論文 - 石川 忠
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Intraspecific variation of Eysarcoris guttigerus (Hemiptera: Pentatomidae) in Japanese southwest population based on mitochondrial DNA 査読あり
Yamaji, T., Ishikawa, T. and Nomura, M.
Journal of Insect Science 16 1 - 7 2016年01月
担当区分：責任著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
昆虫類カメムシ目のマルシラホシカメムシの日本個体群について，集団遺伝的構造を解析し，日本における種内の系統と生物地理について考察した．東アジアに広く分布するマルシラホシカメムシは，日本では本州から沖縄まで見られる，しかし，八重山列島の個体群には斑紋の一部が赤化する種内変異が知られている．この変異について集団遺伝学的な見地から，遺伝子領域のCO1, Cytb, tRNA, ND1, 16SrRNAを用いて13個体群間で解析し，分子系統樹を作成した．その結果，赤化斑紋をもつ八重山個体群は，他の個体群から遺伝的にはっきりと異なることがわかり，地史的に慶良間ギャップが形成されたころに個体群が独立したことが生物地理学的に推察された．
その他リンク： https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4725256/
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Molecular identification of two flightless weevils of the genus Scepticus Roelofs (Coleoptera: Curculionidae) inhabiting seashores in Japan 査読あり
Yamashita, Y., Kojima, H., Ishikawa, T. and Kobayashi, N.
Japanese Journal of Systematic Entomology 21 199 - 202 2015年11月
担当区分：責任著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
昆虫類コウチュウ目の海浜性ゾウムシ2種について，分子系統解析(/)-を行った，これらの2種は互いに酷似し，種としての独自性があるかどうか（2種であるか，1種であるか）が問題視されていた．本論文の解析で使用した遺伝子領域はミトコンドリアDNAのCO1のDNAバーコード領域(/)-である．分子実験をひととおり行った解析(/)-の結果，それら2種は遺伝的に見て明瞭に異なる(/)-ことがわかり，したがって，分子遺伝的に互いに独立した種である(/)-と考察された．
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Canopy crane survey of the hemipteran assemblage structure in a Bornean forest 査読あり
Kishimoto-Yamada, K., Ishikawa, T., Saito, M. U., Meleng, P., Tanaka, H. O. and Itioka, T.
Raffles Bulletin of Zoology 63 471 - 483 2015年10月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
熱帯雨林に生息する節足動物の生物多様性は非常に高いが，熱帯雨林に生息する種多様性や群集構造については不明である．熱帯雨林（ボルネオ島）の樹冠部に優勢的に生息するカメムシ目昆虫類について，その豊富さ，種の豊かさ，および種構成といった生物多様性・群集生態(/)-を，一斉開花現象と関連付けて調査した．その結果，一斉開花期で種多様性と種構成が大きく変動したため，植食性カメムシ類は花や蕾，種（たね）の量に影響を受けていると考えられた．さらに，捕食性カメムシ類でも同様に高くなる傾向が認められ，これも一斉開花による影響であると考えられた．
その他リンク： http://zoobank.org/References/120D2A8E-A4D0-43BC-B07B-AAB0D02B699D
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Inventory of the Heteroptera (Insecta: Hemiptera) in Komaba Campus of the University of Tokyo, a highly urbanized area in Japan 査読あり
Ishikawa, T., Saito, M., Kishimoto-Yamada, K., Kato, T., Kurashima, O. and Ito, M.
Biodiversity Data Journal 3 e4981 2015年04月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
カメムシ目は主要な昆虫類の一群である．カメムシ類について，小さな都市緑地である大学キャンパスにおいてインベントリ調査を行った．その結果，115種のカメムシ類を得た．種の同定は必要に応じて，アルカリ金属の特性によって起こる，水酸化ナトリウムがタンパク質を変性させる作用を利用し，筋肉を除去した後に行った．キャンパスには高い種多様性が認められた．複数の緑地間で，種構成を比較するために行ったクラスター解析の結果，緑地ごとに種構成がかなり異なることも明らかとなった．これは，緑地ごとに独自の生態系があることを示唆する．したがって，都市の緑地であっても保全や管理の方法が生物多様性や生態系に影響を及ぼすことがわかった．
DOI： 10.3897/BDJ.3.e4981
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The assassin bug subfamily Tribelocephalinae (Hemiptera: Heteroptera: Reduviidae) from Japan, with descriptions of eight new species in the genera Opistoplatys and Abelocephala 査読あり
Ishikawa, T., Cai, W. and Tomokuni, M.
Zootaxa 3936 151 - 180 2015年03月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
昆虫類カメムシ目のテングサシガメ亜科について，日本産の種を昆虫分類学的に研究した結果，8種の未記載種が認められた．実体顕微鏡，光学顕微鏡，走査型電子顕微鏡を駆使して形態を精査し，写真および描画による図を作成するとともに詳細に記載した．観察は，水酸化カリウムや水酸化ナトリウムの無機化合物がタンパク質を腐食する作用を利用して昆虫の筋肉を除去して行った．また，テングサシガメ類の採集の際に得られた生態学的情報を整理し，生態について考察した．
DOI： 10.11646/zootaxa.3936.2.1
その他リンク： http://biotaxa.org/Zootaxa/article/view/zootaxa.3936.2.1
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The assassin bug subfamily Harpactorinae (Hemiptera: Reduviidae) from Vietnam: an annotated checklist of species 査読あり
Truong, X. L., Cai, W., Tomokuni, M. and Ishikawa, T.
Zootaxa 3931 101 - 116 2015年03月
記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
ベトナム産のモンシロサシガメ亜科の種について，分布情報および分類学的知見とともに整理した．35属65種が認められ，32種がベトナムから初記録となった．
DOI： 10.11646/zootaxa.3931.1.7
その他リンク： http://biotaxa.org/Zootaxa/article/view/zootaxa.3931.1.7
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岩手県葛巻町のカメムシ
長島聖大・石川 忠・鈴木海花・佐藤 斉・小野公代
伊丹市昆虫館研究報告 3 37 - 44 2015年03月
担当区分：筆頭著者 記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（大学，研究機関等紀要）
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日本原色カメムシ図鑑第3巻に掲載されたハイイロイボサシガメの国内分布域の訂正 査読あり
石川 忠
Rostria 57 56 2014年11月
記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
日本原色カメムシ図鑑第3巻に掲載されたハイイロイボサシガメの分布を訂正した．
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マダラツチカメムシの樹上からの採集例 査読あり
石川 忠・長島聖大
Rostria 57 75 - 77 2014年11月
担当区分：筆頭著者 記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
マダラツチカメムシをハルニレの樹上から採集したことを報告し，その生態について議論した．
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岡山県で採集されたゴミアシナガサシガメ 査読あり
宍戸孝行・石川 忠・長島聖大
Rostria 57 57 - 58 2014年11月
担当区分：責任著者 記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
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ニセカシワトビカスミカメの59年ぶりの再発見 査読あり
石川 忠・安永智秀・伊藤元己
Rostria 56 31 - 32 2014年01月
担当区分：筆頭著者 記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
都内の緑地から59年ぶりの再発見となるニセカシワトビカスミカメを記録した．
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Two new species of the plant bug genus Sejanus Distant from Japan (Heteroptera: Miridae: Phylinae: Leucophoropterini), inhabiting urbanized environments or gardens 査読あり
Yasunaga, T., Ishikawa, T. and Ito, M.
Tijdschrift voor Entomologie 156 151 - 160 2013年12月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
東京の都心部と長崎の平野部から発見されたクロツヤチビカスミカメ属のカメムシを新種として発表した．都市部緑地の保全についても言及した．
DOI： 10.1163/22119434-00002025
その他リンク： http://booksandjournals.brillonline.com/content/journals/10.1163/22119434-00002025
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明治神宮の半翅類（腹吻類を除く） 招待あり
石川 忠・林 正美
鎮座百年記念第二次明治神宮境内調査報告書 268 - 280 2013年09月
担当区分：筆頭著者 記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（その他学術会議資料等）
明治神宮から36科151種の半翅目昆虫を記録した．得られた種構成から判断すると，明治神宮は草地や陸水域は限られるものの，落葉広葉樹から常緑広葉樹まで多種の木々からなる豊かな緑地だといえる．
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農業環境技術研究所所蔵のサシガメ科（昆虫綱：カメムシ目）標本目録 査読あり
中谷至伸・吉武 啓・吉松慎一・石川 忠
農業環境技術研究所報告 32 11 - 37 2013年06月
担当区分：筆頭著者 記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（大学，研究機関等紀要）
その他リンク： http://www.niaes.affrc.go.jp/sinfo/publish/bulletin/niaes32-2.pdf
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日本におけるアシナガサシガメ有翅型の発見 査読あり
前原 諭・石川 忠
Rostria 55 40 - 42 2013年05月
担当区分：責任著者 記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
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チャイロサシガメを茨城県から確認 査読あり
野村拓志・佐藤諒一・石川 忠
Rostria 55 46 - 47 2013年05月
担当区分：責任著者 記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
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The lygaeoid bug genus Sadoletus Distant (Hemiptera: Heteroptera: Heterogastridae) from Japan 査読あり
Ban, T. and Ishikawa, T.
Zootaxa 3609 195 - 203 2013年01月
担当区分：責任著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
日本産キノウエナガカメムシ属について分類学的に3種に整理した．そのうちの1種は南西諸島からの新種として記載した．
DOI： 10.11646/zootaxa.3609.2.5
その他リンク： http://biotaxa.org/Zootaxa/article/view/zootaxa.3609.2.5
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鹿児島市内でトコジラミを採集
工藤雄太・石川 忠
Satsuma 62 263 - 264 2012年09月
担当区分：筆頭著者 記述言語：日本語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
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Two pentatomine stink bugs (Heteroptera: Pentatomidae) new to the Japanese fauna 査読あり
Ishikawa, T., Takahashi, K. and Takai, M.
Rostria 54 57 - 59 2012年08月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
日本から未記録であったカメムシ科の2種，ヨロイトビイロカメムシとスジトビイロカメムシを本邦から新たに記録した．
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The emesine assassin bug genus Empicoris (Hemiptera: Heteroptera: Reduviidae) from Vietnam, with descriptions of two new species 査読あり
Ishikawa, T., Truong, X. L. and Okajima, S.
Zootaxa 3181 47 - 57 2012年02月
担当区分：筆頭著者 記述言語：英語 掲載種別：研究論文（学術雑誌）
マダラカモドキサシガメ属の5種をベトナムから確認し，分類学的に整理した．そのうちの2種は新種として命名記載され，ほかの2種は同国で初めて記録された．