Papers - SUZUKI Makoto
-
近年の社会状況と景観問題
鈴木誠、進士五十八、木原啓吉、五十嵐康之
造園雑誌 49 ( 5 ) 1986.03
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
環境デザインの主要概念“景観”については、町並み景観、歴史的景観、都市景観、自然景観等の用い方が一般化し、その社会的意味が多用化してきている。本研究ではその景観のもつ社会的意味を、自治体の景観施策よりみた。具体的には282の自治体から回収した調査票と、868点の添付資料をもとに①行政の部局体制、②実施目的、③景観行政の目標、④景観に係わる行政対応、⑤景観行政の動向、⑥実施上の問題点などを分析し、“景観 ”をとりまく社会状況を考察した。
-
旧伏見宮家別邸銚子瑞鶴荘の庭について
鈴木 誠
造園雑誌 48 ( 5 ) 1985.03
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
20年以上放置され荒廃した明治期の歴史的日本庭園、旧伏見宮家別邸銚子瑞鶴荘の庭を発掘調査し、実測、文献、ヒアリングにより往時の姿を推定した。特に主庭部分については旧景観の図上復元を試みた結果、明治期の庭園の特徴とされる自然を生かした借景庭園であることがわかった。また、千葉県銚子犬吠埼という庭の立地の意味するものもあわせて考察した。
pp.61-66 -
学校造園の樹木に関する調査研究
清水昇
造園雑誌 47 ( 5 ) 1984.03
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
より良い学校造園の為の樹木はどの様なものであるか。 埼玉県内の高校生を対象に知っている樹木を調査し、更にそれらの樹木を植物に詳しい専門家を対象としたイメ ージ調査により分析した。その結果、学校造園の樹木に適すると思われる「屋敷周辺の樹木」「花木園・庭園の 樹木」、その他の分類をした。また学校造園に用いる樹木としての条件検討等を行い調査結果の妥当性をみた。pp147-152
-
日本庭園の特質に関する研究特に園路の曲率分析と庭園形式について
進士五十八、青木善二
造園雑誌 47 ( 5 ) 1984.03
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
歴史的日本庭園の空間構造、特に平面的なパターン構成 の特徴表現である非幾何学的園路形態の特性把握の方法として、園路を曲率の連続的集合と考え①庭園面積、② 平均曲率半径、③平均円弧長を図上で計測し、それぞれの相関関係を求めた。その結果①と②の関係では凡そ3つの庭園形式に類型化できること、②と③の関係では、 Y=-0.42+1.92X に回帰することがわかった。pp43-48
-
造園学における電算機利用の基礎的研究
麻生恵、浜野周泰
東京農大 農学集報 28 ( 1 ) 1983.09
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
造園学における電算機利用の動向と、その将来方向、並 びに現時点での有効利用方法について、関連学会の研究手法別分析、海外の研究教育機関における利用の実態調査、電算機を利用した研究報告の内容の分析及び考察などを通してまとめた。当該分野における、コロキアム的研究としての評価を受けている。pp103-117
-
河川空間に求められるイメージとスケール感の研究
鈴木 誠
造園雑誌 46 ( 5 ) 1983.03
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
河川の環境デザインの観点から、河川空間に求められるイメージとそのスケール感について意識調査と実験により考察した。意識調査では求められるレクリエーション 、施設と雰囲気、川の役割の三つにより大河川・小河川 のイメージを明らかにし、スライド撮影した河川をサンプルとした心理実験では40m前後、60m前後、135m前後にイメージの変化域を見出した。意識調査と実験結果を合わ せて検討し、河川空間の環境デザインの為の基礎的な計画データを得た。pp.135-140
-
河川空間におけるレクリエーション活動の研究
鈴木 誠
レクリエーション研究 ( 10 ) 1983.03
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
造園学的立場から河川空間における野外レクリエーショ ン活動について、歴史原論的視点と計画論的視点の二つにより考察した。原論的には河川空間のレクリエーショ ン空間としての多様性と日常性が指摘され、計画論的には意識調査データを解析しながら河川空間の二つ(大・小河川)のスケールレベルにおいてレクリエーション活動の類型化とそれぞれの活動の特性の把握ができた。pp.1-17
-
造園におけるランドフォーム・デザインの研究
鈴木 誠
造園雑誌 43 ( 3 ) 1980.11
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
造園におけるランドフォーム・デザイン、特に築山について調査研究し、その築山の裾幅、高さ、斜面勾配並びに観賞地点からの距離の標準を明らかにした。
pp.3-11