論文 - 山崎 晃司
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関東地方3県(栃木・茨城・千葉)における有害鳥獣捕獲データ解析によるイノシシの繁殖特性 査読あり
永田純子・丸山哲也・浅田正彦・落合啓二・山﨑晃司・山田文雄・川路則友・安田雅俊
栃木県野生鳥獣研究紀要 ( 32 ) 58 - 62 2006年03月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
栃木県,茨城県,千葉県で有害捕獲されたイノシシの胎児数を調べ,その繁殖特製を比較した。その結果,茨城と栃木は似た特性を示したが,千葉は出産のピークが不鮮明である特徴を示した。
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Advanced Telemetry System社及びLotek社製GPS首輪のツキノワグマへの装着事例について 査読あり
山﨑晃司・葛西真輔・小池伸介・古林賢恒
哺乳類科学 43 ( 1 ) 79 - 80 2003年06月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
ATS社およびLotek社の衛星首輪の仕様の比較を行い,それぞれの長所と短所,また実際の野外での使用に関する結果をまとめた。現状では,さまざまな測位プログラムがユーザー変更可能なLotek社製品の使い勝手が良かった,
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Effects of pruning and brush clearing on debarking within damaged conifer stands by Japanese black bears 査読あり 国際誌
Yamazaki K
Ursus 14 ( 1 ) 97 - 101 2003年05月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
東京都奥多摩町において,スギヒノキ造林地でのツキノワグマによる樹皮剥ぎ被害の実態を調べ,スギよりもヒノキに被害が顕著であること,伸長成長の良い木を選択すること,下草刈りや間伐が不十分で見通しの悪い林分の被害が大きいこと示した。
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茨城県におけるコウモリ類の生息分布―1997年から2001年の記録― 査読あり
小柳恭二・辻 明子・山﨑晃司
茨城県自然博物館研究報告 ( 6 ) 85 - 93 2003年05月
担当区分:最終著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
茨城県内のコウモリ類調査を1997~2001年に実施し,2科3属4種のコウモリを確認した。その内3種は洞窟種であった。本研究は県内ではじめての網羅的なコウモリ調査であった。
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ロサンゼルス郡立自然史博物館でのボランティアによる学校団体への展示開設案内について 査読あり
山﨑晃司
茨城県自然博物館研究報告 ( 5 ) 179 - 185 2002年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
ロサンゼルス群立自然史博物館での展示解説ボランティア組織について,その代表会議にインタビューを行い,日本に導入する際の組織構築のヒントと課題についてを明らかにした。
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地域博物館での研究活動―自然史学会連合でのアンケート結果から― 招待あり 査読あり
森田利仁・山﨑晃司
三笠市立博物館研究紀要 ( 6 ) 1 - 9 2002年03月
担当区分:最終著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
地域博物館での自然史研究の状況を把握するために,70名の学芸員に対してアンケートを実施して,29名(22館)から回答を得た。博士郷取得者が大幅に増える傾向にあったが,研究時間の捻出の困難さと,研究費の逼迫が示された。
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Wild lion immobilizations in the Luangwa Valley, Eastern Zambia 査読あり 国際共著
Yamazaki K, Bwalya T
Bulletin of Ibaraki Nature Museum ( 5 ) 113 - 115 2002年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
ザンビア・南ルアングワ国立公園において,野生ライオン17頭の麻酔不動化を行い,塩酸ケタミン+塩酸キシラジン,塩酸ゾラゼパム+塩酸ティラタミンの組み合わせを比較した結果,後者の方が副作用も少なく,少量(2-4mg/kg)で働くことが示された。
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Ticks of the Asiatic black bear, Ursus thibetanus, in the Okutama Mts., Central Japan 査読あり
Tsunoda T, Chinone S, Yamazaki K
Bulletin of Ibaraki Nature Museum ( 4 ) 101 - 102 2001年03月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
東京都奥多摩町で1997~1999年に学術捕獲したツキノワグマ7頭よりダニ類を採集し,2属5種を確認した。
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博物館あるいは相当施設での哺乳類標本の収蔵保管とその活用に向けて 査読あり
山﨑晃司
哺乳類科学 40 ( 1 ) 21 - 29 2000年06月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
茨城県自然博物館での自然史標本の収集保管状況を紹介しながら,各地の自然史博物館でどのように自然史標本(哺乳類標本)を充実させていくべきかについて論じた。
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Fatal lion attacks on local people in the Luangwa Valley, Eastern Zambia 査読あり 国際共著 国際誌
Yamazaki K, Bwalya T
South African Journal of Wildlife Research 29 ( 1 ) 19 - 21 1999年08月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
ザンビア・南ルアングワ地区で発生した3件のライオンによる人身事故について,引き起こした当該プライドの行動圏位置,構成メンバーなどからその発生機序についてまとめた。大きなプライドとの競合に敗れ,公園外に弾き出されたメスグループによるものであることが示された。
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博物館あるいは相当施設での哺乳類標本の収蔵保管とその活用に向けて 査読あり
山﨑晃司・落合 啓二
哺乳類科学 39 ( 1 ) 100 - 103 1999年06月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
博物館において,哺乳類研究の共有財産となる標本資料をどのような戦略で充実させていくべきかについて,いくつかの代表的な博物館の事例を挙げながら論じた。
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菅生沼の鳥類相Ⅰ:定点調査及びラインセンサス結果から 査読あり
栗栖宣博・山﨑晃司・飯田勝明
茨城県自然博物館研究報告 ( 2 ) 83 - 103 1999年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
茨城県西部の菅生沼とその周辺で定点観察とラインセンサスを実施して,開水面の程度と鳥相の相関を調べた。開水面の広さとカモ類の出現に強い相関が認められた。定点調査では13目29科78種を確認した。
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菅生沼の鳥類相Ⅱ:水鳥一斉センサス結果から 査読あり
山﨑晃司・栗栖宣博・飯田勝明
茨城県自然博物館研究報告 ( 2 ) 105 - 110 1999年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
茨城県県西の菅生沼で1995~1997年に水鳥センサスを実施して,9目11科40種の鳥類を確認した。1976~1986年と比較して,カモ類が減少し,コハクチョウが増加した。開水面積の低下と餌付けの影響と考察できた。
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菅生沼周辺で学術捕獲されたタヌキとハクビシンの体計測および生理学的所見 査読あり
岸本真弓・山﨑晃司・栗栖宣博
茨城県自然博物館研究報告 ( 1 ) 97 - 103 1998年03月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
茨城県菅生沼周辺において学術捕獲したタヌキ4頭,ハクビシン1頭について血液性状などを見たが,イヌの正常値と近似した。また麻酔導入には塩酸ケタミンとキシラジンが適当であることが示された。
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Social variation of lion in a male-depopulated area in Zambia 査読あり 国際誌
Yamazaki K
Journal of Wildlife Management 60 ( 3 ) 450 - 497 1996年07月
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
ザンビア・南ルアングワ国立公園において,狩猟の対象となっている6つのライオンプライドの社会システム研究を,ラジオテレメトリー法と個体識別を用いて行い,オスの連立内閣(coalition)の頭数減少と,プライド間での非近親個体の交流を示した。セレンゲティ国立公園などとはことなる可塑性を持った社会システムを初めて明らかにした。
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西丹沢における若齢オスニホンジカの分散の一例 査読あり
山﨑晃司・古林賢
日本林学会誌 77 ( 4 ) 306 - 313 1995年07月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
神奈川県西丹沢において,若齢オスにラジオテレメトリーを装着して,その母親の行動圏からの分散の様式を記録すると共に,生息環境地形のGIS解析を行った。若齢オスは,自身の春期発動と同調させて分散を開始して,入り組んだ地形の場所を選択した。
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栃木県足尾山地安蘇沢地区でのニホンジカ個体群の動態:1984年の異常積雪に伴う大量死とその後 査読あり
山﨑晃司
自然環境科学研究 ( 6 ) 65 - 80 1993年12月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
栃木県足尾山地において,1984年の異常大量積雪の結果,ニホンジカに起こった大量死の経緯をまとめた。その結果,積雪による閉じ込めが起こり,幼獣,オス成獣,そして最後にメス成獣が死亡する機序が示された。