論文 - 日田 安寿美
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Effects of popular diets without specific calorie targets on weight loss outcomes: Systematic review of findings from clinical trials 査読あり
Anton SD, Hida A, Heekin K, Sowalsky K, Karabetian C, Mutchie H, Leeuwenburgh C, Manini TM and Barnett TE
Nutrients 9 ( 822 ) 1 - 15 2017年07月
担当区分:責任著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
2016米国ニュース&ワールドリポートに掲載された減量に良いpopular dietについて介入試験のシステマティックレビューを行った。採用基準は1群15人以上、3か月以上実施、各食事法の基準に合っていることとした。38種の食事法のうち介入試験結果を示しているものは20種で、採用基準に合うものは16文献が該当した。これは7種の食事法が該当し、アトキンスダイエット、DASH食、グリセミックインデックス食、地中海食、オーニッシュ食、パレオリシック食、ゾーン食であった。中でもアトキンスダイエットは体重減少の効果が高い傾向にあったが、他の食事法については論文数が少なく、今後さらに検討を続ける必要がある。
(コレスポンディングオーサー) -
減塩している若者の食塩摂取量と食習慣:パイロットスタディ 査読あり
日田安寿美、重富陽菜、多田由紀、川野因
日本食育学会誌 11 ( 2 ) 171 - 180 2017年04月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
減塩は高血圧を予防し改善するためにも重要である。20-25歳の参加者について、「意識して減塩している」減塩群が実際に摂取している食塩摂取量、食塩以外の栄養素等摂取量、食習慣について対照群と比較した。その結果、減塩群の食塩摂取量に有意差は見られなかったものの、対照群に比べて平均1.0g少なかった。減塩群は野菜摂取総量が有意に多く、脂質摂取量が有意に少なかった。減塩群は外食の頻度が少なく、外食の味を濃いと感じる者が有意に多かった。減塩食に若年期から慣れることはその後の健康状態に良い影響を及ぼすことから、対照群に比べると健康的な食生活を送っていることが示された。一方で、食塩相当量の目標量8g以下を達成している者、野菜の目標量350g以上を達している者は必ずしも多いとは言えず、各個人へのさらなる支援と食環境整備の重要性が示唆された。(in press)
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卓上しょうゆの容器形状の違いによるしょうゆ摂取量の比較 査読あり
日田安寿美、重富陽菜、多田由紀、川野因
日本栄養士会雑誌 60 ( 2 ) 29 - 37 2017年02月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
食塩摂取量の抑制は血圧の上昇抑制に寄与することが報告されている。健康日本21(第2次)において収縮期血圧低下目標の1つに減塩が示されたが、国民健康・栄養調査の結果では成人の半数以上が目標値に達しておらず、さらなる減塩は個人の努力のみでは難しいことを示唆している。現在の日本人の食塩摂取源は約2割がしょうゆであった。そこで容器形状の違いによる豆腐喫食時のしょうゆ摂取量の差を検討し、合わせて減塩行動の有無による影響と各容器の使用感について検討した。その結果、滴下型とスプレー型は通常傾け型と小袋型に比べて無理なく摂取量を抑制できることが示された。またしょうゆ摂取量には減塩意識・行動の有無による影響はみられなかった。4種類のしょうゆ容器の使用感については、滴下型への評価が高く食環境整備のツールとしての有用性が示された。しかしいずれの容器にも長所と短所がみられ、用途に応じて使い分ける必要性が考えられた。(in press)
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Nutrition and Exercise in Sarcopenia 招待あり 査読あり
Anton SD, Hida A, Mankowski R, Layne A, Solberg L, Mainous AG, Buford TW
Curr Protein Pept Sci 18 1 - 19 2017年01月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
システマティックレビューによりサルコペニアでは運動と食事を組み合わせた試験で筋力の改善がみられることを示した。
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小学校低学年児童における夕食の野菜摂取量と間食および外遊び状況の関連 査読あり
多田由紀、古川千晴、三浦理緒、松永葉奈子、古庄律、後藤真司、臼井潤一、橋本雅史、日田安寿美、川野因
日本食育学会誌 11 ( 1 ) 13 - 24 2017年01月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
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大学生アスリートにおける10 食品群の摂取頻度と食物摂取重量との関連 査読あり
砂見綾香、鈴木良雄、安田純、多田由紀、日田安寿美、川野因
日本食育学会誌 11 ( 1 ) 3 - 12 2017年01月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
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Association of eating behaviours with diurnal preference and rotating shift work in Japanese female nurses: a cross-sectional study 査読あり
Yoshizaki T, Kawano Y, Noguchi O, Onishi J, Teramoto R, Sunami A, Yokoyama Y, Tada Y, Hida A, Togo F
BMJ Open 6 ( e011987 ) 1 - 8 2016年09月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
DOI: 10.1136/bmjopen-2016-011987
その他リンク: http://bmjopen.bmj.com/content/6/11/e011987.full.pdf+html
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Validity of a semi-quantitative food frequency questionnaire for collegiate athletes 査読あり
Sunami A, Sasaki K, Suzuki Y, Ogura N, Ishihara J, Nakai A, Yasuda J, Yokoyama Y, Yoshizaki T, Tada Y, Hida A and Kawano Y
J Epidemiol 26 ( 6 ) 284 - 291 2016年06月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
中年を対象に開発・検証された食物摂取頻度調査法(FFQ)について、大学アスリートにおける有用性を検討した。156人(うち男性92人)にFFQと3日間の不連続の24時間食事思い出し法(24hDR)を実施し、平均推定値の妥当性は24hDRとFFQとの差を評価した。また、ランク評価、カテゴリー分類のミスの度合いを検討した。その結果、FFQは男女ともエネルギー摂取量を約10%過小評価していた。35の栄養素の相関係数は男性0.30(0.57-0.10)、女性0.32(-0.08-0.62)、19の食品群の相関係数は男性0.34(0.72-0.17)、女性0.32(0.58-0.11)であった。クロスクラシフィケーション分析を行ったところ、カテゴリー分類のミスは3-5%であった。中年者のために開発・検証されたFFQは、大学アスリートに対しても有用であることが示された。
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Habitual dietary protein intake affects body iron status in Japanese female college rhythmic gymnasts: a follow‑up study 査読あり
Kokubo Y, Kisara K, Yokoyama Y, Ohira-Akiyama Y, Tada Y, Hida A, Ishizaki S, Kawano Y
Springerplus 5 1 - 6 2016年06月
担当区分:責任著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
多くの新体操選手は体重の低下により細身の体型を維持しているが、鉄欠乏になりやすい。我々は以前の横断研究により試合期前の新体操選手における鉄欠乏とたんぱく質摂取が関連していることを報告した。本研究では、たんぱく質摂取量と鉄欠乏との関連について2年間の追跡研究を目的とした。9年間のうち身体計測、食事摂取量、血液データのある20名についてベースライン時のたんぱく質摂取量の違いで2群に分け、2年後の比較を行った。ベースラインでのたんぱく質摂取量は少ない群(L群)で1.08±0.16g/kg、多い群(H群)で1.55±0.14g/kgであり、ベースラインと2年後の間でたんぱく質摂取量および他の栄養素摂取量に有意差はみられなかった。2年後の鉄欠乏はL群で72.8%、H群で11.2%みられ、H群で有意に低かった。試合期前の減量期において習慣的にたんぱく質を多く摂取することは鉄欠乏を減少させるかもしれない。
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Odorless garlic supplementation for two months attenuates exercise-induced increases in interleukin-6: A before and after comparison study 査読あり
Sunami A, Tanmura H, Sunaga-Sakamaki M, Kusano S, Kodama T, Tada Y, Hida A, Kawano Y
農学集報 61 ( 1 ) 31 - 38 2016年06月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)
無臭ニンニク(odorless garlic ; OG)の2か月間摂取が運動誘発性IL-6産生と他の免疫応答を減弱する可能性について検討することを目的とした。身体活動強度の低い6名の健康な男性(22.0±0.7歳)を対象に一日当たり1 gのOGを2か月間にわたって摂取させた。研究での運動負荷条件は推定最大心拍数の80%強度の自転車運動とし,45分間実施した。運動負荷は,実験開始前(control群 ; CON-Ex)とニンニク摂取2か月後(odorless garlic supplementation and exercise群 ; OG-Ex)に実施した。血液サンプルは運動負荷を行う前,運動負荷直後(0 min),30分後,60分後に採取し,IL-6,IL-10,白血球数,好中球数,リンパ球数,Natural Killer Cell Activity (NKCA),コルチゾールを測定し、運動負荷前から運動負荷60分後までの上昇曲線下面積(iAUC)を算出した。運動負荷前の血液生化学値には2群間に有意差は見られなかった。運動負荷後の白血球数,好中球数,リンパ球数,NKCA,IL-10,およびコルチゾールに交互作用は見られなかったものの、運動誘発性IL-6 iAUC値は, OG-Ex 群がCON-Ex群に比べて有意に低値を示し、OG摂取が運動誘発性IL-6上昇を抑制することが示された。一方、他の免疫指標へ影響はみられなかった。
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Relationship between dietary factors and bodily iron status among Japanese collegiate elite female rhythmic gymnasts 査読あり
Kokubo Y, Yokoyama Y,Kisara K, Ohira Y, Sunami A, Yoshizaki T, Tada Y,Ishizaki S, Hida A and Kawano Y
Int J Sports Nutr Exerc Met 26 ( 2 ) 105 - 113 2016年04月
担当区分:責任著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
女子新体操選手60人について、プレシーズン期間中における鉄欠乏(ID)の有病率を調査し、食事とIDの発生率との関連を探索した。IDの有無で2群に分け、フェリチン<12μg/ Lまたはトランスフェリン飽和率<16%と定義した。IDは参加者の48.3%にみられたが、身体特性、赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリット、ハプトグロビン、エリスロポエチン濃度には群間に有意な違いはみられなかった。IDグループは、総鉄結合能、血清鉄、トランスフェリン飽和率、フェリチン、及びタンパク質、脂肪、亜鉛、ビタミンB2、ビタミンB6、豆、卵の摂取量がそれぞれ有意に低く、鉄、ビタミンCの摂取量に違いはみられなかった。多重ロジスティック分析により、タンパク質の摂取量がIDの発生率と有意に関連していることが示された。プレシーズン期間中の参加者は、栄養失調の危険性が高く、タンパク質摂取量が低いことがIDの発症と強く関連することが明らかとなった。
(コレスポンディングオーサー) -
大学男女アスリートにおける上気道感染症の発症状況と1週間の運動時間 査読あり
砂見綾香,佐々木和登,江崎 治,中井あゆみ,安田 純,横山友里,吉﨑貴大,多田由紀,日田安寿美,川野因
体力科学 65 ( 1 ) 189 - 196 2016年01月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
激しい運動は上気道感染(URTI)を誘導し、一方中程度の運動はURTIを予防する。本研究では日本人大学アスリートにおけるURTIの発症およびURTIエピソードと運動との関連を評価することを目的とした。横断調査は1740名の参加者があり、1235名が解析可能であった。参加者は1週間の運動時間が60分未満のコントロール群、60分/週のエクササイズ群、運動部に所属し5日/週運動しているアスリート群に分類した。対象者特性、月ごとのURTIの症状およびインフルエンザ発症、1週間あたりの運動量を調べた。アスリート群はコントロール群に比べてURTIエピソードの発症が有意に少なく、コントロール群とエクササイズ群では差がなかった。URTIエピソードの頻度と運動には男性アスリートでは関連がなかったが、女性アスリートでは運動時間が長いと有意な関連があった。
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Examining the relationship between vegetable intake of mothers and that of thier children: a cross-sectional study of 10- to 12-year-old schoolchildren in Japan 査読あり
Tada Y, Tomata Y, Sunami A, Yokoyama Y, Hida A, Furusho T and Kawano Y.
Public Health Nutrition 18 ( 17 ) 3166 - 3171 2015年11月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
本研究は母親と子供の野菜摂取量と子供達の野菜摂取量の意識について調べることを目的とした。横断研究として母親と子供の自記式食事暦調査票を担任教員を通じて子供に配布した。母親の摂取量を四分位にし、子供の野菜摂取量をアウトカムとして多変量解析を行った。東京の2つの小学校で実施し、10-12歳の子供とその母親332ペアを解析対象とした。母親と子供の野菜摂取量は310±145g/dと276±105g/dであった。母親と子供の野菜摂取量には変数の調整後も正の関連がみられた。子供の野菜摂取意識の有無により層別化解析すると、正の関連が強まった。以上より母親の野菜摂取量は子供の野菜摂取量と有意な関連が見られ、子供に野菜を摂取する意識があるとこの関連はさらに強まることがあきらかとなり、子供の野菜摂取量の増加ためにはこの2つの要素が必要であることが示された。
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女子新体操選手における昼食のエネルギー量がエネルギー摂取量や体脂肪率に及ぼす影響 査読あり
安田純、横山友里、砂見綾香、多田由紀、外山健二、川野因、日田安寿美
農学集報 60 ( 2 ) 63 - 68 2015年09月
担当区分:責任著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)
減量期の女子新体操選手(16名)に対する5週間の昼食提供が1日の総エネルギー摂取量や体重、体脂肪率に及ぼす影響を検討した。身体特性は昼食提供前(提供前)と昼食提供後(提供後)の計2回、栄養素等摂取量は提供前と昼食提供中(提供中)を調べた。昼食を提供した結果、総エネルギー摂取量、食事別エネルギー摂取量および総エネルギー消費量には提供前と提供中で有意な違いがみられず、昼食エネルギー摂取割合は提供前に比べて提供中は有意に増加した。提供前と提供後で除脂肪体重には有意差がみられなかったものの、体重および体脂肪率は有意に低下した。以上より、昼食エネルギー摂取割合を増加させることは、減量期の新体操選手にとって重要であることが示された。
(コレスポンディングオーサー) -
首都圏における女子大学生の朝食欠食と健康的生活行動との関連 査読あり
中井あゆみ,古泉佳代,小川睦美,吉崎貴大,砂見綾香,横山友里,安田純,佐々木和登,多田由紀,日田安寿美,小久保友貴,外山健二,井上久美子,川野因
日本食育学会誌 9 ( 1 ) 41 - 51 2015年01月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
首都圏4大学に在籍する女子学生の朝食欠食回数との関連性を検討するために、食意識、生活習慣、食事摂取状況などの健康的生活行動、主観的健康観を調査した。その結果、女子学生は朝食欠食頻度と体調不良項目の増加が関連し、朝食をとらない(とれない)背景に専門学問領域の違いに加え、一人暮らしや夜型生活と、食事を作る機会の減少が観察された。朝食をとることは学生自身の体調を整えることが期待され、規則正しい生活習慣の確立と朝食を整えるための知識・技術の修得の重要性が示された。
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Association of body mass index with lifestyle and rotating shift work in Janapese female nurses. 査読あり
Tada Y, Kawano Y, Maeda I, Yoshizaki T, Sunami A, Yokoyama Y, Matsumoto H, Hida A, Komatsu T, Togo F
Obesity 22 ( 12 ) 2489 - 2493 2014年12月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
交代性勤務者は、通常の日勤者と比べてBMIが高いことが報告されている。そこで、仕事スケジュールとBMI、生活習慣との関連を検討した。女性看護師(日勤者1,179人、交代性勤務者1,579人、20~59歳)を対象に自記式質問票により、身長、体重、および習慣的食物摂取量、身体活動、習慣的な睡眠時間を調査した。その結果、交代制勤務者のBMIは日勤労働者よりも有意に高かく、砂糖入り飲料の消費が有意に高く、睡眠時間が短かった。交代制勤務者のBMIが高い原因として、砂糖入り飲料の消費量が多く、睡眠時間の短いことが示され、食事タイミングを始め生活習慣を改善する必要性が示された。
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Effects of feeding schedule changes on the circadian phase of the cardiac autonomic nervous system and serum lipid levels 査読あり
Yoshizaki T, Tada Y, Hida A, Sunami A, Yokoyama Y, Yasuda J, Nakai A, Togo F, Kawano Y
Eur J Appl Physiol 113 ( 10 ) 2603 - 2611 2013年10月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
食事の時刻を早めることが心臓自律神経系や血清脂質に及ぼす影響を検討した。朝食欠食習慣のある健常男性を対象に、コントロール群(13、18、23時摂取)に対し、早い時刻に食べる群(EM群、8、13、18時に摂取)を設定して2週間継続し、介入前後でその影響を検討した。EM群では、血清TGとLDLコレステロールの有意な低下がみられ心拍変動が前にシフトし、LFパワーと%HFの有意な早い時間へのシフトがみられた。食事のタイミングを早めることは、心臓自律神経系を改善し、血中脂質を改善することが示唆された。
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Diurnal 24-hour rhythm in ambulatory heart rate variability during the day shift in rotating shift workers 査読あり
Yoshizaki T, Kawano Y, Tada Y, Hida A, Midorikawa T, Hasegawa K, Mitani T, Komatsu T, Togo F
Journal of Biological Rhythms 28 ( 3 ) 227 - 236 2013年06月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
交代制勤務の女性看護師と介護士を対象に生活習慣と24時間心拍モニターによるサーカディアンバリエーションを調べることを目的とした。交代制勤務者では日勤群に比べて心拍変動で1.3~5.5時間の遅れがみられ、HFパワー、Hfnu、LF/HFに有意差がみられた。
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Influence of dietary behavior on the circadian rhythm of the autonomic nervous system as assessed by heart rate variability 査読あり
Yoshizaki T, Tada Y, Hida A, Sunami A, Yokoyama Y, Togo F, Kawano Y
Physiology & Behavior 118 122 - 128 2013年05月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
食事を遅らせることが、心拍変動に及ぼす影響について介入研究を行った。7人の健常男性に3食の食事時刻を5時間遅らせることを2週間実施した。24時間心電図モニターを行い、自律神経系に及ぼす影響を検討した。その結果、心拍数、RR間隔SD、LF/HFに有意な違いが認められた。食事を遅らせることは、サーカディアンリズムをシフトさせ自律神経系の乱れを生じさせることが示唆された。
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オフ期の栄養教育が減量期の女子新体操選手の食事改善に及ぼす影響 査読あり
横山友里、山田美恵子、木皿久美子、橋爪みすず、小久保友貴、日田安寿美、多田由紀、吉崎貴大、砂見綾香、石崎朔子、川野因
栄養学雑誌 71 ( 1 ) 29 - 36 2013年02月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
大学女子新体操選手を対象にオフ期(2~4月初旬)に栄養教育を実施し、減量期(6~8月初旬)のたんぱく質摂取量の低下を防ぎ貧血発現が予防できるか検討した。教育前の減量期前後では、たんぱく質エネルギー比率、豆類、卵類摂取量が有意に減少し、体組成に有意な変化はみられなかったが除脂肪体重が減少傾向にあった。一方、教育後の減量期前後では卵類摂取量が有意に増加し、体脂肪率が有意に減少した。教育前後の比較ではヘマトクリットが有意に増加した。その他の貧血指標には変化がみられなかったものの、栄養教育の効果が示された。