論文 - 粟野 隆
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奥州平泉の庭園群 招待あり
粟野 隆
奈良文化財研究所学報86 研究論集17 平安時代庭園の研究 古代庭園研究Ⅱ 215 - 223 2011年03月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)
平安時代に奥州平泉に造営された浄土庭園の歴史、空間構成、景観構成、思想等の特色について述べた。
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近代の大阪および阪神間を中心とした擬木・擬石・擬岩の導入と展開 査読あり
粟野 隆
日本造園学会 ランドスケープ研究 74 ( 5 ) 359 - 364 2011年03月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
近代の大阪・阪神間における庭園や公園について、擬木・擬石・擬岩の導入経緯と流行、ならびに、技術的に大きく関与した近代造園家等について述べた。
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曖依村荘庭園の構成と意匠に関する復元的考察 査読あり
正田実知彦,鈴木誠,服部勉,粟野 隆
日本造園学会 ランドスケープ研究 74 ( 5 ) 379 - 382 2011年03月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
渋沢栄一が近代に造営した曖依村荘庭園について、古写真や残存図面等から復元考察をおこなった。
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名勝 琴ノ浦温山荘庭園─近代和風庭園としての特色と価値─ 招待あり
粟野隆
きのくに文化財 ( 44 ) 43 - 51 2011年03月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
近代の富豪・新田長次郎の造営した別荘庭園「琴ノ浦温山荘庭園」について、地割構成の特色、護岸等の技法、および文化遺産としての価値について述べた。
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日韓遺跡整備の現状─特に建物復元と施設配置について─
粟野 隆
奈良文化財研究所学報87 日韓文化財論集Ⅰ 451 - 467 2011年03月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)
日本と韓国の寺院、官衙等の遺跡整備について、法律や制度による比較検討もしつつ歴史や特徴、今後の課題をまとめた。
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近代日本の擬石・擬木製作法 査読あり
粟野隆,丸山宏
日本造園学会 ランドスケープ研究 74 ( 増刊 ) 140 - 143 2011年02月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
近代の擬石・擬木の製作方法、モルタルやコンクリートの配合設計などについて述べた。
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한・일 유적 정비의 現状─건물 복원과 시설 배치에 관하여─
粟野隆
한일문화재논집 164 - 182 2010年12月
掲載種別:研究論文(学術雑誌)
日本と韓国における遺跡の保存整備に関する比較検討論文。
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縄文・弥生時代の集落の庭 招待あり
粟野 隆
平成22年度日本庭園学会関西大会資料集 3 - 7 2010年11月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
縄文および弥生時代の集落遺跡の考古学的成果を検討し、広場等の遺構について整理。
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平城宮跡整備構想史 査読あり
粟野隆
遺跡学研究 ( 7 ) 233 - 244 2010年11月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
平城宮跡の近現代の保存の地歩と保存整備構想の歴史、思想背景等について述べた。
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近代の庭園
粟野 隆
山川出版社 歴史と地理632 日本史の研究228 2010年03月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
日本近代(幕末・明治・大正・昭和前期)に造営された庭園について、「洋風庭園」「和風庭園」「近代主義庭園」という観点から、それぞれの様式形成過程、空間デザインの特徴を論じた。pp.18~27
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古河家の邸宅と旧西ヶ原本邸の庭園
粟野 隆
日本庭園学会 日本庭園学会誌 ( 21 ) 2009年10月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
本稿では古河財閥で著名な古河家の造営した近代邸宅・別荘群(築地本邸、若宮町本邸、大磯別邸ほか)の建築と庭園との特徴について概観しつつ、とりわけジョサイア・コンドルによる洋風庭園と植治こと7代目小川治兵衛による和風庭園が併置された西ヶ原本邸の特徴考察をおこなった。pp.30-35
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擬石・擬木の造園的利用の系譜からみた琴ノ浦温山荘園の造園史的位置づけについて
粟野 隆
日本造園学会 ランドスケープ研究 72 ( 5 ) 2009年03月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
近代の実業家・新田長次郎が営んだ温山荘園は、擬石・擬木を多用する特徴をもつ。本稿では擬石・擬木の造園的利用の歴史的整理から、温山荘園の造園史的位置づけを試みた。その結果、東京や大阪では、擬石・擬木は外国からの輸入や外国技術の模倣から始まり、資材としての定着は昭和初期であったが、温山荘園では新田自らが大正初年から製作しており、擬石・擬木を導入した先駆的事例で、工法的にも独自性があることを指摘した。pp.439~442
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壇上積基壇の形式とその外装石材
粟野 隆
奈良文化財研究所奈良文化財研究所学報79平城宮第一次大極殿の復原に関する研究 1 基壇・礎石 2009年02月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)
古代寺院、宮殿・官衙について特に壇上積基壇を有する事例を対象に、その形式整理、および外装石材(延石・地覆石・羽目石・束石・葛石)の加工・形状寸法について定量的分析を実施した。pp.42~50
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近代的庭園デザイナー・小平義近とその作品
粟野 隆
日本庭園学会 日本庭園学会誌 ( 20 ) 2008年08月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
宮内省内匠寮における造園家第一号・小平義近について、人物史的整理と作品性の考察をおこなった。pp65~70
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庭園スタイルの模倣と創造─苑池の空間デザインと古代日韓─
粟野 隆
奈良文化財研究所 奈良文化財研究所学報77 日韓文化財論集Ⅰ 2008年03月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)
飛鳥時代から奈良時代における日本古代庭園の展開は、百済の方池と新羅の曲池の模倣を基調とした点に特徴が看取でき、日韓においては半世紀の時期差をともなう様式史的相同性が認められた。また、平城宮東院上層苑池は雁鴨池を「縮小」した点で韓国苑池の模倣の極致といえるが、いっぽうで日本庭園としての独自性を規定する「縮景」技法を見出したことでもあり、日本庭園としての様式創造への端緒といえる事例である。pp.75~98
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정원 스타일의 모방과 창조─苑池의 공간 디자인과 고대 한・일─
粟野隆
한일문화재논집 134 - 161 2007年12月
掲載種別:研究論文(学術雑誌)
7~8世紀代における日本と韓国の古代苑池の比較検討論文。
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東京を中心とした近代の日本庭園
粟野 隆
日本庭園学会 日本庭園学会誌 ( 14・15合併 ) 2006年03月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
近代東京に造営された和風庭園について、江戸から明治に至るまでの近代庭園の土地の履歴、近代数寄者の庭園などの特徴を論じた。pp.7~14
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遺跡の管理・運営体制に関する研究
粟野隆、清永洋平
日本遺跡学会 遺跡学研究 ( 2 ) 2005年11月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
遺跡の管理・運営システムの構築のための基礎的研究として、日本およびヨーロッパの遺跡に関して、①管理の現状、②管理の体制、③効果的な活用上の取り組み、の3点について比較研究をおこなった。特にヨーロッパの遺跡では、遺跡の管理に経営的視点が積極的に導入されていることが判明し、わが国の管理活用の方法を考えるうえで、基礎的知見を得ることができた。pp.112~118
粟野隆、清永洋平
担当部分:共同研究につき担当部分抽出不可能 -
明治期東京の近代邸宅空間における洋風庭園の様式と空間
粟野 隆
日本造園学会 ランドスケープ研究 68 ( 5 ) 2005年03月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
明治期における「芝庭」の空間的特徴や様式形成の時期的動向について整理した。研究の結果、芝庭は特権集団の邸宅に採用された和洋併置式邸宅と連動して登場した様式であり、具体的には和館と洋館の相異なる外観を有する建物を風景として調和させるべく出現した庭園形態であったことを明らかにした。出現の時期的動向も明治17年の華族令施行にともなう特権集団の飛躍的増加と密接に関係する点を指摘した。pp.381~384
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山縣有朋の庭園観と椿山荘
鈴木 誠、粟野 隆、井之川 若奈
日本造園学会 ランドスケープ研究 68 ( 4 ) 2005年03月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
近代日本庭園の様式的確立に多大な影響を及ぼした明治時代の元勲・山縣有朋の庭園観の明確化を試みた。具体的には、椿山荘庭園(東京都文京区)を中心に分析考察をすすめ、山縣の庭園デザインの根源に、彼の故郷萩の山川の風景(原風景)が大きな背景となっていることを指摘した。pp.339350
鈴木 誠、粟野 隆、井之川 若奈
担当部分:共同研究につき担当部分抽出不可能