論文 - 町田 怜子
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景観認識特性に基づく国立公園阿蘇地域における二次草原の景観計画に関する研究
猪瀬怜子他
2005年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:学位論文(その他)
阿蘇くじゅう国立公園の二次草原を対象に、従来の国立公園計画では解決が難しい維持管理の滞りにより発生している課題を解決するため、国立公園の景観管理のための評価軸とその評価手法を提案した。本研究では、「地元住民や二次草原の維持管理に係る多様な主体の認識構造の特性」と「地形特性からみた草原景観タイプによるゾーニング」の評価手法を提案し、これらの評価軸が国立公園の景観管理計画に適用できるかを検証した。
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地図指摘法を用いた阿蘇の草原景観に対する地元住民の認識に関する研究 査読あり
猪瀬怜子,佐藤芳郎,麻生恵
レジャー・レクリエーション研究 52 1 - 9 2004年11月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
阿蘇地域の二次草原は維持管理の滞りにより藪化し荒廃してきている。そのため阿蘇地域の草原保全を考える上で、地元住民が重要だと認識している草原景観を抽出し、その共通認識を明らかにすることが必要である。そこで、本研究では、地図指摘法を用いて阿蘇の草原景観に対する地元住民の認識を調べ、地元住民が共通認識を持ちやすい草原景観の抽出、及び、阿蘇の地形特性と地元住民の認識構造の関係性を明らかにした。
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阿蘇地域における草原景観の分類とその景観イメージに関する研究 査読あり
猪瀬怜子,栗田和弥,畔柳直美,宮川浩,麻生恵
ランドスケープ研究 65 ( 5 ) 621 - 626 2002年05月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
阿蘇くじゅう国立公園阿蘇地域の二次草原は、維持管理の滞りにより失われつつある。本研究では国立公園の景観保全の観点から草原景観の分類を試み、さらにそのイメージ特性を調査した。その結果、阿蘇地域の草原景観は立地する地形条件を基本に9つのタイプ分類がされ、各タイプの草原景観のイメージ調査を行った結果、阿蘇地域の草原景観は広がりや雄大さだけでなく迫力やわらかさなど多様なイメージで捉えられることがわかった。