Presentations -
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スギ挽き板を用いたクロスラミナパネル(CLP)の製造と性能に関する基礎的研究(第2報) -曲げ強度と平面引張りについて-
森永謹穂,大林宏也,桃井尊央,栃木紀郎,小林純
第63回日本木材学会大会 2013.03
Event date: 2013.03
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
Venue:岩手大学
本研究ではCLPの基礎資料として,CLPの強度および強度のばらつきに及ぼす挽き板の影響を把握するため,挽き板幅の異なるスギ挽き板を用いたCLPを試作し,その曲げ性能,平面引張り強さについて検討した。
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木部形成機構の解明にむけて -樹木年輪年代学的研究がどのような役割を担えるのか?-
桃井尊央
2012年度樹木年輪研究会 2012.12
Event date: 2012.12
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
Venue:信州大学
樹木年輪年代学的研究が木部形成機構の解明に向けてどのような役割を担えるかを,奥多摩に生育する複数樹種を事例として報告した。
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主要樹種気候応答の広域解析
安江恒,大山幹成,藤原健,桃井尊央,佐野雅規,星野安治,内海泰弘,古賀信也
2012年度樹木年輪研究会 2012.12
Event date: 2012.12
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
Venue:信州大学
樹木の肥大成長履歴と気候変動の関係を統計的に解析することで,現在生育している樹木の肥大成長の気候応答を明らかにすることができる。将来予想される気候変動下での国産主要樹種の肥大成長や密度変化の定量的予測を目的とし,年輪年代学的手法による気候応答解析を行っている。4樹種(スギ,ヒノキ,カラマツ,ブナ)を対象とし,年輪クロノロジーネットワークの構築を行った上で,気候応答解析を行うことにより,1)樹種による違い,2)生育地の標高や緯度,3)地域によって異なる気候を考慮した成長変動予測を目指す。その経過報告。
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竹をエレメントとした軸材料の性能(3) - 接合部の強度 -
CHU THANH THUY,大林宏也,遊佐 恵,桃井尊央,栃木紀郎,小林 純
第62回日本木材学会大会 2012.03
Event date: 2012.03
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
Venue:北海道大学
前報に引き続き,長軸方向に強い竹の性質を活かした軸材料について検討した。本研究では,「目違い継ぎ」を参考にして,外層の縦継部の内部には縦継の無いコアーがくるようにして長尺化を図り,外層の縦継部の強度(曲げ,座屈,横圧縮)性能について検討した。
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透湿性材料で被覆した木材の乾燥
石自強,高橋信吉,菅原泉,新谷孝明,大林宏也,桃井尊央,栃木紀郎,小林純
第62回日本木材学会大会 2012.03
Event date: 2012.03
Language:Japanese Presentation type:Poster presentation
Venue:北海道大学
生材状態の木材を透湿性材料で被覆して乾燥を行い,乾燥経過中の重量変化を測定して,被覆による乾燥速度の違いについて検討した。
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スギ挽板を用いたクロスラミナパネル(CLP)の製造と性能に関する基礎的研究 -挽板の幅が強度に及ぼす影響-
森永謹穂,大林宏也,桃井尊央,栃木紀郎,小林純
第62回日本木材学会大会 2012.03
Event date: 2012.03
Language:Japanese Presentation type:Poster presentation
Venue:北海道大学
最外層のラミナの繊維方向が長手方向に対して平行または直交するCLP を,幅の異なるスギ挽板を用いて試作し,曲げ試験によって強度を評価した。その結果,MOE は挽板の幅によらずほぼ同等の値を示したが,MOR については挽板幅の小さいCLP の方が高い値を示した。また,最外層のラミナが長手方向に対して平行な試験体の方が直交する試験体より高い曲げ性能を示した。
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木質材料における接着層の観察
齋藤哲朗,大林宏也,桃井尊央,瀬山智子,栃木紀郎,小林 純
第62回日本木材学会大会 2012.03
Event date: 2012.03
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
Venue:北海道大学
前大会に引き続き,接着剤に蛍光物質を添加せずに合板およびパーティクルボードを作製し,接着層を含む薄切片を蛍光顕微鏡で観察する方法と接着層付近を実体観察するときの光源を紫外線ランプとした方法を用い,これらの観察方法について検討した。
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横圧縮大変形を与えた単板における樹脂の浸透性
松本佳奈,栁澤健二,大林宏也,桃井尊央,栃木紀郎,小林純
第62回日本木材学会大会 2012.03
Event date: 2012.03
Language:Japanese Presentation type:Poster presentation
Venue:北海道大学
単板に横圧縮大変形を与えた場合の樹脂の浸透性について検討した。その結果,横圧縮大変形を与えた単板においては,辺材・心材ともにフェノール樹脂水溶液および水の吸液量が増大した。また辺材では,水よりもフェノール樹脂水溶液の吸液量の方が大きかった。
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再帰性反射ビーズを用いた木材の変形・測定(Ⅱ) - 測定範囲の縦横比が測定結果に及ぼす影響 -
木村礼夫,田中由香,大林宏也,桃井尊央,栃木紀郎,小林純
第62回日本木材学会大会 2012.03
Event date: 2012.03
Language:English Presentation type:Poster presentation
Venue:北海道大学
再帰性反射ビーズを表面に塗布した物体(供試体)に負荷を与えながら実体顕微鏡とデジタルカメラを用いて表面を撮影し,供試体の変形に伴う一定面積内で再帰反射をしているビーズ面積の変化により荷重-変形関係を評価した。この際,一定面積の観察範囲の縦横比を変化させて,変形-ビーズ反射面積の関係について検討した。
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木口面研削における加工面性状の細胞レベルでの評価
林若菜,大林宏也,大竹廉,桃井尊央,栃木紀郎,小林純
第62回日本木材学会大会 2012.03
Event date: 2012.03
Language:Japanese Presentation type:Poster presentation
Venue:北海道大学
木口面のベルト研削を,研磨布紙の粒度および摩耗具合,研削方向を変化させて行い,加工面性状にどのような違いが現れるのかを顕微鏡を用いて観察した。その結果,特に早材部では,砥粒によって完全に切削されていない仮道管壁が残っており,研削方向に向かって押し倒されていた。また,研削方向が木表から木裏のときに比べ,木裏から木表に研削した場合では,年輪界付近の晩材および早材がうまく除去されず押し倒されているのが観察された。
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東京都奥多摩に生育する針葉樹5樹種の年輪情報-試料採取地と気象観測地との位置関係-
桃井尊央,大林宏也,小林純
第61回日本木材学会大会 2011.03
Event date: 2011.03
Language:Japanese Presentation type:Poster presentation
Venue:京都大学
樹木年輪試料の採取地と気象観測地との位置関係が樹木年輪と気候との相関関係にどのような影響を及ぼすかを明らかにすることを目的として,奥多摩に生育する樹木の年輪資料と奥多摩および他の地域に設置された気象観測地の気候資料との相関関係を算出した。その結果,有意な相関係数が認められた地点は広範囲に広がっていることと,供試木の生育地により近い地点の気候資料を用いることが樹木年輪と気候との関係を明らかにするためには最適であることが分かった。
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パーティクルボードにおける接着剤の顕微鏡観察
齊藤哲郎,大林宏也,桃井 尊央,瀬山智子,栃木 紀郎,小林純
第61回日本木材学会大会 2011.03
Event date: 2011.03
Language:Japanese Presentation type:Poster presentation
Venue:京都大学
ボード内部の木材小片(以下チップ)に接着剤が塗布されている状態,チップ同士が接着されている状態,接着剤がっチップに浸透している状態を観察する方法を検討した。その結果,ボードの切片をサフラニンで染色し蛍光観察することによって,木材と接着剤とをより明瞭に区別して観察することができた。
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東京都奥多摩に生育する針葉樹5樹種の年輪情報 -細胞分裂再開前の気温との関係(2)-
桃井尊央,大林宏也,小林純
第60回日本木材学会大会 2010.03
Event date: 2010.03
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
Venue:宮崎市民プラザ,宮崎観光ホテル
東京都奥多摩に生育する針葉樹5樹種の年輪と気候との関係を検討した。CD-ROM版(ISSN1349-0532)
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横引張による木材の変形・破壊の細胞レベルでの観察
大林宏也,上甲彩加,桃井尊央,栃木紀郎,小林純
第60回日本木材学会大会 2010.03
Event date: 2010.03
Language:Japanese Presentation type:Poster presentation
Venue:宮崎市民プラザ,宮崎観光ホテル
スギの横断面ミクロトーム切片を用いて,引張荷重による木材細胞の変形・破壊挙動を光学顕微鏡および実体顕微鏡下で連続的に観察した。
第60回日本木材学会大会優秀ぷスター賞受賞発表CD-ROM版(ISSN1349-0532) -
Radial length of ray parenchyma cells of five coniferous tree species International conference
T. momoi, H.Ohbayashi, T. Tochigi, J. Kobayashi
7th Pacific Regional Wood Anatomy Conference (PRWAC) 2009 Kuala Lumpur, Malaysia 2009.08
Event date: 2009.08
Language:English Presentation type:Poster presentation
針葉樹5種について,その放射柔細胞の長さを測定し,年輪内の変化について明らかにした。
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Evalution Machined wood surface at the Cellular Level International conference
H.Ohbayashi, T. momoi, T. Tochigi, J. Kobayashi
7th Pacific Regional Wood Anatomy Conference (PRWAC) 2009 Kuala Lumpur, Malaysia 2009.08
Event date: 2009.08
Language:English Presentation type:Poster presentation
数種類の加工方法で加工された木材の表面を細胞レベルで観察し,評価した。
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東京都奥多摩に生育する針葉樹5樹種の年輪情報ー細胞分裂再開前の気温との関係ー
桃井尊央,大林宏也,小林純
第59回日本木材学会大会 2009.03
Event date: 2009.03
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
Venue:松本大学/松本市民芸術
これまでに東京都奥多摩に生育する針葉樹5 樹種の年輪と気候との関係について報告した。その中で5 樹種に共通して,年輪幅と2 月や3 月の気温との間に有意な相関関係が認められた。早春の気温と年輪幅との有意な相関関係は多数報告されている。そこで本報告では,細胞分裂再開前の気温と年輪幅との関係を明らかにすることを目的とし,年輪幅の変化と相関関係のより高い気候要素の検索を行った。気候要素は日別または月別気象データを用いて日別気温積算法や温度変換日数法などを適用して作成した。
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振動プリプレスを用いたパーティクルボード
長谷川悠貴、大林宏也、桃井尊央、小林純
第59回日本木材学会大会 2009.03
Event date: 2009.03
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
Venue:松本大学/松本市民芸術
パーティクルボード製造における接着剤の使用量削減を目的とし、製造の過程で行われるプリプレスの際に振動を加え、その効果について検討した。振動を加えたプリプレス、従来のプリプレスを行ってパーティクルボードを作製し、密度、曲げ強さ、はく離強さを比較して振動の効果を評価した。その結果、振動を加えたプリプレスを行った場合、加振時の圧締圧力が上昇すると曲げ強さおよびはく離強さは向上する傾向を示した。
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合板における接着層の顕微鏡による観察
廣瀬友美、大林宏也、松里整、桃井尊央、小林純
第59回日本木材学会大会 2009.03
Event date: 2009.03
Language:Japanese Presentation type:Poster presentation
Venue:松本大学/松本市民芸術
メラミン・ユリア共縮合樹脂接着剤と水性高分子イソシアネート系接着剤を使用した合板における接着層を顕微鏡を用いて観察し、接着剤が単板に浸透している様子を観察した。メラミン・ユリア共縮合樹脂接着剤の場合、ゲンチアナバイオレットで染色した切片を偏光顕微鏡(クロスニコル)で観察したもの、水性高分子イソシアネート系接着剤の場合は光学顕微鏡で無染色のものを観察したものが明瞭に観察できる可能性があるとわかった。
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撥水剤を塗布した木材の寸法安定性とその評価
李 哲鋒、大林 宏也、桃井 尊央、栃木 紀郎、小林純
第59回日本木材学会大会 2009.03
Event date: 2009.03
Language:Japanese Presentation type:Poster presentation
Venue:松本大学/松本市民芸術
撥水剤を塗布した木材は、外部環境の変化に伴う木材の含水率変化が遅くなると考えられるので、寸法安定性も付与することができるかもしれない。撥水剤を塗布した木材の乾湿繰り返し試験を行い、含水率変化や寸法変化を調べた。その結果、処理木材の含水率の変動は小さかった。