Papers - BABA Tadashi
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アブラナ科野菜黒斑症状の発生におけるキャベツ品種間差異 Reviewed
岡部繭子,畠中洸,春日重光,篠原弘亮,馬場正
信州大学農学部AFC報告 ( 11 ) 59 - 66 2013.03
Language:Japanese Publishing type:Research paper (bulletin of university, research institution)
長野県南佐久郡南牧村でキャベツ51品種を栽培し、アブラナ科野菜で発生する黒斑症状の発生状況について調査した。品種により発生程度は発症株率に差が見られたことから、品種選定で被害の軽減ができる可能性が明らかとなった。
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収穫後の高濃度二酸化炭素処理によるラズベリー果実の品質保持期間の改善 Reviewed
張永強,馬場正,山口正己
農産物流通技術研究会会報 ( 291 ) 11 - 14 2012.07
Authorship:Corresponding author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
ラズベリー果実に対して、ドライアイスとクーラーボックスで高濃度二酸化炭素処理を行い、通常数日しかもたない果実を8日間品質保持できた。
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野辺山高原でアブラナ科野菜に発生した黒斑症状について Reviewed
岡部繭子,春日重光,篠原弘亮,馬場正
信州大学農学部AFC報告 ( 10 ) 61 - 66 2012.03
Language:Japanese Publishing type:Research paper (bulletin of university, research institution)
長野県で発生したアブラナ科野菜に発生した黒斑症状について、アンケート調査を行い、発生時期や症状の発生程度について明らかにした。品種を選定することで被害を軽減できることが示唆された。
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野辺山高原におけるベニバナインゲン(Phaseolus coccineus L.)赤花紫種子種の栽培特性評価 Reviewed
岡部繭子他10名
北陸作物学会報 47 119 - 122 2012.02
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
30系統のベニバナインゲンについて、標高1351mの高冷地での栽培特性を検討した。系統間で大きな変異があることが明らかになった。
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高気密性段ボール箱を使った1-メチルシクロプロペン処理のよるニホンナシ‘幸水’果実の日持ち性の延長 Reviewed
馬場正,時田英樹,安藤秀樹,島田智人,羽山裕子,中村ゆり,山口正己
農産物流通技術研究会会報 ( 289 ) 17 - 20 2012.01
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
高気密性段ボール箱を使ったエチレン作用阻害剤1-MCPの簡易処理法の有効性を示したうえで,貯蔵中の温度管理の重要性を指摘した.15℃を保てれば,輸出にも耐えられる2週間は十分な品質保持ができた.
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ダリア切り花の出荷前および輸送中におけるスクロース処理による品質保持 Reviewed
馬場正,安藤秀樹,荒井那由他,安田一平,望月麻衣,三井まり子,真子正史,山口正己
農産物流通技術研究会会報 ( 289 ) 14 - 16 2012.01
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
ダリア切り花の品質保持に,スクロース処理が有効であることを実証し,濃度検討した結果8%が適することを明らかにした.
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水稲種もみの温湯消毒法 Reviewed
岡部繭子,馬場正
信州大学農学部紀要 47 ( 1-2 ) 25 - 33 2011.03
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
水稲種もみの消毒に利用される温湯消毒法の実態を調査し、今後の展望について考察した。
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無核化処理を行ったブドウ‘藤稔’、‘巨峰’の果色促進に対する硝酸アンモニウムの施用効果
石川一憲・馬場正
農作業研究 日本農作業学会 44 ( 4 ) 2009.12
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
ブドウ‘藤稔’に対して満開14日後のジベレリン処理と同時に硝酸アンモニウム12.5ないし25ppmを施用することで、果色促進効果のあることを見い出した。
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日本における水稲種子温湯消毒の普及について
岡部繭子・馬場正・陶山一雄
日本作物学会紀事 日本作物学会 77 ( 4 ) 2009.10
Authorship:Corresponding author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
環境保全型農業技術として期待のかかる水稲種子温湯消毒技術について、わが国の現状を調査し、その普及率をまとめたうえで、今後の問題点について考察した。
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ストレプトマイシンにより無核化したブドウ‘藤稔’におけるCPPU加用GA1回処理時期の検討
石川一憲・馬場正
農作業研究 日本農作業学会 44 ( 1 ) 2009.03
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
開花前にストレプトマイシン処理した‘藤稔’果房に対するサイトカイニン活性を有するホルクロルフェニュロン(CPPU)加用GA1回処理について、処理時期が果粒肥大や果実品質に及ぼす影響を検討した。その結果、開花前にストレプトマイシンを処理した果房のCPPU加用GA1回処理は、安定した果梗伸長や果皮色から判断して、満開10日後や15日後では遅く、満開5日後処理が適期であった。
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ストレプトマイシンの濃度と処理時期の違いがブドウ‘藤稔’の果房特性に及ぼす影響
石川一憲・馬場正・藤澤弘幸・関達哉
農作業学会 日本農作業学会 44 ( 1 ) 2009.03
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
満開前のストレプトマイシン処理の場合、慣行よりも低濃度の100ppmで十分であることを明らかにし、さらに省力的な満開時にGAと混合してSM処理を行うと100ppmでは無核率が劣る傾向にあった。
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1-メチルシクロプロペン処理がバナナ果実の可食期間に及ぼす影響
小泉明嗣・馬場正・真子正史
園芸学研究 園芸学会 7 ( 4 ) 2008.10
Authorship:Corresponding author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
バナナはエチレン処理により追熟を開始し可食状態になるが、可食期間がたかだか6日である。そこでエチレン作用阻害剤である1-MCPを処理し、可食期間の延長を試みた。その結果、エチレン処理後着色度3に到達した果実に1-MCP処理を行えば、可食期間を12日まで延長できることが明らかとなった。それより早い段階での処理や遅い段階での処理では、効果がないことも明らかにした。
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Unique ethylene-regulated touch responses of Arabidopsis thaliana roots to physical hardness
C.Yamamoto, Y.Sakata, T.Taji, T.Baba and S.Tanaka
Journal of Plant Research Springer Vol.121 2008.09
Language:English Publishing type:Research paper (scientific journal)
植物の根の接触反応について、分子生物学的視点から解析を行った。硬さの異なる2層の培地中における根の屈曲反応を測定する系を開発し、エチレン生合成が屈曲時に減少し、貫通時に増加することを見い出した。エチレンは根端の硬さと細胞分化を介して、屈曲反応を制御していることが示唆された。
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ブドウ‘藤稔’の胚のう発育に対するストレプトマイシンの阻害効果
馬場正・石川一憲・池田富喜夫
東京農業大学農学集報 53 ( 2 ) 2008.09
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (bulletin of university, research institution)
ブドウ4倍性品種の安定した無核果生産にストレプトマイシンの利用が進められているが、その作用メカニズムを明らかにしようとした。満開約2週間前のストレプトマイシン処理は胚のう発育、とくに卵装置の発育を遅らせており、引き続いて起こる胚乳核の分裂を停止ないし遅延させていた。一方従来の無核化処理に使われているジベレリンでは、卵装置の発育は妨げておらず、ジベレリンによる無核化作用とは異なることが示唆された。
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Effectiveness of high pressure treatment at low temperature to improve postharvest life of horticultural commodities
Baba,T., S.Ito, F.Ikeda and M.Manago
Acta Horticulturae International Society for Horticultural Science No.768 2008.05
Authorship:Lead author Language:English Publishing type:Research paper (scientific journal)
加圧環境下における各種園芸作物の貯蔵性を検討した。加圧環境は、エチレン生成や蒸散を抑制することを通じて、低温障害回避や黄化防止、カビ発生軽減などに効果があり、多くの青果物で貯蔵性延長効果のあることがわかった。ただし各青果物で最適加圧条件は100倍以上の差があるため、個々の作物に応じて加圧条件を決める必要があった。
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Ensuring sufficient yield and high-palatability rice cultivated through the direct sowing with recycled-paper mulch in Japan
Okabe,M., T.Baba, M.Kamei, K.Yokota and K.Suyama
Journal of ISSAAS The International Society for Southeast Asian Agricultural Sciences Vol.13No.3特集号 2008.04
Authorship:Corresponding author Language:English Publishing type:Research paper (scientific journal)
中山間地における稲作を活性化させるため、有機JASの取得を目指した。具体的な活動として、新潟県上越市の中山間地をフィールドに、わが国で開発された直播タイプの再生紙マルチを除草作業の軽減を目的として棚田に敷設した。その問題点の克服のために、敷設時期および鳥害防止策を検討した。その結果、ネットを張って鳥獣害防止を図ることで、一定の収量が確保できることを明らかにした。
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無核化処理を行ったブドウ‘藤稔’の果実品質に及ぼす台木の影響
石川一憲・馬場正
農作業研究 日本農作業学会 43 ( 1 ) 2008.03
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
無核化処理を行ったブドウ‘藤稔’の果実品質に及ぼす台木の影響について検討し、比較した4種の台木のうち、‘テレキ5BB'台が適していることを明らかにした。
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挿し木接ぎによるハイブッシュブルーベリーの活着と生育に及ぼす台木太さの影響
石川一憲・馬場正
農作業研究 日本農作業学会 42 ( 4 ) 2007.12
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
ブルーベリーの挿し木接ぎを、ラビットアイ系品種の‘ティ不ブルー’を台木として、穂木にハイブッシュ系品種の‘ジャージー’、‘スパータン’を用いて行った。その結果、効率よく挿し木接ぎ苗生産が可能で、その活着や生育を考えると太さ6mm程度の台木を用いるのが適当であった。
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ブルーベリーの挿し木接ぎにおける台木系統・接ぎ木時期の違いが活着、発根および生育に及ぼす影響
石川一憲・馬場正
農作業研究 日本農作業学会 42 ( 4 ) 2007.12
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
ブルーベリーの挿し木接ぎにおける台木系統および接ぎ木時期が活着、発根および生育に及ぼす影響について検討した。その結果、供試した台木の範囲内では、‘スパータン’台を除いて、いずれの台木も挿し木接ぎに適しており、接ぎ木時期は1月中旬、台木基部の返し切りを行い、挿し木時まで貯蔵することにより活着率を高めることができた。
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カルシウム処理によるゴレンシ果実の貯蔵性の向上
兼田朋子・馬場正・大坪孝之・池田富喜夫
園芸学研究 園芸学会 5 ( 1 ) 2006.04
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
ゴレンシ果実の貯蔵性の向上を目的にカルシウム処理を行った。250ppmのカルシウム処理により30℃で7日間商品性を維持し、貯蔵性を向上させる手段として有効であると考えられた。