論文 - 山崎 晃司
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人工林におけるツキノワグマの潜在的な食物資源量に施業方法・林齢・樹種・シカ密度が与える影響 査読あり
川村芙友美・有本 勲・小池伸介・山﨑晃司・森 貴久
日本森林学会誌 96 2014年04月
記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
東京都奥多摩山地において，スギ・ヒノキ人工林の施行の有無や草食動物であるシカの存在がどのようにクマの食物量に影響を与えるかについて一般線形化モデルを用いて検討した。その結果，森林施行のありなし，またシカ密度の高低によって堅果，液果の資源量に変化が生じることが示された。A4版
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Notes on stomach contents of Japanese weasels (Mustela itatsi) in Ibaraki 査読あり 国際誌
Kaneko Y, Yamazaki K, Watanabe S, Kanesawa A, Hiroshi Sasaki H
Mammal Study 38 2013年12月
記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
茨城県で1995～2008年に回収されたイタチ胃内容物32検体を用いて，食性分析を行った。その結果，性的二型の大きなオスとメスでは，オスが一回に同一品目を大量に摂取することに対し，メスは多様な品目を選択していることが示された。A4版
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ユビナガコウモリの茨城県での初記録について 査読あり
安井さち子・山﨑晃司
茨城県自然博物館研究報告 ( 16 ) 2013年12月
担当区分：最終著者 記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
茨城県日立市の海岸洞窟で初認されたユビナガコウモリについて，通年的な生息動態調査を実施した。その結果，連年的に同地を利用しているが，繁殖コロニーは異なった地点に存在する可能性が示された。A4版
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Fluctuation of daily activity time budgets of Japanese black bears: relationship to sex, reproductive status, and hardmast availability 査読あり 国際誌
Kozakai K, Yamazaki K, Nemoto Y, Nakajima A, Umemura Y, Koike S, Goto Y, Kasai S, Abe S, Masaki T, Kaji K
Journal of Mammalogy 94 ( 2 ) 2013年04月
記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
栃木県日光足尾山地において，活動量センサーを装着したツキノワグマの日周活動量をモデル化して，性，齢，堅果資源量などとの比較を行った。その結果，春から秋にかけて活動量は増加するが，8月下旬に一度下降する変曲点があること，また増減のカーブは性や堅果資源量の多寡によって変化することが示された。A4版
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Direct observation of bear myrmecophagy: Relationship between bears' feeding habits and ant phenology 査読あり 国際誌
Fujiwara S, Koike S, Yamazaki K, Kozakai C, Kaji K
Mammalian Biology 78 ( 1 ) 2013年01月
記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
栃木県日光足尾山地において，ツキノワグマによるアリ類の採食戦略について，アリ類のフェノロジーの観察と共に，クマの採食行動をその採食速度も併せて観察して評価した。アリ類の女王サナギの出現がきっかけになって，クマは採食速度が速めることが可能となり，その結果アリ食に移行することが示された。A4版
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Genetic population structures of the masked palm civet (Paguma larvata, Viverridae, Carnivora) in Japan and Taiwan, revealed from analysis of newly identified compound microsatellites 査読あり 国際共著 国際誌
Inoue T, Kaneko Y, Yamazaki K, Anezaki T, Yachimori S, Ochiai K, Lin LK, Kurtis Pei KJ-T, Chen YJ, Chang SW, Masuda R
Conservation Genetics 13 2012年08月
記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
外来種であるハクビシンの関東での遺伝的特徴を，マイクロサテライト領域を用いて287個体について分析した。その結果，当該地域のハクビシンは台湾由来であること，また台湾の個体群に比べて遺伝的多様性が低いことが示された。A4版
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Insectivory by sympatric five carnivores in cool-temperate deciduous forest 査読あり 国際誌
Koike S, Morimoto H, Goto Y, Kozakai C, Yamazaki K
Mammal Study 37 ( 2 ) 2012年06月
担当区分：最終著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
食肉類5種（ツキノワグマ・テン・アナグマ・キツネ・タヌキ）による昆虫食を，計373個の糞を用いて種間比較した。その結果，クマは社会性昆虫を好んで選択したが，キツネは草原性昆虫，タヌキは広い昆虫種を選択するなど異なった。このことは，動物種ごとの空間利用能力に関係しすると示唆された。A4版
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携帯電話GPS端末を利用したアライグマの行動追跡の実用性について 査読あり
山﨑晃司・佐伯緑
哺乳類科学 52 ( 1 ) 2012年06月
担当区分：筆頭著者 記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
GPS機能付き携帯電話端末を応用した中型野生動物のリアルタイム追跡機材の開発を行い，その実用性の評価を行った。定置試験に比べ，野生アライグマに装着した場合は通信成功率や精度が低下したが，そうしたバイアスを予め考慮すれば，十分に生態調査に実用的であることが示された。A4版
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Myrmecophagy of Japanese black bear in the grasslands of the Ashio area, Nikko National Park, Japan 査読あり 国際誌
Yamazaki K, Kozakai C. Koike S, Morimoto H, Goto Y, Furubayashi K
Ursus 23 ( 1 ) 2012年05月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
栃木県日光足尾山地において，ツキノワグマの夏の主要食物であるアリ類の採食量の推定を，衛星首輪と活動量センサーを用いて行った。クマは長い時間をアリ採食に費やしたが，得られるエネルギーは基礎代謝量にも満たないことが示された。必須アミノ酸などの栄養成分としての利用も示唆されたが，いずれにしても体重増加には貢献しないと想像された。A4版
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The role of dung beetles as a secondary seed dispersers after dispersal by frugivore mammals in a temperate deciduous forest 査読あり 国際誌
Koike S, Morimoto H, Kozakai C, Arimoto I, Soga M, Yamazaki K, Koganezawa M
Acta Oecologica 41 2012年05月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
糞虫の植物種子の二次散布者としての働きを評価するため，ツキノワグマの糞に含まれるサクラ類など5種の種子を用いて実験を行った。糞虫が土中に種子を埋める深さによって発芽率に差異があることが示されたが，糞虫によって土壌表面から埋められることにより発芽率が上がった。A4版
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Spatial and elevational variation in fruiting phenology of a deciduous oak and foraging behavior of Asiatic black bear (Ursus thibetanus) 査読あり 国際誌
Nakajima A, Koike S, Masaki T, Shimada T, Kozakai C, Nemoto Y, Yamazaki K, Kaji K
Ecological Research 27 529 - 538 2012年05月
記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
ツキノワグマの秋期の主要食物であるミズナラ堅果の標高ごとでのフェノロジーと，その変化にクマの側がどう応答するかを調べた。標高ごとでのフェノロジーに有意な相違は無かったが，稿標高地では樹上への堅果の残存率が高く，クマにとってより長く利用できる食物であることが示されたほか，エネルギー量も高かった。A4版
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Effect of hard mast production on foraging and sex-specific behavior of the Asiatic black bear (Ursus thibetanus) 査読あり 国際誌
Koike S, Kozakai C, Nemoto Y, Masaki T, Yamazaki Y, Abe S, Nakajima A, Umemura Y, Kaji K
Mammal Study 37 ( 1 ) 21 - 28 2012年03月
記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
栃木県日光足尾山地において，堅果結実量の年変動にどのようにツキノワグマの動きが応答しているかについて，衛星追跡された13個体のクマのデータを用いて移動距離から検討した。オスメス共に堅果不作年には移動距離を伸ばしたが，その傾向はよりメスに顕著であることが示された。A4版
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Seed removal from vertebrate faces by rodents: seed fate of seeds dispersed by Asiatic black bear 査読あり 国際誌
Koike S, Morimoto H, Kozakai C, Arimoto I, Yamazaki K, Iwaoka M, Soga M, Koganezawa M
Wildlife Biology 18 2012年03月
記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
ツキノワグマによる種子散布の能力を測るために，5種のサクラ類など果実に処理を施し，自動撮影カメラでその挙動を記録した。その結果，多くの種子が齧歯類などにより運び去られたが，2.1～5.1%の種子が発芽した。齧歯類は種子の密度を下げる働きをして，発芽率を上昇させたと考えられた。A4版
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在来種の混獲防止トリガー付きアライグマ捕獲罠の有効性について 査読あり
山﨑晃司・佐伯 緑・廣原正則・坂本 努
茨城県自然博物館研究報告 ( 14 ) 2011年11月
担当区分：筆頭著者 記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
茨城県かすみがうら市と坂東市において，新たに開発した混獲防止用はこ罠を用いてアライグマの捕獲試験を実施して，従来の踏み板式のはこ罠と捕獲効率に有意差がないことを示した。イヌネコの混獲防止にも効果があることが示された。A4版
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Effect of mast production on home range use of Japanese black bears 査読あり 国際誌
Kozakai C, Yamazaki K, Nemoto Y, Nakajima A, Koike S, Abe S, Masaki T, Kaji K
Journal of Wildlife Management 75 ( 4 ) 2011年05月
記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
栃木県日光足尾山地において，2006～2008年にかけて衛星テレメトリーシステムを装着した13頭のツキノワグマの行動追跡を行い，堅果類の豊凶にどのように応答するか調べた。不昨年には行動圏を伸長し，低標高地に移動したが，堅果の豊凶に加え，果実樹種の分布にも応答することが示された。A4版
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Estimate of the seed shadow created by the Asiatic black bear (Ursus thibetanus) and its characteristics as a seed disperser in Japanese cool-temperate forest 査読あり 国際誌
Koike S, Masaki T, Nemoto Y, Kozakai C, Yamazaki K, Kasai S, Nakajima A, Kaji K
Oikos 120 280 - 290 2011年02月
記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
ツキノワグマの種子散布者としての能力を評価するために，果実種子の体内滞留時間，移動予測距離などをテレメトリーデータなどから算出した。クマの種子の体内滞留時間は約15～19時間で，種子散布距離は500～22000mにも及ぶことが推定された。A4版
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Ixodid ticks collected from Japanese black bears in the Northern Kanto district, central Japan (Arachnida, Acarina) 査読あり
Yumoto K, Yamazaki K, Koike S, Kozakai C, Nemoto Y, and Nakajima A
Bulletin of Ibaraki Nature Museum ( 13 ) 2010年11月
記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
2008 年に栃木県日光市で学術捕獲されたツキノワグマおよび2006 年に茨城県大子町において交通事故死したツキノワグマ15 個体から，3 種のマダニ228 個体を採集した．これらの種は同属の，キチマダニ，ヤマトチマダニ，フタトゲチマダニであった.A4版
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New methods for species and sex determination in three sympatric Mustelids, Mustela itatsi, Mustela sibirica, and Martes melampus 査読あり 国際誌
Sekiguchi T, Sasaki H, Kurihara Y, Watanabe S, Moriyama D, Kurose N, Matsuki R, Yamazaki K, Saeki M
Molecular Ecology Resources 10 2010年11月
記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
日本産イタチ科3種（イタチ，チョウセンイタチ，テン）の種および性判定に用いる遺伝子解析のためのD-loop領域のプライマー開発を行った。A4版
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在来種の混獲防止トリガー付きアライグマ捕獲罠の導入について 査読あり
山﨑晃司・佐伯緑
茨城県自然博物館研究報告 ( 13 ) 2010年11月
担当区分：筆頭著者 記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
省力的なアライグマ防除計画を進める上で，捕獲の際の在来種の混獲を防ぐためのはこ罠を開発し，その効果の評価を行った。タヌキの混獲防止に効果があり，また赤外線自動撮影カメラと併用することで，状況の確認が廉価に行うことが可能となった。A4版
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茨城県北部の小川群落保護林およびその周辺における野生哺乳類の記録 査読あり
安田雅俊・奥村みほ子・山﨑晃司
茨城県自然博物館研究報告 ( 13 ) 2010年11月
担当区分：最終著者 記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
茨城県の北部県境に位置する小川群落保護林とその周辺における野生哺乳類に関する記録をとりまとめ，7 目12 科24 種の野生哺乳類について85 件の記録を収集した。A4版