講演・口頭発表等 - 樋口 恭子
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根圏高pH条件におけるオオムギの根伸長促進機構
太田紗津記、榊原均、小嶋美紀子、三輪睿太郎、樋口恭子
日本植物生理学会大会 (於 岡山大学) 2013年03月
開催年月日: 2013年03月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
高pHにさらされたオオムギでは根でも地上部でもサイトカイニンの濃度に変化が見られた。
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ヨシの炭酸同化産物分配に対するCdの影響とヨシ茎に蓄積する新規Cd結合物質
樋口恭子、土屋将久、鈴井伸郎、三輪睿太郎、藤巻秀
日本土壌肥料学会大会 2012年09月
開催年月日: 2012年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:鳥取大学
ヨシはCdストレスにさらされると茎に対する同化炭素の配分を高め、糖を主成分とするCd結合物質を蓄積する。
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鉄欠乏条件下におけるオオムギの各ソース葉からシンク器官への転流
岩瀬潤、齋藤彰宏、三輪睿太郎、樋口恭子
日本土壌肥料学会大会 2012年09月
開催年月日: 2012年09月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:鳥取大学
オオムギは鉄欠乏条件下で下位葉からの同化産物の天竜を促進し、特に根に分配するが、より下位の葉から転流した炭素が優先的に根分泌物として水耕液に放出されることが分かった。
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オオムギ由来の集光性アンテナを導入したイネ形質転換体の栄養ストレス適応
齋藤彰宏、加藤克紀、清水瑞穂、中村仁美、三輪睿太郎、樋口恭子
日本土壌肥料学会大会 2012年09月
開催年月日: 2012年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:鳥取大学
オオムギは鉄欠乏にさらされると鉄欠乏特異的アンテナタンパク質Lhcb1の配置を変えて光化学系を保護するが、それを調節する他の分子が必要であることが分かった。
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高pH条件下における地上部を介したオオムギ根伸長の機構
太田紗津記、小野宏太、三輪睿太郎、樋口恭子
日本土壌肥料学会大会 2012年09月
開催年月日: 2012年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:鳥取大学
オオムギは高pHの水耕液にさらされると4時間以内に根伸長促進応答を開始する。
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ヨシはナトリウムを根内で回収し篩管を通じて排出する -Na-22とポジトロンイメージング技術を用いた解析
藤巻秀、丸山哲平、鈴井伸郎、三輪睿太郎、樋口恭子
日本土壌肥料学会大会 2012年09月
開催年月日: 2012年09月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:鳥取大学
ヨシは根に侵入したNaを根の導管から随時回収し篩部を介して根先端方向に送り返すという、Naの移動をとらえた。
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Metabolic adaptation to Fe deficiency in barley 国際会議
Kyoko Higuchi, Akihiro Saito
16th International Symposium on Iron Nutrition and Interactions in Plants 2012年06月
開催年月日: 2012年06月
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
開催地:アメリカ、アマースト
鉄欠乏に強いオオムギは、鉄が十分な条件でクロロフィルやヘム鉄の蓄積を低く抑えている一方で、鉄欠乏時にはクロロフィルや光化学系の含鉄タンパク質の蓄積をある程度維持していた。
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Functional validation of a long-term iron deficiency-inducible Lhcb1 isoform in transgenic rice plants 国際会議
Kyoko Higuchi, Jun Iwase, Yoshifumi Tsukiori, Akihiro Saito, Eitaro Miwa
16th International Symposium on Iron Nutrition and Interactions in Plants 2012年06月
開催年月日: 2012年06月
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
開催地:アメリカ、アマースト
鉄欠乏に強いオオムギが鉄欠乏時に光化学系を保護するのに重要なLhcb1をイネに導入した場合、オオムギ中とは挙動が異なったことから、Lhcb1を制御する分子がオオムギ中に存在することが示唆された。
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Photoadaptation and quality control of photosystem II in Fe-deficient barley leaves 国際会議
Akihiro Saito, Katsuki Kato, Mizuho Shimizu, Hitomi Nakamura, Kyoko Higuchi
16th International Symposium on Iron Nutrition and Interactions in Plants 2012年06月
開催年月日: 2012年06月
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
開催地:アメリカ、アマースト
鉄欠乏に強いオオムギは、鉄欠乏時に光化学系のタンパク質の配置を変えることにより、過剰な光エネルギーによる光化学系の損傷を防いでいた。
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Allocation of assimilated C in barley grown under Fe-deficient conditions 国際会議
Kyoko Higuchi, Jun Iwase, Yoshifumi Tsukiori, Akihiro Saito, Eitaro Miwa
16th International Symposium on Iron Nutrition and Interactions in Plants 2012年06月
開催年月日: 2012年06月
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
開催地:アメリカ、アマースト
鉄欠乏に強いオオムギは、鉄欠乏時には下位葉から同化炭素を転流させ根でのムギネ酸合成に必要な基質を供給していると考えられた。
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高pH条件における地上部を介したオオムギ根伸長の制御
小野宏太・斎藤彰宏・三輪睿太郎・樋口恭子
日本植物生理学会 第53回年会 2012年03月 日本植物生理学会
開催年月日: 2012年03月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:京都産業大学
オオムギは多くの一般的な植物種とは異なりpH8付近でもっともよく根が伸長するが、地上部を切除して根のみとした場合にはpH5でもっともよく伸長し、酸成長理論に従うことが分かった。すなわちオオムギがアルカリ性で十分に根を伸長させるのは地上部の制御に依存している。
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ヨシ茎における10‐50kDaカドミウム結合物質の基本骨格の検討
土屋将久、府川さやか、三輪睿太郎、樋口恭子
日本植物生理学会 第53回年会 2012年03月 日本植物生理学会
開催年月日: 2012年03月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:京都産業大学
ヨシ茎にはCd誘導的にCd結合物質が蓄積し、その安定なCd結合には適切な高次構造が必要である。この物質はCd以外にもCuやFeに対して親和性を示す。
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鉄欠乏条件下のオオムギにおける同化炭素の分配様式
岩瀬潤、齋藤彰宏、三輪睿太郎、樋口恭子
日本植物生理学会 第53回年会 2012年03月 日本植物生理学会
開催年月日: 2012年03月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:京都産業大学
オオムギは鉄欠乏条件下で下位葉から根へ炭素同化産物を転流させ、ムギネ酸類の生合成基質として利用している可能性が示された。
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鉄欠乏条件で光保護に働くオオムギ集光性アンテナの解析
齋藤彰宏・加藤克紀・清水瑞穂・中村仁美・三輪睿太郎・樋口恭子
日本植物生理学会 第53回年会 2012年03月 日本植物生理学会
開催年月日: 2012年03月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:京都産業大学
オオムギ特有の集光アンテナタンパク質は鉄欠乏によって引き起こされる光阻害を回避するために必須である。
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オオムギ光化学系における環境ストレス適応機能の包括的解析
加藤克紀、斎藤彰宏、原嶋千佳、中野将大、三輪睿太郎、樋口恭子
日本土壌肥料学会つくば大会 2011年08月
開催年月日: 2011年08月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
オオムギの光化学系に影響を与える各種ストレスに対する応答を比較したところ、クロロフィル蛍光のパターンと光化学系の分子の発現パターンは必ずしも一致しなかった。鉄欠乏に対するオオムギ葉緑体の応答機構は鉄欠乏に特有の機構である可能性がある。
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鉄欠乏条件下のオオムギにおける部位別元素動態
樋口恭子、月居佳史、○岩瀬潤、大橋英典、齋藤彰宏、三輪睿太郎
日本土壌肥料学会つくば大会 2011年08月
開催年月日: 2011年08月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
鉄欠乏オオムギ葉で同化された炭素は優先的に根に転流し、根からおそらくムギネ酸として分泌されていた。
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ヨシ茎における炭水化物を主成分とする10-50kDaカドミウム結合物質の解明
土屋将久、府川さやか、鈴井伸郎、石井里美、河池有木、藤巻秀、三輪睿太郎、樋口恭子
日本土壌肥料学会つくば大会 2011年08月
開催年月日: 2011年08月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
ヨシ茎でCdを結合している物質がCdと結合する際に、リン酸基が関与している可能性は低いことが分かった。おそらくカルボキシル基がCdと直接結合し、立体構造がその結合を安定化していると考えられる。
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Differences among plant species in the rootelongation response to high pH 国際会議
Ono K, Ito T, Ose N, Kawaguchi Y, Nishinosono T, Miwa E, Higuchi K
XVIII International Botanical Congress 2011年07月
開催年月日: 2011年07月
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
高pH条件での根伸長パターンを多くの植物種で比較。高pHでも十分に根を伸長させる植物種は地上部からのシグナルによって細胞壁を酸性化し根伸長を実現している可能性を示唆。
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Comprehensive mechanisms for adaptation of barley to alkaline soil 国際会議
Higuchi, K
XVIII International Botanical Congress 2011年07月
開催年月日: 2011年07月
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
オオムギのアルカリ土壌耐性機構についてこれまでの成果を総合的に紹介。
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鉄欠乏条件下のオオムギとイネの下位葉の元素動態の比較
樋口恭子、月居佳史、大橋英典、三輪睿太郎
日本植物生理学会 2011年03月
開催年月日: 2011年03月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
鉄欠乏オオムギの下位葉からは窒素の転流が見られた。