講演・口頭発表等 - 大西 章博
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PCR-DGGE法を用いた高温好気消化槽内の細菌相の解析 国際会議
牧野紀子,大西章博,有川悦朗,長野晃弘,藤本尚志,鈴木昌治
第37回日本水環境学会年会講演集pp.95(於 熊本県立大学,熊本) 2003年03月
開催年月日: 2003年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
余剰汚泥の処理法として注目されている高温好気消化槽内の細菌相をPCR-DGGE法により解析した.その結果,急激な汚泥の減量化が行われる運転初期に細菌相は大きく変動しており,その後は比較的安定した細菌相を維持していることが示された.
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納豆発酵中の納豆菌の挙動および大豆細胞内成分の変化 国際会議
平賀千明,貝沼章子,大西章博,久保心祐,田谷有紀,鈴木昌治,小泉幸道,柳田藤治
日本農芸化学会pp.204(於 日本大学湘南キャンパス,神奈川) 2003年03月
開催年月日: 2003年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
納豆製造工程における,納豆菌の挙動と大豆成分を解析した.共焦点レーザー顕微鏡を用いた解析結果より,発酵過程を通して納豆菌は大豆細胞内には侵入しないことが確認された.しかし,大豆細胞内の各種成分は発酵の進行とともに変化することが確認された.
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高温好気消化槽内の細菌相の解析 国際会議
大西章博,有川悦朗,長野晃弘,櫛笥博子,藤本尚志,高橋力也,牛久保明邦,鈴木昌治
第36回日本水環境学会年会講演集pp.289(於 岡山大学,岡山) 2002年03月
開催年月日: 2002年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
下水汚泥の発生量を削減する有効な手法とされている高温好気消化槽内の細菌相を推定することを目的とし,4種の実験室スケールの高温好気消化槽から培養法を経て分離した細菌群を生理生化学的性質および16S rDNA解析に基づいて解析した.その結果,高温好気消化槽内の細菌群は運転温度が高くなるにつれて典型的なBacillus 属の細菌群に偏ってくることが示された.また,Bacillus subtilisに類縁性の高い細菌群が有機物分解の主役を担っているものと推察した.
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Mycelia sterilia M-1株による廃糖蜜の脱色と副生成物の有効利用 国際会議
波多野和樹,大西章博,藤本尚志,高橋力也,鈴木昌治,長野晃弘
第36回日本水環境学会年会講演集pp.415(於 岡山大学,岡山) 2002年03月
開催年月日: 2002年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
我々の研究室で分離,保存されているM. sterilia M-1株は,難分解性の糖蜜色素に対し脱色活性を発現し,この時菌体外へ粘性物質を生産する.M. sterilia M-1株を適用した廃糖蜜の脱色と処理液中に副生する粘性物質の利用を兼ねた新規の廃糖蜜利用技術を開発することを目的とした.脱色処理の検討と粘性物質の定性を行った結果,塩酸か水分解法により脱色率は84.3%を示し,生成される粘性物質はアミノ酸やウロン酸を含まず,六炭糖が主な構成糖であることが示された.
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下水汚泥コンポスト中の微生物相の解析 国際会議
大場康子,大西章博,長野晃弘,藤本尚志,高橋力也,鈴木昌治
第36回日本水環境学会年会講演集pp.413(於 岡山大学,岡山) 2002年03月
開催年月日: 2002年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
異なる2種類の下水汚泥コンポストの発酵過程における細菌相を培養法により解析した.培養法で分離した89菌株を生理生化学的性状に基づき同定した結果,細菌相は属レベルで多様性に富むことが示されたが,好熱性の細菌群はBacillus 属に偏っており,さらに,コンポスト化過程で原料となる有機性廃棄物の性状が種レベルの多様性に大きな影響を与えるものと推察した.
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FISH法による山廃酒母乳酸菌の検出 国際会議
松田絵里,門倉利守,大西章博,鈴木昌治,中里厚実,竹田正久
日本乳酸菌学会2001年度大会 (於 名古屋大学シンポジオン,愛知)No.3 2001年07月
開催年月日: 2001年07月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
清酒醸造工程における山廃酒母中の乳酸菌相をFISH法により解析することを目的とし,Lactobacillus sakei とLeuconostoc mesenteroides に特異的なFISH probeを作成した.その結果,FISH法における前処理の際にlysozymeによる細胞壁処理を適用することで,各乳酸群を特異的に識別することが可能となった.
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コンポスト好熱性細菌を検出するDNAプローブの設計 国際会議
大西章博,長野晃弘,鈴木昌治,藤本尚志,高橋力也
第35回日本水環境学会年会講演集pp.55(於 岐阜大学,岐阜) 2001年03月
開催年月日: 2001年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
本報では新規のFISH probeを2種開発し,さらにグラム陽性のBacillus 属をFISH法に供す際の処理条件を検討した.その結果,Lysozyme溶液で細胞壁を処理することによりBacillus 属細菌の検出感度を向上させることが可能となり,さらに3種類の蛍光波長を併用することでコンポスト中での夾雑物と他の細菌群との識別が可能となった.
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下水汚泥コンポスト高温性細菌のモニタリング技術の開発 国際会議
大西章博,長野晃弘,鈴木昌治
社団法人 日本下水道協会(於 千里ライフサイエンスセンター,大阪) 2000年06月
開催年月日: 2000年06月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
下水汚泥コンポストから培養法により分離した高温性細菌B.lichenifromis Zen1株をFISH(Fluorescence in situ Hybridization)法により検出するための蛍光標識オリゴDNAプローブを設計し、検出条件を最適化した。本プローブにより高温性細菌をコンポスト中から迅速に検出できる可能性が示唆された。【優秀賞】
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コンポスト高温性細菌のモニタリング技術の開発 国際会議
大西章博,長野晃弘,大場康子,藤本尚志,高橋力也,鈴木昌治
第34回日本水環境学会年会講演集(於 京都大学,京都)pp.194 2000年03月
開催年月日: 2000年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
下水汚泥コンポスト中の細菌群を単一種レベルで迅速に検出するための技術としてFISH法の適用を試みた.培養法により下水汚泥コンポストより分離された細菌群はBacillus brevis, B. coagulans, B. licheniformis と高い相同性を示した.B. licheniformisを特異的に検出するFISH probeを設計し,検出条件を検討した.