論文 - 鈴木 伸治
-
Meteorological and soil characteristics in the Central Ethiopia. 査読あり
Suzuki, S., Deressa, M., Watanabe, F., Shiratori, K., Matsumoto, I., Jabessa, B. S., et al.
沙漠研究 19 ( 1 ) 295 - 298 2009年07月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
エチオピア国中央部の畑地において,気温,相対湿度,日射,風速の特徴を明らかにし,灌漑や降雨に伴う土壌の浸潤特性について基礎的な観測を行った。その結果,乾季や雨季の直前など,土壌が非常に乾燥した状態では,灌漑水や降雨が土壌の下層まで十分に届かないことが明らかになった。
-
Relationship between vegetation and topography for an erosion management in Ethiopia 査読あり
Gara, A., Shimada, S., Toyoda, H., Okazawa, H., Suzuki, S., and Ghrabi, A.
沙漠研究 19 ( 1 ) 257 - 260 2009年07月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
チオピア国における土壌侵食の被害と植生の関係について明らかにした。
-
ネリカ普及にむけた半乾燥地における”連結ため池灌漑システム”の適用可能性-エチオピアにおける灌漑水収支シミュレーションによる検証- 査読あり
北中真人,堀田朋樹,西村隆壯,鈴木伸治,島田沢彦,高橋悟
沙漠研究 18 ( 3 ) 81 - 89 2008年12月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
連結ため池灌漑システムの適用により,エチオピアの半乾燥地域におけるネリカの栽培可能性を,灌漑水収支シミュレーションにより検証した。
-
網走川水系における農業的土地利用と河川の窒素・リン濃度の関係 査読あり
岡澤宏,豊田裕道,島田沢彦,鈴木伸治,竹内康
農業農村工学会論文集 ( 258 ) 45 - 50 2008年12月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
北海道網走川水系に位置する18の農林地流域河川において秋季に水質調査を行い,土地利用が河川水質に及ぼす影響を検討した。
-
東北タイにおける土壌の荒廃と修復 招待あり
鈴木伸治
沙漠研究 18 ( 3 ) 115 - 120 2008年12月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
東北タイ地域における土壌の酸性化,保肥力と保水性の低下,土壌圧縮について,その成り立ちと改善に対する取り組みの総説。
-
農林水産系廃棄物を利用した融雪材の開発と融雪促進効果の検証 査読あり
広田知良,長谷川益男,田中弘康,鈴木伸治,但野利秋
農業気象 64 ( 4 ) 271 - 279 2008年12月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
開発した融雪材の概要を説明し,その融雪促進効果を現在市販されている融雪材と比較しつつ,融雪促進日数とアルベドの観測を行うことで検証した。
-
小規模・高齢化集落活性化への農業農村工学的アプローチ 査読あり
高橋悟,鈴木伸治,岡澤宏,渡邉文雄
農業農村工学会誌 76 ( 12 ) 15 - 18 2008年12月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
島根県大田市温泉津町湯里大字西田地区で試みられている小規模・高齢化集落活性化活動をとおし,農業農村工学的貢献について検討を行なった。
-
空気中からの取水技術の開発 招待あり
田島淳,中山夏希,鈴木伸治,渡邉文雄,関山哲雄,高橋悟
沙漠研究 18 ( 1 ) 35 - 38 2008年06月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
空気中の水蒸気を取水する簡便な蒸留装置を開発し,ジブチ国においてその性能について検討した。
-
乾燥地域農業への雨水利用技術-「取って」「溜めて」「使う」技術- 招待あり
高橋悟,鈴木伸治,渡邉文雄,北中真人,西牧隆壯
沙漠研究 17 ( 4 ) 193 - 197 2008年03月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
アフリカの乾燥地,半乾燥地における水利用の在り方について論じた。
-
Soil acidification and carbon storage in fertilized pastures of Northeast Thailand. 査読あり
Noble, A. D., Suzuki, S., Soda, W., Ruaysoongnern, S., and Berthelsen, S.
Geoderma 144 ( 1-2 ) 248 - 255 2008年03月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
土壌荒廃によって強い酸性を示す東北タイの砂質畑圃場において,深根性の植物であるGamba grass (Andropogon gayanus)を用い,酸性の改良と土壌有機物の蓄積に成功した。
-
Temperature trends at the national Agricultural Research Center for Hokkaido Region in the 40 years from 1966 to 2005. 査読あり
Sameshima, R., Hirota, T., hamasaki, T., and Suzuki, S.
Journal of Agricultural Meteorology 63 ( 2 ) 95 - 102 2007年06月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
北海道農業研究センターにおける過去40年の気象観測値を調べ,北海道内のいくつかの気象官署と比較したところ,都市化影響の僅少な農業地帯における過去の気温上昇程度は,一般に言われる値(1.0℃/y)よりも小さい可能性が示された。
DOI: 10.2480/agrmet.63.95
-
Improvement in water-holding capacity and structural stability of a sandy soil in Northeast Thailand 査読あり
Suzuki, S., Noble, A. D., Ruaysoongnern, S., and Chinabut, N
Arid Land Research and Management 21 ( 1 ) 37 - 49 2007年01月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
東北タイにおける荒廃土壌について,保水性の改善と土壌構造の安定化を図るために,地域で入手可能な改良資材を用いて現地実証を行った。
-
Co-composting of acid waste bentonites and their effects on soil properties and crop biomass. 査読あり
Soda, W., Noble, A.D., Suzuki, S., Simmons, R., Sindhusen, L., and Bhuthorndharaj, S.
Journal of Environmental Quality 35 ( 6 ) 2293 - 2301 2006年11月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
タイ国ではヤシや大豆を原料とした植物油の生産が盛んであり,その精製にベントナイトが用いられ,大量に廃棄されている。本研究では廃棄ベントナイトを鶏糞や籾殻とともにコンポスト化することによって,土壌の酸性や保肥力,および保水性が改良され,作物の乾物重量が顕著に増大することを明らかにした。
DOI: 10.2134/jeq2005.0455
-
Decreasing soil-frost depth and its relation to climate change in Tokachi, Hokkaido, Japan. 査読あり
Hirota, T., Iwata, Y., Hayashi, M., Suzuki, S., Hamasaki, T., Sameshima, R., and Takayabu, I.
Journal of the Meteorological Society of Japan 84 ( 4 ) 821 - 833 2006年08月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
北海道・十勝地方では,1980年代中頃から積雪の早期化によって土壌凍結深が顕著に減少していることを明らかにした。この現象は,東アジア地域の冬季モンスーン勢力の減衰と一致していた。
DOI: 10.2151/jmsj.84.821
-
Improving the productivity of degraded cropping systems in Northeast Thailand: Improving farmer practices with innovative approaches.
Noble, A. D. and Suzuki, S.
Proceedings of the International Conference on Research Highlights and Vanguard Technology on Environmental Engineering in Agricultural Systems 371 - 380 2005年09月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(国際会議プロシーディングス)
東北タイの土壌荒廃の現状や原因を明らかにし,現地で適用可能な改良技術として,ベントナイトを用いた保肥力と保水性の改良や,深根性の植物と硝酸態肥料を用いた土壌酸性の改良手法を提案した。
-
Verification of freezing point depression method for measuring matric potential of soil water. 査読あり
Suzuki, S.
Soil Science and Plant Nutrition 50 ( 8 ) 1277 - 1280 2004年12月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
土壌の凝固点降下度がマトリックポテンシャルと比例関係にあることを用いて,凝固点降下度法が,土壌の生長阻害水分点から永久シオレ点近傍の水分特性曲線を求めるために有効であることを明らかにした。
-
Dependence of unfrozen water content in unsaturated frozen clay soil on initial soil moisture content. 査読あり
Suzuki, S.
Soil Science and Plant Nutrition 50 ( 4 ) 603 - 606 2004年08月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
従来,凍土の不凍水量は初期水分量に依存しないと考えられてきたが,本研究では不凍水量が初期水分量の増加にともなって直線的に増大することをTDR法とNMR法を用いて明らかにした。
-
野外土壌の透水性の簡易測定 査読あり
中川進平,長谷川周一,柏木淳一,鈴木伸治
日本土壌肥料学雑誌 73 ( 6 ) 783 - 786 2002年12月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
負圧浸入計を用いて野外で測定した土壌の不飽和透水係数について,室内実験で求めた値と比較し,土壌の孔隙構造の影響について検討した。
-
多孔ホースを用いたマイクロ潅漑による土壌水分動態 査読あり
中川進平,相馬尅之,柏木淳一,鈴木伸治
土壌の物理性 ( 91 ) 39 - 47 2002年07月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
多孔ホースを用いたマイクロ潅漑について,初期の土壌水分が乾燥と湿潤であるときの水分分布の変化や浸透損失の違いを比較した。
-
凍結・融解過程において凍土の熱伝導率が示すヒステリシスの発生機構 査読あり
鈴木伸治,柏木淳一,中川進平,相馬尅之
農業土木学会論文集 ( 218 ) 97 - 105 2002年04月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
凍土の熱伝導率が凍結・融解過程で異なる(ヒステリシス)ことを示し,その原因が0℃以下でも凍らない不凍水のヒステリシスに起因することを明らかにした。