講演・口頭発表等 - 佐藤 みずほ
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ダイバーシティ&インクルージョンゲーム 「知的障害者編」の開発
高橋真,佐藤みずほ,中野冠,神武直彦
日本シミュレーション&ゲーミング学会 全国大会論文報告集2019年春号,pp.120-121 2019年05月
開催年月日: 2019年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京工業大学,東京
2018年,障害者雇用数は3407.5人であり.同年障害者の法定雇用率は.2.2%に引き上げられたが,中央省庁の雇用率は1.19%しかなく1976年に民間に課せられた雇用率1.5%を下回る結果であるしかしながら実際障害のある人と一緒に学ぶことや働く経験をしたことがある人は少なく,知らないことによる不安や受け入れる際のとまどいが生じることもある.こうした社会的葛藤場面における問題解決教育にゲーミングは有効であり,受け入れる前の段階で障害者と働く体験や知識の習得を,ゲームを通じて実施することで知らないことによる不安を削減することが可能であると考え,障害者雇用の中でも知的障害に焦点を当てたゲームを開発するにあたっての構成や概要を記した.
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中小企業の効率的成長を促進するビジネスゲームの提案
中尾克代,佐藤みずほ,中野冠
日本シミュレーション&ゲーミング学会 全国大会論文報告集2019年春号,pp.118-119 2019年05月
開催年月日: 2019年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京工業大学,東京
中小企業の経営者にIT導入や企業変革の大切さに「気付き」を与えるための仕掛けとして,「全体最適」「中長期計画」「コミュニケーション」の大切さを示唆するためのビジネスゲーム(トータル・オプトゲーム:Total Optimization Game,以下TOゲーム)を開発した.TOゲームで得られたアンケートにより,ビジネスゲームの体験により中小企業の経営者にIT導入やイノベーション経営の課題を自ら解決するきっかけを与えることができることを実証した.
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サプライチェーンマネジメント教育のためのゲームを用いたコース設計
中野冠,佐藤みずほ
日本シミュレーション&ゲーミング学会 全国大会論文報告集2019年春号,pp.126-129 2019年05月 東京工業大学,東京
開催年月日: 2019年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
著者らが行っているゲームを用いたSCM授業について紹介した. 大学の授業だけでなく, 企業研修でもこの一部のゲームを実践している. 慶應義塾大学院生にとっては, ゲームによる体験学習だけでなく, サプライチェーンの基礎的な数式, 基礎的なシミュレーション手法の理解も必要なので, 座学を併用している. 一方, 社会人については, 次のような知見が得られた. ①自分の業界では, 品切れをなくすために在庫や廃棄や低効率がいくらあってもよいと考えているマネージャーには, 廃棄が起こるベイカリーゲームが有効である.②需要予測の精度が悪いからSCMがうまくいかないと主張するマネージャーには, 生産システム再構築ゲームが有効である. ③自分の部署はベストを尽くしており, 何も改善すべきことはないと考えているマネージャーにはBeMADゲームが有効である. ④ビール配送ゲームで, コミュニケーションだけが重要なのだと誤解するマネージャーには, 本稿で述べた追加ゲームが有効である.
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How Different Commercial Rules Affect Actors and Waste in Milk Supply Chain 国際会議
Mizuho Sato, Hajime Mizuyama, Masaru Nakano
49th International Simulation and Gaming Association, Conference, Thailand 2018年07月
開催年月日: 2018年07月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
牛乳は,賞味期限が設定されており,その1/3に当たる期間を販売期限としているため,食料品専門スーパーでは,その期間内に販売する努力が必要である.以前に考案したゲームの方法をより分かりやすく改良し,社会人の大学院生に実施した.その結果,1/3ルールがあることで,食料品専門スーパー役の人は古い賞味期限の商品を値引する行動を取っていた.この行動は,食品廃棄を低減化する上では重要な行動である.従って,どのようなルールがよいか(1/2ルール,1/4ルール等)を食品によって検討していく必要があると示唆された.
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Effective utilization of the stockpiled food in the loacal government storage through food banks in Japan: Reduction of food waste 国際会議
Mizuho Sato, Masaru Nakano, Shahla Wunderlich
Environmental Impact Conference,2018 2018年06月
開催年月日: 2018年06月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
地方自治体などに備蓄されている食料の使い道として被災者支援に加えて,社会福祉的観点から,フードバンクを通して食料支援が必要な人々に供与することについて市民の意識調査等を行った.主な結果は次の通りである.(1)備蓄食料の栄養価について「知らない」とする人が90%であったが,ビタミン及びミネラルを補う方法として食料品専門スーパー等と連携し,野菜・果物で補うことに55%が賛成であった.(2)フードバンクについて「知らない」とする人が77%であったが,地方自治体の備蓄食料をフードバンクに供与することについて80%が賛成であった.以上のことから地方自治体等の備蓄食料をフードバンクを通して社会福祉的に利用することは市民の理解が得られ,食料品専門スーパーとの連携により,栄養価の改善のみならず,技術の改善にもつながり,社会福祉の増進や食料品廃棄低減化に資すると考えられた.
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野菜の廃棄量低減化のためのゲームとその評価実験
佐藤みずほ,水山元,中野冠
日本シミュレーション&ゲーミング学会 全国大会論文報告集2018年春号,pp.74-75 2018年05月
開催年月日: 2018年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京工業大学,東京
国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に示された「持続可能な開発目標(SDGs)」において,小売・消費レベルの食品の廃棄を世界全体で半減する目標が掲げられた.本研究では,実際にこのゲームを一般消費者に体験してもらい,消費者の食品廃棄低減化に対する効果について検討することを目的とした.その結果,ゲーム終了後のアンケートを通じて効果が確認できた.今後は,普段食品廃棄に関心がない人や食料品専門スーパーの販売員の方など,食料品の流通・販売に関わる人々にもゲームを体験してもらい,食品廃棄の全体としての低減化に有効な販売方法の検討などにもつながるゲームに発展させていきたいと考える.
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ビジュアル化と文字化よる集合的感性の形成の違い
佐藤みずほ,水山元,中島円,中野冠
第13回日本感性工学会春期大会報告集,TH1-6 総3ページ 2018年03月
開催年月日: 2018年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:名古屋大学,名古屋
消費者インサイトに関する研究は,様々な分野で行われている.Finkeの創造的認知における発明先行構造としてビジュアル化を利用して,消費者インサイトを探る方法論を報告した。しかし,文字を活用した方法もある。そこで,文字とビジュアルの違いについても検討した。ビジュアルを用いた方がより解釈内容が掘り下げられており,ビジュアルを用いることは,消費者インサイトを探る方法として有効ではないかと示唆された.
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消費段階における野菜の廃棄量低減化を目指すためのゲーム作成
佐藤みずほ,水山元,中野冠
日本シミュレーション&ゲーミング学会 全国大会論文報告集2017年秋号,pp.36-39 2017年11月
開催年月日: 2017年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:北海道科学大学,北海道
国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に示された「持続可能な開発目標(SDGs)」において,小売・消費レベルの食品の廃棄を世界全体で半減する目標が掲げられた.本研究では,消費者意識を変えるためのゲームを開発した。消費者の行動と廃棄発生の関連が認識されるとともに,普段の生活をかえりみて,消費者段階における食品廃棄低減化の効果が期待できる.
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Comparison of consumers’ opinions for Genetically Modified Organism (GMO) 国際会議
Mizuho Sato, Masaru Nakano, Shahla Wunderlich
21th International Congress of Nutrition from Science to Nutrition Security,pp.708 2017年10月
開催年月日: 2017年10月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
日本とアメリカの遺伝子組み換え食品の表示制度は異なっている.日本にも遺伝子組み換え食品が多く流通するようになると,遺伝子組み換え食品を好まない消費者は購入しなくなり,廃棄への影響も考えられる.そこで,現在の消費者の遺伝子組み換え食品に対する意識について調査し,日米比較した.その結果,日本は,遺伝子組み換え食品の情報が不足している。従って,食品スーパーの様に消費者と接点のある場所で,正確な情報を発信していくことが重要である.
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The Design and Evaluation of a Multi-Player Milk Supply Chain Management Game 国際会議
Mizuho Sato, Manami TsunodaHitomi Imamura, Hajime Mizuyama, Masaru Nakano
48th International Simulation and Gaming Association Conference, Delft, 2017年07月
開催年月日: 2017年07月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
牛乳は,生鮮食品であるため,賞味期限が設定されており,その1/3に当たる期間を販売期限としているため,その期間内に販売する努力が必要である.実際にオークションモデルを活用した牛乳サプライチェーンゲームを作成し,1/3ルールがある場合とない場合の牛乳の廃棄量に与える影響を解析した.また,食品廃棄に関する教育効果を検討するために,ゲームを実施する前と後での教育効果についてアンケートの解析を実施した.その結果,1/3ルールがある場合の方が廃棄量は多く発生した.1/3ルールを検討することは重要であるとゲームからも示唆された.また,ゲームの実施前と後の食品廃棄への意識調査ではゲーム実施後,食品廃棄に対する意識が向上しており,この様なツールを活用した教育は有用であると示唆された.
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ビジュアル化を通じた集合的感性の形成
佐藤みずほ,水山元,中野冠
第12回日本感性工学会春期大会要旨集, 2017年03月
開催年月日: 2017年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:上田安子服飾専門学校,大阪,2B-13 総2ページ
様々な情報や商品が存在する社会の中で実際に消費者が要求している内容を見出すことは難しい.この様な状況の中で,消費者インサイトへの需要が高まっている.消費者のインサイトを見つけ出すことは,それまで意識していなかった新しいアイデアに気付き,それに適した的確な表現を生み出すことであり,創造的な行為としての側面があると言える.これに対してFinkeは,創造的なアイデアが生成される条件をジェネプロアモデルで示している。ジェネプロロアモデルには、5つの段階がある.その中の1つの発明先行構造について、ビジュアル化を利用して,消費者インサイトを探る方法論を導くことを目的とする.その結果,各自が自分のイメージを視覚化し,それらを集約してカテゴリ化した後,それを見返しながらグループディスカッションを行うことで多くのアイデアを引き出すことができた.得られた多くのアイデアはそれらのままではまだ消費者インサイトであるとはいえない.したがって,得られたアイデアをカテゴリ化し、そのカテゴリ間などを結合して,斬新生,あいまい性などを探索することで,有用な消費者インサイトの表現を導く方法になるのではないかと示唆された.
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野菜・果物の廃棄低減化のための消費者行動解析ゲーム
佐藤みずほ,水山元,中野冠
日本シミュレーション&ゲーミング学会 全国大会論文報告集2016 年 秋号, 2016年11月
開催年月日: 2016年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:名古屋工業大学,名古屋,pp.44-45
わが国の年間の食品廃棄は,約1900万トン発生している.そのうち,まだ食べられるにも係わらず廃棄されてしまう食品ロスの量は,500~900万トンとされている.野菜・果物などの生鮮品は,消費者が購入の際に鮮度を重視するためその廃棄量は他の食品より多く発生していおり,消費段階での食品廃棄低減化は重要である.そこで野菜・果物に対する消費意識を変え,廃棄低減化に努力する消費者を増やすことにつながるゲームの開発を目的とした.
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問題解決のためのチームコミュニケーション分析ゲームの構想
水山元,佐藤みずほ,中野冠
人工知能学会, 経営課題にAIを!第5回ビジネス・インフォマティクス研究会要旨集, 2016年08月
開催年月日: 2016年08月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:岩手県立大学アイナーキャンパス,岩手県,pp.1-2
ビジネス組織の役割の一端は組織的な問題解決にある.すなわちシステム(組織)の状態を,何らかの対策を通じて,許容範囲内に収めることである.組織の各構成員は,通常,システムの状態のある限られた側面しか認知することができず,取り得る対策やそれらの効果,制約条件などについての知識も完全ではないため,誰一人として問題の全体像を把握できていないことが多い.そうした 状況の中で,コミュニケーションを通じて情報共有を 図りながら,適切な対策をタイムリーに繰り出していく必要がある.そこで,そうした組織的な問題解決におけるチームコミュニケーションの分析を目的としたゲームを提案した.
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Nutritional and environmental considerations of food stockpiles in Japan and USA: Reducing food waste by efficient reuse through the food banks 国際会議
Mizuho Sato, Masaru Nakano, Kelsey Gatto, Shahla Wunderlich
Environmental Impact Conference, 2016 2016年06月
開催年月日: 2016年06月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
地方自治体においては食料備蓄が行われている.使用しなければ廃棄される.そこで,日本の地方自治体での備蓄食料の総量を推定した.また,備蓄食料の有効活用の方法として,フードバンク活動に注目し,日米のフードバンク活動の実態を調査し,日米の備蓄食料のリユースについて比較した.そして備蓄食料のリユースを実現させるための条件を明らかにした.
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Improvement in the nutritional value of food stockpiles and their efficient reuse 国際会議
Mizuho Sato,Masaru Nakano
12th Asia Congress of Nutrition, Proceedings,pp.383 2015年05月
開催年月日: 2015年05月
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
開催地:Yokohama
災害の緊急対応の一つとして地方自治体においては食料備蓄が進んでいる.備蓄食料には賞味期限があり,市民の防災訓練に使用されているが,使用しなければ廃棄される,税金を使っての備蓄であるので廃棄せず,有効利用方法を考案する必要がある.そこで,最近,備蓄食料の提供が増加しているフードバンクとの連携を提案した.すなわち,地方自治体の備蓄食料やフードバンクの概要を明らかにするとともに,備蓄食料のフードバンクを通したリユースについて検討した.備蓄食料は,栄養学的にみてミネラルやビタミンが不足している.したがって,これらを補うためにも野菜や果物が重要であり,そのためにも食料品専門スーパーとの連携が重要と示唆された.
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食品廃棄物ゼロエミッションを目指すリサイクルシステムの提案とその評価
佐藤みずほ,中野冠
第25回廃棄物循環資源学会要旨集,B5-2 総2ページ 2014年09月 広島工業大学,広島県
開催年月日: 2014年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
食料品専門スーパーから廃棄される食品廃棄物に焦点をあて,リサイクル方法を考案した.そして,文献値を参考にそれぞれの段階におけるリサイクル量を算出した.その結果,食料品専門スーパーからの平成24年度食品廃棄物量は,1,224,000tであり,上記の計算式から生産される豚は125,460頭,野菜の量は669,060tとなる.従って,消費者がこのリサイクルシステムを理解していくことで,この循環型のシステムの量も低減され最終的にゼロエミッションにつながると考えられる.
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地方自治体で備蓄する食品フードバンクによるリユース案の具体化
佐藤みずほ,中野冠
日本食生活学会第48回講演集,B-3 総1ページ 2014年05月
開催年月日: 2014年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京聖栄大学,東京
廃棄物の低減化においては,reduce,recycle,reuseの3つが考えられているが,食品廃棄物低減化においてはreuseは食品衛生上の問題から実施しにくい.そこで,日本のフードバンクの特徴を調べ,問題点を整理し,わが国において食料品専門スーパーとフードバンクの関係についてどのようなあり方がよいのかを提案することを目的とした.日本の備蓄食料を推計すると36,000トンとなり,災害が発生しない場合は定期的に廃棄が発生することになり,その有効活用としてフードバンクの役割は重要である.備蓄食料品について栄養評価を実施したところ,ミネラルやビタミンが不足しているため,野菜や果物を合わせることで栄養化が満たされるため野菜・果物の廃棄の多い食料品専門スーパーとの連携は重要であると考えられる.
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Analysis of claims submitted from consumers to the supermarket for reducing the food waste 国際会議
Mizuho Sato, Masaru Nakano
Status and Future of ELVs and E-Waste Recycling, Proceedings, pp.73-75 2013年05月
開催年月日: 2013年05月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
食品小売業においては,消費者が要求する内容を販売することが重要であるため,食品廃棄物低減化を実施するうえでは,食品廃棄物発生抑制を意図とした消費者に受け入れられる販売戦略が必要である.そこで,消費者からの要望(クレーム)と廃棄量の間の相関分析を行った.その結果,全体の廃棄量と「人(従業員)」との相関が高く,商品においては,期限の短い商品へのクレームが多かった.従業員の丁寧な商品の取扱や,消費者と上手くコミュニケーションをとることによって食品廃棄量の低減化が可能であると示唆された.
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食品専門スーパーに届けられたクレームの解析-食品廃棄量低減化の観点から- 国際会議
佐藤みずほ,中野冠
日本食生活学会第45回講演集,3-11 総1ページ 2012年10月
開催年月日: 2012年10月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:九州女子大学,福岡県
食品小売業においては,年間約262万トンの食品廃棄物が発生している.食品小売業においては,消費者が要求する内容を販売することが重要であるため,食品廃棄物低減化を実施するうえでは,食品廃棄物発生抑制を意図とした消費者に受け入れられる販売戦略が必要である.そこで,消費者からの要望(クレーム)と廃棄量の間の相関分析を行い,食品廃棄量を低減化するためのクレーム対処法を提案することを目的とした.その結果,期限の短い商品の取り扱い,価格の設定,表示の見やすさ,待ち時間等を考慮することが重要であると示唆された.
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System Design for Zero-Generation of Food Waste in the Food Industry 国際会議
Mizuho Sato, Masaru Nakano
Test and Evaluation Conference, Melbourne 2012年04月
開催年月日: 2012年04月 - 2012年05月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
食品小売業では,多種多様な食品を取り扱っているため,食品の取扱が難しい.また,食品廃棄物の年間発生量のうち,賞味期限切れによる売れ残りや返品が原因で廃棄される割合は,食品小売業のみでは22%と最も高く,食品小売業における食品廃棄量を減少させることが重要である.そのためには,小売店における流通,販売方法を検討することが最も重要であると考え,消費者の要求に合わせた流通,販売方法を検討し,廃棄せざるを得ない廃棄物のリサイクル方法の意識調査を行った.そして小売店及び消費者ともに飼料化,肥料化に対する期待が高いことを明らかにした.