論文 - 相馬 幸作
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北海道の基幹牧草であるチモシー(Phleum pratense L.)の可溶性炭水化物含量および糖組成の変動に及ぼす要因 査読あり
相馬幸作,増子孝義,清水千尋,山田和典,蔡 義民
日本畜産学会報 77 495 - 500 2006年11月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
北海道の基幹草種であるチモシーを対象に、地域、生育ステージ、刈取り時刻および品種などの要因を設定し、可溶性炭水化物(WSC)含量および糖組成に及ぼす影響を調べた。チモシーのWSC含量と糖組成は、地域、生育ステージ、刈取り時刻および品種などの要因により著しく変動することが明らかになった。
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飼養下におけるエゾシカ (Cervus nippon yesoensis)の栄養学的研究 査読あり
増子孝義,相馬幸作,石島芳郎
栄養生理研究会報 47 ( 1 ) 53 - 67 2003年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
これまでに発表した研究や総説をまとめ、飼養下のエゾシカの栄養学的研究について紹介した。
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野生エゾシカ(Cervus nippon yesoensis)が冬期から春期に採食する木本類の成分組成とin vitro乾物消化率 査読あり
増子孝義,相馬幸作,北原理作,澤田直美,宮入健,石島芳郎
北海道畜産学会報 43 41 - 47 2001年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
野生エゾシカの越冬場所である阿寒国立公園内で、エゾシカによる採食が確認された木本類の落葉、樹皮および枝36種を採取し、成分組成とin vitro乾物消化率を測定した。落葉は樹皮や枝に比べて粗蛋白質含量とin vitro乾物消化率が高く、繊維区分の含量が低かった。また、樹種による差も見られた。
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エゾシカ(Cervus nippon yesoensis)におけるクマイザサ(Sasa senanensis)の採食量・消化率および窒素出納 査読あり
増子孝義,相馬 幸作,宮入健,小松輝行,石島芳郎
北海道畜産学会報 41 72 - 75 1999年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
エゾシカにクマイザサを給与し、採食量の季節変化、消化率および窒素出納について調べた。採食量は秋期、冬期および春期の順に高かった。クマイザサの粗蛋白質消化率は高かった。栄養価はTDNおよびDE含量が低かった。また、窒素蓄積率は低かった。
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エゾシカ飼養の栄養学的研究 査読あり
増子孝義,相馬幸作
北海道畜産学会報 41 1 - 9 1999年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
1998年までに行ったエゾシカの栄養学的研究についてまとめ、総説として発表した。
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クマイザサの成分組成およびin vitro乾物消化率の生育時期別変化 査読あり
相馬幸作・増子孝義・宮入建・北原理作・小松輝行・石島芳郎
北海道畜産学会報 41 76 - 79 1999年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
阿寒国立公園内で1995年6月から1996年10月にかけて採取したクマイザサ葉部の成分組成およびin vitro乾物消化率の季節変化を調べた。成分組成は生育にしたがって粗蛋白質と繊維分が減少し、粗脂肪と粗灰分が高くなる傾向にあった。消化率は生育とともに減少した。しかし、10月から6月にかけての成分組成とin vitro乾物消化率の変動は少なかった。
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エゾシカ(Cervus nippon yesoensis)における乾草とフスマおよびダイズ粕混合物の消化率と窒素出納 査読あり
増子孝義・相馬幸作・藤井正樹・高崎興平・石島芳郎
北海道畜産学会報 40 22 - 26 1998年05月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
エゾシカに乾草とフスマもしくは乾草と大豆粕を混合給与し、消化率、栄養価、窒素出納について、ヒツジに同一飼料を給与した場合と比較した。消化率や栄養価はエゾシカの方が全般的に高かったが、DCP含量は差が認められなかった。また、窒素蓄積率はエゾシカの方が高かった。
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エゾシカ(Cervus nippon yesoensis)における乾草採食量の季節変化
相馬幸作,増子孝義,小林雄一,石島芳郎
北海道畜産学会報 40 27 - 30 1998年05月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
エゾシカ5頭を用い、乾草採食量の季節変化を調べた。採食量は夏期に最大となり、冬期に最低となり、体重に対する乾草採食量の割合は冬期は夏期の半分程度に低下した。
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エゾシカ(Cervus nippon yesoensis)における乾草、ヘイキューブおよびサイレージの消化率と窒素出納 査読あり
増子孝義,相馬幸作,熊谷弘美,高崎興平,亀山祐一,石島芳郎
日本草地学会誌 43 32 - 36 1997年04月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
エゾシカに乾草、アルファルファヘイキューブおよびロールベールサイレージを給与し、消化率、栄養価、窒素出納について、ヒツジに給与した場合と比較した。エゾシカの消化率は繊維区分の消化率がヒツジよりもやや低かった。排尿量はエゾシカの方が多かったが、窒素蓄積率はヒツジとの差はわずかであった。
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野生エゾシカ(Cervus nippon yesoensis)の胃内容物重量 査読あり
増子孝義,相馬幸作,石島芳郎
日本草地学会誌 42 176 - 177 1996年07月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
野生エゾシカの第一胃内容物の内訳と、各胃の内容物重量について測定した。第一胃内容物はおおむね季節別に違いがみられた。胃内容物重量は、第一胃には体重に対する乾物重量比で1.0%程度の内容物を満たしている可能性が示唆された。
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エゾシカ(Cervus nippon yesoensis)における野生草本類および木本類の採食性と成分組成
相馬幸作,増子孝義,北原理作,石島芳郎
北海道畜産学会報 36 98 - 104 1996年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
野生エゾシカの食痕が確認されている草本類と木本類を採取し、成分組成と飼養下のエゾシカにおける採食性を調査した。乾物中の粗蛋白質含量の平均は草本類が17.0%、木本類(樹皮)が6.6%だった。また、エゾシカは給与した大部分の植物を採食したが、ニリンソウなど一部は採食されなかった。
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エゾシカにおける乾草、サイレージおよびササの嗜好性 査読あり
相馬幸作,本田幸重,増子孝義,石島芳郎
北海道畜産学会報 37 28 - 34 1995年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
エゾシカに乾草3種類、サイレージ3種類およびクマイザサを給与し、同飼料を給与したヒツジと嗜好性を比較した。エゾシカはヒツジに類似した嗜好性を示したが、給与後4時間までの採食時間の合計はエゾシカの方がヒツジよりも短かった。
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飼育舎内におけるニホンジカの一般行動 査読あり
相馬幸作,増子孝義,石島芳郎
北海道畜産学会報 36 57 - 62 1994年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
飼育舎内で飼養しているエゾシカおよびヤクシカの日中の行動について、四季を通じて観察した。いずれも1時間あたりの行動回数に季節変化はなかったが、行動時間は採食行動に費やす時間は夏期が長く、休息行動は冬期に著しい減少がみられた。