論文 - 谷口 亜樹子
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ヒエ発芽種子アミラーゼの精製ならびに性状について 査読あり
山田亜樹子,高野克己,鴨居郁三
東京農業大学農学集報 37 ( 3 ) 173 - 180 1993年01月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
ヒエ発芽種子からα-アミラーゼおよびβ-アミラーゼを分離,精製し,その性状を明らかにした。α-アミラーゼはpH6.0,50℃,β-アミラーゼはpH7.040℃で最大活性を示し,pH安定性は前者がpH6.0〜6.5,後者がpH6.5〜7.0,温度安定性は何れも50℃(30分)以下であった。両酵素ともモノヨード酢酸,PCMBで活性が阻害され,活性発現にSH基が関与していることが推察された。
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テラピア腸管α-グルコシダーゼの精製ならびに性状 査読あり
山田亜樹子,高野克己,鴨居郁三
日本水産学会誌 58 ( 11 ) 2189 - 2195 1992年11月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
テラピア腸管から2種のα-グルコシダーゼを分離,精製し,性状を明らかにした。両酵素は水銀,DTNBで阻害され,G2,G3,G4,G5,G6の各オリゴ糖をグルコース単位で分解したが,これらに対するKm値,分子量,等電点に差異が見られた。
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凍結粉砕による糸状菌(Fusarium graminearum)菌体からの分離タンパク質の調製ならびにその性状について 査読あり
山田亜樹子,高野克己,鴨居郁三
日本食品低温保蔵学会誌 18 ( 1 ) 11 - 17 1992年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
糸状菌(Fusarium graminearum)菌体タンパク質の抽出法,分離タンパク質の性状について検討した。抽出は,凍結粉砕処理が自己消化処理,アルカリ処理,酵素処理に比べ優れ,その収率は約82%であった。溶解性はpH4.5付近で最少,乳化安定性,保油性は大豆分離タンパク質より優れていた。
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テラピア腸管アミラーゼの精製ならびに性状について 査読あり
山田亜樹子,高野克己,鴨居郁三
日本水産学会誌 57 ( 10 ) 1903 - 1909 1991年10月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
テラピア腸管より2種類のアミラーゼⅠ,Ⅱを分離,精製し,性状を明らかにした。両酵素ともDTNB,PCMBで阻害されSH酵素であり,デンプンをG2,G3,G4単位で分解するエキソ型アミラーゼで,アミラーゼⅠとⅡでは高分子アミロースと低分子アミロースに対する親和性に差異が認められた。
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テラピア腸管プロテアーゼの精製ならびに性状について 査読あり
山田亜樹子,高野克己,鴨居郁三
日本水産学会誌 57 ( 8 ) 1551 - 1557 1991年08月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
テラピア腸管より2種のプロテアーゼを分離・精製し,性状を明らかにした。システインプロテアーゼはTyr,Pheなどの疎水性アミノ酸残基のカルボキシル基側のペプチド結合を,セリンプロテアーゼはArg,Lysなどの親水性アミノ酸残基のカルボキル基側のペプチド結合に特異的に作用した。
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テラピア腸管のアミラーゼおよびプロテアーゼに関する研究
山田亜樹子
1989年03月
記述言語:日本語 掲載種別:学位論文(修士)
テラピア腸管よりアミラーゼおよびプロテアーゼを分離,精製し,性状を明らかにした。アミラーゼは2種類得られ,両酵素はデンプンを非還元末端よりG2,G3,G4単位で分解するエキソ型アミラーゼであった。また,プロテアーゼはシステインプロテアーゼ,セリンプロテアーゼの2種類が得られ,前者はTyr,Pheの疎水性アミノ酸残基のカルボキシル側のペプチド結合を,後者はArg,Lysの親水性アミノ酸残基のカルボキシル側のぺプチド結合に作用した。