論文 - 山崎 晃司
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Origins and Founder Effects on the Japanese Masked Palm Civet Paguma larvata (Viverridae, Carnivora), Revealed from a Comparison with Molecular Phylogeography in Taiwan 査読あり 国際共著 国際誌
Masuda R, Lin LK, Pei K JC, Chen YJ, Chang SW, Kaneko Y, Yamazaki K, Anezaki T, Yachimori S, Oshida T
Zoological Science 27 2010年06月
記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
外来種であるハクビシンの遺伝耕造を確かめるため，本州，四国，台湾の206頭についてミトコンドリアDNAチトクロームb領域の遺伝子座を調べた。日本産からは4つのハプロタイプしか存在しなかったの対し，台湾産からは計6つのハプロタイプが発見され，多様性が示された。A4版
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阿武隈山地（茨城県・福島県・栃木県）へのツキノワグマの分布拡大の可能性について 査読あり
山﨑晃司・稲葉 修
哺乳類科学 49 ( 2 ) 2009年12月
担当区分：筆頭著者 記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
これまで分布のないとされた阿武隈山地南部におけるツキノワグマ情報を収集し，16例の生息情報を得た。さらに，幼獣1個体の斃死体を回収して剖検を行った。同地での定着・繁殖が示唆された。A4版
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Behavioral study of free-ranging Japanese black bears Ⅰ –Does food abundance affect the habitat us of bears? 招待あり 査読あり
Yamazaki K, Koike S, Kozakai C, Nemoto Y, Nakajima A, Masaki T
FFPRI Scientific Meeting Report 4 “Biology of Bear Intrusions" 2009年11月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
栃木県日光足山地において，2006～2006年に衛星追跡された16頭のツキノワグマの行動圏利用が，堅果類の豊凶にどのように影響を受けたかについて調べた。凶作年には，行動圏が広がると同時に低標高地に移動して，ミズナラの代替としてコナラやクリを使用した。A4版
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Behavioral study of free-ranging Japanese black bears Ⅱ –How does bear manage in a food shortage year? 招待あり 査読あり
Kozakai C, Yamazaki K, Nemoto Y, Nakajima A, Koike S, Kaji K
FFPRI Scientific Meeting Report 4 “Biology of Bear Intrusions” 2009年11月
記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
栃木県日光足山地において，2006～2006年に衛星追跡された16頭のツキノワグマの活動パタンが，堅果類の豊凶にどう応答するか調べた。その結果，日周活動パタンに大きな変化は見られなかったが，冬眠開始時期を凶作年は早める行動が示された。A4版
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Influence of fruiting phenology on fruit feeding behavior of Asiatic black bear, central Japan 招待あり 査読あり
Koike S, Kozakai C, Nakajima A, Nemoto Y, Yamazaki K
FFPRI Scientific Meeting Report 4 “Biology of Bear Intrusions” 2009年11月
担当区分：最終著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
山梨県御坂山地におけるツキノワグマの果実利用を，それぞれの植物種のフェノロジーと果実の成熟程度から検討した。その結果，クマは標高階の相違をうまく利用しながら様々な成熟果実を順番に選択して利用していることが示された。A4版
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Altitudinal changes in the fruiting phenology of a deciduous oak in relation to feeding behavior of the Asiatic black bears 招待あり 査読あり
Nakajima A, Koike S, Masaki T, Shimada T, Yamazaki K, Kaji K
FPRI Scientific Meeting Report 4 “Biology of Bear Intrusions” 72 - 75 2009年11月
記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
栃木県日光足尾山地において，ツキノワグマの利用する果実類の標高階ごとでの成熟度を踏査により調べ，実際のクマの利用痕跡を記録した。フェノロジーに大きな相違はなかったが，樹上での果実の利用可能期間に相違があり，クマはこれをうまく使い分けている可能性があった。A4版
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茨城県でのアライグマの生息動向と今後の管理課題について 査読あり
山﨑晃司・佐伯 緑・竹内正彦・及川ひろみ
茨城県自然博物館研究報告 ( 12 ) 2009年11月
担当区分：筆頭著者 記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
茨城県内でのアライグマの情報収集を試み，2005年以降に県内の3地域で定着繁殖している可能性を示した。また土浦市での捕獲試験により，捕獲効率（0.1頭／100trap nights）が低く，まだ定着初期段階であることを示した。A4版
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茨城県におけるヤチネズミEothenomys andersoniの記録 査読あり
奥村みほ子・岩佐真宏・安田雅俊・山﨑晃司
茨城県自然博物館研究報告 ( 12 ) 37 - 40 2009年11月
担当区分：最終著者 記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
2008年6月および7月に茨城県の阿武隈山地で捕獲された4頭のネズミ類が，頭骸骨および外部形態の特徴から，本県で初記録となるヤチネズミであることが同定された。A4版
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出没をめぐるツキノワグマの生態 招待あり 査読あり
山﨑晃司・小池伸介
森林科学 57 2009年10月
担当区分：筆頭著者 記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
ツキノワグマでの全国で大量出没の恒常化を受け，これまでの日本国内でのツキノワグマ研究のレビューを行うと共に，東京都奥多摩山地と栃木県日光足尾山地で行っている研究成果を要約した。A4版
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低軌道衛星通信を利用したツキノワグマ位置情報のセミリアルタイム送受信システム 査読あり
山﨑晃司・林 友直・横山幸嗣・細川 繁・小藤幸史・木下俊一・小坂井千夏・小池伸介
哺乳類科学 48 ( 2 ) 237 - 243 2008年12月
担当区分：筆頭著者 記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
野生動物のリアルタイム追跡を国産の技術で実現するために，国産低軌道衛星通信を利用した新たなシステムの開発を行い，定置試験と野生ツキノワグマへの装着試験を行った。ハードウェア筐体の強度に課題を残したが，実用性が示された。
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Evaluation of GPS collar performance by stationary tests and fitting on free-ranging Japanese black bears 査読あり 国際誌
Yamazaki K, Kasai S, Koike S, Goto Y, Kozakai C, Furubayashi K
Mammal Study 33 ( 4 ) 131 - 142 2008年12月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
衛星テレメトリーシステムの性能を評価するために，既知座標点での定置試験と，16例のツキノワグマ装着試験を行い，測位成功率や測位誤差について検討した。その結果，特に地形（開空度）やGPS測位間隔の影響を多く受けることとが明らかになった。
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茨城県央部でのカモシカ（偶蹄目）の出現記録について 査読あり
山﨑晃司
茨城県自然博物館研究報告 ( 11 ) 29 - 31 2008年11月
担当区分：筆頭著者 記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
茨城県笠間市に出現した，茨城県からは絶滅したと考えられてきたカモシカの目撃記録をまとめると共に，これまでの県北部でのカモシカの目撃記録などを，猟師などの聞き取りからまとめた。
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ヒナコウモリの茨城県での初認記録について 査読あり
山﨑晃司・安井さち子・廣瀬 誠
茨城県自然博物館研究報告 ( 11 ) 27 - 28 2008年11月
担当区分：筆頭著者 記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
茨城県大子町の八溝山において初記録となったヒナコウモリの採集報告と共に，その標本の形態的特長を述べた。
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A preliminary evaluation of activity sensing GPS collars for estimating daily activity patterns of Japanese black bears 査読あり 国際誌
Yamazaki K, Kozakai C, Kasai S, Goto Y, Koike S, Furubayashi K
Ursus 19 ( 2 ) 154 - 161 2008年11月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
栃木県日光足山地において，活動量センサー付きの衛星首輪をツキノワグマに装着して，その日周活動を推定した。その結果，個体差は存在したが，クマの活動パタンは黎明薄暮に活動が活発化する昼行性であることが明らかになった。
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Examination of captive Japanese black bear activity using motion sensors 査読あり 国際誌
Kozakai C, Koike S, Yamazaki K, Furubayashi K
Mammal Study 33 ( 3 ) 115 - 119 2008年09月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
Lotek社製GPS首輪にビルトインされた活動量センサーの値の意味の検証のために，飼育グマに当該首輪を装着して，その動きをビデオ録画してセンサー値と対比させた。活動と非活動の分岐値を統計的に得ることができ，野外個体への適用が可能となった。
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ニホンツキノワグマの糞に飛来する食糞性コガネムシ 査読あり
小池伸介・葛西真輔・後藤優介・山﨑晃司・古林賢恒
日本林学会誌 88 ( 4 ) 279 - 280 2008年08月
記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
ツキノワグマの糞に飛来する食糞性コガネムシを山梨県芦川村および東京都奥多摩町で調査し，18種を確認した。広域に分布し,他の動物の糞でも確認されている種であった。種により季節消長は異なり,5種は春から秋にかけて成虫が出現したが,13種は特定の季節のみ成虫の出現が確認された。
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クマ類の特定鳥獣保護管理計画の実施状況と課題 査読あり
間野 勉・大井 徹・横山真弓・山﨑晃司・釣賀一二三・高柳 敦・山中正実
哺乳類科学 48 ( 1 ) 39 - 41 2008年06月
記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
日本におけるクマ類の科学的管理の実現を目指して，現在多くの自治体で行われているクマ類特定管理計画の状況をアンケートなどにより調査した。また，計画を固定的なものとせず，フィードバック方式の重要性を説いた。
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Frugivory of carnivores and seed dispersal of fleshy fruits in cool-temperate deciduous forests 査読あり 国際誌
Koike S, Morimoto H, Goto Y, Kozakai C, Yamazaki K
Journal of Forest Research 13 215 - 222 2008年06月
担当区分：最終著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
食肉類5種（ツキノワグマ，テン，アナグマ，キツネ，タヌキ）について，2003～2005年に計377個の糞を採集して含まれる果実種子の内容物を分析した。糞には，調査地の植物種の50%（17種）の果実が含まれ，堅果類を除く種子は破壊されていなかった。これら5種の種子散布者としての能力が示された。
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Fruit phenology of Prunus jamasakura and the feeding habit of Asiatic black bear as a seed disperser. 査読あり
Koike S, Kasai S, Yamazaki K, Furubayashi F
Ecological Research 23 385 - 392 2008年03月
記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
ツキノワグマの種子散布者としての役割を確認するために，ヤマザクラ果実を対象に，野生下でのフェノロジーに併せたクマの応答と，また飼育グマを用いた給餌試験を行った。クマは種子を破壊することなく大量に排出し，広範囲に散布する可能性が示された。
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栃木県および隣県におけるイノシシの遺伝学的特徴 査読あり
永田純子・丸山哲也・浅田正彦・落合啓二・山﨑晃司・山田文雄・川路則友・安田雅俊
栃木県野生鳥獣研究紀要 ( 32 ) 58 - 62 2006年03月
担当区分：筆頭著者 記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
栃木県，茨城県，千葉県のイノシシ計61個体からミトコンドリアDNA分析を行い，3つのハプロタイプを得たが，家畜ブタとの交雑個体は確認できなかった。ただし，この結果を持ってイノブタ存在を否定てきるものではなかった。