論文 - 佐藤 和憲
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POSシステムと食品・農産物流通
佐藤和憲
日本食品科学工学会誌 54 ( 8 ) 363 - 367 2007年08月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本食品科学工学会
総説、POSシステムの仕組みと効果を整理したうえで、加工食品および農産物におけるPOSシステム普及の現状を整理し、農産物におけるPOS導入について、直売所などの実態も踏まえて、コード体系の標準化が重要な課題であることを提起した。
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タイ東北部における地域農産加工事業の経営発展と企業形態 査読あり
佐藤和憲・新開章司・安藤益夫・ウィラ-パク-ウ-タイ
農業経営研究 45 ( 1 ) 90 - 93 2007年06月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本農業経営学会
東北タイの地域農産加工事業体は、政策的に要請されている地域に基盤を置いたSMCEが自己変革を通じて大規模な経営体に成長しているのではなく、むしろ個人企業や家族農業経営の副業へ分社化によって地域内の産業集積を拡大していることを明らかにした。
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東北タイにおける地域農産加工事業体の制約条件 査読あり
佐藤和憲・安藤益夫・ウィラ-パク-ウ-タイ
農業経営研究 44 ( 1 ) 153 - 157 2006年06月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本農業経営学会
農家等を構成員とし地域社会に基盤を置いた農産加工事業体では、資金面や技術面での弱さを公的な補助金や技術支援で補っている。しかし、それにもかかわらず長期的な事業展開に必要な施設整備や原料調達の安定性は、資金不足によって制約されている。
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青果物のトレーサビリティにおける情報伝達に関する一考察 査読あり
河野恵伸・高橋克也・大浦裕二・佐藤和憲
農林業問題研究 41 ( 1 ) 153 - 157 2005年06月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:地域農林経済学会
青果物のフードチェーンの段階間で共通することは、主体別に必要な情報項目の優先度は異なるが、品質や安全性に関わる項目が上位に位置することを明らかにした。
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東アジアからの野菜輸入急増と産地対応
甲斐諭・佐藤和憲
農業市場研究 11 ( 2 ) 1 - 2 2002年12月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
近年における野菜輸入の背景には、食品加工業や外食産業の低価格で安定した品質の原料調達、量販店の低価格品品揃え、卸売市場制度の遅れ、商社や多国籍企業による開発輸入、円高などがあることを指摘した上で、野菜加工品と比較した生鮮野菜の増加率の高さ、輸入相手国として中国のウエイトの高まっていることを確認し、さらに国内消費の減少の下での弾力性の低さが輸入増加によるダメージを大きくしていることを指摘した。
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選択型コンジョイント分析による青果物産地のブランド力の推定 査読あり
大浦裕二・河野恵伸・合崎英男・佐藤和憲
農業経営研究 40 ( 1 ) 106 - 111 2002年06月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本農業経営学会
減農薬・減化学肥料栽培の海外産野菜と普通栽培の国産野菜のブランド力を比較すると、国産価格を1.5~1.7倍高く設定をした場合、海外産は国産と同程度のブランドカをもつことを明らかにした。
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都市・農村の資源循環システムと地域農業
佐藤和憲
農業経営研究 39 ( 4 ) 17 - 25 2002年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本農業経営学会
シンポジウム論文、生ゴミリサイクルシステムの経済性を分析し、家畜糞尿との合併処理方式の施設についは、堆肥としての価格競争力は低いが、廃棄物処理コストとしては一定の競争力があることを明らかにした。また、線形計画法を用いて生ゴミ堆肥の地域農業における利用の可能性と課題を検討した。
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地域住民の直売所に対するニーズの推定-コンジョイント分析を用いて- 査読あり
大浦裕二・高橋克也・山田伊澄・佐藤和憲
1999年度日本農業経済学会論文集 106 - 111 1999年12月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本農業経済学会
直売所に対する地域住民のニーズをアンケート調査し、その結果をコンジョイント分析することにより、その評価ポイントを明らかにした。
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青果物流通におけるチャネルの変化
佐藤和憲
流通 8 88 - 97 1995年07月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本流通学会
青果物の流通チャネルの長期的な変化を農協共販-卸売市場流通を対象として分析し、スーパーのパワーに強まりを背景として、取引の相対化などチャネルの閉鎖性は高まってきたが、市場経由率は比較的高位に維持されておりチャネルの長さは単純に短縮化していないことを明らかにした。
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青果物流通チャネルの多様化と産地のマーケティング
佐藤和憲
1995年03月
記述言語:日本語 掲載種別:学位論文(博士)
主要青果物の産地間競争構造はシェアの高い大産地の市場行動によっと特徴づけられていることを明らかにした。これを受けて卸売市場における取引方法の変化を分析し、大規模産地への集中と希望価格提示、小売業におけるスーパーマーケットのシェア拡大と計画的な調達行動が取引方法をスポット取引から継続的な取引方法に変化させていることを明らかにした。以上を踏まえて産地の販売チャネル戦略の重要性を指揮したうえで、チャネル戦略の構築方法について提起した。
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ブロッコリーの品質評価指標
渡辺好昭・荒木陽一・佐藤和憲・石谷孝佑
農業研究センター研究報告 24 55 - 60 1995年
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:農業研究センター
ブロッコリーの客観的な品質指標として、外観、色差計測値、クロロフィル含量、アスコルビン酸、遊離糖について検討した結果、アスコルビン酸と遊離糖が他の要素より早く変化した。そこで、アスコルビン酸含有量を指標に品種、窒素施肥量、収穫時期を変えて、外観品質の変化の変化を比較したが、有意差はなかったことから、アスコルビン酸含量が品質指標として適当であることが明らかとなった。
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果実流通構造と産地マーケティング
佐藤和憲
農業経営研究 29 ( 4 ) 34 - 44 1992年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本農業経営学会
シンポジウム論文、果実は過剰基調への移行に伴い品質競争的な傾向が強まり、個別産地は立地条件や土地条件を考慮しながら早期出荷や新品種導入等の多様な製品差別化戦略を展開してきたことを明らかにした。
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野菜の集荷距離別類型化と広域化要因(第Ⅱ報)広島市中央卸売市場の場合
森江昌史・藤島廣二・佐藤和憲・櫻井清一
中国農業試験場研究報告 8 31 - 45 1991年03月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:中国農業試験場
広島市中央卸売市場に入荷する野菜を品目別に集荷距離によって分類し、多くの品目で100km圏内からの集荷比率は低下しているのに対して、100km以上からの比率が増加しており、集荷圏は広域化していることを明らかにした。
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野菜の集荷距離別類型化と広域化要因(第Ⅰ報)大阪市中央卸売市場における集荷圏域構造
櫻井清一・藤島廣二・佐藤和憲・森江昌史
中国農業試験場研究報告 8 1 - 30 1991年03月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:中国農業試験場
大阪市中央卸売市場に入荷する野菜を品目別に集荷距離によって分類し、大半の品目では100~500km圏から、重量性で貯蔵のある品目では500km以上件からの入荷が増加しており、全体として広域化していることを明らかにした。
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青果物流通における大阪市中央卸売市場本場の位置の変化 査読あり
藤島廣二・佐藤和憲・小野雅之
農林業問題研究 23 ( 1 ) 26 - 34 1987年06月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:地域農林経済学会
大阪市中央卸売市場本場を中心に取扱量の推移を分析し、本場の長期的なシェア低下傾向と他方での分荷圏の拡大傾向を明らかにした。
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地域農業複合化における制度論的研究
佐藤和憲・工藤清光
中国農業試験場研究報告 1 69 - 81 1987年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:中国農業試験場
地域農業の複合化における技術、主体、制度の相互関係について、飼料生産組織を事例分析し、新技術を導入・利用する酪農家集団は、地権者などの関係者との間で、技術導入・利用をめぐる利害調整を行うための制度的な仕組みを形成する必要があることを解明した。
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地域農業組織の組織モデル 査読あり
佐藤和憲
農業経営研究 23 ( 2 ) 1 - 9 1985年10月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元:日本農業経営学会
産地の共販組織や集団転作組織など多様で異質な構成員からなる農業組織においては、構成員グループによって組織への参加目的が異なるためグループ間のコンフリクトは内在的であり、その解決プロセスは構成員グループ間での政治的な交渉-学習過程として理解する連合体理論が有効であることを提起した。
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ブドウの産地間競争と市場行動-中国地域ブドウ産地の再編課題-
佐藤和憲
農業経営研究成果集報 4 57 - 66 1983年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
ブドウの需給動向を整理したうえで、主産地である山梨県、岡山県、島根県、大阪府の間の競争構造と産地の戦略的な市場行動について分析し、先発産地は後発産地の参入・拡大に対して、早期出荷、品質向上、品種更新などの製品差別化によって対応していることを明らかにした。