論文 - 村松 良樹
-
非定常プローブ法による食品の熱物性値の新規同時推算法 査読あり
村松良樹,坂口栄一郎,永島俊夫,田川彰男
日本食品保蔵科学会誌 34 ( 1 ) 11 - 18 2008年01月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
非定常プローブ法により5種類の食品(ショ糖溶液,食塩水,全脂乳,豚挽肉,全脂粉乳)の熱物性値を測定した。本研究では,従来までの非定常プローブ法を改良した新しい推算方法を提案した。この手法により,各試料の3種類の熱物性値(熱伝導率,熱拡散率,比熱)を同時に推算した。
-
乾燥時におけるインゲン豆の含水率変化の予測 査読あり
村松良樹,田川彰男,坂口栄一郎,笠井孝正
日本食品保蔵科学会誌 33 ( 6 ) 295 - 302 2007年11月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
2種類のインゲン豆(大手亡,大正金時)の薄層乾燥特性を測定した。大手亡の含水率変化は球モデル,大正金時に関しては無限平板モデルにより精度良く表すことができた。また,乾燥速度定数の値から水分拡散係数を求め,その温度依存性はArrhenius型の式で表されることを示した。
-
Prediction of Thermal Conductivity of Kernels and a Packed Bed of Brown Rice 査読あり
Y. MURAMATSU,A. TAGAWA, E. SAKAGUCHI,T. KASAI
Journal of Food Engineering 80 ( 1 ) 241 - 248 2007年01月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
非定常双子型プローブ法により玄米の有効熱伝導率を測定し,有効熱伝導率に及ぼす水分,温度の影響を調べた。また,直列モデルと並列モデルの複合モデルを利用して玄米粒子の熱伝導率を推算し,水分,温度双方の関数として表した。さらに有効熱伝導率のモデル化を検討し,玄米の有効熱伝導率を精度良く推定することができる伝熱モデルを提案した。
-
Water Absorption Characteristics and Volume Changes of Milled and Brown Rice During Soaking 査読あり
Y. MURAMATSU,A. TAGAWA, E. SAKAGUCHI,T. KASAI
Cereal Chemistry 83 ( 6 ) 624 - 631 2006年11月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
搗精度の異なる米の吸水特性と吸水時における体積変化を測定した。吸水時における試料の含水率変化は無限平板モデルで精度良く予測することができた。また吸水速度定数と温度,搗精度との関係も把握した。さらに吸水時における体積変化を含水率と温度双方の関数として表した。
-
Prediction of Effective Thermal Conductivity of Rough Rice 査読あり
Y. MURAMATSU,A. TAGAWA, E. SAKAGUCHI,T. KASAI
Transactions of the ASABE 49 ( 3 ) 705 - 712 2006年06月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
籾の有効熱伝導率を数段階の水分,温度,かさ密度条件下で測定した。試料の有効熱伝導率に及ぼす水分,温度,傘密度の影響を調べた。さらに有効熱伝導率のモデル化を検討し,試料の有効熱伝導率を精度良く推定することができる,直列モデルと並列モデルを組み合わせた新たな伝熱モデルを提案した。
-
Volume Changes of Wheat and Barley Soaking in Water 査読あり
Y. MURAMATSU,A. TAGAWA,T. KASAI,K. TAKEYA
Journal of Food Engineering 73 ( 4 ) 364 - 369 2006年04月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
吸水時における小麦と大麦の体積変化を粒子密度およびかさ密度の測定結果から求めた。試料の乾量基準比容積と温度,含水率との関係は,乾量基準の比容積と含水率の定義,および熱膨張係数の定義式を利用して導いた相関式により精度良く表すことができた。さらに吸水時におけるかさ密度と水分の関係およびかさ比容積と水分の関係も求めた。
-
Thermal Conductivity of Several Liquid Foods 査読あり
Y. MURAMATSU,A. TAGAWA, T. KASAI
Food Science and Technology Research 11 ( 3 ) 288 - 294 2005年11月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
8種類の液体食品の熱伝導率を測定し,温度,固形分濃度双方の関数として表した。3種類の伝熱モデルから試料の有効熱伝導率を推算し,測定データと比較した。さらに,液体食品の熱伝導率を推定することができる,直列モデルと並列モデルを組み合わせた新たなモデルを提案した。
-
Effective Thermal Conductivity of Rice Flour, Whole and Skim Milk Powder 査読あり
Y. MURAMATSU,A. TAGAWA,T. KASAI
Journal of Food Science 70 ( 4 ) 279 - 287 2005年04月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
3種類の粉体食品の有効熱伝導率を,非定常ツインプローブ法により数段階の水分,温度,およびかさ密度条件下において測定した。これより,試料の有効熱伝導率に及ぼす水分,温度,かさ密度の影響を調べた。ランダムモデルに補正項を導入して,その補正項を水分と温度の関数として表し,試料の有効熱伝導率を精度良く推算できるランダムモデルの改良モデルを提案した。
-
小麦の有効熱伝導率-小麦粒子熱伝導率の推算と伝熱モデル- 査読あり
田川彰男,村松良樹,笠井孝正,飯本光雄,村田 敏
農業機械学会誌第 67 ( 2 ) 53 - 60 2005年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
非定常双子型プローブ法により小麦の有効熱伝導率を測定し,試料の有効熱伝導率に及ぼす水分,温度の影響を調べた。また,直列モデルと並列モデルの複合モデルを利用して小麦粒子の熱伝導率を推算し,水分,温度双方の関数として表した。さらに有効熱伝導率のモデル化も検討し,小麦の有効熱伝導率を精度良く推定することができる伝熱モデルを提案した。
-
全脂乳,脱脂乳およびホエーの熱伝導率測定と伝熱モデルの選定 査読あり
村松良樹,田川彰男,笠井孝正,武谷宏二
日本食品科学工学会誌 50 ( 9 ) 399 - 403 2003年09月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
全脂乳,脱脂乳およびホエーの熱伝導率を非定常ツインプローブ法により数段階の固形分濃度,温度条件下で測定した。これより,各試料の熱伝導率と濃度,温度との関係を求めるとともに,有効熱伝導率のモデル化についても検討し,試料の熱伝導率の推算に適用可能な伝熱モデルを提案した。
-
Water Absorption Characteristics of Wheat and Barley During Soaking 査読あり
A. TAGAWA,Y. MURAMATSU,T. NAGASUNA,A. YANO,M. IIMOTO,S. MURATA
Transactions of the ASAE 46 ( 2 ) 361 - 366 2003年03月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
小麦と大麦の吸水特性を5段階の浸漬温度で測定した。試料の吸水は減率吸水第2段で行われ,小麦,大麦の吸水特性はそれぞれ拡散方程式厳密解の球モデル,無限平板モデルにより説明できることが分かった。さらに,得られた吸水速度係数から各試料の拡散係数および見掛けの活性化エネルギの推算を行った。
-
Volume Change of Kidney Beans Soaking in Water 査読あり
A. TAGAWA,Y. MURAMATSU,T. NAGASUNA,T. KASAI,M. IIMOTO,S. MURATA
Transactions of the ASAE 45 ( 5 ) 1505 - 1510 2002年09月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
吸水時における4種類のインゲン豆の体積変化を粒子密度およびかさ密度の測定結果から求めた。乾量基準比容積と乾量基準含水率の定義,および熱膨張係数の定義式を利用して,比容積に関する新たな実験式を含水率と温度双方の関数として導いた。さらに吸水時におけるかさ密度と水分との関係とともに,かさ比容積と水分との関係も求めた。
-
小麦粉の有効熱伝導率 査読あり
村松良樹,田川彰男,笠井孝正,武谷宏二,福島正義
農業機械学会誌 64 ( 1 ) 70 - 76 2002年01月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
非定常双子型プローブ法により3種類の小麦粉(薄力粉,中力粉,強力粉)の有効熱伝導率を,数段階の水分,温度,かさ密度において測定した。これより測定データと水分,温度,かさ密度との関係を求めるとともに,有効熱伝導率のモデル化についても検討し,小麦粉の有効熱伝導率の推算に適用可能な伝熱モデルを提案した。
-
リンゴ果汁の熱物性 査読あり
村松良樹,田川彰男,笠井孝正,境 博成,福島正義
日本食品科学工学会誌 47 ( 7 ) 548 - 550 2000年07月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
リンゴ果汁の熱伝導率と比熱を数段階の固形分濃度,温度条件下でそれぞれ測定した。熱伝導率は非定常双子型プローブ法,また,比熱は双子型恒温壁熱量計を用いた比較法により測定した。これらの結果と試料密度の値から試料の温度伝導率を推算し,さらに,これらの熱物性値と濃度,温度との関係を求めた。
-
「液体食品の基礎物性に関する研究 (博士論文)」
村松 良樹
東京農業大学大学院生物産業学研究科 博士(生物産業学) 2000年03月
記述言語:日本語 掲載種別:学位論文(その他)
6種類の液体食品の密度,動粘度,蒸気圧を数段階の固形分濃度と温度条件下で測定した。試料粘度は同条件における動粘度と密度の測定結果より求めた。これより,これらの物性値と温度と固形分濃度との関係,蒸気圧と粘度の相互関係を調べた。さらに蒸気圧測定データを基に,熱力学的手法により蒸発エンタルピを推算し,蒸発エンタルピの温度,濃度依存性について検討した。
-
非定常プローブ法による小麦粉の熱物性の測定 査読あり
村松良樹,田川彰男,笠井孝正,境 博成,福島正義
日本食品科学工学会誌 46 ( 11 ) 719 - 724 1999年11月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
小麦粉(中力粉)の熱物性を非定常プローブ法により数段階の水分,温度,かさ密度において測定した。Blackwell式を利用して試料の熱伝導率,温度伝導率を得た。さらにこの結果を利用して試料比熱も推算し,これら熱物性値と水分,温度,かさ密度との関係を求めた。
-
液体食品の蒸気圧と粘度 査読あり
村松良樹,田川彰男,笠井孝正,境 博成,福島正義
日本食品科学工学会誌 46 ( 9 ) 600 - 603 1999年09月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
5種類の液体食品の蒸気圧と粘度を数段階の温度、濃度条件下でそれぞれ測定した。蒸気圧および粘度の温度依存性を把握するとともに,蒸気圧と粘度の相関関係を求めた。
-
果汁の比容積,蒸気圧および蒸発エンタルピに及ぼす温度と濃度の影響 査読あり
田川彰男,村松良樹,田中親紀,川上昭太郎,境 博成
日本食品科学工学会誌 45 ( 12 ) 748 - 751 1998年12月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
2種類の果汁の密度と蒸気圧を数段階の温度,濃度条件下で測定した。比容積と蒸気圧に及ぼす温度と濃度の影響を調べ,これらの物性値を温度と濃度双方の関数として表した。さらにこれらの結果を利用して,果汁の蒸発エンタルピを推算するとともに,蒸発エンタルピに関する実験式を開発した。
-
蒸気圧測定データからの液状食品の蒸発エンタルピの推算 査読あり
村松良樹,田川彰男,林 弘通,笠井孝正
東京農業大学農学集報 43 ( 2 ) 70 - 76 1998年09月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)
3種類の液状食品(牛乳,全脂粉乳溶液,脱脂粉乳溶液)の蒸気圧を数段階の固形分濃度と数段階の温度条件下で測定した。蒸気圧の温度依存性を調べ,各試料の蒸気圧を温度の関数として表した。この結果を利用して,液状食品の蒸発のエンタルピを推算した。
-
大豆と黒豆の薄層乾燥特性 査読あり
田川彰男,村松良樹,藍 房和,笠井孝正
東京農業大学農学集報 43 ( 1 ) 29 - 35 1998年06月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)
豆類(大豆,黒豆)の薄層乾燥特性を数段階の乾燥空気条件下で測定した。双方の豆の乾燥は減率乾燥第2段で行われ、拡散方程式解の無限円筒モデルにより説明できた。