講演・口頭発表等 - 服部 一夫
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高コレステロール食摂食ラットにおけるシスチンの血清コレステロール濃度上昇抑制作用
大石祐一、只石 幹、伊藤亜莉、服部一夫、滝田聖親
日本アミノ酸学会(於東京大学) 2008年10月
開催年月日: 2008年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
これまでに我々は、高コレステロール食摂食ラットにおいて、AIN-76試料と比し、AIN-93飼料が血清コレステロール濃度の上昇を抑制することを見出した。そこで本研究では、本メカニズムについて検討した。その結果、AIN-93飼料中のシスチンが肝臓でのコレステロール合成を抑制し、血清コレステロール濃度低下の要因の一つとなることが示唆された。
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動物性高脂肪食がラットの皮膚に及ぼす影響
山根 拓実、服部一夫、大石 祐一、滝田 聖親
日本食品科学工学会(於京都大学) 2008年09月
開催年月日: 2008年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
動物性高脂肪食をラットに与えた際の皮膚への影響を検討した。その結果、ラット皮膚中のI型コラーゲン合成を抑制し、rhas3の発現を促進することが示唆された。
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湿熱処理ハイアミロースコーンスターチ摂取によるラットの血清コレステロール濃度に及ぼす油脂源の影響
宇田川陽秀、北岡千佳、谷口裕信、服部一夫、大石祐一、滝田聖親
日本食品科学工学会(於京都大学) 2008年09月
開催年月日: 2008年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
本研究では、動物性油脂で飽和脂肪酸を多く含むラードを、植物性油脂で飽和脂肪酸を多く含むパーム油に置き換え、湿熱処理ハイアミロースコーンスターチ (HHA) の血清コレステロール濃度上昇作用について検討した。その結果、本上昇作用は、ラードからパーム油に置き換えることで、HHA摂取による血清コレステロール濃度の上昇が抑制された。したがって、パーム油に比してラードに多く含まれるステアリン酸のような脂肪酸が影響している可能性が示唆された。
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湿熱処理ハイアミロースコーンスターチ投与によるラットの血清コレステロール濃度低下作用
宇田川陽秀、北岡千佳、露木陽、小柳沙織、服部一夫、大石祐一、滝田聖親
日本栄養・食糧学会(於女子栄養大学) 2008年05月
開催年月日: 2008年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
湿熱処理ハイアミロースコーンスターチ投与のコレステロール01.0%摂食ラットへの血清コレステロール濃度低下作用には、胆汁酸の排泄促進ではなく、血中から肝臓へのコレステロール取り込み促進に起因することが示唆された。
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食物繊維源の違いが高コレステロール食ラットの血清コレステロール濃度上昇作用に及ぼす影響
北岡千佳、宇田川陽秀、服部一夫、大石祐一、滝田聖親
日本栄養・食糧学会(於女子栄養大学) 2008年05月
開催年月日: 2008年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
高コレステロール食摂食ラットの湿熱処理ハイアミロースコーンスターチ摂取による血清コレステロールの上昇要因は、セルロースではなく、食物繊維としてレジスタントスターチを含む湿熱処理ハイアミロースコーンスターチの摂取によることがわかった。
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油脂源の異なる高コレステロール食摂食ラットにおけるシスチンの血清コレステロール濃度低下作用
伊藤 亜莉、石橋 瑞代、神谷 鮎美、服部一夫、大石 祐一、滝田 聖親
日本農芸化学会 (於名城大学) 2008年03月
開催年月日: 2008年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
コーンオイルおよび動物性油脂ラードを用いて、シスチンの血清Chol濃度低下作用を検討した。その結果、シスチンによる血清Chol濃度低下作用は、動物性油脂を用いた場合に強く表れることが示唆された。
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高脂肪かつ高コレステロール食摂食ラットの血清脂質濃度の経時的変化に及ぼすメチルキサンチン誘導体の影響
松本 義信、宇田川 陽秀、服部一夫、大石 祐一、滝田 聖親
日本農芸化学会 (於名城大学) 2008年03月
開催年月日: 2008年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
本研究では、高脂肪かつ高コレステロール食(HFHC食)摂取時の血清脂質経時変化に対するメチルキサンチン誘導体(MXD)の影響を検討した。その結果、HFHC食投与における脂質代謝の経時変化等に対する影響はMXDの種類により異なることが示唆された。
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高血圧自然発症ラットにおけるなれずしの血圧上昇抑制作用
只石 幹、新井 江里子、三浦 美紀子、服部一夫、大石 祐一、滝田 聖親
日本農芸化学会 (於名城大学) 2008年03月
開催年月日: 2008年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
高血圧自然発症ラットを用いて、日本の伝統食品であるなれずしの血圧上昇抑制作用について検討した。その結果、なれずしに血圧上昇抑制作用があることが認められた。また、その作用には、なれずしの製造過程で生成される成分の関与が示唆された。
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湿熱処理ハイアミロースコーンスターチを含む高コレステロール食のラット血清コレステロール濃度に及ぼす油脂源の影響
北岡 千佳、宇田川 陽秀、山口 佳那子、山中 進、服部一夫、大石 祐一、滝田 聖親
日本農芸化学会 (於名城大学) 2008年03月
開催年月日: 2008年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
これまでに我々は、高コレステロール(Chol)食ラットに湿熱処理ハイアミロースコーンスターチ(HHA)を投与することで、血清Chol濃度が上昇することを見出した。そこで本研究では、同上昇を抑制する食餌組成を追究するため、HHAを含む高Chol食ラットの血清Chol濃度に及ぼす油脂源の影響を検討した。その結果、高Chol食条件下でHHAを摂取しても、油脂源をラードからコーン油や魚油に置き換えることで血清Chol濃度の上昇を抑制することが明らかとなった。
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湿熱処理ハイアミロースコーンスターチによる血清および肝臓コレステロール濃度の上昇要因
宇田川 陽秀、北岡 千佳、加藤 史恵、小木曽 彩美、服部一夫、大石 祐一、滝田 聖親
日本農芸化学会 (於名城大学) 2008年03月
開催年月日: 2008年03月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
湿熱処理ハイアミロースコーンスターチ (HHA) による血清および肝臓Chol濃度の上昇要因を検討した。その結果、HHAの血清と肝臓Chol濃度の上昇要因の一つは、胆汁酸の排泄抑制に起因することが示唆された。
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湿熱処理ハイアミロースコーンスターチ摂取による高コレステロール食ラットの血清および肝臓コレステロール濃度上昇作用
宇田川陽秀、北岡千佳、渡邉佳世、服部一夫、大石祐一、滝田聖親
日本食品科学工学会 (於中村学園大学) 2007年09月
開催年月日: 2007年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
湿熱処理ハイアミロースコーンスターチをラットに3週間摂取させたところ、血清および肝臓コレステロール濃度が上昇したが、その上昇作用は、盲腸内容物中有機酸の増加に起因しないことがわかった。
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各種サポニンが正常ラットの血糖値、血清脂質濃度および脂肪組織量に及ぼす影響
小林由紀子、疋田久恵、堀越香代子、服部一夫、大石祐一、滝田聖親
日本食品科学工学会 (於中村学園大学) 2007年09月
開催年月日: 2007年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
大豆サポニン、キラヤ樹皮サポニン、茶の実サポニン投与による血糖値への影響をラットを用いて検討した。その結果、血糖上昇抑制作用は認められなかった。しかし、血中トリグリセライド濃度、総脂質濃度に対して大豆およびキラヤ樹皮サポニン投与が低値を示した。
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湿熱処理ハイアミロースコーンスターチの高コレステロール食ラットにおける血清コレステロール濃度上昇作用
北岡千佳、宇田川陽秀、菱田千加、關由紀子、渡邉佳世、服部一夫、大石祐一、滝田聖親
第61回日本栄養・食糧学会大会 (於国立京都国際会館) 2007年05月
開催年月日: 2007年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
食物繊維濃度の高い湿熱処理ハイアミロースコーンスターチを高コレステロール食摂食ラットに投与すると、血中コレステロール濃度がコントロールより高くなった。この原因として、肝臓でのコレステロール合成や、小腸からのコレステロール吸収促進ではないことが明らかとなった。
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黒豆エキスおよびエキス粉末の長期摂取による高血圧自然発症ラットの血圧低下作用
宇田川陽秀、花岡幸、益田真祐子、小野秀明、金子るみ、服部一夫、大石祐一、滝田聖親
第61回日本栄養・食糧学会大会 (於国立京都国際会館) 2007年05月
開催年月日: 2007年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
ラットに黒豆の煮汁を47日間摂取させたところ、血圧上昇抑制効果が認められ、その原因として、アンジオテンシン変換酵素の阻害が考えられた。
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湿熱処理ハイアミロースコーンスターチによる高コレステロール食ラットの血清および肝臓コレステロール濃度上昇作用 国際会議
宇田川陽秀、北岡千佳、關由紀子、菱田千加、渡邉佳代、服部一夫、大石祐一、滝田聖親
2007年度日本農芸化学会 (於東京農業大学) 2007年03月
開催年月日: 2007年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
湿熱処理ハイアミロースコーンスターチは、高コレステロール食摂食時に血中コレステロール濃度を上昇させる作用があった。その原因は、肝臓でのコレステロール合成あるいは小腸での吸収促進ではないことが示唆された。
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シスチンの高コレステロール食摂食ラットの血清コレステロール濃度上昇抑制作用
伊藤亜莉、遠藤綾、只石幹、服部一夫、大石祐一、滝田聖親
2007年度日本農芸化学会 (於東京農業大学) 2007年03月
開催年月日: 2007年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
AIN-76およびAIN-93Gをラットに供したところ、AIN-76摂食の方が血清コレステロール濃度上昇を抑制させた。その原因としてAIN-76には、AIN-93Gにない、シスチンが含有されているためと考えられた。
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高脂肪かつ高コレステロール食ラットの血清脂質濃度に及ぼすメチルキサンチン誘導体の影響
松本義信、堀内有美、服部一夫、大石祐一、滝田聖親
2007年度日本農芸化学会 (於東京農業大学) 2007年03月
開催年月日: 2007年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
高コレステロール食摂食時と異なって、高脂肪かつ高コレステロール食摂食において、メチルキサンチン誘導体は血清脂質濃度を減少させる効果はなかった。
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制限給餌したラットの骨代謝に及ぼすイソフラボンの配糖体とアグリコンの影響
中村晃、槙本裕希子、村田遥子、服部一夫、大石祐一、滝田聖親
2007年度日本農芸化学会 (於東京農業大学) 2007年03月
開催年月日: 2007年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
蒸煮大豆にひらたけ菌糸を培養し、アグリコンを多く含む食品を開発した。本食品を、制限給餌を繰り返すことにより骨密度を低下させたラットに供したが、骨密度が改善されることはなかった。
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ラットの血糖値、血圧に及ぼすたまねぎ長期投与の影響
秋元卓、西田幸世、峯岸友子、服部一夫、大石祐一、滝田聖親
2007年度日本農芸化学会 (於東京農業大学) 2007年03月
開催年月日: 2007年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
たまねぎには血圧上昇抑制作用があるが、その成分は、水溶性画分に存在することが明らかとなった。また、HDL-コレステロールの増加や、脂肪組織重量の低下も認められた。
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高コレステロール食ラットにおけるラッカセイ種皮の血清コレステロール濃度低下作用
宇田川陽秀、服部一夫、清水章子、滝田聖親、村清司
第53回日本食品科学工学会 (於日本大学) 2006年08月
開催年月日: 2006年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
ラッカセイ種皮を含む高コレステロール食をラットに摂取させ、ラッカセイ種皮のコレステロール濃度低下作用を検討した。その結果、総コレステロール、LDLコレステロールの濃度が低下することを認めた。また、この作用は、ラッカセイ種皮中のポリフェノールが腸管内でコレステロールの吸収を阻害することに起因することが示唆された。
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なれずしの血清コレステロール濃度低下作用 国際会議
菊池節子、服部一夫、坂本達昭、田中朝子、松永純菜、宇田川陽秀、滝田聖親
第60回日本栄養食糧学会 (於静岡県立大学) 2006年05月
開催年月日: 2006年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
食生活の欧米化を考慮し、高コレステロール食を与えたラットに、なれずしを摂取させ、血清脂質濃度について検討した。その結果、なれずしの摂取が血清コレステロール濃度を低下させることが明らかとなった。
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だいこんのアスコルビン酸安定化成分についての一考察 国際会議
宇田川陽秀、服部一夫、岡田香織、滝田聖親
第60回日本栄養食糧学会 (静岡県立大学) 2006年05月
開催年月日: 2006年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
だいこんを用いてアスコルビン酸の安定性試験を行った。その結果、だいこん中のアスコルビン酸は、極めて高い安定性を示した。このことから、だいこん中に安定化成分の存在が示唆された。
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低アレルゲン化小麦粉を用いたうどんの開発に関する基礎的検討 国際会議
篠崎優理子、服部一夫、湯本倫子、有田俊幸、森山恵、滝田聖親
第60回日本栄養食糧学会 (於静岡県立大学) 2006年05月
開催年月日: 2006年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
低アレルゲン化小麦粉は、グルテンが分解されているため、麺の製造が困難である。そこで、本研究では、低アレルゲン化小麦粉を用いたうどんの開発を試みた。その結果、アルギン酸ナトリウム、でんぷん、カードランを添加することで、うどんの製造が可能であることを明らかにした。
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IMMUNOSUPPRESSIVE EFFECT ON F1 GENERATION MICE FOLLOWING GESTATIONAL EXPOSURE TO T-2 TOXIN 国際会議
Sugita-Konishi Y, Yashiro C, Kobayashi-Hattori K, Tsunoda M, Takita T
The Society of Toxicology (於San Diego) 2006年03月
開催年月日: 2006年03月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
妊娠期間にT-2 トキシンに暴露し、その後成長した子の免疫機能に及ぼす影響を明らかにするために、T-2 トキシンを妊娠した親に与えることで子に暴露させ、その子の抗体産生能、サイトカイン産生、免疫担当細胞のポピュレーションの変化を調べた。その結果、たった一度の暴露で、抗体産生能の低下、サイトカイン産生量の低下、 T細胞と B細胞の数が低下するなど、長期間にわたり子の免疫機能に影響を及ぼすことが示された。
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高コレステロール食ラットの血清脂質濃度に及ぼすメチルキサンチン誘導体の影響 国際会議
松本 義信、服部 一夫、早野 啓子、古村 有加、堀内 有美、宇田川 陽秀、滝田 聖親
第80回日本農芸化学会 (於京都女子大学) 2006年03月
開催年月日: 2006年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
本研究では、高コレステロール食ラットの血清脂質濃度に及ぼすメチルキサンチン誘導体(MXD)の影響について検討した。その結果、血清中の総コレステロール(TC)濃度は、コントロール群に比べてカフェイン群とテオブロミン群で有意に高値を示した。トリグリセライド(TG)濃度は、コントロール群に比べてキサンチン群とカフェイン群で有意に高値を認めた。肝臓のTC濃度は、コントロール群に比してテオフィリン群とテオブロミン群で有意に低値を示し、TG濃度は、コントロール群に比べてキサンチン群で有意に高値を示した。
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苦瓜サポニン画分の血糖低下作用 国際会議
坂本 達昭、服部 一夫、高宮城 珠代、滝田 聖親
第80回日本農芸化学会 (於京都女子大学) 2006年03月
開催年月日: 2006年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
本研究では苦瓜サポニン画分の血糖低下作用について検討した。その結果、苦瓜サポニン画分は、二糖類分解酵素および膵リパーゼ阻害活性を示した。ラットを用いた糖質負荷試験では、血糖値の上昇抑制が認められた。また脂質負荷試験では、血清中性脂肪値の上昇を抑えることが確認された。このことから血糖低下作用機序はサポニンの消化酵素阻害活性に基づいていることが示唆された。また、同画分には脂肪の吸収阻害作用も認められた。
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レジスタントスターチの血清コレステロール濃度上昇作用 国際会議
宇田川 陽秀、服部 一夫、北岡 千佳、山城 美菜子、滝田 聖親
第80回日本農芸化学会 (於京都女子大学) 2006年03月
開催年月日: 2006年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
ラットの血清Chol濃度上昇作用に及ぼすレジスタントスターチの影響についてSDラットを用いて検討した。 実験群は、対照区として、Chol無添加群(CO(-))、Chol添加群(CO(+))、試験区として、RS添加でChol無添加群(RS(-))、RSとChol添加群 (RS(+))の4群とした。飼料へのCholとRSの添加レベルは、それぞれ0.5%と10%とした。試験飼料を3週間投与後、血清脂質濃度を測定した。その結果、RSとCholの同時摂取による、血清Chol濃度と動脈硬化指数の上昇作用が明らかとなった。
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イソフラボン配糖体およびアグリコンの制限給餌がラットの骨代謝に及ぼす影響 国際会議
中村 晃、小倉 優紀、平野 実紀枝、服部 一夫、滝田 聖親
第80回日本農芸化学会 (於京都女子大学) 2006年03月
開催年月日: 2006年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
本実験では、イソフラボンの配糖体を多く含む蒸煮大豆、そのアグリコンを多く含むひらたけ菌糸で培養した納豆様食品(菌糸納豆)を若齢期ラットに制限給餌し、骨代謝に及ぼす影響を検討した。その結果、菌糸納豆の投与により、骨密度の回復には至らなかったが、活性型ビタミンD濃度の結果からカルシウム代謝の調節に関与していることが示唆された。
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カビ毒の次世代免疫毒性に関する研究 国際会議
八代 千恵、服部 一夫、滝田 聖親、小西 良子
第12回日本免疫毒性学会 (於東京大学) 2005年09月
開催年月日: 2005年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
本研究では、我が国で深刻化しているスギ花粉症に着目し、妊娠中にT-2トキシンに暴露した仔マウスの免疫担当細胞への影響ならびにスギアレルゲンに対する抗体応答を検討した。その結果、1.5 mg/kg投与群において、複数回投与により胎児の成育が阻害されたこと、0.75 mg/kg投与群において、複数回投与でも次世代の免疫機能に影響を与えないことが明らかになった。また、胸腺および脾臓重量が0.75 mg/kg投与群で有意に減少したことから、T-2は細胞数に影響を及ぼしていることが考えられる。
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大豆加工品を応用した高齢者用機能性うどんの開発における基礎的検討 国際会議
篠崎優理子、服部一夫、有田俊幸、金城康人、谷口裕信、滝田聖親
平成17年度日本調理科学会 (於新潟コンベンションセンター) 2005年09月
開催年月日: 2005年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
これまでに、きな粉をうどんに添加し、高齢者用機能性うどんの開発を試みてきた。その結果、豊富なタンパク質、イソフラボンを含み、市販のものと同等の破断応力を有するものが調製できた。そこで今回は、大豆タンパク質を用いた高齢者用機能性うどんの調製を試みた。茹でた場合、炭水化物、タンパク質、脂質の溶出率は、無添加うどんと比べて増加したが、タンパク質含量は高かった。破断応力は、市販の高齢者用うどんと比較して1.3倍高い値を示し、今後の検討課題が提起された。
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STZ誘発糖尿病ラットにおける脂質代謝に及ぼすBee pollenの影響 国際会議
秋元 卓、服部 一夫、滝田 聖親
第52回日本栄養改善学会 (於徳島大学) 2005年09月
開催年月日: 2005年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
ミツバチが花から採取した花粉 (Bee pollen, BP) に着目し、STZ誘発糖尿病ラットの脂質代謝に及ぼすBPの影響について検討した。その結果、 BPには血糖改善効果が認められたが、脂質濃度の改善効果は認められなかった。
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生食用野菜類の蒸気加熱処理条件とアスコルビン酸残存率の比較検討 国際会議
宇田川陽秀、金子憲太郎、服部一夫、滝田聖親
第52回日本食品科学工学会 (於北海道大学) 2005年08月
開催年月日: 2005年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
低温蒸気加熱処理法を用い、野菜類の栄養素の損失をアスコルビン酸を指標として検討した。その結果、茹で処理よりも低温蒸気加熱処理の方が、アスコルビン酸量の減少を抑制する加工法であることが認められた。
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きのこ菌糸を用いた菌糸納豆製造法の検討 国際会議
中村晃、林正雄、武田芳晶、石塚昇一郎、高橋敏清、服部一夫、滝田聖親、荒井綜一
第52回日本食品科学工学会 (於北海道大学) 2005年08月
開催年月日: 2005年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
きのこ菌糸と大豆を用いて、きのこと大豆の機能を併せ持つ新規大豆発酵食品の試作を試みた。ひらたけ菌糸を用いて、ひらたけ菌糸で蒸煮大豆を包んだテンペ状の発酵食品を製造することに成功した。同様に、サルノコシカケ菌糸でも同様のものが調製できた。使用する菌糸により、味覚的に大きな差異があり、不快な味や匂いなど今後の検討課題も提起された。
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高齢者用機能性うどんの開発における基礎的研究 国際会議
篠崎優理子、新井由美、岩崎優子、有田俊幸、金城康人、谷口裕信、服部一夫、滝田聖親
第59回日本栄養食糧学会 (於東京農業大学) 2005年05月
開催年月日: 2005年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
他種類の機能性成分を含む大豆製品に着目し、うどんにきな粉を添加した高齢者用機能性うどんの開発を試みた。きな粉を添加した麺では、糖質、脂質、タンパク質の溶出率が、その添加量に伴い増加した。そこで、麺を三層構造にしたところ、溶出率が低下した。また、破断応力も市販の高齢者用うどんと同程度のものが調製できた。
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メチルキサンチン誘導体の体脂肪率低下作用 国際会議
堀内有美、井上広子、青木幸世、服部一夫、滝田聖親
第59回日本栄養食糧学会 (於東京農業大学) 2005年05月
開催年月日: 2005年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
厚生労働省推奨値の上限に相当する量の脂肪量における条件で、メチルキサンチン誘導体の体脂肪率低下作用を検討した。ラットにそれぞれ0.025%のメチルキサンチン誘導体を含む10%の脂肪食を12週間摂取させた。その結果、カフェインおよびテオブロミンにおいて、脂肪組織重量の低下、カフェインおよびテオフィリンにおいて体脂肪率の低下が認められた。
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苦瓜粉末抽出画分の血糖値上昇抑制作用の検討 国際会議
坂本達昭、出嶋美奈、服部一夫、小澤好夫、滝田聖親
第59回日本栄養食糧学会 (於東京農業大学) 2005年05月
開催年月日: 2005年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
有機溶媒を用いて、苦瓜粉末から種々の画分を得、血糖値上昇抑制作用がある画分を明らかにすることを目的とした。その結果、水溶性画分にその効果が認められ、二糖類分解酵素に対する阻害作用が関与していることを示唆した。
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ひらたけ菌糸納豆の血清コレステロール濃度改善作用 国際会議
宇田川陽秀、林正雄、服部一夫、滝田聖親
第59回日本栄養食糧学会 (於東京農業大学) 2005年05月
開催年月日: 2005年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
蒸煮大豆にひらたけ菌糸を培養した「ひらたけ菌糸納豆」を製造し、その血清コレステロール改善効果を調べた。5%のひらたけ菌糸納豆を含む高コレステロール食をラットに3週間摂取させた。その結果、ひらたけ菌糸納豆投与群では、総コレステロールが有意に低下し、LDL-コレステロールも低下傾向であった。また、糞中コレステロール濃度も高まったことから、ひらたけ菌糸納豆がコレステロールを吸着し、体外への排泄を高めたことが示唆された。
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In vitroでのメチルキサンチン誘導体の脂肪分解能 国際会議
井上広子、堀内有美、赤石沢智子、松宮加世子、服部一夫、滝田聖親
第59回日本栄養食糧学会 (於東京農業大学) 2005年05月
開催年月日: 2005年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
8週齢および11週齢のラットに高脂肪食を1週間摂取させた後、脂肪細胞を取り出した。この脂肪細胞に対し、アドレナリン・ノルアドレナリン存在・非存在下で種々の濃度のメチルキサンチン誘導体を添加した。その結果、9週齢のラット由来の脂肪細胞は、キサンチンメチル誘導体の添加濃度に伴い増加した。特に、カフェインの脂肪分解能が顕著であった。
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高コレステロール食投与ラットの血清脂質濃度に及ぼすレジスタントスターチの影響 国際会議
宇田川陽秀、服部一夫、加藤美穂、川畑美夏、滝田聖親
第79回日本農芸化学会 (札幌コンベンションセンター) 2005年03月
開催年月日: 2005年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
5%、10%のレジスタントスターチを含む高コレステロール食を3週間ラットに摂取させ、その後の脂質パラメーターに対する影響を調べた。その結果、レジスタントスターチの摂取は、血清コレステロール濃度を高める可能性が示唆された。
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メチルキサンチン誘導体投与による脂質代謝関連ホルモンの変動 国際会議
井上広子、堀内有美、中村妙子、服部一夫、滝田聖親
第79回日本農芸化学会 (於札幌コンベンションセンター) 2005年03月
開催年月日: 2005年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
高脂肪食と0.025%のメチルキサンチン誘導体を12週間摂取させたラットの脂質代謝関連ホルモンへの影響を調べた。その結果、インスリン濃度は、すべてのメチルキサンチン誘導体投与群で低下し、ノルアドレナリン濃度は、キサンチンおよびカフェイン投与群で増加、またアドレナリン濃度はキサンチン、カフェイン、テオフィリン投与群で上昇した。以上より、キサンチンメチル誘導体の体脂肪率低下作用は、カテコールアミンが関与していると考えられた。
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牛乳グリコマクロペプチドによる腸管感染症予防効果 国際会議
田村憲美津、中島耕平、服部一夫、好田正、小西良子、服部誠
第79回日本農芸化学会 (於札幌コンベンションセンター) 2005年03月
開催年月日: 2005年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
牛乳グリコマクロペプチドを用いて、in vitroでの腸管出血性大腸菌O157:H7感染に対する効果を調べた。本アッセイを行うため、O157の接着に対する阻害能を測定するin vitro実験系を確立した。この系を用い、牛乳グリコマクロペプチドが、O157の腸管細胞への接着を抑制することを示した。
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EFFECT OF TRIBUTYLTIN CHLORIDE ON NATURAL IMMUNODEFENSES IN THE F1 GENERATION IN MICE 国際会議
KIMURA K, KOBAYASHI K, SUZUKI Y,TSUNODA M AND SUGITA-KONISHI Y
The Society of Toxicology(於New Orleans) 2005年03月
開催年月日: 2005年03月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
母マウスに15 ppm, 50 ppmの塩化トリブチルスズ (TBTCl) 溶液を17日間自由摂取させ、授乳を介してTBTClに暴露させた子マウス (15 ppm F1, 50 ppm F1) の感染防御能 (非病原性大腸菌に対する) を調べた。その結果、15 ppm F1の腹腔内および脾臓における菌のクリアランス能が低下していた。これは、好中球のkilling activityの低下に関連していることが示唆された。本研究は、授乳期におけるTBTClの暴露は、子の自然免疫防御能を損なう可能性があることを示唆する。
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高脂肪食ラットの体脂肪動態に及ぼすキサンチンメチル誘導体投与の影響 国際会議
堀内有美、井上広子、小林一夫、滝田聖親
第51回日本栄養改善学会 (於金沢都ホテル) 2004年10月
開催年月日: 2004年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
ラットに0.025%のキサンチン、カフェイン、テオフィリン、テオブロミンを含む高脂肪食 (ラード20%) を12週間摂取させ、体脂肪への影響を調べた。その結果、カフェインが体重。腹部脂肪組織重量、体脂肪率を低下し、さらに血清中の総コレステロール、トリグリセリドの濃度も低下した。
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ラットの血糖レベルに及ぼす苦瓜水溶性成分の影響 国際会議
坂本達昭、渡部真樹、小林一夫、滝田聖親
第51回日本栄養改善学会 (於金沢都ホテル) 2004年10月
開催年月日: 2004年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
これまでにニガウリの摂取により、ラットの血糖値が低下することを報告してきた。今回は、ニガウリから抽出した水溶性画分の効果を調べた。αーグルコシダーゼ阻害活性を調べた結果、ニガウリ水溶性画分は、スクロースの阻害活性を有していた。また、スクロースを用いた糖質負荷試験においても血糖値の上昇を抑制した。このことから、ニガウリの血糖値上昇抑制メカニズムの一つは、αーグルコシダーゼに対する阻害であることを示唆した。
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低温蒸気加熱処理による野菜類ビタミンCの変化 国際会議
宇田川 陽秀、服部 一夫、滝田 聖親、金子 憲太郎、八木 昌平
日本食品科学工学会 (於岩手大学) 2004年09月
開催年月日: 2004年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
低温蒸気加熱処理(LSHP)による食品の加工は、蒸しをヒントに開発された新規加工法である。本研究では、野菜をLSHP処理した際のビタミンCの変動を主に検討した。その結果、LSHP処理は、茹で処理よりも野菜類のビタミンC量の低下を抑制する加工法であることが示唆された。
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Down-regulation of mdr1b mRNA expression in the kidneys of next generation exposed to tributyltin chloride 国際会議
Kobayashi K, Watanabe T and Sugita-Konishi Y
The Society of Toxicology(於Baltimore) 2004年03月
開催年月日: 2004年03月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
環境汚染物質であるトリブチルスズの次世代への影響を調べた。胎盤と授乳あるいは授乳のみを介してトリブチルスズに暴露した仔マウスのmdr1 mRNAの発現変化を測定するために、リアルタイムPCRを用いた定量系を構築した。その結果、トリブチルスズの暴露がmdr1 mRNAの発現を低下することを見いだした。さらに授乳を介してトリブチルスズが母から仔に移行することも示した。
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大豆タンパク質由来糖ペプチドの腸管感染症予防効果 国際会議
坂田穏行、小西良子、小林一夫、好田正、高橋幸資、服部誠
第78回日本農芸化学会 (於広島大学) 2004年03月
開催年月日: 2004年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
食中毒菌の腸管への付着に関与する糖鎖認識メカニズムに着目し、大豆糖ペプチドの腸管感染症予防効果について検討した。その結果、大豆糖ペプチドは、サルモネラ菌、腸管出血性大腸菌O157:H7との結合性が確認され、食中毒予防食品としての可能性が示された。
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鶏卵卵黄シアリル糖ペプチドー難消化性多糖複合体の食中毒菌感染予防効果 国際会議
小西 良子、小林 一夫、阪中専二、 Juneja Lekh Raj、天野 富美夫
第78回日本農芸化学会 (於広島大学) 2004年03月
開催年月日: 2004年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
これまでに、卵黄由来のシアリル糖ペプチドが、Salmonella enteritidis (S. enteritidis) の感染を予防できる可能性を示したが、腸管で吸収されやすいという問題点があった。そこで、この点を改善するために、シアリル糖ペプチドを難消化性の多糖であるカルボキシメチルデキストランあるいはカルボキシメチルセルロースと複合体化した。その結果、腸管からの吸収が抑制され、その感染予防効果が高まることを示した。
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牛乳グリコマクロペプチドの腸管感染症予防効果 国際会議
中島 耕平、小西 良子、小林 一夫、好田 正、高橋 幸資、服部 誠
日本農芸化学会 (於日本大学) 2003年03月
開催年月日: 2003年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
感染の第一段階は、菌と腸管上皮細胞表面上の糖鎖との結合であることから、細菌ー宿主相互作用に対して阻害活性を有する糖ペプチドを検索し、さらに難消化性糖鎖との複合体化により、その効果の増強を狙った。その結果、牛乳グリコマクロペプチドがサルモネラ菌と腸管出血性大腸菌に結合した。さらに、牛乳グリコマクロペプチドーキシロオリゴ糖複合体は、サルモネラ感染に対し、細菌感染の指標であるIL-8を有意に抑制した。
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食中毒菌に対するオボムチン由来糖ペプチドの結合能 国際会議
小林 一夫、服部 誠、工藤 由起子、山本 茂貴、小西 良子
日本農芸化学会 (於日本大学) 2003年03月
開催年月日: 2003年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
本研究では、菌が腸管上皮細胞表面上の糖タンパク質および糖脂質の糖鎖構造を認識することに注目し、その糖鎖認識機構を利用した食中毒菌の検査法の開発および感染予防を目的とした。卵白由来のオボムチンをプロナーゼ処理したオボムチン糖ペプチドを用いて、食中毒菌に対する結合特性を調べた。その結果、オボムチン糖ペプチドは、E. coli O157:H7に対して結合能を示し、その結合にはシアル酸が重要な役割を果たしていたことを示した。
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授乳を介したダイオキシンの暴露がリステリア感染に及ぼす影響 国際会議
小西 良子、小林 一夫、鈴木 嘉彦
日本免疫毒性学会 (於グランシップ静岡) 2002年09月
開催年月日: 2002年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
授乳を介して低濃度のダイオキシンに暴露した仔マウスにおけるリステリア感染の影響を検討した。その結果、リステリア感染後、血清中のTNF-αおよびIFN-γの増加ならびに脾臓からの菌のクリアランス低下が認められた。本結果は、子供が授乳を介して低濃度のダイオキシンに暴露した場合、宿主抵抗性が変化することを示唆した。
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酸性多糖との複合体化によるβ-ラクトグロブリンの低アレルゲン化 国際会議
小林 一夫、山岸 由可子、好田 正、高橋 幸資、服部 誠
日本農芸化学会 (於東北学院大学) 2002年03月
開催年月日: 2002年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
牛乳アレルゲンであるβーラクトグロブリン(β-LG)と分子量の異なるカルボキシメチルデキストラン(CMD; MW=40, 70, 162 kDa)を複合体化し、その低アレルゲン化をNC/Ngaマウスで評価した。その結果、複合体化により、抗β-LG IgE産生性が有意に低下し、特に高分子量のCMDとの複合体において顕著であった。複合体化による低アレルゲン化には、高分子量の多糖との結合が有効であると考えられた。
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カルボキシメチルデキストランとの複合体化によるβ-ラクトグロブリンのT細胞応答性の変化 国際会議
小林 一夫、好田 正、高橋 幸資、服部 誠
日本農芸化学会 (於立命館大学) 2001年03月
開催年月日: 2001年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
非タンパク質成分との複合体化によるタンパク質の低アレルゲン化メカニズムは、未だ明らかでない部分が多い。そこでβーラクトグロブリンとカルボキシメチルデキストランを複合体化し、T細胞レベルでそのメカニズム解明を行った。その結果、複合体化によるT細胞エピトープ産生の抑制がT細胞増殖応答性を低下し、抗体産生の低減化に寄与するという機構を提唱した。また、複合体化によるT細胞の質的変化の可能性も示唆した。
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Reduced immunogenicity of β-lactoglobulin by conjugation with carboxymethyl dextran of different molecular weight. 国際会議
Hattori M, Kobayashi K, Hirano A, Ohta A, Yoshida T, Takahashi K
International chemical congress of pacific basin societies(於Hawai) 2000年12月
開催年月日: 2000年12月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
非タンパク質成分との複合体化によるタンパク質の低アレルゲン化メカニズムは、未だ明らかでない部分が多い。そこでβーラクトグロブリンと酸性多糖のカルボキシメチルデキストランを複合体化し、B細胞レベルでそのメカニズム解明を行った。その結果、多糖との複合体化により、βーラクトグロブリンのB細胞エピトープが糖鎖によって遮蔽されるために、抗体産生能が低下するという機構を明らかにした。
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種々の多糖との複合体化によるβ-ラクトグロブリンの免疫原性の低減化 国際会議
小林 一夫、平野 亜樹、太田 麻子、好田 正、高橋 幸資、服部 誠
日本農芸化学会 (於東京ビッグサイト) 2000年03月
開催年月日: 2000年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
非タンパク質成分との複合体化によるタンパク質の低アレルゲン化メカニズムは、未だ明らかでない部分が多い。そこでβーラクトグロブリンと酸性多糖のカルボキシメチルデキストランを複合体化し、B細胞レベルでそのメカニズム解明を行った。その結果、多糖との複合体化により、βーラクトグロブリンのB細胞エピトープが糖鎖によって遮蔽されるために、抗体産生能が低下するという機構を明らかにした。
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キトサンとの複合体化によるβ-ラクトグロブリンの免疫原性の低減化 国際会議
小松原 祥子、小林 一夫、好田 正、高橋幸資、服部 誠
日本農芸化学会 (於福岡サンパレス) 1999年03月
開催年月日: 1999年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
βーラクトグロブリン(β-LG)は、有用な食品素材であるが、牛乳アレルゲンであることが知られている。そこで、キトサンとβ-LGを複合体化し、複合体の構造および免疫学的性質を調べた。その結果、複合体の構造は、ほぼネイティブな構造を維持していた。また、BALB/c, C3H/He, C57BL/6マウスにおいて、β-LGの免疫原性の低減化が達成された。
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膜利用浄水処理における植物プランクトンが膜透過フラックスに及ぼす影響 国際会議
小林 一夫、金 忠換、細見 正明、村上 昭彦、岡田 光正
日本水環境学会(於宇都宮大学) 1994年03月
開催年月日: 1994年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
限外ろ過プロセスを用いて、藻類および藻類の代謝産物が、膜の透過水量に及ぼす影響を検討した。その結果、藻類および代謝産物は透過水量を低下させ、藻類種によってその程度が異なっていた。また、水中での共存物質のモデルとして、粘土性物質を添加すると、藻類に対しては透過水量の低下を抑制したが、代謝産物では透過水量の低下を促進した。本研究は、ダム・湖に膜浄水処理システムを用いた際の基礎データとして重要である。