講演・口頭発表等 - 本間 裕人
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食用きのこ類を用いた新規味噌様食品の製造
本間裕人、徳田宏晴、中西載慶
日本食品保蔵学会第58回大会要旨集(於東京聖栄大学) 2009年06月
開催年月日: 2009年06月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
食用きのこ類を麹菌の代わりに米や大豆に生育させてきのこ麹を製麹し、食塩を加えて混合破砕して熟成させ「きのこ味噌」を試醸した。完成したきのこ味噌は一般成分分析や熟度に関する分析などから、一般の味噌に近いものであると評価できた。
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草本系作物残渣における担子菌類の生育特性
本間裕人、石井彩、徳田宏晴、須田亙、中西載慶
日本きのこ学会第12回大会 講演要旨集 2008年09月 日本きのこ学会
開催年月日: 2008年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:九州大学
担子菌栽培用培地としての利用の可能性を探るため、6種類のイネ科作物残渣における104株の担子菌の生育を調べた。その結果ライ麦が、最も培地としての適性が高く、ヒラタケ科の菌の生育が良好であった。
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複数糖類含有培地におけるL-乳酸生産菌(L.paracasei 1532)の蔗糖分解特性
本間裕人、山下秀明、徳田宏晴、上野孝、中西載慶
第60回日本生物工学会大会 発表講演要旨集 2008年07月 日本生物工学会
開催年月日: 2008年07月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東北学院大学
異化代謝産物抑制のかかり難いL-型乳酸生産菌L.paracasei 1532の蔗糖分解酵素酵素を精製し、その諸性質を調べた。分子量は66.2 kDa、等電点はpI5.60であった。基質特異性を調べたところ、イソマルトース、p-NPαGなどに対して高い分解活性を示した。よって本酵素は蔗糖分解能を有するα-グルコシダーゼであることが示唆された。
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食品系廃棄物からの水素生産における原料の前処理効果
田中努、徳田宏晴、本間裕人、鈴木昌治、中西載慶
第60回日本生物工学会 講演要旨集 2008年07月 日本生物工学会
開催年月日: 2008年07月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東北学院大
モデル生ごみおよびオカラを対象として、これを原料とした水素生産において、①電解処理(30V、24時間)あるいは②電解+酵素処理により、ガス生成速度、生成量が増加することを示した。
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雑草類における担子菌類の生育特
本間裕人、代真理子、徳田宏晴、中西載慶
第11回日本きのこ学会大会講演要旨集 2007年09月 日本きのこ学会
開催年月日: 2007年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:旭川市民文化会館
担子菌栽培用の培養基への雑草類の利用を目的として、これらにおける担子菌類の生育特性について検討を行い、①イネ科植物では全般的に菌の生育が良好であること、②ヒラタケ科の菌がいずれの雑草においても良好な生育を示すこと、などを明らかにした。
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メタン発酵における原料生ゴミの電解処理効果
徳田宏晴、本間裕人、入江満美、牛久保明邦、中西載慶
第59回日本生物工学会大会 発表講演要旨集 2007年09月 日本生物工学会大会
開催年月日: 2007年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:広島大学
メタン発酵原料として用いる生ゴミを、電解法によって前処理することにより、原料の無菌化、可溶化がはかれると共に、発酵性が向上することを明らかにした。
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スギ林で発生する食用菌Strobilurus ohshimae(スギエダタケ)の培養特性と子実体発生
本間裕人、篠山浩文、信田幸大、天知誠吾、藤井貴明
第54回日本木材学会大会 研究発表要旨集 2004年08月 日本木材学会
開催年月日: 2004年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:札幌コンベンションセンター
スギエダタケは美味な食用菌であるため、栽培化を目指して研究した。本菌の子実体発生は熟成期間の長さや菌掻きの有無などにはあまり影響を受けなかったが、水分条件などには敏感に影響を受けた。一方、本菌は木材腐朽菌であると考えられるため木材成分の分解性を調べたところ、本菌は代表的なリグニン分解菌であるカワラタケなどと異なりブナよりもスギでリグニン分解率が高く、スギでのリグニン分解率はカワラタケよりも高かった。
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スギ担子菌Strobilurus ohshimae(スギエダタケ)の子実体形成とリグニン分解能について
本間裕人、信田幸大、篠山浩文
日本菌学会第46回大会 講演要旨集 2002年05月 日本菌学会
開催年月日: 2002年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:信州大学農学部
スギは抗菌性が高く一般的な食用キノコ栽培には向かないが、スギ林で発生する菌であれば栽培に使用できる可能性が考えられる。そこで食用菌スギエダタケをスギ木粉で栽培することを試みた。本菌はスギ木粉培地で良好に生育し、25℃で最も菌糸の生育が良く、約20日で容器全体に菌糸が蔓延する。しかしその後、温度を下げ菌かきを行ったが子実体の発生は認められなかった。そこで覆土して10℃に移したところ子実体が発生した。
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スギ担子菌Strobilurus ohshimae(スギエダタケ)の酵素生産性とリグニン分解能について
本間裕人、信田幸大、篠山浩文、天知誠吾、藤井貴明
日本農芸化学会2002年度(平成14年度)大会 講演要旨集 2002年03月 日本農芸化学会
開催年月日: 2002年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東北学院大学
スギ資源の需要拡大を目的として、スギ林で発生する食用担子菌スギエダタケの酵素生産性とリグニン分解能力について検討した。本菌の多糖類分解酵素生産性を調べたところ、セルラーゼ、キシラナーゼの生産は認められなかった。リグニン分解能力を検討したところ、本菌は30日間で9.2%のリグニンを分解していた。著名な3種のリグニン分解酵素の活性を調べたところ、ラッカーゼの顕著な活性が示された。
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菌生菌Asterophora lycoperdoides(ヤグラタケ)の培養特性および人工環境下における子実体形成
本間裕人、谷部睦美、篠山浩文、吹春俊光
日本菌学会第45回大会 講演要旨集 2001年05月 日本菌学会
開催年月日: 2001年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:日本獣医畜産大学
ヤグラタケは野外では食用菌であるクロハツの古い子実体の上部に子実体を形成する。その特異的な生態から本菌は特徴的な培養特性、子実体形成メカニズムを有することが予想されるため検討した。本菌の厚膜胞子をPDA培地に接種し、25℃明所にて培養したところ、約4日で発芽し、8日ほどで子実体形成が起こり、約10日で子実体が成熟した。よって本菌は人工環境下でも良好に生育し、極めて短期間で子実体を形成することが示された。