論文 - 本間 裕人
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日本の地ビールの品質特性とその変遷 査読あり
徳田宏晴,本間裕人,中西載慶
東京農業大学農学集報 57 ( 2 ) 126 - 137 2012年09月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)
地ビール類の創成期から近年に至までの10数年間に渡り、ビールの品質の分析を行い、国産地ビールの品質特性の変遷を調べた。
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中高年層消費者における各種ビールの嗜好およびその満足度 査読あり
徳田宏晴,本間裕人,中西載慶
日本食品保蔵科学会誌 34 ( 4 ) 229 - 236 2012年07月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
ビール類の嗜好調査を行い、傾向を分析した。
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スクロース高資化性乳酸菌Lactobacillus paracasei NRIC0765株のスクロース分解酵素の生産性と諸性質 査読あり
本間裕人, 山下秀明, 徳田宏晴, 佐藤壮, 上野孝, 中西載慶
日本食品保蔵科学会誌 37 ( 6 ) 265 - 271 2011年11月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
明確な異化代謝抑制を受けずにスクロースを資化できるスクロース高資化性乳酸菌Lactobacillus paracasei NRIC0765株のスクロース資化特性について検討しところ、スクロース分解酵素をグルコースなどで培養した場合でも構成的に生産することにより混合糖類を炭素源とする培地においても発酵遅延を生じずにスクロースを資化できることを明らかにした。
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耐塩性プロテアーゼを有するきのこ株の選抜 査読あり
中村和夫,川村拓未,本間裕人,中西載慶
日本きのこ学会誌 19 ( 3 ) 121 - 124 2011年10月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
味噌や醤油の醸造に利用することを目的として耐塩性プロテアーゼを生産するきのこ類の選抜を行った。
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草本類培地における担子菌類の生育特性(第2報)イネ科作物残渣培地における菌糸体生長 査読あり
本間裕人, 徳田宏晴, 石井彩, 須田亙, 平野繁, 中西載慶
日本きのこ学会誌 18 ( 2 ) 73 - 76 2010年07月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
発生量の多い作物残渣であるイネ科作物のワラおよび籾殻が,担子菌の培地として利用可能であるかを明らかにするため,ライムギ・六条オオムギ・二条オオムギ・コムギ・イネ・イネ(籾殻)の6種類の草本培地に,81種97株の食用および薬用きのこ類を接種して菌糸伸長速度を調べた.その結果,菌の生育に最も適していたのはライムギ培地であり,また,ヒラタケ,ウスヒラタケ,トキイロヒラタケ,タモギタケ,等のヒラタケ科の菌,およびアミガサタケの生育が6種類の草本培地全てで速かった.
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Electric pretreatment of garbage for the methane production
Tokuda Hiroharu, Homma Hiroto, Irie Mami, Ushikubo Akikuni and Nakanishi Kotoyoshi
Food Preservation Science 35 ( 4 ) 165 - 170 2009年07月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
生ゴミを原料としたバイオガス(メタン)発酵において、生ゴミを電解前処理(DC30V、24h)することにより、①生ゴミの微粒子化促進、②可溶化率向上、③雑菌数の減少が認められ、発酵性が向上することが知られた。
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ナッツ類を用いたチーズ様食品の製造 査読あり
本間裕人、徳田宏晴、中西載慶
日本食品保蔵科学会誌 35 ( 4 ) 195 - 199 2009年07月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
植物性タンパク質および脂質を豊富に含み、独特の香りを有する各種ナッツ類を対象として、これに加水して圧搾することにより得られた乳液を原料に、酸・プロテアーゼ法によるチーズ製造を試み、牛乳チーズに類似のチーズ様食品が得られることを明らかにした。
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草本類培地における担子菌類の生育特性(第1報)非作物草本(雑草類)培地における菌糸体成長 査読あり
本間裕人、代万里子、徳田宏晴、中西載慶
日本きのこ学会誌 16 ( 4 ) 165 - 168 2008年12月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
非作物草本(雑草)について,担子菌の培地として使用可能性であるかを明らかにするため,13種の非作物草本を用いて作成した固体培地に,32株の担子菌を接種して菌糸体成長を調べた.その結果,イネ科のネズミムギ培地で最も菌糸生長が速く,その他3種のイネ科草本においても菌糸生長は比較的速かった.また,タモギタケやヒラタケ等のヒラタケ科,およびマンネンタケ,ヤマブシタケ等のヒダナシタケ目の木材腐朽菌の菌株の生育が13種の草本の大部分で速かった.
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食用菌スギエダタケ(Strobilurus ohshimae)のラッカーゼ生産性とそれを用いた各種フェノール性色素の分解 査読あり
本間裕人、篠山浩文、天知誠吾、徳田宏晴、中西載慶、藤井貴明
日本きのこ学会誌 16 ( 2 ) 93 - 95 2008年07月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
スギ木粉培地でNagaoka 1-1株を30日間25℃で培養したところ, 405 U/gのラッカーゼ活性を得ることができた.本酵素を用い7種類のフェノール性色素に対して脱色試験を行ったところ試験した全ての色素に対して脱色活性を示し,クレゾールレッドは約40分で,レマゾールブリリアントブルーRでも約80分でほぼ完全に脱色された.
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Lignin-degrading activity of edible mushroom Strobilurus ohshimae that forms fruiting bodies on buried sugi (Cryptomeria japonica) twigs 査読あり
Hiroto Homma, Hirofumi Shinoyama, Yukihiro Nobuta, Yoshie Terashima, Seigo Amachi and Takaaki Fujii、本間 裕人
Journal of wood science 53 80 - 84 2007年02月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
スギ林で特異的に発生する食用菌であるS. ohshimaeのリグニン分解能について調べた。S. ohshimaeの菌株20株についてスギ木粉に対するリグニン分解率を測定したところ、高い株では30日で約12%リグニンを分解していた。リグニン分解における樹種特異性を調べたところ、S. ohshimae はスギ木粉培地においてブナ木粉培地よりも良好にリグニンを分解していた。
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各種農産廃棄物の加水分解におよぼす電解前処理効果 査読あり
徳田宏晴、田中美智子、本間裕人、中西載慶
日本醸造学会誌 101 ( 10 ) 769 - 775 2006年10月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
農産廃棄物の有効利用を目的とした加水分解において、試料を電解槽(カソード)で30Vの直流電流で処理することにより、その加水分解性が向上する事を明らかにした。また、最も電解前処理効果が認められたのは、ビートパルプであり、電解前処理の効果は、電極反応で生じたアルカリイオン水による試料の微粒子化や潜在糖の部分的可溶化であることを示した。
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Fruiting body formation, cultivation properties, and host specificity of a fungicolous fungus Asterophora lycoperdoides 査読あり
Hiroto Homma, Hirofumi Shinoyama, Mutsumi Tanibe, Seigo Amachi, Toshimitsu Fukiharu, Takaaki Fujii、本間 裕人
Mycoscience 47 269 - 276 2006年10月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
ベニタケ科の古い子実体(主にクロハツ)の上に子実体を形成する菌生菌である、ヤグラタケの培養特性について調べた。PDA培地上で生育させるとおよそ1週間で子実体を形成した。様々な菌の子実体の粉末を加えた培地で培養したところ、クロハツを含む培地において他の菌を含む培地よりも優位に生育や子実体形成が良好であった。
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未利用資源の有効利用を目的とした、高い宿主特異性を有する菌類の培養特性および子実体形成に関する研究(博士論文)
本間 裕人
千葉大学大学院自然科学研究科 2006年09月
記述言語:日本語 掲載種別:学位論文(その他)
これまで培養が困難であるため、あるいは困難であると思われていたためあまり利用されてこなかった宿主特異性の高い菌を、未利用資源の有効利用に活用することを目的として、2種の菌をモデルとして選択し、培養特性や子実体形成などについて検討した。
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スギ資源多段利用システムの構築を目的としたスギ木粉廃培地による各種食用菌の栽培 査読あり
本間裕人、篠山浩文、小林義弘、天知誠吾、藤井貴明
食と緑の科学(千葉大学園芸学部学術報告) 60 75 - 78 2006年04月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)
スギの多段的利用法の構築を目的として、スギ林より分離した食用菌をスギ木粉に生育させ、その廃培地で6種の一般的な食用菌を培養した。その結果マイタケにおいて、ブナ木粉などよりもスギエダタケ廃培地で菌糸の伸長が速かった。またエノキタケおよびブナシメジで子実体形成を試みたところ、スギエダタケの廃培地で良好に子実体を形成した。よってこれらの菌の栽培にはスギエダタケの廃培地を利用できる可能性が示唆された。
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スギ林にて発生する食用菌スギエダタケの栽培化に関する予備的検討 査読あり
本間裕人、篠山浩文、信田幸大、天知誠吾、藤井貴明
日本きのこ学会誌 日本きのこ学会刊 12 ( 4 ) 205 - 210 2005年12月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
食用菌スギエダタケの栽培化を目指し、培養特性を調べ、子実体発生法を検討した。本菌は一般的な菌床栽培法では子実体を形成しなかった。一方自然界では、ほぼ常に埋もれたスギ落枝から発生することを確認した。そこで菌床栽培において菌糸が蔓延したのち覆土したところ12本中4本から子実体が発生した。さらにバーミキュライトで覆土したところ12本中12本から子実体が発生した。よって菌床栽培での子実体発生が可能となった。
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「食用菌Strobilurus ohshimaeの子実体形成と酵素生産性について(修士論文)」
本間 裕人
千葉大学大学院 2003年02月
記述言語:日本語 掲載種別:学位論文(その他)
スギ林にて特異的に発生する食用菌スギエダタケの栽培化を目指して研究を行い、子実体発生に成功した。また、生産する酵素類を調べたところ、リグニン分解酵素の生産性が確認された。