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CREBとErkのリン酸化を指標とした恐怖記憶再固定化及び消去制御に関わるニューロン集団の同定
張 悦、福島穂高、喜田 聡
第34回日本分子生物学会年会 2011.12
Event date： 2011.12
Language：English Presentation type：Poster presentation
Venue：横浜
恐怖記憶強化と消去を制御する神経細胞集団の同定を行った。蛍光二重免疫染色法を用いてCREB 及びERK の活性化マーカーとなるリン酸化を検出した結果、前頭前野では、強化誘導時にはCREBのリン酸化のみが誘導された神経細胞集団が出現するのに対し、消去誘導時にはCREBあるいはERKの一方のみのリン酸化が検出される神経細胞集団と、両者のリン酸化が共に検出される神経細胞集団が出現することが示唆された。
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Mechanisms underlying consolidation and reconsolidation of social recognition memory at the anatomical level. International conference
Toshiyuki TANIMIZU, Kazune KADOMA, Emiko OKANO, Yue ZHANG, Hotaka FUKUSHIMA, Satoshi KIDA
Society for Neuroscience 2011 2011.11
Event date： 2011.11
Language：English Presentation type：Poster presentation
Venue：Washington, DC.
不安定な短期記憶は新規遺伝子発現依存的な固定化を経て安定な長期記憶となる。社会的認知記憶形成のメカニズムの解明を試みた。遺伝子操作マウスを用いて前脳領域におけるCREB活性を妨げた結果、長期記憶が形成されなかった。また、海馬、前頭前野、扁桃体においてニューロン活性化マーカー遺伝子c-fosの高発現が認められた。従って、これら領域での遺伝子発現が社会的認知記憶固定化に必須であることが示唆された。
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Mechanisms underlying consolidation and reconsolidation of social recognition memory at the anatomical level. International conference
Toshiyuki TANIMIZU, Kazune KADOMA, Emiko OKANO, Yue ZHANG, Hotaka FUKUSHIMA, Satoshi KIDA
Molecular and Cellular Cognition Society for Neuroscience Satellite Symposium 2011.11
Event date： 2011.11
Language：English Presentation type：Poster presentation
Venue：Washington, DC.
短期記憶は新規遺伝子発現依存的な固定化を経て長期記憶となる。社会的認知記憶形成に海馬、前頭前野、扁桃体においてニューロン活性化マーカー遺伝子c-fosの高発現が認められた。また、遺伝子操作マウスを用いて前脳領域のCREB活性を妨げた結果、長期記憶が形成されなかった。従って、海馬、前頭前野、扁桃体においてCREBを介した遺伝子発現が社会的認知記憶固定化に必須であることが示唆された。
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Enhancement of inhibitory avoidance memory after retrieval through protein degradation and synthesis. International conference
Hotaka FUKUSHIMA, Yue ZHANG, Satoshi KIDA
2011 Molecular and Cellular Cognition Society for Neuroscience Asia Conference. 2011.09
Event date： 2011.09
Language：English Presentation type：Poster presentation
Venue：Seoul
恐怖記憶が想起されると不安定化が誘導され、その後、遺伝子発現依存的な再固定化のプロセスが誘導される。受動的回避反応課題における恐怖記憶想起後に、タンパク質分解または合成阻害剤を局所注入した。その結果、扁桃体におけるタンパク質分解・合成を介して恐怖記憶不安定化・再固定化が誘導されることが示唆された。一方、海馬と前頭前野では、これら生化学的変化を介して、記憶強化が誘導されることが示唆された。
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Mechanisms of enhancement and reconsolidation of reactivated inhibitory avoidance memory.
Hotaka FUKUSHIMA, Yue ZHANG, Satoshi KIDA
The 32nd Naito Conference on “Biological Basis of Mental Functions and Disorder 2011.09
Event date： 2011.09
Language：English Presentation type：Poster presentation
Venue：八ヶ岳
恐怖記憶の想起後には、遺伝子発現依存的な再固定化のプロセスが存在する。恐怖記憶想起後にニューロン活性阻害剤を局所注入し、特定脳領域を不活性化させた効果を解析した。海馬を不活性化した場合には、海馬のみの活性化が阻害されたが、前頭前野または扁桃体を不活性化した場合には、それぞれ前頭前野、扁桃体、海馬の活性化も阻害された。従って、前頭前野と扁桃体は恐怖記憶強化時に海馬の活性を制御することが示唆された。
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Mechanisms underlying formation of social memory in mice.
Toshiyuki TANIMIZU, Kazune KADOMA, Emiko OKANO, Yue ZHANG, Hotaka FUKUSHIMA, Satoshi KIDA
The 32nd Naito Conference on “Biological Basis of Mental Functions and Disorder 2011.09
Event date： 2011.09
Language：English Presentation type：Poster presentation
Venue：八ヶ岳
短期記憶は新規遺伝子発現依存的な固定化を経て長期記憶となる。社会的認知記憶形成に海馬、前頭前野、扁桃体においてニューロン活性化マーカー遺伝子c-fosの高発現が認められた。また、遺伝子操作マウスを用いて前脳領域のCREB活性を妨げた結果、長期記憶が形成されなかった。従って、海馬、前頭前野、扁桃体においてCREBを介した遺伝子発現が社会的認知記憶固定化に必須であることが示唆された。
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想起後の受動回避記憶強化誘導時の脳領野間相互作用機構の解析
福島穂高、張悦、喜田聡
第34回日本神経科学大会 2011.09
Event date： 2011.09
Language：English Presentation type：Poster presentation
Venue：横浜
恐怖記憶が想起されると不安定化が誘導され、その後、遺伝子発現依存的な再固定化のプロセスが誘導される。受動的回避反応課題を用いて、恐怖記憶想起後に扁桃体にプロテアソーム阻害剤を局所注入した結果、恐怖記憶不安定化が阻害された。従って、恐怖記憶想起後には、プロテアソーム依存的タンパク質分解を介して不安定化が誘導され、遺伝子発現依存的な再固定化を経て再安定化されることが示唆された。
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学習能力に対する転写因子CREBの役割
芹田龍郎、福島穂高、喜田聡
第34回日本神経科学大会 2011.09
Event date： 2011.09
Language：English Presentation type：Poster presentation
Venue：横浜
長期記憶形成には転写因子CREBが必須である。記憶形成に対するCREBのgain of functionの効果を明らかにするために、活性化型CREB変異体 (CREB DIEDML) を前脳領域で発現する変異型マウス(DIEDMLマウス)を作製、解析を行った結果、DIEDMLマウスは、弱い条件刺激を用いた痕跡恐怖条件付け課題において、関連付け学習能力が向上していることが示唆された。
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社会的認知記憶固定化に関与する脳領域の同定
谷水俊之、門間和音、張悦、福島穂高、喜田聡
第34回日本神経科学大会 2011.09
Event date： 2011.09
Language：English Presentation type：Poster presentation
Venue：横浜
不安定な短期記憶は新規遺伝子発現依存的な固定化を経て安定な長期記憶となる。社会的認知記憶形成のメカニズムを解明する端緒として、記憶形成時に遺伝子発現が誘導される脳領野をニューロン活性化マーカー遺伝子c-fosの発現誘導を指標として同定した。その結果、嗅球、前頭前野、前帯状皮質、内側視索前野、扁桃体基底外側部、海馬でc-fosの高発現が認められ、社会的認知記憶固定化に関わることが示唆された。
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免疫染色法を用いた受動的回避記憶の固定化に関与する脳領域の同定及び役割の解析
張 悦、福島穂高、喜田 聡
第34回日本神経科学大会 2011.09
Event date： 2011.09
Language：English Presentation type：Poster presentation
Venue：横浜
受動的回避記憶固定化のメカニズムを明らかにする端緒として、神経活性化マーカー遺伝子であるc-fosとArcの発現を指標にして活性化脳領域を解析した。その結果、海馬、扁桃体、前頭前野領域が同定され、さらに、これら領域に蛋白質合成阻害剤を局所注入すると固定化が阻害された。従って、受動的回避記憶固定化には、海馬、扁桃体、前頭前野領域における遺伝子発現が必要であることが明らかとなった。
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Induction and requirement of gene expression in the anterior cingulate cortex and medial prefrontal cortex for the consolidation of inhibitory avoidance memory International conference
Yue ZHANG, Hotaka FUKUSHIMA, Satoshi KIDA
The 6th International Conference of Neurons and Brain Diseases 2011.08
Event date： 2011.08
Language：English Presentation type：Poster presentation
Venue：富山
受動的回避記憶固定化のメカニズムを明らかにするために組織学的解析を行った。神経活性化マーカーであるc-fosとArcの発現を指標に活性化脳領域を同定し、これら領域に蛋白質合成阻害剤を局所注入した結果、固定化が阻害された。従って、受動的回避記憶固定化には、過去に報告された海馬と扁桃体だけでなく、新たに、前頭前野と前帯状皮質領域における遺伝子発現も必要であることが明らかとなった。
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Roles of transcription factor CREB in learning and short-term memory. International conference
Tatsurou SERITA, Hotaka FUKUSIMA, Satoshi KIDA
The 6th International Conference of Neurons and Brain Diseases 2011.08
Event date： 2011.08
Language：English Presentation type：Poster presentation
Venue：富山
長期記憶形成には転写因子CREBが必須である。記憶形成に対するCREBのgain of functionの効果を明らかにするために、活性化型CREB変異体 (CREB DIEDML) を前脳領域で発現する変異型マウス(DIEDMLマウス)を作製、解析を行った。DIEDMLマウスは痕跡恐怖条件付け課題だけでなく、社会的認知記憶課題においても、関連付け学習能力が向上していることが示唆された。
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Brain regions required for consolidation of social recognition memory. International conference
Toshiyuki TANIMIZU, Kazune KADOMA, Yue ZHANG, Hotaka FUKUSHIMA, Satoshi KIDA
The 6th International Conference of Neurons and Brain Diseases 2011.08
Event date： 2011.08
Language：English Presentation type：Poster presentation
Venue：富山
短期記憶は新規遺伝子発現依存的な固定化を経て長期記憶となる。社会的認知記憶形成のメカニズムを解明するために、免疫組織化学染色法を用いて解析した結果、嗅球、前頭前野、前帯状皮質、内側視索前野、扁桃体基底外側部、海馬においてニューロン活性化マーカーであるc-fosの高発現が認められた。従って、これら領域での遺伝子発現が社会的認知記憶固定化に必須であることが示唆された。
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CREBと神経栄養因子BDNFによる協調作用による記憶能力の向上
福島穂高、夢川琢也、鈴木章円、遠藤健吾、喜田聡
第55回日本農芸化学会大会 2011.03
Event date： 2011.03
Language：Japanese Presentation type：Oral presentation (general)
Venue：京都
転写因子CREBは記憶固定化に必須な遺伝子発現を誘導する。活性型CREB変異体を前脳特異的に発現する変異マウスを作製、解析を行った結果、変異型マウスでは海馬におけるBDNFの高発現が観察された。さらに、変異型マウス海馬へBDNFまたはBDNF阻害剤を局所注入した結果、短期記憶の向上または阻害が観察された。従って、CREBとBDNFが協調的に働くことで記憶能力を制御することが示唆された。
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学習能力に対する転写因子CREBの役割
芹田龍郎、福島穂高、喜田聡
第55回日本農芸化学会大会 2011.03
Event date： 2011.03
Language：Japanese Presentation type：Oral presentation (general)
Venue：京都
長期記憶形成には転写因子CREBが必須である。記憶形成に対するCREBのgain of functionの効果を明らかにするために、活性化型CREB変異体 (CREB DIEDML) を前脳領域で発現する変異型マウス(DIEDMLマウス)を作製、解析を行った結果、DIEDMLマウスは短期、長期記憶だけでなく、条件刺激と非条件刺激の関連付け学習能力も向上していることが示唆された。
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社会的認知記憶形成を制御する脳領野の同定
谷水俊之、門間和音、張悦、福島穂高、喜田聡
第55回日本農芸化学会大会 2011.03
Event date： 2011.03
Language：Japanese Presentation type：Oral presentation (general)
Venue：京都
不安定な短期記憶は新規遺伝子発現依存的な固定化を経て安定な長期記憶となる。社会的認知記憶形成のメカニズムを解明する端緒として、記憶形成時に遺伝子発現が誘導される脳領野をニューロン活性化マーカー遺伝子c-fosの発現誘導を指標として同定した。その結果、嗅球、前頭前野、前帯状皮質、内側視索前野、扁桃体基底外側部、海馬が社会的認知記憶形成に関与することが示唆された。
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受動的回避記憶を制御する脳領域の同定とその役割の解析
張 悦、福島穂高、喜田 聡
第55回日本農芸化学会大会 2011.03
Event date： 2011.03
Language：Japanese Presentation type：Oral presentation (general)
Venue：京都
受動的回避記憶固定化のメカニズムを明らかにするために、組織学的、行動学的解析を行った。固定化誘導時に海馬、扁桃体、前頭前野領域において、神経活性化マーカー遺伝子であるc-fosとArcの発現誘導が認められた。記憶形成時に、これら領域に蛋白質合成阻害剤を局所注入すると固定化が阻害された。従って、受動的回避記憶固定化には、海馬、扁桃体、前頭前野領域における遺伝子発現が必要であることが明らかとなった。
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Up-regulation of CREB-mediated transcription enhances both short- and long-term memory.
Hotaka FUKUSHIMA, Takuya MUKAWA, Akinobu SUZUKI, Emiko OKANO, Kengo ENDO, Satoshi KIDA
The 33th Annual Meeting of the Molecular Biology Society of Japan 2010.12
Event date： 2010.12
Language：English Presentation type：Poster presentation
Venue：神戸
転写因子CREBは記憶固定化に必須な遺伝子発現を誘導する。活性化型CREB変異体を前脳特異的に発現する変異マウスを作製、解析を行った結果、変異型マウスでは海馬におけるBDNFの高発現が観察された。さらに、変異型マウスの海馬へBDNFを局所注入した結果、短期記憶および長期記憶の向上が観察された。従って、CREBとBDNFが協調的に働くことで記憶能力を制御することが示唆された。
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Brain regions activated following retrieval of recent and remote fear memory in passive avoidance task.
Yue ZHANG, Hotaka FUKUSHIMA, Satoshi KIDA
The 33th Annual Meeting of the Molecular Biology Society of Japan 2010.12
Event date： 2010.12
Language：English Presentation type：Poster presentation
Venue：神戸
受動的回避反応課題を用いた古い恐怖記憶想起後に活性化される脳領域の同定を試みた。免疫組織化学染色法により、ニューロン活性化のマーカーであるc-fos遺伝子の発現を解析した。その結果、新しい記憶の想起時に活性化された海馬と扁桃体は、古い記憶の想起時では活性化されなかった。一方、古い記憶の想起時には、前頭前野とACC領域が活性化されたことから、これら領域が古い恐怖記憶制御に重要であることが示唆された。
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CREB regulates memory performance though expression regulation of BDNF. International conference
Hotaka FUKUSHIMA, Takuya MUKAWA, Akinobu SUZUKI, Emiko OKANO, Kengo ENDO, Satoshi KIDA
Society for Neuroscience 2010 2010.11
Event date： 2010.11
Language：English Presentation type：Poster presentation
Venue：San Diego
転写因子CREBは記憶固定化に必須な遺伝子発現を誘導する。2種類の活性型CREB変異体(CREB Y134F、CREB DIEDML)を前脳特異的に発現する変異マウスを作製、解析を行った結果、変異型マウスでは海馬におけるBDNFの高発現と、海馬BDNF発現量に応じた短期記憶および長期記憶の向上が観察された。従って、CREBとBDNFが協調的に働くことで記憶能力を制御することが示唆された。