Papers - OKAZAWA Hiromu
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小規模・高齢化集落活性化への農業農村工学的アプローチ(共著) Reviewed
高橋 悟,鈴木伸治,岡澤 宏,渡邉文雄
水土の知 12 ( 76 ) 15 - 18 2008.12
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
島根県大田市西田地区を対象に,特異な文化遺産であるヨズクハデの発生起源について農業農村工学的にアプローチした論文である.
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網走川水系における農業的土地利用と河川の窒素・リン濃度の関係(共著) Reviewed
岡澤 宏,豊田裕道,島田沢彦,鈴木伸治,竹内 康
農業農村工学会論文集 258 45 - 50 2008.12
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
北海道網走川水系において支流河川の水質水文調査を実施し,河川の窒素・リン濃度と支流域の畑草地率との関係を検討した.そして,支流河川のN/P比は畑草地率と密接な関係があり,網走湖の富栄養化に影響を及ぼしていることを明らかにした.
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田村堀の開発と番水制の成立要因(共著) Reviewed
増野途斗,岡澤 宏,中村好男
水土の知 76 ( 7 ) 31 - 35 2008.07
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
田村堀は相模川の右岸川支流である小鮎川から取水して4ヵ村を灌漑していた農業用用排水路である.本研究では,田村堀の灌漑方式である番水制の開発に関する経緯と成立要因について検討した.
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積雪寒冷地におけるアスファルト舗装の熱伝導解析に関する基礎的研究(共著) Reviewed
竹内 康,岡澤 宏,江向俊文,馬場竜介,牧恒 雄
農業土木学会論文集 245 95 - 100 2006.10
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
本研究では,積雪寒,冷地における効率的なロードヒーティングシステムを構築するための基礎データ収集を目的として、新潟県妙高市立姫川原小学校の校庭にウェザーステーションを設置し,校庭内に敷設されている簡易アスファルト舗装体内の積雪前後の温度変化を測定した.そして,この測定データを用いて一次元非定常熱伝導解析を実施したところ,舗装周辺からの水分浸透による地盤の温度拡散率の変化が地盤内の時系列温度変化に影響を及ぼしており,簡易アスファルト舗装において温度分布を推定するためには地盤内の水分変化を把握する必要があることがわかった.
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農村地域における水田を利用した震災時の避難労力低減効果(共著) Reviewed
左村公,岡澤 宏,島田沢彦,中村好男
農業土木学会論文集 242 115 - 122 2006.04
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
水田と宅地が混住化する水田地域を対象に,震災時に水田を避難経路として活用する場合,地域住民の避難活動に及ぼす水田の効果を検証した.
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北海道南西部の草地畜産流域における河川水文と汚濁負荷流出特性(共著) Reviewed
岡澤 宏,長澤徹明,井上京,山本忠男
農業土木学会論文集 240 63 - 70 2005.12
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
森林流域と農業流域における平水時,降雨流出時,融雪流出時の河川水質汚濁について扱った研究であり,流域からの窒素負荷流出は降雨流出時と融雪流出時に大半が流出することを定量的に示し,河川流出時の水質保全の重要性を示した.
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森林流域と農業流域における融雪流出時の汚濁負荷流出特性(共著) Reviewed
岡澤 宏,長澤徹明,井上京,山本忠男
農業土木学会論文集 237 57 - 65 2005.06
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
北海道南西部の森林流域と農業流域において,融雪期間を通じて河川の水質水文状況を観測した.農業流域では森林流域の1.7倍に相当するT-N比負荷が流出している実態を明らかにした.また,融雪流出に伴う流出負荷は,大部分が融雪盛期の短期間に流出することを示した.
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小雪寒冷な酪農流域における融雪融凍期の水質水文環境(共著) Reviewed
鵜木啓二,山本忠男,井上京,長澤徹明,岡澤 宏
農業土木学会論文集 228 9 - 15 2003.12
Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
融雪融凍期における農業流域河川の汚濁物質流出状況を明らかにし,水質保全対策について検討した.小雪寒冷地域の北海道東部大規模酪農流域において,ケイ酸を指標とした流出分離の結果,流量増加時には9割以上が表面流出であった.また,家畜糞尿由来の物質が高濃度で流出していた.地表面が凍結している場合,草地に散布されていた堆肥や畜産施設等の負荷限から流出した物質に対し,土壌による濾過・捕捉機能がほとんど発揮されないためと推察した.
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北海道東部の畑作地帯における降雨流出時の河川水質特性(共著) Reviewed
岡澤 宏,井上京,山本忠男,長澤徹明,鵜木啓二
農業土木学会論文集 227 33 - 40 2003.10
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
北海道東部の畑作地帯において降雨流出時の河川水質変動を把握し,汚濁負荷流出特性を検討した.河川流量の80%が基底流出によって形成されており,リンとSS成分は直接流出,T-N,硝酸態窒素は基底流出と高い相関を示した.直接流出,基底流出とT-N負荷の関係から,重回帰分析によって各流出のT-N濃度を推定し,負荷分離を行った.T-N負荷の75%が基底流出であり,その大部分が硝酸態窒素によって構成されていることが明らかになった.
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Effect of Previous Flood on Suspended Sediment Transport during Rainstorm Runoff "jointly worked" Reviewed
OKAZAWA Hiromu, NAGASAWA Tetuaki,INOUE Takashi,YAMAMOTO Tadao
Proceedings 12th International Soil Conservation Conference, Process of Soil Erosion and Its Environment Effect ( II ) 26 - 31 2002.05
Authorship:Lead author Language:English Publishing type:Research paper (international conference proceedings)
北海道南西部の森林流域と農業流域における浮流土砂流送挙動の比較を通じて,降雨流出時の浮流土砂流送を河川流量と流出履歴に着目して検討した.両流域の浮流土砂流送機構を降雨流出規模と河川流出履歴に着目して考察したところ,農業流域では河川の流出規模と流出履歴によって,浮流土砂濃度を説明することができた.
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Changes in Erodibility and Eutrophic Components Outflow due to Armoring of Bottom Sediments "jointly worked" Reviewed
MIHARA Machito,OKAZAWA Hiromu
農業土木学会論文集 214 105 - 110 2001.08
Language:English Publishing type:Research paper (scientific journal)
底質の粗粒下に伴う受食性の変化をコンシステンシーの変化とともに検討した.また,粗粒下に伴う底質からの富栄養化成分の流出特性についても検討した.供試体表面の水分状態が液性限界を上回って,塑性領域から液性領域へと変化すると侵食量が増大した.また,侵食に伴って富栄養化成分も流出することが明らかになった.
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北海道南西部の農林地流域における降雨時の河川水質環境(共著)
岡澤 宏,長澤徹明,井上京,山本忠男
農業土木学会論文集,農業土木学会 211 35 - 42 2001.02
Authorship:Lead author Language:Japanese Publishing type:Research paper (scientific journal)
北海道南西部の農林地流域を対象として降雨流出時における河川の水質水文状況を観測し,流域水文環境と水質特性との関係を検討した.流域の水分状態を表す指標として「流域貯水量:IS」を定義し,河川窒素濃度との関係を検討した結果,両者の間には有意な関係が認められた.そして,農業流域では降雨直前におけるISによって,降雨流出時の河川窒素濃度は影響を受けることを明らかにした.
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Erosion Mechanism of Bottom Muds and Eutrophic Components Outflow "jointly worked"
MIHARA Machito,OKAZAWA Hiromu
農業土木学会論文集,農業土木学会 194 33 - 40 1998.04
Language:English Publishing type:Research paper (scientific journal)
同心軸回転侵食装置を用いて,排水河川底泥の侵食特性とそれに伴う窒素,リン成分の流出について検討した.その結果,底泥表層のレオロジー的性質によって河川底泥の侵食特性が異なることを明らかにした.また,底泥の侵食にともなって窒素・リンも流出することが明らかになった.