講演・口頭発表等 - 本間 裕人
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きのこ類を用いた新規な高グアニル酸含有出汁の製造
老沼虎太郎,本間裕人,角田宏之,荻原慎,榎本直樹
日本きのこ学会 第28回大会 2025年09月 日本きのこ学会
開催年月日: 2025年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:群馬県高崎市 国名:日本国
短期間で培養可能なきのこ類の菌糸体に着目し、グアニル酸を含む出汁を効率的に生産する方法を検討した。ニンジン出汁ガラを用いた固体培地できのこ類125株を3週間培養し、出汁取りを行い、グアニル酸含有量をHPLCにより測定した。その結果125株中84株からグアニル酸が検出され、菌糸体からもグアニル酸を含む出汁を抽出可能であることが示された。特にササクレヒトヨタケNBRC30480、ヒラタケNBRC33211、ツエタケSKB018、ブナシメジSKB005、タモギタケNBRC30528の5株において乾燥重量あたり200 µg/g以上と高いグアニル酸量が示された。
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きのこ類を用いたDPP4阻害物質高含有発酵液の製造
佐々木伶,本間裕人
日本きのこ学会 第27回大会 2024年09月 日本きのこ学会
開催年月日: 2024年09月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:鳥取県米子市 国名:日本国
DPP4阻害薬は2型糖尿病の治療薬として広く使用されているが、このDPP4を阻害するペプチドは様々な発酵食品に含まれている。当研究室ではこれまでにきのこ類で発酵させた様々な発酵食品を製造してきた。そこで本研究では5種の食品原料と計121株のきのこ類の組み合わせて発酵液を調製し、スクリーニングを行った結果、米培地、および小麦フスマ培地においてマスタケLaetiporus sulphureus MAFF420097の試料のIC50が、320.5 U/mL、328.3 U/mLと高い阻害活性を示しことを明らかにした。また、脱脂大豆培地においてマンネンタケGanoderma lucidum NBRC31868、アミスギタケFavolus arcularius NBRC4959、およびツクツクホウシタケIsaria cicadae NBRC33259がそれぞれ、441.3 U/mL、323.1 U/mL、202.5 U/mLと高い阻害活性を示した。
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エノキタケの子実体発生不良に関する基礎的検討 〜第2報 各種代謝関連化合物の子実体発生におよぼす影響〜
若林美奈,本間裕人,内野昌孝,志波優,徳岡昌文, 篠田清嗣,小島正和,山口真弥
日本きのこ学会 第27回大会 2024年09月 日本きのこ学会
開催年月日: 2024年09月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:鳥取県米子市 国名:日本国
きのこ類の菌床栽培では、特定の種菌から拡大培養した栽培ビンにおいて突然子実体が全く発生しなくなる子実体発生不良という現象が稀に発生するが、その原因は未だに解明されていない。前回までの研究において、正常株と変異株を対峙培養すると、変異株の性質が正常株にも伝播すること、変異株のフィルター滅菌した培養液に発生不良を誘発する因子が含まれていること等が明らかとなった。そこで本研究では発生不良株のフィルター滅菌培養液に含まれる発生不良誘発因子が病原体であるか代謝産物であるか検証するため、上記培養液により発生不良を生じた検体から菌株を再分離し、発生試験を行ったところ、正常に子実体が発生した。よって、フィルター滅菌培養液による発生不良は一過性のものであり、発生不良誘発因子は病原体ではなく代謝産物であることが示唆された。そこでプロテオーム解析および文献情報から発生不良への関与が疑われた酵素の基質や生成物を添加した培地で発生試験したところ、1-オクテン-3-オン、2-エチル-1-ヘキサノール、1-オクタノール、1-オクテン-3-オール、ギ酸において正常株の子実体の発生を抑制する効果が見られた。よってこれらの物質を生成する酵素の代謝異常が子実体発生不良に関与している可能性が考えられた。
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エノキタケの子実体発生不良に関する基礎的検討
熊岡竜之進、小島睦美、本間裕人、内野昌孝、志波優、徳岡昌文、篠田清嗣、小島正和、山口真弥
日本きのこ学会 第26回(2023年度)大会 2023年08月 日本きのこ学会
開催年月日: 2023年08月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:近畿大学 奈良キャンパス 国名:日本国
エノキタケの子実体発生の原因究明のため基礎的検討を行った。
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きのこ類を用いて発酵させた新規甘酒様発酵飲料の開発
本間裕人,山口和真,数岡孝幸,舘 博,徳田宏晴
日本きのこ学会第22回大会 2018年09月 日本きのこ学会
開催年月日: 2018年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:函館アリーナ・サン・リフレ函館
耐熱性アミラーゼを生産するきのこ類を選抜し、甘酒の試醸を行ったところ、市販甘酒よりも高い糖度の甘酒を製造することが出来た。
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担子菌バイオリアクターによるトリクロサンの除去
山口和真、本間裕人、数岡孝幸、舘博、藤本尚志、徳田宏晴
日本生物工学会第70回大会 2018年09月 日本生物工学会
開催年月日: 2018年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:関西大学千里山キャンパス
殺菌剤として広く利用されてきたトリクロサンは水生生物への悪影響が懸念されされている。そこで担子菌によるトリクロサンの除去目的に、有料菌株の検索、取得菌のトリクロサン除去特性の解明、およびトリクロサン除去用バイオリアクターの構築を行った。
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ナメコのムチン層に生息する細菌類の分離
本間裕人,若井大晟,堅田亜利紗,徳田宏晴
日本きのこ学会第20回大会 2016年09月 日本きのこ学会
開催年月日: 2016年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:静岡県男女共同参画センターあざれあ 国名:日本国
ナメコの表面のヌメリに生息している細菌叢の解析を行ったところ、Lactococcus lactis subsp.cremoris、Leuconostoc citreumなどの乳酸菌および、Ewingella americanaなど菌が高い頻度で正青くしていることを明らかにした。
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担子菌を用いた2-メルカプトベンゾチアゾール除去システムの構築
徳田宏晴・野村春香・松井徹・本間裕人・小泉幸道
日本きのこ学会25周年記念大会(第十八回大会) 2014年09月 日本きのこ学会
開催年月日: 2014年09月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:京都大学百周年時計台記念館
きのこ類を用いて2-メルカプトベンゾチアゾールの除去を行った。
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新規に分離したD-乳酸資化性菌による高光学純度L-乳酸の調製
二井広平,舩岡侑未,小泉幸道,本間裕人,中西載慶,徳田宏晴
第65回日本生物工学会大会 講演要旨集 2013年09月 日本生物工学会
開催年月日: 2013年09月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:広島国際会議場
DL-混合乳酸中のD乳酸を乳酸資化性菌に資化させることにより,高光学純度のL-乳酸を調製した。
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きのこ類の生産する耐塩性および耐アルコール性アミラーゼの探索とその利用
安井文,本間裕人,徳田宏晴,中里厚実,中西載慶
第65回日本生物工学会大会 講演要旨集 2013年09月 日本生物工学会
開催年月日: 2013年09月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:広島国際会議場
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きのこの発酵作用を用いた国産キノアからの味噌の試醸
杉浦絢美,中村和夫,川村拓未,本間裕人
日本きのこ学会第17回大会 講演要旨集 2013年09月 日本きのこ学会
開催年月日: 2013年09月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:県立広島大学
アレルゲンフリーな疑穀類であるキノアを原料として、きのこ類の発酵作用を利用して味噌を作製した。
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ツクツクホウシタケが生産するプロテアーゼの精製と性質
竹川千裕,中村和夫,大山拓次,本間裕人
日本きのこ学会第17回大会 講演要旨集 2013年09月 日本きのこ学会
開催年月日: 2013年09月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:県立広島大学
冬虫夏草の一種であるツクツクホウシタケの生産するプロテアーゼの精製を行い、セリンプロテアーゼであることを明らかにした。
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きのこ類を用いた段仕込み法・塩折法によるビートパルプの糖化
本間裕人,根本千明,徳田宏晴,中西載慶
日本きのこ学会第17回大会 講演要旨集 2013年09月 日本きのこ学会
開催年月日: 2013年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:県立広島大学
伝統的な醸造学的手法である、段仕込み法と塩折法を用い、ビートパルプから高濃度糖液の調製を行った。
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食塩によってプロテアーゼ生成が促進される耐塩性きのこ株
渡辺峰子,中村和夫,本間裕人,中西載慶
日本きのこ学会第16回大会 講演要旨集 2012年09月 日本きのこ学会
開催年月日: 2012年09月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:東京農業大学
漢方薬の一種であるツクツクホウシタケは培養すると菌糸体の形態が二形態をとる。このそれぞれの形態におけるプロテアーゼについて活性の違いを調べた。
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食用きのこ類を用いた味醂の製造
本間裕人,保坂拓郎,徳田宏晴,中村和夫,中西載慶
日本きのこ学会第16回大会 講演要旨集 2012年09月 日本きのこ学会
開催年月日: 2012年09月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:東京農業大学
食用きのこを麹菌の代わりに用い、味醂の製造を試みた。その結果、市販の味醂よりはやや糖度が劣るもののきのこ類を用いても味醂製造は可能であった。また、きのこ類のアミラーゼはアルコール耐性を有しているものも多く存在していることが示された。
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ツクツクホウシタケのプロテアーゼ活性に及ぼす菌糸体の形態の影響
竹川千裕,中村和夫,本間裕人,中西載慶
日本きのこ学会第16回大会 講演要旨集 2012年09月 日本きのこ学会
開催年月日: 2012年09月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:東京農業大学
漢方薬の一種であるツクツクホウシタケは培養すると菌糸体の形態が二形態をとる。このそれぞれの形態におけるプロテアーゼについて活性の違いを調べた。
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食用きのこ類を用いた醤油の製造
本間裕人, 永嶋涼太, 徳田宏晴, 中村和夫, 中西載慶
日本きのこ学会 第15回大会 講演要旨集 2011年08月 日本きのこ学会
開催年月日: 2011年08月 - 2011年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:信州大学 農学部
高い耐塩性を有するプロテアーゼを生産するきのこ類のスクリーニングを行い、マンネンタケ、エノキタケ、ツクツクホウシタケ、ヌメリツバタケ、カワラタケ、ホシアンズタケなど19株を選抜した、きのこ醤油の醸造を試みた。
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Lactobacillus coryniformis394を用いた複合バイオプロセスによるロイテリンおよびD-乳酸の生産
菅沼愛、徳田宏晴、本間裕人、中里厚実、中西載慶
日本生物工学会第60回大会 講演要旨集 2010年10月 日本生物工学会
開催年月日: 2010年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:宮崎シーガイア
Lactobacillus coryniformis394を用いて、抗菌物質ロイテリンを生産する方法について発表した。
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耐塩性プロテアーゼを有するキノコ株の選抜
中村和夫, 川村拓未, 本間裕人, 中西戴慶
日本きのこ学会第14回大会講演発表要旨集 2010年09月 日本きのこ学会
開催年月日: 2010年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京大学
きのこ類のプロテアーゼの中には高い耐塩性を有するものも存在している。これまであまり調べられてこなかったこれら耐塩性プロテアーゼについて検討したところ、マンネンタケ、スエヒロタケ、ヌメリツバタケ、ツクツクホウシタケ、タモギタケなどの活性が高く、これらの活性は麦麹のコウジカビよりも高かった。
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食用きのこ類を用いた糸状菌熟成チーズの製造〜第2報〜
本間裕人, 佐々木薫, 徳田宏晴, 中西載慶
日本きのこ学会第14回大会講演発表要旨集 2010年09月 日本きのこ学会
開催年月日: 2010年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京大学
きのこ類を用いて糸状菌熟成チーズを作成する方法を開発し、実際に作成して分析を行った。