講演・口頭発表等 - 大石 祐一
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ヒト線維肉腫細胞の無蛋白質培養化によるプロコラゲナーゼ産生の変化 国際会議
大石祐一、中田正典、太田英子、三嶽孝予、井上紳太郎
日本生化学会 第64回大会(於東京大学) 1991年10月
開催年月日: 1991年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
プロコラゲナーゼはコラーゲン分解の律速酵素の前駆体である。本酵素はヒト線維肉腫細胞HT1080をプロテインキナーゼC活性化物質ホルボールエステル刺激によって産生する。我々は、ヒト線維肉腫細胞HT1080を無蛋白質培地で馴養することにより、プロコラゲナーゼを産生することを見出した。ノーザンブロッティングおよびELISAを用いたところ、本産生は、mRNAおよび蛋白質レベルで促進されていた。
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β-カゼイン-トリプシン消化液由来尿素合成促進ペプチドのラット肝細胞におけるDNA合成抑制効果 国際会議
大石祐一、竹中昭雄、渡辺泰嗣、野口忠
日本農芸化学会1989年度大会(於新潟大学) 1989年04月
開催年月日: 1989年04月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
ド(UEP)のラット初代培養肝細胞におけるDNA合成に対する効果についてを検討した。その結果、UEPは、インスリン、上皮成長因子によって促進されるDNA合成を抑制した。各リガンドのバインディングアッセイの結果、UEPの本作用はリガンドのインターナリゼーション抑制によるものと考えられた。
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ラット初代培養肝細胞におけるアミノ酸消費-グルカゴンとβ-カゼイン由来ペプチドの作用 国際会議
竹中昭雄、大石祐一、野口忠、内藤博
第42回日本栄養・食糧学会総会(於大阪市立大学) 1988年05月
開催年月日: 1988年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
肝臓は生体内タンパク質代謝の主要な器官であり、また尿素合成を行う唯一の器官である。我々は、ラット初代培養肝細胞にグルカゴンあるいはβ-カゼイン-トリプシン分解物由来の尿素合成促進ペプチド(UEP)を添加して、アミノ酸消費、尿素合成について検討した。その結果、グルカゴンは糖原アミノ酸消費を促進し、分岐鎖アミノ酸消費を抑制した。UEPは、グルカゴンと異なり細胞内アミノ酸プールやタンパク質分解に由来するアミノ酸を消費して尿素合成促進すると考えられた。