論文 - 田中 尚人
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Characterization of a Lactobacillus gasseri JCM 1131T Lipoteichoic Acid with a Novel Glycolipid Anchor Structure. (新規糖脂質アンカーを持つ Lactobacillius gasseri JCM 1131T のリポテイコ酸について) 査読あり
Tsukasa Shiraishi, Shin-ichi Yokota, Naoki Morita, Satoru Fukiya, Satoru Tomita, Naoto Tanaka, Sanae Okada, Atsushi Yokota
Appl. Environ. Microbiol. 79 3315 - 3318 2013年05月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
ヒトと関わりの深い乳酸菌のひとつである Lactobacillus gasseri は細胞の表層構造と人の細胞特に免疫細胞との接触が大きなファクターとなる。この表層構造を本研究において調べた結果、L. gasseri JCM 1131 の細胞表層に存在する産生多糖のリポテイコ酸はグリセロールリン酸と2-アラニルグリセロールリン酸の繰り返し構造であり、細胞膜とのアンカー部分はこれまでにないテトラヘキソース構造を取っていることが明らかとなり、新規の構造発見となった。
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Paenibacillus profundus sp. nov., a novel deep sediment bacterium that produces isocumarin and peptide antibiotics. (海洋試料から分離したイソクマリン・抗菌ペプチド産生新種 Paenibacillus profundus について) 査読あり
Lyudmila A. Romanenko, Naoto Tanaka, Vassilii I. Svetashev, Valeriya V. Kurilenko, Valery V. Mikhailov
Arch. of Microbiol. 195 247 - 254 2013年04月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
日本海の深海海底から分離した抗菌活性物質を産生する新規性の高い極限環境に棲息する細菌について、16S rRNA 遺伝子塩基配列を約1,500塩基決定し、近縁種との相同性や進化系統関係を配列アライメントおよび近隣結合法、最尤法、最大節約法にて解析し新種である可能性を見いだした。そしてさらに生理生化学的性状や化学分類学的性状について調査した結果、分離株は Paenibacillus属の新種であることが明らかとなり、Paenibacillus profundusと命名して提唱した。
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Luteimonas vadosa sp. nov. isolated from shallow sediments of the Sea of Japan. (海洋試料から分離した新種 Luteimonas vadosa について) 査読あり
Lyudmila A. Romanenko, Naoto Tanaka, Vassilii I. Svetashev, Valeriya V. Kurilenko, Valery V. Mikhailov
Int. J. Syst. Evol. Microbiol. 62 1261 - 1266 2013年04月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
日本海から分離した新規性の高い細菌について、16S rRNA 遺伝子塩基配列を約1,500塩基決定し、近縁種との相同性や進化系統関係を配列アライメントおよび近隣結合法、最尤法、最大節約法にて解析し新種である可能性を見いだした。そしてさらに生理生化学的性状や化学分類学的性状について調査した結果、分離株は Luteimonas属の新種であることが明らかとなり、Luteimonas vadosaと命名して提唱した。
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Antimicrobial potential of deep surface sediment associated bacteria from the Sea of Japan. (日本海に生息する細菌の抗菌活性評価) 査読あり
Lyudmila A. Romanenko, Naoto Tanaka, Nataliya I. Kalinovskaya, Valery V. Mikhailov
World J. Microbiol. Biotechnol. 27 1169 - 1177 2013年02月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
日本海の深海海底の堆積物から分離した多数の極限環境細菌が産生する抗菌活性物質の抗菌スペクトについて、Escherichia属, Bacillus属, Staphylococcus属, Candida属, Fusarium属 といった細菌から真菌まで調査した結果、様々なスペクトルの抗菌活性物質があることが明らかとなった。その中でも Paenibacillus 属が広いスペクトルかつ高活性の物質が見つかり、NMR 等によって構造解析をした結果、ペプチドとイソクマリンであることが明らかとなった。
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Cobetia amphilecti sp. nov., Cobetia litoralis sp. nov. and Cobetia pacifica sp. nov., transfer of Halomonas halodurans NBRC 15607T to Cobetia marina and emended descriptions of the genus Cobetia and Cobetia marina. (海洋試料から分離した新種 Cobetia amphilecti, Cobetia litoralis, Cobetia pacifica と Cobetia 属及び Cobetia marina の修正について) 査読あり
Lyudmila A. Romanenko, Naoto Tanaka, Vassilii I. Svetashev, Enevold Falsen
Int. J. Syst. Evol. Microbiol. 62 288 - 297 2013年01月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
日本海から分離した新規性の高い細菌3株について、16S rRNA 遺伝子塩基配列を約1,500塩基決定し、近縁種との相同性や進化系統関係を配列アライメントおよび近隣結合法、最尤法、最大節約法にて解析し新種である可能性を見いだした。そしてさらに生理生化学的性状や化学分類学的性状について調査した結果、分離株はいずれも Cobetia属の新種であることが明らかとなり、Cobetia amphilecti, Cobetia litoralis, Cobetia pacificaと命名して提唱した。また、Halomonas halodurans の基準株 NBRC 15607 は Cobetia 属に再分類することを提唱した。
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Determination of strain-specific wall teichoic acid structures in Lactobacillus plantarum reveals diverse α-D-glucosyl substitutions and high structural uniformity of the repeating units. (Lactobacillus plantarum の細胞壁テイコ酸の構造多様性) 査読あり
Satoru Tomita, Kazuo Furihata, Naoto Tanaka, Eiichi Satoh, Tomoo Nukada, Sanae Okada
Microbiol. 158 2712 - 2723 2012年11月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
Lactobacillus plantarum は細胞表層構成成分にテイコ酸を有する。その構造についての知見は乏しく、機能についても未だ明らかになっていない。そこで本研究では本種の19株の細胞壁テイコ酸の構造を NMR を用いて解析した。その結果、基本構造は糖アルコールとリン酸を単位とする繰り返し構造で、主鎖にグリセロールを含むタイプとリビトールを含むタイプの2種があることが明らかとなり、さらに修飾部分を見るとグルコースが結合する部位が全部で6パターンあり、以上の結果から同種内でもテイコ酸の構造は株レベルで異なることが明らかとなった。
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Gluconacetobacter kakiaceti sp. nov., a novel acetic acid bacterium isolated from kaki vinegar, Japanese traditional fruit vinegar. (柿酢試料から分離した新種 Gluconacetobacter kakiaceti について) 査読あり
Takao Iino, Rei Suzuki, Naoto Tanaka, Yoshimasa Kosako, Moriya Ohkuma, Kazuo Komagata, Tai Uchimura
Int. J. Syst. Evol. Microbiol. 62 1465 - 1469 2012年07月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
柿酢から分離した新規性の高い酢酸菌について、16S rRNA 遺伝子塩基配列を約1,500塩基決定し、近縁種との相同性や進化系統関係を配列アライメントおよび近隣結合法、最尤法、最大節約法にて解析し新種である可能性を見いだした。そしてさらに生理生化学的性状や化学分類学的性状について調査した結果、分離株は Gluconacetobacter属の新種であることが明らかとなり、Gluconacetobacter kakiacetiと命名して提唱した。
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Poseidonocella pacifica gen. nov., sp. nov. and Poseidonocella sedimentorum sp. nov., novel alphaproteobacteria from the shallow sandy sediments. (海洋試料から分離した新種 Poseidonocella pacifica と Poseidonocella sedimentorum について) 査読あり
Lyudmila A. Romanenko, Naoto Tanaka, Vassilii I. Svetashev, Anatoly I. Kalinovskaya
Arch. Microbiol. 194 113 - 121 2012年02月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
日本海から分離した新規性の高い細菌2株について、16S rRNA 遺伝子塩基配列を約1,500塩基決定し、近縁種との相同性や進化系統関係を配列アライメントおよび近隣結合法、最尤法、最大節約法にて解析し新種である可能性を見いだした。そしてさらに生理生化学的性状や化学分類学的性状について調査した結果、分離株はα-プロテオバクテリアの新属新種であることが明らかとなり、Poseidonocella pacificaおよび Poseidonocella sedimentorum と命名して提唱した。
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Primorskyibacter sedentarius gen. nov., sp. nov., a novel member of the class Alphaproteobacteria from shallow sediments from the Sea of Japan. (海洋試料から分離した新種 Primorskyibacter sedentarius について) 査読あり
Lyudmila A. Romanenko, Naoto Tanaka, Vassilii I. Svetashev, Valery V. Mikhailov
Int. J. Syst. Evol. Microbiol. 61 1572 - 1578 2011年07月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
日本海から分離した新規性の高い細菌について、16S rRNA 遺伝子塩基配列を約1,500塩基決定し、近縁種との相同性や進化系統関係を配列アライメントおよび近隣結合法、最尤法、最大節約法にて解析し新種である可能性を見いだした。そしてさらに生理生化学的性状や化学分類学的性状について調査した結果、分離株はα-プロテオバクテリアの新属新種であることが明らかとなり、Primorskyibacter sedentariusと命名して提唱した。
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Adsorption of mutagenic heterocyclic amines by cellular components of lactic acid bacteria from fermented plant products. (発酵食品由来乳酸菌の変異原物質吸着部位について) 査読あり
Takashi Hatakeyama, Naoto Tanaka, Eiichi Satoh, Tai Uchimura, Sanae Okada
Jpn. J. Lactic Acid Bact. 22 106 - 111 2011年06月
担当区分:責任著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
発ガン性物質である変異原物質を乳酸菌が吸着することは過去に数多く報告があったが、詳細は不明であった。本研究では多くの菌種を用いて、ヘテロサイクリックアミンが吸着する部位について HPLC を用いて調べた。その結果、植物質から分離した多くの菌種はその物質を吸着することがわかり、また、Trp-P-1 はペプチドグリカンに、MeIQとMeIQx はペプチドグリカンだけではない細胞壁に結合することで吸着していることが明らかとなった。
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Pacificibacter maritimus gen. nov., sp. nov., a novel alphaproteobacterium isolated from a shallow sediments from the Sea of Japan. (海洋試料から分離した新種 Pacificibacter maritimus について) 査読あり
Lyudmila A. Romanenko, Naoto Tanaka, Vassilii I. Svetashev, Nataliya I. Kalinovskaya
Int. J. Syst. Evol. Microbiol. 61 1375 - 1381 2011年06月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
日本海から分離した新規性の高い細菌について、16S rRNA 遺伝子塩基配列を約1,500塩基決定し、近縁種との相同性や進化系統関係を配列アライメントおよび近隣結合法、最尤法、最大節約法にて解析し新種である可能性を見いだした。そしてさらに生理生化学的性状や化学分類学的性状について調査した結果、分離株はα-プロテオバクテリアの新属新種であることが明らかとなり、Pacificibacter maritimusと命名して提唱した。
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Vadicella arenosi gen. nov., sp. nov., a novel member of the class Alphaproteobacteria isolated from the shallow sediments of the Sea of Japan. (海洋試料から分離した新種 Vadicella arenosi について) 査読あり
Lyudmila A. Romanenko, Naoto Tanaka, Vasily I. Svetashev, Valery V. Mikhailov
Curr. Microbiol. 62 1375 - 1381 2011年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
日本海から分離した新規性の高い細菌について、16S rRNA 遺伝子塩基配列を約1,500塩基決定し、近縁種との相同性や進化系統関係を配列アライメントおよび近隣結合法、最尤法、最大節約法にて解析し新種である可能性を見いだした。そしてさらに生理生化学的性状や化学分類学的性状について調査した結果、分離株はα-プロテオバクテリアの新属新種であることが明らかとなり、Vadicella arenosiと命名して提唱した。
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Cocleimonas flava gen. nov., sp. nov., a novel gammaproteobacterium isolated from a sandy snail from the Sea of Japan. (海洋試料から分離した新種 Cocleimonas flava について) 査読あり
Naoto Tanaka, Lyudmila A. Romanenko, Takao Iino, Galina M. Frolova, Valery V. Mikhailov
Int. J. Syst. Evol. Microbiol. 61 416 - 416 2011年02月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
日本海から分離した新規性の高い細菌について、16S rRNA 遺伝子塩基配列を約1,500塩基決定し、近縁種との相同性や進化系統関係を配列アライメントおよび近隣結合法、最尤法、最大節約法にて解析し新種である可能性を見いだした。そしてさらに生理生化学的性状や化学分類学的性状について調査した結果、分離株はγ-プロテオバクテリアの新属新種であることが明らかとなり、Cocleimonas flavaと命名して提唱した。
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Litoreibacter albidus gen. nov., sp. nov. and Litoreibacter janthinus sp. nov., two novel members of the class Alphaproteobacteria isolated from the Sea of Japan seashore. (海洋試料から分離した新種 Litoreibacter albidus と Litoreibacter janthinus について) 査読あり
Lyudmila A. Romanenko, Naoto Tanaka, Galina M. Frolova, Vassilii I. Svetashev, Valery V. Mikhailov
Int. J. Syst. Evol. Microbiol. 61 148 - 154 2011年01月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
日本海から分離した新規性の高い細菌2株について、16S rRNA 遺伝子塩基配列を約1,500塩基決定し、近縁種との相同性や進化系統関係を配列アライメントおよび近隣結合法、最尤法、最大節約法にて解析し新種である可能性を見いだした。そしてさらに生理生化学的性状や化学分類学的性状について調査した結果、分離株の一つはγ-プロテオバクテリアの新属新種Litoreibacter albidusであること、もう1株は新種Litoreibacter janthinusであることが明らかとなり、Cocleimonas flavaと命名して提唱した。
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Ability of lactic acid bacteria isolated from Japanese fermented plant products to bind heterocyclic amines. (植物性乳酸菌の変異原物質吸着能) 査読あり
Takashi Hatakeyama, Naoto Tanaka, Eiichi Satoh, Tai Uchimura, Sanae Okada
Jpn. J. Lactic Acid Bact. 22 49 - 54 2011年01月
担当区分:責任著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
発ガン性物質である変異原物質を乳酸菌が吸着することは過去に数多く報告があったが、詳細は不明であった。本研究では多くの菌種 Lactobacillus plantarum, Latobacillus fermentum, Lactobacillus parabuchneri, Lactobacillus delbrueckii などを用いて、ヘテロサイクリックアミンの吸着について HPLC を用いて調べた。その結果、植物質から分離した多くの菌種はその物質、Trp-P-1, PhIP, MeIQ, MeIQx, AαC を吸着することがわかり、また、生菌体、死菌体に関わらず吸着することを明らかとした。
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Kangiella japonica sp. nov. isolated from marine environments. (海洋試料から分離した新種 Kangiella japonica について) 査読あり
Lyudmila A. Romanenko, Naoto Tanaka, Galina M. Frolova, Valery V. Mikhailov
Int. J. Syst. Evol. Microbiol. 60 2583 - 2586 2010年11月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
日本海から分離した新規性の高い細菌について、16S rRNA 遺伝子塩基配列を約1,500塩基決定し、近縁種との相同性や進化系統関係を配列アライメントおよび近隣結合法、最尤法、最大節約法にて解析し新種である可能性を見いだした。そしてさらに生理生化学的性状や化学分類学的性状について調査した結果、分離株はKangiella 属の新種であることが明らかとなり、Kangiella japonicaと命名して提唱した。
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ビタミンB12バイオアッセイ用 Lactobacillus delbrueckii 株のスクリーニング 査読あり
田中 尚人,冨田 理,岡田 早苗
ビタミン 84 538 - 542 2010年11月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
Lactobacillus delbrueckii subsp. lactis ATCC 7830は日本食品標準成分表に定められたビタミンB12(B12) バイオアッセイ法の指示菌株であり、B12測定はB12濃度と指示菌株の生育との相関に基づいている。しかし、本菌株はしばしばB12感度が不安定であり、安定した検量線作成が困難である。我々は発酵野菜すんき由来のL. delbrueckii株がB12要求性が高く、また生育がB12(シアノコバラミン)濃度と高い相関性を示す傾向にあることを見いだした。本研究では、L.delbrueckii株の中から統計的手法を用いてに新規のB12バイオアッセイ株を選抜した。その結果、NRIC 0700 が最も優れたB12バイオアッセイの指示菌株であった。さらに、試料の調整条件や検量線作成の回帰モデルを改良することで、B12バイオアッセイの確度が向上した。
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Arenicella xantha gen. nov., sp. nov., a novel gammaproteobacterium isolated from a marine sandy sediment from the Sea of Japan. (海洋試料から分離した新種 Arenicella xantha について) 査読あり
Lyudmila A. Romanenko, Naoto Tanaka, Galina M. Frolova, Valery V. Mikhailov
Int. J. Syst. Evol. Microbiol. 60 1832 - 1836 2010年08月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
日本海から分離した新規性の高い細菌について、16S rRNA 遺伝子塩基配列を約1,500塩基決定し、近縁種との相同性や進化系統関係を配列アライメントおよび近隣結合法、最尤法、最大節約法にて解析し新種である可能性を見いだした。そしてさらに生理生化学的性状や化学分類学的性状について調査した結果、分離株はγ-プロテオバクテリアの新属新種であることが明らかとなり、Arenicella xanthaと命名して提唱した。
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Marinicella litoralis gen. nov., sp. nov., a novel gammaproteobacterium isolated from coastal seawater. (海洋試料から分離した新種 Marinicella litoraliss について) 査読あり
Lyudmila A. Romanenko, Naoto Tanaka, Galina M. Frolova, Valery V. Mikhailov
Int. J. Syst. Evol. Microbiol. 60 1613 - 1619 2010年07月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
日本海から分離した新規性の高い細菌について、16S rRNA 遺伝子塩基配列を約1,500塩基決定し、近縁種との相同性や進化系統関係を配列アライメントおよび近隣結合法、最尤法、最大節約法にて解析し新種である可能性を見いだした。そしてさらに生理生化学的性状や化学分類学的性状について調査した結果、分離株はγ-プロテオバクテリアの新属新種であることが明らかとなり、Marinicella litoralisと命名して提唱した。
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Comparison of components and synthesis genes of cell wall teichoic acid among Lactobacillus plantarum strains. (Lactobacillus plantarum 種内の細胞壁テイコ酸の構造と合成関連遺伝子の関係性) 査読あり
Satoru Tomita, Tomohiro Irisawa, Naoto Tanaka, Tomoo Nukada, Eiichi Satoh, Tai Uchimura, Sanae Okada
Biosci. Biotechnol. Biochem. 74 928 - 933 2010年05月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
Lactobacillus plantarum は株間で細胞壁テイコ酸の構造が異なり多様化している。その構造の違いは糖アルコールの種類と糖修飾の位置である。本研究ではL. plantarum のゲノム情報をもとに数多くの糖修飾遺伝子が存在することに注目し、18株における各合成遺伝子の分布と細胞壁テイコ酸の構造に相関があるか比較検討した。その結果、tagD1-tagF2 遺伝子はグリセロール型、lp_1816-tagB2遺伝子はリビトール型テイコ酸のL. platarum がそれぞれ保有していることが明らかとなった。