論文 - 谷口 亜樹子
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Purification and Properties of cellulase from Tilapia Stomach 査読あり
谷口(山田)亜樹子
東横学園女子短期大学紀要 ( 42 ) 9 - 17 2008年01月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
テラピア胃から精製を行い1種のセルラーゼを得た。本酵素は pH3.0,45℃で最大活性を示し,pH3.0-5.0,50℃まで安定であった分子量56,000,pI7.8,セルロースおよびアガロースを分解した。Hg2+, PCMBにより活性が阻害された。
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「食生活指針」に基づく女子大生の食生活の意識調査 査読あり
谷口(山田)亜樹子
東横学園女子短期大学紀要 ( 41 ) 137 - 143 2007年01月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
食生活指針に基づき,女子大生の食生活の意識調査を行ったところ,食事を通して健康を意識し,栄養のバランスや精神的,社会的な価値を考えるよい機会となった。この結果から,食の教育の必要性が考えられ,「食育」を推進していくことが重要と確認された。
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モチコムギ麦芽アミラーゼの精製および性状 査読あり
谷口(山田)亜樹子
東横学園女子短期大学紀要 ( 40 ) 69 - 78 2006年01月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
モチコムギは交配によって作られ,アミロースがなく,デンプンの糊化特性の優れた新規のコムギの品種である。その麦芽アミラーゼの精製および性状を明らかにした。アミロペクチンを特異的に分解する酵素であった。
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Effects of Whey Protein on Food Products Using Wheat Flour 査読あり
谷口(山田)亜樹子,高野克己, 菊池修平
日本食品保蔵科学会 31 ( 5 ) 239 - 244 2005年09月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
ホエータンパク質を小麦粉加工品に利用することを目的とし,うどん,中華麺,食パンおよび饅頭にホエータンパク質を添加し,その影響について調べた。各種小麦粉加工品ともにホエータンパク質を添加することにより物性が改善され,この結果からホエータンパク質は,生地改良剤として有効であることが示唆された。
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Purification and Properties ofβ-galactosidase from Tilapia Intestine -Digestive Enzyme of Tilapia-Ⅹ− 査読あり
谷口(山田)亜樹子,高野克己
Fisheries Science 70 ( 4 ) 688 - 694 2005年08月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
テラピア腸管からβ-ガラクトシダーゼを抽出し,各種クロマトグラフィーにて精製を行い,1種のβ-ガラクトシダーゼを得た。本酵素は40℃, pH5.0で最大活性を示し,p-ニトロフェニルガラクトピラノシドを最も良く分解した。Hg2+, PCMBにより活性が阻害された。
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ジャガイモおよび小麦デンプンのα-アミラーゼ分解性に及ぼす高圧処理の影響 査読あり
野口 智弘, 谷口 (山田) 亜樹子, 佐藤 広顕, 鈴木 敏郎, 松本 信二, 高野 克己
日本食品保蔵科学会誌 29 ( 6 ) 335 - 339 2003年12月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
生デンプンの新規糊化技術の開発を目的とし,高圧処理によりデンプンの結晶構造や表面構造を変化させ, アミラーゼによる分解性とデンプンの結晶性や表面構造との関係について検討した。その結果,デンプンは高圧処理により,その結晶性が低下し,酵素反応の反応速度が増加する構造へ変化することで,アミラーゼによる分解性が増大することが明らかとなった。
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ブナ化したシロサOncorhynchus ketaを用いた魚醤油の製造における各種プロテアーゼ製剤の影響 査読あり
谷口(山田)亜樹子, 菊池修平,高野克己
日本食品保蔵科学会誌 29 ( 1 ) 17 - 23 2003年01月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
ブナシロサケの有効利用として各種プロテアーゼ製剤を用い,良質な魚醤油を開発することを目的とし,シロサケを原料に魚肉のみ,内蔵添加,3種の酵素剤添加の5種の魚醤油を製造し,魚醤油熟成中の成分の経時的変化を調べた。全窒素,ホルモール窒素はプロテアーゼA,パパイン,アロアーゼ添加魚醤油の順に高かった。耐塩性のプロテアーゼA添加魚醤油は,アミノ化率が最も高く約62%であった。
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プロトプラスト融合による多酸性麹菌の造成 査読あり
谷口(山田)亜樹子,鈴木昌治,小泉武夫
日本食品保蔵科学会誌 28 ( 3 ) 127 - 134 2002年05月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
稲麹粒から分離したA.oryzae groupの多酸性株N1株と清酒用麹菌A.oryzae RIB176株からNTG処理により変異株を取得し,プロトプラスト融合により澱粉分解酵素生産能が高く,クエン酸生産能の高い有用な融合株F株を造成することができた。小仕込試験を行った結果,A.oryzaeRIB-176株に比べF株で製造したもろみの方がクエン酸量は約2倍高く,製品の清酒の酸度も2倍高い値を示した。
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テラピア腸管アミノペプチダーゼの精製ならびに性状 査読あり
谷口(山田)亜樹子, 高野克己
日本水産学会誌 68 ( 3 ) 349 - 355 2001年12月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
テラピア腸管からアミノペプチダーゼⅠ,Ⅱを得た。アミノペプチダーゼⅠ,Ⅱの最適pHは7.0およ6.5,最適温度は45℃および50℃であり,活性はpH6.5〜9.0,pH6.5〜8.5および45℃,50℃以下で安定であった。両酵素ともに金属酵素で,EDTA,ο-フェナントロリンによって阻害され,Zn2+,Co2+,Mg2+により活性の回復が認められた。両酵素はDFP,TPCKによっても阻害され,ⅠはAla-pNA,ⅡはLeu-pNAに良く作用した。
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稲麹粒から分離した多酸性麹菌Aspergillus oryzaeのクエン酸生産能 査読あり
谷口(山田)亜樹子,鈴木昌治,小泉武夫
日本食品保蔵科学会誌 27 ( 6 ) 339 - 342 2001年12月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
稲麹粒より分離したA.oryzaeタイプの50株の中から多酸性麹菌 N-1株,N-4株を供試し両菌株の製麹後の酸度とクエン酸量を検討した。 N-1株,N-4株はA. awamoriの麹より酸度,クエン酸量は低かったが,清酒用麹菌のA. oryzae RIB-176株の麹に比べて酸度,クエン酸量は約4倍高かった。N-1株は製麹温度32℃,精米歩合73.8%, N-4株は製麹温度37℃,精米歩合53.6%で製麹し,高い酸生産能を示した。
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テラピア腸管カルボキシペプチダーゼの精製ならびに性状 査読あり
谷口(山田)亜樹子, 高野克己
日本水産学会誌 67 ( 6 ) 1096 - 1102 2001年11月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
テラピア腸管よりカルボキシペプチダーゼⅠ,Ⅱ,Ⅲの3種を分離精製し,その性状を明らかにした。各酵素とも35℃で最大活性を示し,カルボキシペプチダーゼⅠの最適pHは8.0,ⅡおよびⅢは8.5であった。カルボキシペプチダーゼⅠは,カルボキシル末端が疎水性アミノ酸残基の基質に,ⅡおよびⅢはカルボキシル末端が親水性アミノ酸残基の基質に良く作用した。3種ともにo-フェナントロリンナどの金属キレート剤により活性の阻害を受けた。
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追熟中のキウイフルーツ(Actinidia deliciosa (A. Chev.) C.F. Liang et A.R. Ferguson, cv.Hayward)のα-グルコシダーゼの精製ならびに性状について 査読あり
谷口(山田)亜樹子,谷口正幸,高野克己,松本信二
日本食品保蔵科学会誌 27 ( 3 ) 133 - 139 2001年06月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
キウイフルーツからα-グルコシダーゼを精製した。分子量は18,000,等電点は4.9,pH6.5,45℃で最大活性を示した。活性はpH5.0〜7.0,40℃で安定であった。p-ニトロフェニル-α-D-グルコピラノシドに対するKm値は1.9mMであり,DTNB,PCMB,Zn2+,Cu2+Ni2+,Cd2+,Hg2+で阻害された。酵素はマルトースからマルトヘキサオースの各糖をグルコースに分解したが,アミロースには作用しなかった。
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追熟中のキウイフルーツ(Actinidia deliciosa (A. Chev.) C.F. Liang et A.R.Ferguson, cv.Hayward)のアミラーゼの 精製ならびに性状について 査読あり
谷口(山田)亜樹子,谷口正幸,高野克己,松本信二
日本食品保蔵科学会誌 27 ( 1 ) 3 - 10 2001年01月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
キウイフルーツからアミラーゼを抽出,精製を行い,アミラーゼⅠ,Ⅱの2種類の精製酵素を得た。分子量はⅠは43,000,Ⅱは40,000,両酵素ともにpH7.0,55℃で最大活性を示した。可溶性澱粉に対するKm値はⅠが9.5mg/ml,Ⅱが17.9mg/mlを示し,両酵素ともHg2+で阻害された。Ⅰは反応初期にG5を生成しその後,G4,G3,G2を生成した。ⅡはG4,G3,G2を生成した。
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キビ(Panicum miliaceum,L.)発芽種子アミラーゼの精製ならびに性状について 査読あり
谷口(山田)亜樹子
東京農業大学農学集報 45 ( 4 ) 331 - 339 2000年11月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
キビ発芽種子からα-アミラーゼおよびβ-アミラーゼを分離,精製した。α-アミラーゼはpH 5.5,40℃,β-アミラーゼはpH5.0,30℃で最大活性を示し,pH安定性は前者がpH5.0〜7.0,後者がpH 4.5〜6.5,温度安定性は40℃および50℃以下であった。両酵素ともモノヨード酢酸,PCMBで活性が阻害され,SH酵素であり,Cd2+,Hg2+,Ni2+によっても阻害された。両酵素とも高分子量のアミロースによく作用し,環状オリゴ糖には全く作用しなかったが,プルランを分解した。
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テラピア胃リパーゼの精製ならびに性状 査読あり
谷口(山田)亜樹子,高野克己,鴨居郁三
日本水産学会誌 67 ( 1 ) 96 - 101 2000年08月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
テラピア胃よりリパーゼを分離精製し,その性状を明らかにした。本酵素は,pH6.5,40℃で最大活性を示し,その活性はpH5.0〜7.0,50℃で30分間まで安定であった。分子量は約54,000であり,活性は,PCMB,EDTAによって阻害された。短鎖から長鎖トリアシルグリセロールを分解し,また,モノアシルグリセロール,ジアシルグリセロールよりトリアシルグリセロールをよく分解した。
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テラピア腸管リパーゼの精製ならびに性状 査読あり
谷口(山田)亜樹子,高野克己,鴨居郁三
日本水産学会誌 67 ( 1 ) 78 - 84 2000年07月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
テラピア腸管よりリパーゼを分離精製し,その性状を明らかにした。本酵素は,pH7.5,35℃で最大活性を示し,その活性はpH6.5〜8.5,40℃で30分間まで安定であった。分子量は約46,000であり,活性は,Cu2+,Cd2+, Ni2+,Hg2+, PCMB,CH2ICOOHによって阻害された。特に短鎖脂肪酸トリアシルグリセロールに対する作用性が大きく,また,1,2-ジアシルグリセロール,1-モノアシルグリセロールをよく分解した。
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テラピア胃アミラーゼの精製ならびに性状 査読あり
山田亜樹子,高野克己,鴨居郁三
日本水産学会誌 62 ( 2 ) 269 - 274 1996年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
テラピア胃よりアミラーゼを分離精製し,その性状を明らかにした。本酵素は,pH6.0,35℃で最大活性を示し,活性はpH5.5〜7.5,40℃で1時間まで安定であった。分子量は約40,000で,可溶性デンプンに対すKm値は5.8mg/mlを示した。活性はCu2+,Zn2+,PCMB,DTMBによって阻害され,また本酵素は可溶性デンプン,アミロペクチン,アミロースなどの多糖以外にマルトオリゴ糖も分解した。
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テラピア(Tilapia nilotica)の消化酵素ならびにその飼料開発に関する基礎的研究
山田亜樹子
1994年12月
記述言語:日本語 掲載種別:学位論文(博士)
テラピアの胃および腸管より15種のデンプン分解酵素,タンパク質分解酵素,脂質分解酵素を精製し,それらの性状を明らかにした。各酵素によるin vitroの飼料消化試験を行い,さらにテラピアに各種飼料成分を投与してin vivoにおける消化試験ならびに分解の様相を検討したところ,胃および腸管における消化挙動が各酵素の作用特性を十分に反映しており,消化酵素の性状ならびにin vitro試験によりin vivoにおける飼料消化の大要が評価できることが明らかになった。
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アワ発芽種子アミラーゼの精製ならびに性状について 査読あり
山田亜樹子,高野克己,鴨居郁三
東京農業大学農学集報 39 ( 2 ) 72 - 78 1994年08月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
アワ発芽種子からα-アミラーゼおよびβ-アミラーゼを分離・精製し,その性状を明らかにした。α-アミラーゼはpH5.0,30℃,β-アミラーゼはpH5.5,40℃で最大活性を示し,pH安定性は前者がpH5.5〜6.0,後者がpH4.5〜6.0,温度安定性は40℃および50℃以下であった。両酵素ともモノヨード酢酸,PCMBで活性が阻害され,活性発現にSH基が関与していることが推察された。
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テラピア胃プロテアーゼの精製ならびに性状 査読あり
山田亜樹子,高野克己,鴨居郁三
日本水産学会誌 59 ( 11 ) 1903 - 1908 1993年11月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
テラピア胃よりプロテアーゼを分離精製し,その性状を明らかにした。本酵素はチロシン,フェニルアラニンなどの疎水性アミノ酸残基のアミノ基側のペプチド結合を加水分解するアスパラギン酸プロテアーゼであった。