講演・口頭発表等 - 佐藤 みずほ
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消費者意識と食品廃棄低減化の観点から考察する食品表示の課題と改善点
佐藤みずほ,中野冠
日本食生活学会第43回講演集, C-2 総1ページ 2011年11月
開催年月日: 2011年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:藤女子大学,北海道
食品の品質表示についての消費者意識を解析し,食品廃棄量の低減化につながる食品表示改善について検討した.消費期限・賞味期限が過ぎると直ちに廃棄する消費者はいるものの,自らの判断で廃棄時期を決定する消費者が多いことが分かった.このようなことから,製造年月日の表示の復活や賞味期限設定に係わる安全係数や3分の1ルールの情報表示を行い,消費者が表示情報を踏まえて食可能期間を算出できるようにすることが,食品小売業や家庭での廃棄量の低減化につながると推察された.
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食品専門スーパーにおける食品廃棄物発生の解析と低減化
佐藤みずほ,中野冠
日本食生活学会第42回講演集,A-5 総1ページ 2011年05月
開催年月日: 2011年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:関東学院大学,神奈川県
食品ロスと呼ばれる食品廃棄物量は食品小売業では大量である.低減化の視点で食品小売業における廃棄物発生を解析することは重要であるが,総合スーパーに準じる規模の食品専門スーパーでの食品廃棄物発生についての報告は少ない.そこで,関東に拠点を置き,42店舗を展開している地域密着型の食品専門スーパーの協力を得て,食品廃棄物発生のプロファイルとともに流通と販売に焦点をあて店舗概要,仕入れ及び販売方法等と廃棄物発生の相関を解析し,食品廃棄量低減化について検討した.その結果,野菜・果物の廃棄量が全体の廃棄量の65.6%占めていることを明らかにした.さらに従業員の発注,販売方法の工夫によって,約60%の食品廃棄量低減化が可能であることを明らかにした.