論文 - 亀山 祐一
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Effect of cumulus cells on in vitro maturation of pig oocytes
ISHIJIMA Yoshiro,KAMEYAMA Yuichi
Japanese Journal of Fertility and Sterility Vol.39 No.1 1994年01月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
ブタ卵母細胞の体外成熟に及ぼす卵丘細胞の影響について検討した。卵丘細胞の付着した卵母細胞は60%程度成熟したが、培養開始前に卵丘細胞を除去したものは40%しか成熟しなかった。培養24時間の段階で卵丘細胞を除去したもの(56%)と除去後別のディッシュに移したもの(59%)の成熟率は、さほど低下しなかった。これらの結果、ブタ卵丘細胞は体外成熟に必要であるが、長く存在しなくとも役割を果たすことが示唆された。全貢数:4
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エゾシカ Cervus nippon yesoensis の造精機能の季節変化
石島芳郎、加藤ゆかり、亀山祐一、横濱道成、門司恭典、堤義雄
東京農業大学農学集報 38巻3号 1993年11月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)
エゾシカの人工授精技術確立のため、3~12月の材料を対象に造精機能の季節変化を組織学的に検討した。エゾシカは9月から翌年4月まで造精機能を有しており、それが顕著な時期は10月から12月にかけてであることが明らかになった。この知見から、人工授精に使用し得る精子は10~12月に採取可能なことが示唆された。
全貢数:4 -
二次元電気泳動法によるマウス、ラット、スナネズミおよびチャイニーズハムスターの血清蛋白質同定分布図
横濱道成、川村浩一、亀山祐一、石島芳郎
東京農業大学農学集報 38巻1号 1993年05月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)
各種生理的変化を二次元電気泳動(2-D)法で検索するための資料を得るため、今回4種の実験動物を対象に血清蛋白質の2-D法による同定分布図を作成した。
全貢数:7 -
マウス卵子の受精と初期発生におよぼすG負荷の影響
伊藤雅夫、丸瑠璃子、前田隆、真田エステル、真野高一、掘米真之、岩崎賢一、亀山祐一、石島芳郎
宇宙航空環境医学 30巻1号 1993年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
哺乳動物の受精および胚発生に及ぼすG負荷の影響を検討した。受精阻害は0.6~1.2および1.8G以上の2領域で観察され、 0.6~1.2Gでは未受精、1.8G以上では異常受精が高頻度で生じた。2細胞期から胚盤胞への発生率は2Gまで低下しなかったが、胚盤胞の細胞数は1.2G以上で減少しており、比較的低い負荷領域でも発育遅延を生じることが示唆された。
全貢数:7 -
Differences in serum proteins of monozygotic mouse twins by splitting 2-cell stage embryo, as detected by two-dimensional electrophoresis
YOKOHAMA Michinari、KAMEYAMA Yuichi、KAWAMURA Hirokazu、NAKAMURA Katsuhiko、ISHIJIMA Yoshiro
Animal Science and Technology Vol.64 No.3 1993年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
遺伝的に同一と考えられる一卵性双子間における血清蛋白質の差異を二次元電気泳動法で調べた。供試した雌雄2組のうち、雌双子間で6成分、雄双子間で5成分に変化が確認された。同一環境下で飼育した一卵性双子間には、遺伝的に同一であるにもかかわらず血清成分や臓器重量に質的および量的な差があることが判明した。
全貢数:4 -
エゾシカの第一胃内容物の性状
増子孝義、亀山祐一、横濱道成、石島芳郎
東京農業大学農学集報 37巻2号 1992年11月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)
養鹿技術確立を目的に、野生エゾシカの第一胃内容物を調べ、発酵生産物から採食植物の食性を検討した。エゾシカの第一胃内性状は、構造性炭水化物(セルロース、ヘミセルロース、リグニン)含量が少なく、かつ蛋白質含量の多い植物を採食する場合に認められる発酵パターンであった。
全貢数:4 -
剥皮期ミンク卵巣から回収した卵母細胞の体外成熟
亀山祐一、竹田秀一、石島芳郎
哺乳動物卵子学会誌 9巻2号 1992年10月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
剥皮期卵巣より回収した卵母細胞を10%FCSを添加したTYHもしくはTCM199で48時間培養した。卵母細胞の体外成熟率は、TYHで12.0%、TCM199で29.8%であった。非繁殖期である剥皮期のミンク卵巣で形成された卵母細胞は、体外成熟能を有することが判明した。
全貢数:2 -
ミンク卵母細胞の回収および体外成熟
亀山祐一、橋詰良一、石島芳郎
哺乳動物卵子学会誌 9巻1号 1992年04月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
ミンクの体外受精法確立の一環として、卵母細胞の回収ならびに体外成熟を試みた。1卵巣あたりの平均回収卵母細胞数は、卵胞穿刺で2.0~10.0個、卵巣細切で7.9~32.7個であった。卵丘細胞が厚く緊密に付着した卵母細胞は、10%FCSを添加したTYHもしくはTCM199で48時間培養することにより、それぞれ31.4および21.4%が成熟第2分裂中期に発育した。
全貢数:6 -
チャイニーズハムスター初期胚の培養
亀山祐一、石島芳郎
哺乳動物卵子学会誌 8巻1号 1991年04月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
胚培養の知見が乏しいチャイニーズハムスターの2~8細胞期胚をM16、M16+EDTA、TCM199で培養した。2細胞期から胚盤胞への発育率は、M16+EDTA(57.1%)が他の培地よりも高く、EDTA添加による発育率の改善が認められた。4および8細胞期胚はいずれの培地でも40~65%が胚盤胞に発育し、培地間の発育率の差は認められなかった。
全貢数:6 -
エゾシカの資源的価値に関する調査
横濱道成、亀山祐一、増子孝義、小松輝行、橋詰良一、石島芳郎
東京農業大学農学集報 35巻3号 1991年01月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)
エゾシカの生産技術確立を目的に、わが国における養鹿産業の実態やエゾシカの動物資源的価値について調査研究を行った。エゾシカとホンシュウジカの資源価値は大きいが、基礎的データが少なく、生産物取扱や保護に関する法的規制が課題になることが予想された。
全貢数:7 -
と屠場廃棄卵巣からの卵母細胞の回収
亀山祐一、川崎しのぶ、石島芳郎
東京獣医畜産学雑誌 36巻3、4号 1990年06月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
と畜場卵巣からより効率よく卵母細胞を回収するため、可視卵胞を穿刺した後のブタ卵巣を材料に潜在卵母細胞の回収を試みた。その結果、卵胞をすでに穿刺した卵巣でも卵巣表面組織をカミソリ刃で細断することにより1卵巣あたり120~150個と大量の卵母細胞が回収できることが判明した。
全貢数:4 -
CF#1系成熟雄マウスの臓器重量
亀山祐一、中村克彦、石島芳郎
東京獣医畜産学雑誌 36巻3、4号 1990年06月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
2~12ヵ月齢にわたるCF#1系雄マウスの主要臓器(心臓、肺、肝臓、腎臓、脾臓、胃、精巣、精巣上体)重量を月齢別に検討した。各臓器重量は実測値では5ヵ月以降12ヵ月齢まで、体重比では3ヵ月齢以降12ヵ月齢まで大きな変動がないことが確認された。
全貢数:3 -
屠場ブタ卵巣から採取した卵胞卵の体外成熟
亀山祐一、石島芳郎
日本不妊学会誌 34 ( 4 ) 1989年10月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
廃棄卵巣の有効利用の観点から、屠場ブタ卵巣からの卵胞卵の回収成績と体外成熟法について吟味した。卵胞穿刺による採卵を試みた結果、1卵巣当り平均19.6個が回収できた。卵核胞期の正常形態卵は、TCM199または修正KRB液で48時間培養することにより約60%が成熟第2分裂中期に発育した。
全貢数:6 -
射出精子によるウサギ卵胞卵の体外受精
亀山祐一、石島芳郎
哺乳動物卵子研究会誌 6巻2号 1989年10月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
排卵前ウサギ卵胞卵の体外受精法を確立する目的で、射出精子の先体反応誘起ならびに受精に及ぼす卵胞卵前培養の影響について検討した。射出精子をBO液で前培養したところ、前培養6時間で25%程度の精子に先体反応が誘起された。HCG投与後9時間に回収した卵胞卵は、すべての卵が成熟を完了するまで4時間の体外培養を必要とした。卵胞卵を4時間前培養することにより、低率ながら受精卵を得ることに成功した。
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無処理および過排卵処理マウスの左右子宮角の機能差(共著) 査読あり
石島芳郎、亀山祐一
東京獣医畜産学雑誌 36 ( 1、2 ) 35 - 38 1989年06月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
左右子宮角の機能差を知るため、自然交配および過排卵処理後交配したCF#1系雌マウスを対象に、着床数、胎児数の左右子宮角の関係を吟味した。その結果、着床数および胎児数は、過排卵処理の有無に係わらず右子宮角が多い傾向にあったが、一方で偏りを少なくする働きもあることが示唆された。
全貢数:4