sciences (ISSAAS)
開催年月日: 2016年11月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:Vietnam National University of Agriculture, Hanoi, Vietnam
西ジャワ州サラク山を水源としジャカルタ湾に流れ出るチサダネ川の水質と農業活動とのかかわりを明らかにするために、標高差750m、直線距離70kmのうち、20地点から2015年乾季と2016年雨季にそれぞれ水を採取し分析を行なった。農村地帯のサンプルからは、高地にもかかわらず無機態リンが検出され、施肥による水質汚染が疑われた。それらの水が浄化設備のない農村では生活用水に利用されていることが懸念された。
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世界各地のオヒシバのAFLP 解析と熱帯高地の倍数体変異
宮浦理恵・須藤光咲・服部陽介・バビル パチャキル・亀山慶晃・山口裕文
日本雑草学会第55回大会 2016年03月 日本雑草学会
開催年月日: 2016年03月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:東京農業大学世田谷キャンパス
熱帯から温帯アジア、アフリカおよび中南米の各地で採集したオヒシバ個体の遺伝的多様性を明らかにするため、AFLP解析を行なった。主座標分析の結果、東南アジア島嶼部高地、東南アジア大陸部高地およびその他の3つのグループに分かれた。東南アジア島嶼部高地の個体は、フローサイトメトリーおよび染色体観察の結果4倍体であった。
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Improving smallholder farmers' livelihood through small-ruminant husbandry in West Java, Indonesia 国際会議
Fadhilla Izzaty Syaukat, Rie Miyaura, Hiroki Inaizumi
ISSAAS2015 & 118th JSTA International Joint Conference 2015年11月 International Society of Southeast Asian Agricultural Sciences (ISSAAS: 東南アジア国際農学会), Japanese Society for Tropical Agriculture (JSTA:熱帯農業学会)
開催年月日: 2015年11月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京農業大学
インドネシア、西ジャワ州ボゴール県の農村において、農家のヤギ・ヒツジ飼育の実態調査を行った結果、土地を所有する小規模農家ばかりでなく、土地無し小作や農外就労者、未亡人も平均9頭飼育し、家計収入の重要な要素となっていることを明らかにした。飼料は、農地・非農耕地の雑草やサツマイモ茎葉で、無料で入手できる社会慣習があり、家族労働で維持可能な飼育システムになっていることがわかった。
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Agricultural Resources and Farmers Practices for Sustainable Agroecological Management in West Java, Indonesia 国際会議
Rie Miyaura, Luqman Arief Lubada, Rizky Auliarisya Alifa, Hiroki Inaizumi
ISSAAS2015 & 118th JSTA International Joint Conference 2015年11月 International Society of Southeast Asian Agricultural Sciences (ISSAAS: 東南アジア国際農学会), Japanese Society for Tropical Agriculture (JSTA:熱帯農業学会)
開催年月日: 2015年11月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京農業大学
外的投入資材を減らし、地域内資源の循環が可能になるような持続的農業生態系へ転換させることを目指し、インドネシア、西ジャワ州ボゴール県の調査対象村において、農業生態系の植物バイオマス量の把握のために雨季と乾季の土地利用の実態を計測した。畑作物、水田、養魚、休閑の割合を産出し、再利用可能な作物残渣の量的推計を行なった。
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AFLP解析による東・東南アジア産オヒシバの地理的遺伝構造
佐藤航海, 吉原さくら, 宮浦理恵, 山口裕文, 亀山慶晃
日本雑草学会第54回大会講演会 2015年04月 日本雑草学会
開催年月日: 2015年04月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:秋田県立大学秋田キャンパス
熱帯から温帯アジアのオヒシバを供試し、それぞれの自生地における環境や生活型と遺伝的構造の関連性を検討した。AFLP多型に基づいたPCoA解析の結果、熱帯の高地(温帯)野菜作地帯の圃場内や路傍に自生していた個体から構成された集団が、日本および熱帯低地の集団とは異なった傾向を示した。熱帯高地は気温差によって低地とは地理的に隔離されているため、低地の個体との遺伝的交流が起こっていないと推測された。
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ミニシンポジウム 雑草の福祉活用の展開に関する基礎的諸問題
山口裕文, 梅本信也, 宮浦理恵, 保田謙太郎, 大野朋子
日本雑草学会第54回大会講演会 2015年04月 日本雑草学会
開催年月日: 2015年04月
記述言語:日本語
開催地:秋田県立大学秋田キャンパス
日本人農学生および留学生に対する雑草のイメージの自由記述アンケートを実施し、解析途中のテキストマイニングの結果を紹介しつつ、福祉活用の展開に向けて整理した課題の適合性を参加者とともに討議した。つぎに、これまでの検討と合わせて、雑草の有する「遊び」「鑑賞」「装飾」「食」および「引き抜き」等に類型される福祉的活用の技術要素を紹介した。
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除草作業に対する雑草の切れる閾値とガーデニングにおける除草への認識:雑草の福祉活用の視座から
山口裕文, 藤田一成, 御手洗洋蔵, 宮浦理恵
日本雑草学会第53回大会講演会 2014年03月 日本雑草学会
開催年月日: 2014年03月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:法政大学小金井キャンパス
手取り除草の際の雑草のちぎれやすさの閾値を数量的に把握する目的で、身近に生育する雑草を引き抜き、抜けた個体のサイズや、切れた個体のサイズと葉の数を調査するとともにガーデニングでの除草作業に対する認識をアンケート調査した。園芸ボランティアは除草が「たのしい」との回答が高頻度でみられ、農作物を栽培して除草に追われている一般農家との大きな差異と考えられ、雑草への害の認識の社会的背景を示していると推定された。
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Allelopathic potentials of Goniothalamus spp. from Sarawak, Malaysia
Raihan I.,Takemura, T., Miyaura, R., Bakar, B., and Y. Fujii
日本雑草学会第51回大会 2012年04月 日本雑草学会
開催年月日: 2012年04月
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
開催地:農林水産技術会議事務局筑波事務所
マレーシア産植物のうちアレロパシー活性評価の高かったボルネオ島サラワクで採集したGoniothalamusのアレロケミカルを分析した結果を報告した。
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農林業とアロマセラピー アロマセラピーの発展的基盤は何か
宮浦理恵
第14回日本アロマセラピー学会 学術総会 2011年11月 日本アロマセラピー学会
開催年月日: 2011年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(招待・特別)
開催地:東京国際交流会館・日本科学未来館
日本アロマセラピー学会の特別企画「農、林とアロマセラピー」における招待講演。アロマセラピーで用いられる精油は、生産、精製される農林業の一部であるとの認識から、精油の継続的な利用には地球資源の保全と農林業の存続が大前提であることを啓蒙的に説明した。 日本アロマセラピー学会誌第14回学術総会号 プログラム・抄録集pp.46-47.
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南米原産の雑草Cleome aculeata のアレロパシー活性の検定と揮発性アレロパシー物質の同定
仲森前原 貴志・宮浦理恵・藤井 義晴
日本雑草学会 第49回大会 2010年04月 日本雑草学会
開催年月日: 2010年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:福井県福井市
南米原産の一年草Cleome aculeata L.(フウ
チョウソウ科)は、作物畑や路傍に発生する雑草で
サンドイッチ法によるアレロパシー検定で活性の高いことが確認された。そこで、アレロパシー活性の確認とアレロケミカルの同定を行ったところ、MITCがアレロケミカルの本体であることが明らかとなった。 -
ナガミヒナゲシの東京都世田谷区における分布とアレロパシー活性
宮浦理恵・藤井玲子・野際陽介・三品絵美・藤井義晴
日本雑草学会第49回大会 2010年04月 日本雑草学会
開催年月日: 2010年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:福井県福井市
地中海沿岸原産のケシ科の一年草ナガミヒナゲシ(Papaver dubium)は、近年急速に分布域を拡大している外来帰化雑草である。世田谷における分布の実態とアレロパシー活性の程度を明らかにした。発生時期がほぼ同時期になるナズナやホトケノザの生育を阻害することが確認された。
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南米原産の薬草Aloysia polystachya(Burrito)のアレロパシー活性のディッシュパック法による検定とアレロパシー物質の同定
仲森前原 貴志・宮浦理恵・藤井 義晴
日本雑草学会 雑草研究55(別) 2010年04月
開催年月日: 2010年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
パラグアイ産の灌木Aloysia polystachyaは古くから薬草として利用されており、アレロパシー活性の高い草種であることが分かった。アレロケミカルの分析を行い、揮発性物質が本体として特定された。(第49回 日本雑草学会講演会 2010年4月9~11日 於 福井県福井市)
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Diplostephium foliosissimumに含まれるアレロケミカルの同定
小野セシリア・加茂綱嗣・宮浦理恵・ 藤井義晴
日本雑草学会 雑草研究 55(別) 2010年04月
開催年月日: 2010年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
ペルー原産のキク科植物Diplostephium foliosissimumは、標高3200m付近に生育する低木で、サンドイッチ法による検定でアレロパシー活性が高いことが明らかになった。そこで、本種に含まれるアレロケミカルと考えられる物質を単離・同定した。(第49回 日本雑草学会講演会 2010年4月9~11日 於 福井県福井市)
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ハーブ類植物のアレロパシー活性の多面的評価
宮浦理恵・早乙女 彩・郭 裕彬・藤井義晴
日本雑草学会 雑草研究55(別) 2010年04月
開催年月日: 2010年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
ハーブのアレロパシー活性の高い候補植物を対象とし、プラントボックス法、サンドイッチ法、ディッシュパック法、根圏・根域土壌法により多面的に活性を評価した。(第49回 日本雑草学会講演会 2010年4月9~11日 於 福井県福井市)
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農法とアグロエコロジー:モンスーンアジアを事例として
宮浦 理恵
第57回 日本生態学会大会 講演要旨集 2010年03月
開催年月日: 2010年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
日本生態学会 企画集会 アグロエコロジー研究会の 「農生態学への誘い」における講演。持続的農業・持続的食料システムを追及していくために、モンスーンアジア地域に主軸を置きつつ、各地域での事例研究をアグロエコロジカルにとらえ、地域を越えた普遍性と特異性を掌握するための方法について論じた。宮浦理恵 p.185
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ペルー原産の植物のアレロパシー活性のサンドイッチ法による検定 国際会議
小野セシリア・宮浦理恵・長野敏英・藤井義晴・ウガス
日本雑草学会 雑草研究第52巻別号 2007年04月
開催年月日: 2007年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
ペルーは、世界の作物栽培起源センターとして知られ、海岸、アンデス山脈、アマゾンの3つの特異的な地域生態をもつ生物多様性に富んだ国である。ペルー原産の有用植物約80種を採集し、アレロパシー活性を検定した結果、マメ類や薬草等で高い活性を示す植物が検出された。
小野セシリア・宮浦理恵・長野敏英・藤井義晴・ウガス ロベルトpp.70-71 -
サンドイッチ法によるパラグアイ産植物のアレロパシー活性の検定 国際会議
仲森 前原 貴志・宮浦理恵・長野 敏英・藤井 義晴
日本雑草学会 雑草研究第52巻別号 2007年04月
開催年月日: 2007年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
南米パラグアイ自生の木本・草本植物約260種を採集し、寒天培地を用いたサンドイッチ法によりアレロパシー活性の検定を行った。その結果、数種の植物についてレタス種子発芽・伸長に阻害を及ぼす高い活性が認められた。
仲森 前原 貴志・宮浦 理恵・長野 敏英・藤井 義晴pp.72-73
(第46回講演会講演要旨・於 沖縄県男女共同参画センター・てぃるる) -
パラグアイ原産のキク科資源植物ステビアのアレロパシー活性の検定 国際会議
仲森前原貴志,宮浦理恵,長野敏英,Zahida Iqbal, Habib Nasir,藤井義晴
日本雑草学会 雑草研究51巻別号(第45回講演会講演要旨・於筑波大学) 2006年04月
開催年月日: 2006年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
天然甘味料として利用されるステビアは,甘味成分抽出後のエキスや茎葉粉末を用いたステビア農法として活用されている。ステビア抽出液が他の植物の生育に及ぼす影響,市販のステビアエキスの成長調整効果,アレロパシー活性について明らかにした。
仲森前原貴志,宮浦理恵,長野敏英,Zahida Iqbal, Habib Nasir,藤井義晴 pp.30-31
(第45回講演会講演要旨・於筑波大学) -
北ベトナムにおけるライスビーン栽培の実態と生育特性 国際会議
近藤良弘・宮浦理恵・豊原秀和・Nguyen Tat Cahn
熱帯研究 50巻(別) 2006年03月
開催年月日: 2006年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
ベトナム・ハノイで実施したライスビーンの栽培試験結果の報告。(日本熱帯農業学会第99回講演会 つくば 平成18年3月26日~27日)
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東南アジア野菜作における作付け体系と主要雑草分布 国際会議
宮浦 理恵
日本雑草学会 雑草研究48巻別号(第42回講演会講演要旨・於東京大学) 2003年04月
開催年月日: 2003年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
ベトナム、マレーシアおよびインドネシアにおける野菜作地帯における作付け体系とそこでの主要雑草分布について整理した。その結果、ベトナム北部は、主に冬季に水稲の裏作として野菜栽培が行われるのに対し、ベトナム南部からインドネシアにおいては高地で周年栽培されていた。地域が異なっても、野菜作主要雑草は、オヒシバ、Galinsoga parviflora、イヌビユなどの一年草であることが明らかとなった。宮浦理恵 p.240-241
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ペルー中央アンデス高地農村における植物資源とその利用―マンタロー盆地プカラ村を事例として― 国際会議
宮浦 理恵
日本熱帯農業学会 熱帯農業 熱帯農業 47巻別号(第93回講演会研究発表要旨・シンポジウム要旨・於日本大学) 2003年03月
開催年月日: 2003年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
ペルー・アンデス高地(標高3,500m付近)のプカラ村を事例として、土地利用と農業を概観し、当地における植物資源とその利用法および野菜作の展開と植物資源について予備的考察を行った。農民は、男女問わず植物に対する豊富な知識を有しており、除草剤を使用せず、時に積極的に雑草を利用していることが明らかとなった。しかし、近代的野菜栽培が普及すれば、在来植物資源とその利用知識体系が消滅する可能性があるので、それらを保全しつつ農業の転換を図る必要があると考えられた。
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Prospects of Introducing Legume Plants into Sustainable Vegetable Cultivation in the Tropical Highlands 国際会議
宮浦 理恵
Journal of ISSAAS (International Society for Southeast Asian Agricultural Science) ,Vol.8 No.2 2002年11月
開催年月日: 2002年11月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
これまでの一連の研究で、熱帯高地環境下において雑草防除および緑肥として有望であることがわかったマメ科牧草ヘアリーベッチとコモンベッチについて、インドネシアバリ島高地での開花・結実の可能性について検討した。その結果、いずれも現地で訪花昆虫が確認され、結実することが明らかとなった。MIYAURA, Rie p.146-147
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Physical control of Potato Tuber Borer in Bali Highland, Indonesia 国際会議
Rie Miyaura, Kazuo Suayama
Journal of ISSAAS (International Society for Southeast Asian Agricultural Science), Vol.8, No.2 2002年11月
開催年月日: 2002年11月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
インドネシア、バリ島高地野菜作地帯におけるジャガイモの土壌害虫に対する物理的防除を確立する目的で、防根シートをジャガイモ畝の土中に埋め込み、土壌の太陽熱消毒後栽培を行った。その結果、主要土壌害虫であるケラと甲虫の幼虫の個体数および食害ジャガイモ率が著しく減少することが明らかとなった。MIYAURA, Rie and Kazuo SUYAMA, p.149-150
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野菜作における混作およびカバークロップによる代替雑草管理 国際会議
宮浦 理恵
日本雑草学会 雑草研究47巻別号(第41回講演会講演要旨・於東京農業大学) 2002年04月
開催年月日: 2002年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
混作およびカバークロップを用いた代替雑草管理法を確立することを目的として、被覆の違いによる雑草の発生と作物への影響を検討した。トウモロコシなどの草高の高い作物にコマツナを散播して混作した場合、雑草の発生が促進されることが明らかとなった。また、熱帯高地におけるラジノクローバー被覆によるハクサイ栽培は、乾季策では乾燥によるハクサイ下葉の枯れ上がりを防ぐ効果が認められた。宮浦理恵pp.130-131
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インドネシア・バリ島高地野菜作地帯におけるマメ科草種による雑草管理の試み 国際会議
宮浦 理恵
日本雑草学会雑草研究 46巻別号(第40回講演会講演要旨・於大阪府立大学) 2001年04月
開催年月日: 2001年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
インドネシア・バリ島高地野菜作地帯において,農民の雑草管理・利用方法から表出してきた技術的課題を,雑草管理をはじめとした多目的な利用が可能なマメ科植物の導入によって解決する方法を試みた試験結果を報告した。
宮浦理恵 pp.31-32 -
フィリピン・ミンダナオ島におけるアスパラガス生産の技術と経済性-多国籍企業による契約栽培の調査研究- 国際会議
藤本彰三、宮浦 理恵
日本熱帯農業学会熱帯農業 45巻別号(第89回講演会研究発表要旨・シンポジウム要旨・於東京農業大学) 2001年03月
開催年月日: 2001年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
フィリピン・ミンダナオ島における,大規模多国籍企業との契約栽培アスパラガスをとりあげ,契約栽培技術と,経済性の実態を明らかにし,このシステムが契約農家と企業双方の経営および地域環境におよぼす影響を検討した。
宮浦理恵・藤本彰三 pp.15-16 -
Prospects for Introducing Legume Crops in Highland Vegetable Area,Indonesia 国際会議
宮浦 理恵
International Society for Sotueast Asian Agricultural Science (ISSAAS)Congress,BogorAgricultural University,Bogor,Indonesia 2000年11月
開催年月日: 2000年11月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
インドネシア,バリ島高地野菜作地帯において,雑草管理や家畜飼料,または土壌流亡などに利用可能なマメ科作物の選定を目的とした栽培試験結果を報告した。5種類の草種の現地での生育特性を比較した結果,ヘアリーベッチがバイオマス,土壌被覆効果ともに高く,有用草種として導入できる可能性があることが明らかになった。
宮浦理恵pp.1-5 -
Farm Management Studies of Highland Vegetable Cultivation in Three Countries in Southeast Asia 国際会議
藤本彰三、宮浦 理恵
International Society for SotueastAsian AgriculturalScience(ISSAAS)Congress,Bogor Agricultural University,Bogor,Indonesia 2000年11月
開催年月日: 2000年11月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
持続的な野菜生産システムを推進するために,フィリピン,インドネシアおよびマレーシアの野菜作地帯で行った農家経営および栽培技術に関する実態調査結果を報告した。特に,環境保全型技術の実践状況と,採用についての可能性について言及した。
藤本彰三・宮浦理恵 pp.1-6 -
Geographical Variation in Life History Characteristics ofEleusine indica(L.)Gartn.across Temperate and TropicalAsia 国際会議
伊藤操子・宮浦 理恵
Abstracts, Weeds and Environmental lmpact, The 17th Asian-Pacific WeedScience Society Conference (APWSS),In Bangkok,Thailand 1999年11月
開催年月日: 1999年11月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
タイのバンコクで開催された第17回アジア太平洋雑草学会において,ポスター発表を行った。温帯から熱帯アジアに分布しているオヒシバの種子を用いて,日本とインドネシアで行った栽培試験結果を,生活史特性の中でも特に,種子発芽特性,出穂反応,形態形質および生育期間についてまとめた。宮浦理恵・伊藤操子
担当部分:伊藤の助言を得て,宮浦が実施p.78 -
アジア地域におけるオヒシバの変異-温帯と熱帯におけるオヒシバの生活史特性- 国際会議
宮浦 理恵
日本雑草学会第38回講演会・小集会(雑草生物学の展開第12回)・於帯広畜産大学 1999年08月
開催年月日: 1999年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
日本雑草学会小集会「第12回雑草生物学の展開」において,同一の種が自然環境の違いによって生活史にどのような分化が生じているかを総括的にまとめて報告した。世界中の温帯から熱帯地域にかけて広く分布し,特に熱帯地域で主要な畑雑草として位置づけられるオヒシバを取り上げた。温帯と熱帯での相互移植実験の結果から示される生活史特性から,アジア各地でのオヒシバの生育実態を解説した。
宮浦理恵配付資料なし -
Transformation of highland Agricultural systems in Indonesia:Farming system research of vegetable cultivation in Cipanas,West Java 国際会議
Rie Miyaura
Proceedings of International Symposium on World Food Security and Crop Production Technologies for Tomorrow, The Crop Science Society of Japan 1999年03月
開催年月日: 1999年03月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
日本作物学会主催の国際シンポジウムの招待報告として,インドネシア,西部ジャワ高地における温帯野菜栽培の農法と土地利用の歴史的な展開を論じた。とくに,農業変化を集約化の過程として位置付け,野菜の単作から混作への移行,地域内の混作作物数の頻度分布の違いを明らかにしたうえで,野菜の混作技術を「時空間共有技術」と捉えた。p109-112
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Comparative study of weed distribution in West Java and Bali highlands:A preliminarystudy of sustainable vegetable farming systems in Indonesia 国際会議
Rie Miyaura
Proceedings of International Seminar on Development of Agribusiness and itsImpact on Agricultural Production in Souseast Asia(DABIAⅢ),JSPS-NRCT-ISSAAS 1999年03月
開催年月日: 1999年03月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
拠点大学事業・東南アジア国際農学会国際セミナーにおいて,インドネシア,西部ジャワとバリ島における野菜畑の雑草分布と農民による雑草の認識と利用法を明らかにした。これは,東南アジア高地で展開している温帯野菜栽地帯の耕地生態の指標となる雑草分布の地域的差異を明らかにすることを目的とした。最優占雑草は両地域とも共通しているが,種によっては分布頻度に偏りがみられた。また,バリの農民は雑草特性を理解し,機能を生かした利用法を採用していることがわかった。このことは,生態系保全農業を展開する上で重要な基礎となると考えられた。p444-449
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Transformation of Highland Agricultural Systems in Indonesia:Farming System Research if VegetableCultivation in Cipanas, West Java 国際会議
宮浦 理恵
日本作物学会 日本作物学会記67巻別号2(第206回講演会要旨・資料集・於国立京都国際会館) 1998年10月
開催年月日: 1998年10月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
作物学会国際シンポジウム”World FoodSecurity and Crop Production Technologies for Tomorrow”のミニシンポジウムでの報告である。熱帯高冷地農業の歴史的変容を,インドネシア,西ジャワの事例に基づいて,ファーミングシステム,土地利用および栽培技術の観点から論じた。当地の農民が混作栽培という,栽培的経済的に有利な技術の展開によって,野菜栽培を国内最大の産地として存続させていることを明らかにした。
宮浦理恵 pp.230-231 -
バリ高地野菜地帯における雑草フロラと農民の雑草認識 国際会議
宮浦 理恵
第8回日本熱帯生態学会大会講演要旨集(於北海道大学) 1998年06月
開催年月日: 1998年06月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
インドネシア高地野菜地帯での主要野菜畑内の雨季と乾季の雑草植生と分布の現状を解明した。さらに,これらの雑草を農民がどのように認識し,取り扱っているかを聞取り調査により明らかにした。優占草種は短命の種子繁殖型の草種が多いことが特徴で,これらは「よい草」であると考えられているのに対し,「わるい草」は栄養繁殖器官を持つ再生力の強い草種をあげ,積極的な除草がなされていた。これらの雑草認識が現在植生を形成させる一要因になっていると考えられた。
宮浦理恵 p.35 -
インドネシア・バリの高地野菜畑における雑草の分布と植生 国際会議
宮浦 理恵
日本雑草学会 雑草研究43巻別号(第37回講演会講演要旨・於玉川大学) 1998年03月
開催年月日: 1998年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
インドネシア高地野菜作地帯での持続的な農業技術の確立を目的として,バリ島チャンディクニン村における乾季の雑草分布と植生の実態を雑草生態学的に解明した。調査地域内の自然・社会環境の異なった2地区において,最優占草種は同一であることが明らかになった。しかし,いくつかの草種に関しては,地区によって分布に違いがあり,これは自然環境のみならず,最培技術や土地利用の歴史などに起因する可能性が示唆された。
宮浦理恵 pp.98-99 -
Differentiation of the Life Cycle of Eleusine indica(L.) Gaertn.in Asia 国際会議
伊藤操子、宮浦 理恵
Biology and Management of Weeds,BIOTROP Special Publication No.58,1996(Fourth Tropical Weed Science Comference, BIOTROP,Bogor1995) 1994年11月
開催年月日: 1994年11月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
第4回熱帯雑草学会会議において,畑雑草オヒシバは日本では夏生一年草の生活史をとるが,亜熱帯・熱帯では年中生育する通年生雑草となっていること,およびこのような変異がどの地点で生ずるが確認するため,種子島,屋久島,喜界島および奄美大島の雑草調査を行った結果を報告した。境界は種子島と大隅半島の間にあることが明かになった。 宮浦理恵・伊藤操子
担当部分:伊藤の助言を得て,宮浦が実施p.9 -
熱帯から温帯アジアにおけるオヒシバの生活史の変異 第1報 現地での生育の実態 国際会議
伊藤操子・草薙得一・宮浦 理恵
日本雑学学会 雑草研究39巻別号(第33回講演会講演要旨・於千葉大学) 1994年04月
開催年月日: 1994年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
イネ科畑雑草オヒシバの熱帯から温帯にかけての分布と生態および農耕地での被害状況を現地実態調査とアンケート調査で明かにした。オヒシバは九州以北では夏生一年草であるが,南西諸島,台湾,タイ,マレーシアでは年中発生し,生育地によっては多年草であることが示唆された。またオヒシバは普通作物の畑での発生がとくに多いことが確認できた。 宮浦理恵・伊藤操子・草薙得一
担当部分:伊藤,草薙の助言を得て,宮浦が実施 p.210-211 -
熱帯から温帯アジアにおけるオヒシバの生活史の変異 第2報 フェノロジーと種子休眠 国際会議
伊藤操子・草薙得一・宮浦 理恵
日本雑草学会 雑草研究39巻別号(第33回講演会講演要旨・於千葉大学) 1994年04月
開催年月日: 1994年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
オヒシバの生活史特性に関する変異を明かにするため,日本,韓国,台湾,タイおよびマレーシアで採取した集団について比較栽培実験と発芽試験を行った。生育期間,出穂反応,形態形質および種子発芽特性の各々に関して,北緯28度付近を境に,それ以北で特異的に現われる形質と緯度に無関係で現われる形質のあることが明かになった。 宮浦理恵・伊藤操子・草薙得一
担当部分:伊藤,草薙の助言を得て,宮浦が実施 pp.212-213 -
香辛料植物のアレロパシー-寒天培地を用いた作用経路別の活性評価 国際会議
市村匡史・藤井義晴・宮浦 理恵
日本雑草学会 雑草研究37巻別号(第31号回講演会講演要旨・於つくば会議場) 1992年04月
開催年月日: 1992年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
薬用,防腐効果などを持つ香辛料植物には植物間相互作用に影響する物質が存在する可能性が高い。そのため,合計87種類の香辛料植物を寒天培地を用いてアレロパシー活性の検定を行った。葉からの浸出,根からの浸出および葉からの摘発という3経路全てにおいて,セリ科アニスのアレロパシー活性が高いことが明かになった。宮浦理恵・市村匡史・藤井義晴