論文 - 村松 良樹
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茎の曲げ特性によるバラ切り花の水分測定 -異なる栽培時期に適する推定式- 査読あり
川上昭太郎,水野達太,村松良樹,坂口栄一郎
農業生産技術管理学会 20 ( 1 ) 1 - 5 2013年06月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
バラ切り花の非破壊水分推定式を作成することを目指し,試料として茎を切り出して曲げ荷重を測定することでバラ切り花の茎の水分推定式を作成した。
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サトイモおよびナガイモへのマイクロ波ブランチングの適用 査読あり
今泉鉄平,折笠貴寛,村松良樹,田川彰男
日本食品科学工学会誌 60 ( 1 ) 11 - 18 2013年01月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
サトイモおよびナガイモの熱湯浸漬過程におけるカリウム溶出現象は拡散方程式の無限円筒モデルで説明された。また,サトイモおよびナガイモのブランチングへマイクロ波(包装試料,無包装試料)および熱湯浸漬を適用し,酵素活性,色彩変化,硬さ,質量損失率,カリウム損失率について検討した。
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Vacuum Drying Characteristics of Kiwifruit and Analysis of Drying Shrinkage 査読あり
Takahiro Orikasa, Long Wu, Poritosh Roy, Yoshiki Muramatsu, Toshikazu Yano, Takeo Shiina, Akio Tagawa
Journal of the Society of Agricultural Structures, Japan 43 ( 4 ) 145 - 151 2012年12月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
キウイフルーツスライスの真空乾燥特性と収縮特性について検討した。真空乾燥は1.33~2.00 kPaの減圧下,30~70℃の温度条件下において行った。真空乾燥過程における試料収縮について解析し,体積比は含水率の一次関数で,表面積費は含水率の指数関数で,それぞれ近似できることを明らかにした。収縮のデータを基に,キウイフルーツの真空乾燥特性について検討したところ,乾燥過程における含水率変化は,減率乾燥第一段においては指数モデル,減率乾燥第二段においてはPageモデルの適合性が良好であった。
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Effects of Drying Methods and Conditions on Quality of Dried Cooked Kidney Beans 査読あり
Y. Muramatsu, S. Okamoto, E. Sakaguchi, T. Orikasa, A. Tagawa
18th International Drying Symposium (IDS 2012) 1 - 7 2012年11月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(国際会議プロシーディングス)
調理したインゲン豆の乾燥特性を数段階の条件で測定した。試料は,3種類の乾燥方法:熱風乾燥法,減圧乾燥法,マイクロ波加熱乾燥法で乾燥させた。熱風乾燥過程における試料の含水率変化は,含水率70%以上では指数モデル,含水率70%以下では球モデルによる計算値とよく一致した。真空乾燥およびマイクロ波加熱乾燥過程における試料含水率変化を指数モデルによって予測することができた。さらに,乾燥試料の復水特性も測定し,復水時における試料の含水率変化が球モデルで予測できることを明らかにした。
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Properties of Emu (Dromaius novaehollandiae) albumen proteins 査読あり
Junko Takeuchi, Kenji Maehashi, Yoshiaki Yasutake, Yoshiki Muramatsu, Keita Miyata, Toshihiro Watanabe, Toshio Nagashima
Food Research International 49 ( 1 ) 567 - 571 2012年11月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
エミュー卵白蛋白質成分のコンアルブミン,卵白アルブミンおよびtenpを精製し,その熱量分析および熱変性ゲル強度試験を行った。
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カットリンゴの熱風乾燥における試料表面への散布処理が表面硬化および褐変に及ぼす影響 査読あり
森房素乃子,折笠貴寛,村松良樹,田川彰男
日本食品科学工学会誌 59 ( 11 ) 583 - 590 2012年11月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
各種の溶液をリンゴ果肉表面に散布処理しながら,リンゴ果肉の熱風乾燥特性を測定するとともに,散布処理が試料の品質(表面硬化,褐変変化など)に及ぼす影響を調べた。その結果,溶液の散布処理を施すことによって,試料内部の温度上昇および表面硬化が抑制され,熱風乾燥において,乾燥時間の短縮および乾燥速度の増大が確認された。また,散布処理しながら試料を乾燥させた際の試料含水率変化は,減率乾燥第一段であり,指数モデルで表すことが可能であった。さらに,熱風乾燥過程における試料の褐変反応を速度論的に解析し,褐変抑制効果がある溶液を散布溶液として用いることで褐変が抑制され,褐変反応における基質となる成分減少も抑制できることを明らかにした。
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Impact of Microwave Drying on the Quality Attributes of Okra Fruit 査読あり
Lam Van Man, Takahiro Orikasa, Yoshiki Muramatsu, Akio Tagawa
Food Processing & Technology 3 ( 10 ) 1 - 7 2012年09月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
乾燥オクラの品質に及ぼすマイクロ波乾燥の影響を500~800Wの3段階のレベルで調べ,40~70℃の4段階の温度範囲で熱風乾燥させたオクラと比較した。マイクロ波乾燥および熱風乾燥過程における試料の含水率変化は指数モデルで表された。乾燥過程におけるアスコルビン酸含量の変化も双方の乾燥過程で測定し,一次反応速度式を利用して解析した。乾燥過程における色彩変化を測定し,解析した。さらに,試料の復水特性も測定した。
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コマツナの乾燥への遠赤外線の利用 査読あり
岡本慎太郎,折笠貴寛,桑嶋学人,菰田俊一,齊藤順一郎,矢野歳和,村松良樹,小出章二,椎名武夫 , 田川彰男
日本食品科学工学会誌 59 ( 9 ) 465 - 472 2012年09月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
コマツナを遠赤外線乾燥および熱風乾燥した際の品質変化(色彩変化,L-アスコルビン酸,β-カロテンおよびルテイン含有量変化)および乾燥過程における消費エネルギ量について調査した。その結果,遠赤外線乾燥は熱風乾燥よりも,コマツナ乾燥への適用が有効であることが示された。
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マイクロ波乾燥によって得られた乾燥野菜の空隙率が吸水性に及ぼす影響 査読あり
玉木由佳莉,折笠貴寛,村松良樹,田川彰男
日本食品科学工学会誌 59 ( 8 ) 401 - 408 2012年08月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
マイクロ波乾燥と熱風乾燥したダイコンとナスの乾燥後の空隙率および各乾燥試料の浸漬温度(20,30,50および70℃)における吸水性と空隙率の関係について調査した。
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Hot Air Drying and Vacuum Drying Characteristics of Scarlet Runner Beans 査読あり
Y. Muramatsu, E. Sakaguchi, T. Orikasa, A. Tagawa
International Journal of Food Engineering 8 ( 3 ) 1 - 24 2012年07月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
白花豆の熱風乾燥特性と減圧乾燥特性を測定した。白花豆の熱風乾燥過程は減率乾燥第二段からなり,拡散方程式における無限平板モデルにより熱風乾燥過程における試料の含水率変化を予測することができた。白花豆の熱風乾燥過程は,減率乾燥第一段であり,指数モデルが適用された。各乾燥過程における乾燥速度定数および水分拡散係数の温度依存性を調べた。さらに,乾燥過程における試料の体積変化も調査した。乾燥方法や乾燥条件が白花豆の品質に及ぼす影響を検討し,白花豆の最適乾燥方法を提案した。
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水産物の熱物性値の測定と推算モデルの選定 査読あり
村松良樹,坂口栄一郎,折笠貴寛,永島俊夫,田川彰男
日本食品保蔵科学会誌 38 ( 1 ) 11 - 18 2012年01月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
サケ,カツオ,およびホタテ貝柱の熱物性値(熱伝導率,熱拡散率,比熱)を5~50℃の7段階の温度で,非定常プローブ法により同時に測定した。これより,得られた熱物性値に及ぼす温度の影響を調べた。試料の熱伝導率は並列モデルで精度よく推算できることがわかった。試料の熱拡散率の測定データは,Martenの式による計算値とよく一致した。さらに試料比熱と成分組成の間に加成性が成り立つことがわかった。
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ジャガイモのブランチングにおけるカリウム溶出およびマイクロ波の適用 査読あり
安藤泰雅,折笠貴寛,椎名武夫,五月女格,五十部誠一郎,村松良樹,田川彰男
日本食品科学工学会誌 58 ( 7 ) 284 - 290 2011年07月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
熱湯ブランチング過程におけるカリウム溶出現象の解析を行った結果,熱湯浸漬過程における円柱状試料(ジャガイモ)のカリウム含有量変化には拡散方程式の無限円筒モデルが適用され,拡散係数の値にはArrhenius型の温度依存性が確認された。また,最適なブランチング条件の把握を目的とし,ジャガイモのブランチングに熱湯浸漬,マイクロ波およびマイクロ波・熱湯併用法を適用して,酵素活性,力学物性,カリウム残存率について検討した。
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Simultaneous Estimation of the Thermophysical Properties of Selected Liquid Dairy Products by a Transient Heat Flow Probe Method 査読あり
Y. Muramatsu, E. Sakaguchi, T. Orikasa, A. Tagawa
International Journal of Food Properties 14 ( 3 ) 557 - 569 2011年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
全脂乳,脱脂乳,ホエーの熱物性値を様々な温度,濃度条件下で測定した。ここでは,従来までの非定常プローブ法による熱物性の測定理論を改良して,三種類の熱物性値;熱伝導率,熱拡散率,比熱を同時に推算することができる新たな手法を提案した。この手法により試料溶液の熱物性値を推算し,熱物性値と温度や濃度の関係を求めた。
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Drying Characteristics of Blanched Sweet Potato 査読あり
Y. Muramatsu, E. Sakaguchi, A. Tagawa
17th International Drying Symposium (IDS 2010) 1728 - 1735 2010年10月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(国際会議プロシーディングス)
調理したサツマイモを熱風乾燥法,減圧乾燥法,マイクロ波加熱乾燥法の三種類の方法で乾燥させた。熱風乾燥および減圧乾燥時における試料含水率変化はPage式により近似することができた。マイクロ波加熱乾燥では,含水率経時変化は,含水率50%以上では時間の一次式で表され,また,含水率50%以下ではPage式で表された。さらに乾燥過程における試料の表面積や体積,硬さも測定し,それぞれ含水率との関係を求めた。
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調理用トマトの乾燥およびブランチングへのマイクロ波の適用 査読あり
安藤泰雅,折笠貴寛,椎名武夫,五月女格,五十部誠一郎,村松良樹,田川彰男
日本食品科学工学会誌 57 ( 5 ) 191 - 197 2010年05月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
調理用トマトの乾燥およびブランチングにおいてマイクロ波を適用し,その有効性を調査した。マイクロ波乾燥,熱風乾燥において,乾燥速度および色彩変化をそれぞれ測定し,比較したところ,マイクロ波乾燥では,熱風乾燥のみの場合と比べて,乾燥速度が増大した。熱風乾燥においては明度が減少したのに対し,マイクロ波乾燥において明度の増加が確認された。マイクロ波ブランチングでは,熱湯浸漬と比較し,処理時間は短縮された。また,アスコルビン酸およびリコピン含有量の減少は抑制され,色彩変化は少なかった。
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Hot Air Drying Characteristics of Sweet Potato Using Moisture Sorption Isotherm Analysis and Its Quality Changes During Drying 査読あり
T. Orikasa, L. Wu, Y. Ando, Y.Muramatsu, P. Roy, T. Yano, T. Siina, A. Tagawa
International Journal of Food Engineering 16 ( 2 ) 1 - 17 2010年03月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
熱風乾燥過程におけるサツマイモの品質変化(L-アスコルビン酸,糖度,表面色,硬さ,乾燥特性)を30,40,50,60℃において測定した。また,乾燥過程におけるサツマイモの平衡含水率も数段階の温度,湿度条件下で測定した。含水率経時変化と平衡含水率の測定結果を用いて,熱風乾燥過程におけるサツマイモの乾燥特性を解析した。また,乾燥に伴うL-アスコルビン酸や糖度の経時変化は,一次反応速度式を利用して解析した。
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Simultaneous Estimation of the Thermophysical Properties of Three Kinds of Fruit Juices Based on the Measured Result by a Transient Heat Flow Probe Method 査読あり
Y. Muramatsu, E. Sakaguchi, T. Orikasa, A. Tagawa
Journal of Food Engineering 96 ( 4 ) 607 - 613 2010年02月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
三種類の果汁の熱物性値を様々な温度,濃度条件下で測定した。ここでは,非定常プローブ法により熱伝導率,熱拡散率,比熱を同時に推算した。得られた試料溶液の熱物性値と温度や濃度の関係を調べ,実用に際し便利となるよう,これらの熱物性値予測モデルを求めた。
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Drying Characteristics of Cooked Kidney Beans 査読あり
Y. Muramatsu, A. Tagawa, E. Sakaguchi
16th International Drying Symposium (IDS 2008) 1433 - 1436 2008年11月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(国際会議プロシーディングス)
煮豆(大正金時)の熱風乾燥特性と減圧乾燥特性を測定した。含水率変化の測定データを数種類の乾燥モデルにあてはめた。その結果,全ての測定条件において,測定データとPage式による計算値は良く一致した。乾燥速度定数に及ぼす温度の影響を調べたところ乾燥速度定数の温度依存性はArrhenius型の式で表されることが確認できた。
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脱脂粉乳および全脂粉乳の熱物性値 査読あり
村松良樹,坂口栄一郎,永島俊夫,田川彰男
日本食品保蔵科学会誌 34 ( 5 ) 275 - 281 2008年09月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
脱脂粉乳と全脂粉乳の熱伝導率と熱拡散率を,非定常プローブ法により数段階の水分,温度,かさ密度条件下で測定した。各試料の熱伝導率は水分,温度およびかさ密度の関数として表された。また,各試料の熱拡散率はかさ密度の一次式で表された。さらに試料比熱を推算し,比熱を温度,水分双方の関数として表した。
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豚挽肉の熱物性値の測定と推算モデルの選定 査読あり
村松良樹,坂口栄一郎,永島俊夫,田川彰男
日本食品保蔵科学会誌 34 ( 5 ) 255 - 260 2008年09月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
3~26%の脂肪率に調製した豚挽肉の熱物性値(熱伝導率,熱拡散率,比熱)を20~50℃の4段階の温度で測定した。得られた熱物性値に及ぼす温度や脂肪率の影響を調べた。熱伝導率については並列モデル,熱拡散率に関しては直列モデルで充分精度良く推算できることが分かった。さらに試料比熱と成分組成の間に加成性が成り立つことが分かった。