講演・口頭発表等 - 服部 一夫
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なれずしの血清コレステロール濃度低下作用 国際会議
菊池節子、服部一夫、坂本達昭、田中朝子、松永純菜、宇田川陽秀、滝田聖親
第60回日本栄養食糧学会 (於静岡県立大学) 2006年05月
開催年月日: 2006年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
食生活の欧米化を考慮し、高コレステロール食を与えたラットに、なれずしを摂取させ、血清脂質濃度について検討した。その結果、なれずしの摂取が血清コレステロール濃度を低下させることが明らかとなった。
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だいこんのアスコルビン酸安定化成分についての一考察 国際会議
宇田川陽秀、服部一夫、岡田香織、滝田聖親
第60回日本栄養食糧学会 (静岡県立大学) 2006年05月
開催年月日: 2006年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
だいこんを用いてアスコルビン酸の安定性試験を行った。その結果、だいこん中のアスコルビン酸は、極めて高い安定性を示した。このことから、だいこん中に安定化成分の存在が示唆された。
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低アレルゲン化小麦粉を用いたうどんの開発に関する基礎的検討 国際会議
篠崎優理子、服部一夫、湯本倫子、有田俊幸、森山恵、滝田聖親
第60回日本栄養食糧学会 (於静岡県立大学) 2006年05月
開催年月日: 2006年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
低アレルゲン化小麦粉は、グルテンが分解されているため、麺の製造が困難である。そこで、本研究では、低アレルゲン化小麦粉を用いたうどんの開発を試みた。その結果、アルギン酸ナトリウム、でんぷん、カードランを添加することで、うどんの製造が可能であることを明らかにした。
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IMMUNOSUPPRESSIVE EFFECT ON F1 GENERATION MICE FOLLOWING GESTATIONAL EXPOSURE TO T-2 TOXIN 国際会議
Sugita-Konishi Y, Yashiro C, Kobayashi-Hattori K, Tsunoda M, Takita T
The Society of Toxicology (於San Diego) 2006年03月
開催年月日: 2006年03月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
妊娠期間にT-2 トキシンに暴露し、その後成長した子の免疫機能に及ぼす影響を明らかにするために、T-2 トキシンを妊娠した親に与えることで子に暴露させ、その子の抗体産生能、サイトカイン産生、免疫担当細胞のポピュレーションの変化を調べた。その結果、たった一度の暴露で、抗体産生能の低下、サイトカイン産生量の低下、 T細胞と B細胞の数が低下するなど、長期間にわたり子の免疫機能に影響を及ぼすことが示された。
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高コレステロール食ラットの血清脂質濃度に及ぼすメチルキサンチン誘導体の影響 国際会議
松本 義信、服部 一夫、早野 啓子、古村 有加、堀内 有美、宇田川 陽秀、滝田 聖親
第80回日本農芸化学会 (於京都女子大学) 2006年03月
開催年月日: 2006年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
本研究では、高コレステロール食ラットの血清脂質濃度に及ぼすメチルキサンチン誘導体(MXD)の影響について検討した。その結果、血清中の総コレステロール(TC)濃度は、コントロール群に比べてカフェイン群とテオブロミン群で有意に高値を示した。トリグリセライド(TG)濃度は、コントロール群に比べてキサンチン群とカフェイン群で有意に高値を認めた。肝臓のTC濃度は、コントロール群に比してテオフィリン群とテオブロミン群で有意に低値を示し、TG濃度は、コントロール群に比べてキサンチン群で有意に高値を示した。
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苦瓜サポニン画分の血糖低下作用 国際会議
坂本 達昭、服部 一夫、高宮城 珠代、滝田 聖親
第80回日本農芸化学会 (於京都女子大学) 2006年03月
開催年月日: 2006年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
本研究では苦瓜サポニン画分の血糖低下作用について検討した。その結果、苦瓜サポニン画分は、二糖類分解酵素および膵リパーゼ阻害活性を示した。ラットを用いた糖質負荷試験では、血糖値の上昇抑制が認められた。また脂質負荷試験では、血清中性脂肪値の上昇を抑えることが確認された。このことから血糖低下作用機序はサポニンの消化酵素阻害活性に基づいていることが示唆された。また、同画分には脂肪の吸収阻害作用も認められた。
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レジスタントスターチの血清コレステロール濃度上昇作用 国際会議
宇田川 陽秀、服部 一夫、北岡 千佳、山城 美菜子、滝田 聖親
第80回日本農芸化学会 (於京都女子大学) 2006年03月
開催年月日: 2006年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
ラットの血清Chol濃度上昇作用に及ぼすレジスタントスターチの影響についてSDラットを用いて検討した。 実験群は、対照区として、Chol無添加群(CO(-))、Chol添加群(CO(+))、試験区として、RS添加でChol無添加群(RS(-))、RSとChol添加群 (RS(+))の4群とした。飼料へのCholとRSの添加レベルは、それぞれ0.5%と10%とした。試験飼料を3週間投与後、血清脂質濃度を測定した。その結果、RSとCholの同時摂取による、血清Chol濃度と動脈硬化指数の上昇作用が明らかとなった。
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イソフラボン配糖体およびアグリコンの制限給餌がラットの骨代謝に及ぼす影響 国際会議
中村 晃、小倉 優紀、平野 実紀枝、服部 一夫、滝田 聖親
第80回日本農芸化学会 (於京都女子大学) 2006年03月
開催年月日: 2006年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
本実験では、イソフラボンの配糖体を多く含む蒸煮大豆、そのアグリコンを多く含むひらたけ菌糸で培養した納豆様食品(菌糸納豆)を若齢期ラットに制限給餌し、骨代謝に及ぼす影響を検討した。その結果、菌糸納豆の投与により、骨密度の回復には至らなかったが、活性型ビタミンD濃度の結果からカルシウム代謝の調節に関与していることが示唆された。
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カビ毒の次世代免疫毒性に関する研究 国際会議
八代 千恵、服部 一夫、滝田 聖親、小西 良子
第12回日本免疫毒性学会 (於東京大学) 2005年09月
開催年月日: 2005年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
本研究では、我が国で深刻化しているスギ花粉症に着目し、妊娠中にT-2トキシンに暴露した仔マウスの免疫担当細胞への影響ならびにスギアレルゲンに対する抗体応答を検討した。その結果、1.5 mg/kg投与群において、複数回投与により胎児の成育が阻害されたこと、0.75 mg/kg投与群において、複数回投与でも次世代の免疫機能に影響を与えないことが明らかになった。また、胸腺および脾臓重量が0.75 mg/kg投与群で有意に減少したことから、T-2は細胞数に影響を及ぼしていることが考えられる。
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大豆加工品を応用した高齢者用機能性うどんの開発における基礎的検討 国際会議
篠崎優理子、服部一夫、有田俊幸、金城康人、谷口裕信、滝田聖親
平成17年度日本調理科学会 (於新潟コンベンションセンター) 2005年09月
開催年月日: 2005年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
これまでに、きな粉をうどんに添加し、高齢者用機能性うどんの開発を試みてきた。その結果、豊富なタンパク質、イソフラボンを含み、市販のものと同等の破断応力を有するものが調製できた。そこで今回は、大豆タンパク質を用いた高齢者用機能性うどんの調製を試みた。茹でた場合、炭水化物、タンパク質、脂質の溶出率は、無添加うどんと比べて増加したが、タンパク質含量は高かった。破断応力は、市販の高齢者用うどんと比較して1.3倍高い値を示し、今後の検討課題が提起された。
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STZ誘発糖尿病ラットにおける脂質代謝に及ぼすBee pollenの影響 国際会議
秋元 卓、服部 一夫、滝田 聖親
第52回日本栄養改善学会 (於徳島大学) 2005年09月
開催年月日: 2005年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
ミツバチが花から採取した花粉 (Bee pollen, BP) に着目し、STZ誘発糖尿病ラットの脂質代謝に及ぼすBPの影響について検討した。その結果、 BPには血糖改善効果が認められたが、脂質濃度の改善効果は認められなかった。
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生食用野菜類の蒸気加熱処理条件とアスコルビン酸残存率の比較検討 国際会議
宇田川陽秀、金子憲太郎、服部一夫、滝田聖親
第52回日本食品科学工学会 (於北海道大学) 2005年08月
開催年月日: 2005年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
低温蒸気加熱処理法を用い、野菜類の栄養素の損失をアスコルビン酸を指標として検討した。その結果、茹で処理よりも低温蒸気加熱処理の方が、アスコルビン酸量の減少を抑制する加工法であることが認められた。
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きのこ菌糸を用いた菌糸納豆製造法の検討 国際会議
中村晃、林正雄、武田芳晶、石塚昇一郎、高橋敏清、服部一夫、滝田聖親、荒井綜一
第52回日本食品科学工学会 (於北海道大学) 2005年08月
開催年月日: 2005年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
きのこ菌糸と大豆を用いて、きのこと大豆の機能を併せ持つ新規大豆発酵食品の試作を試みた。ひらたけ菌糸を用いて、ひらたけ菌糸で蒸煮大豆を包んだテンペ状の発酵食品を製造することに成功した。同様に、サルノコシカケ菌糸でも同様のものが調製できた。使用する菌糸により、味覚的に大きな差異があり、不快な味や匂いなど今後の検討課題も提起された。
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高齢者用機能性うどんの開発における基礎的研究 国際会議
篠崎優理子、新井由美、岩崎優子、有田俊幸、金城康人、谷口裕信、服部一夫、滝田聖親
第59回日本栄養食糧学会 (於東京農業大学) 2005年05月
開催年月日: 2005年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
他種類の機能性成分を含む大豆製品に着目し、うどんにきな粉を添加した高齢者用機能性うどんの開発を試みた。きな粉を添加した麺では、糖質、脂質、タンパク質の溶出率が、その添加量に伴い増加した。そこで、麺を三層構造にしたところ、溶出率が低下した。また、破断応力も市販の高齢者用うどんと同程度のものが調製できた。
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メチルキサンチン誘導体の体脂肪率低下作用 国際会議
堀内有美、井上広子、青木幸世、服部一夫、滝田聖親
第59回日本栄養食糧学会 (於東京農業大学) 2005年05月
開催年月日: 2005年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
厚生労働省推奨値の上限に相当する量の脂肪量における条件で、メチルキサンチン誘導体の体脂肪率低下作用を検討した。ラットにそれぞれ0.025%のメチルキサンチン誘導体を含む10%の脂肪食を12週間摂取させた。その結果、カフェインおよびテオブロミンにおいて、脂肪組織重量の低下、カフェインおよびテオフィリンにおいて体脂肪率の低下が認められた。
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苦瓜粉末抽出画分の血糖値上昇抑制作用の検討 国際会議
坂本達昭、出嶋美奈、服部一夫、小澤好夫、滝田聖親
第59回日本栄養食糧学会 (於東京農業大学) 2005年05月
開催年月日: 2005年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
有機溶媒を用いて、苦瓜粉末から種々の画分を得、血糖値上昇抑制作用がある画分を明らかにすることを目的とした。その結果、水溶性画分にその効果が認められ、二糖類分解酵素に対する阻害作用が関与していることを示唆した。
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ひらたけ菌糸納豆の血清コレステロール濃度改善作用 国際会議
宇田川陽秀、林正雄、服部一夫、滝田聖親
第59回日本栄養食糧学会 (於東京農業大学) 2005年05月
開催年月日: 2005年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
蒸煮大豆にひらたけ菌糸を培養した「ひらたけ菌糸納豆」を製造し、その血清コレステロール改善効果を調べた。5%のひらたけ菌糸納豆を含む高コレステロール食をラットに3週間摂取させた。その結果、ひらたけ菌糸納豆投与群では、総コレステロールが有意に低下し、LDL-コレステロールも低下傾向であった。また、糞中コレステロール濃度も高まったことから、ひらたけ菌糸納豆がコレステロールを吸着し、体外への排泄を高めたことが示唆された。
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In vitroでのメチルキサンチン誘導体の脂肪分解能 国際会議
井上広子、堀内有美、赤石沢智子、松宮加世子、服部一夫、滝田聖親
第59回日本栄養食糧学会 (於東京農業大学) 2005年05月
開催年月日: 2005年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
8週齢および11週齢のラットに高脂肪食を1週間摂取させた後、脂肪細胞を取り出した。この脂肪細胞に対し、アドレナリン・ノルアドレナリン存在・非存在下で種々の濃度のメチルキサンチン誘導体を添加した。その結果、9週齢のラット由来の脂肪細胞は、キサンチンメチル誘導体の添加濃度に伴い増加した。特に、カフェインの脂肪分解能が顕著であった。
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高コレステロール食投与ラットの血清脂質濃度に及ぼすレジスタントスターチの影響 国際会議
宇田川陽秀、服部一夫、加藤美穂、川畑美夏、滝田聖親
第79回日本農芸化学会 (札幌コンベンションセンター) 2005年03月
開催年月日: 2005年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
5%、10%のレジスタントスターチを含む高コレステロール食を3週間ラットに摂取させ、その後の脂質パラメーターに対する影響を調べた。その結果、レジスタントスターチの摂取は、血清コレステロール濃度を高める可能性が示唆された。
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メチルキサンチン誘導体投与による脂質代謝関連ホルモンの変動 国際会議
井上広子、堀内有美、中村妙子、服部一夫、滝田聖親
第79回日本農芸化学会 (於札幌コンベンションセンター) 2005年03月
開催年月日: 2005年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
高脂肪食と0.025%のメチルキサンチン誘導体を12週間摂取させたラットの脂質代謝関連ホルモンへの影響を調べた。その結果、インスリン濃度は、すべてのメチルキサンチン誘導体投与群で低下し、ノルアドレナリン濃度は、キサンチンおよびカフェイン投与群で増加、またアドレナリン濃度はキサンチン、カフェイン、テオフィリン投与群で上昇した。以上より、キサンチンメチル誘導体の体脂肪率低下作用は、カテコールアミンが関与していると考えられた。