論文 - 小池 安比古
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ニホンスイセンの開花に及ぼす温度の影響
小池安比古、大引明、森源治郎、今西英雄
園芸学会雑誌 63 639 - 644 1994年12月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
ニホンスイセンの開花に及ぼす温度の影響と栽培温度の影響を調べるとともに抑制栽培における開花と長期貯蔵温度との関係について検討した。その結果、抑制栽培のためには、花芽が分化する前にりん茎を5~10℃で長期貯蔵し、適宜取り出して30℃で3週間次いで25℃で12週間おいた後に植え付け、15~20℃の温度下で栽培すればよいことがわかった。(共同研究であるが、主に実施)
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スカシユリ系交雑品種における抑制栽培のためのりん茎貯蔵法
小池安比古・今西英雄
園芸学会雑誌 62 181 - 187 1993年06月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
花芽分化期の異なるスカシユリ系交雑品種を用い、1℃の予冷期間を変えて-2℃の凍結貯蔵を行い、花芽分化時期の早晩と凍結貯蔵の可能性、さらに発芽後に花芽を形成する品種について予冷温度、長期貯蔵温度ならびに植え付け時期の影響についても検討した。その結果、品種による花芽分化時期の早晩にかかわらず、りん茎を入手後すみやかに1℃湿潤で4~8週間予冷した後、-2℃で長期貯蔵を行い、夏の高温を避けて植え付ければよいことがわかった。(共同研究であるが、主に実施)
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Effect of ethylene applied before flower-budinitiation on flowerringof tulips. 査読あり
Hideo Imanishi, Naoe Ueno, Yasuhiko Koike, Shuuichi Hamatani and Motoaki Doi
Acta Horticultu-rae 325 325 55 - 60 1992年12月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(国際会議プロシーディングス)
ニホンスイセンおよびダッチアイリスの花芽分化前のりん茎にエチレン気浴処理を行えば、開花率が向上し、開花が早まることが知られている。チューリップに対してもエチレン気浴処理を行えば、同様の効果が得られるかどうか試みた。その結果、高温処理とエチレン気浴処理を行うことにより、開花率が向上し、開花を早めることができた。さらに、従来開花率が低く実際栽培では用いられない小球に対しても同様の処理を行ったところ、高い開花率が得られた。
(共同研究につき担当部分抽出不可能)